原点にして頂点の酒漫画
原点にして頂点という言葉をこの漫画に捧げたい!! 現代的なアイテムや背景が登場すればするほど、時代感のアップデートされなさが浮き彫りになっていく酒のほそ道。 楽しく美味しく呑めればいいじゃないかと言いながらもめんどくさい酒呑みばかりが登場し、でも結局みんな楽しければいいじゃないかというところに収束していく酒のほそ道。 アプデ前の人も後の人も、楽しくなるまで呑んで食べればそれでいいよね。自分がよければいいの極地がここにある。みんな自分勝手に楽しければいいんです! という空気感が絶妙に好きなんですよね。 めんどくさいこと言いながら、干渉し合っているよいでありながら自由に酒を楽しんでいる宗達がなんだかんだ好きなんだなあ。 自宅でつまみを作りながら酒を飲む回はレシピ漫画としても重宝するし、一人酒も飲み会もちょっといい店もいろんな酒の楽しみ方が学べる(?)のもいいところ。 時代に迎合することもなく、自分の信念を押し付けることもなく、適度にめんどくさいリアルなスタイルを貫いてくれる酒のほそ道が好きです。 誰よりもめんどくさいカスミちゃんがどんどん宗達に影響されてるのかわいい。めんどくさかわいい。
祝・第48巻発売。そして購入。
半年に一度づつ、大体に6月と12月に単行本が出るのが
酒ほそのパターン。
なので収録作品も半年分で1冊になる。
たぶんだが第48巻の第一話がおそらく今年の
3月くらいかのゴラク掲載話だと思う。
第2話のなかで「確定申告が」とかの話題が出ているので。
巻末のほうにはなんか最近読んだばかりのような
印象がまだ残っている「イクラ回」が掲載されている。
イクラ回は確か9月末か10月頭のゴラク掲載。
やはりラズウェル先生が骨折して19年年末年始に
1っか月くらい連載が止まった分だけ、
作品のストックから出版までの間隔が狭まってるね。
(実際の怪我で休載後の連載再開話は
第47回のストーブ回かその前の回くらいかと思うが)
もともと「酒のほそ道」は酒と肴の歳時記漫画であり、
週刊誌掲載時点ではリアルにその時の季節の話が多い。
だが単行本でまとめ読みすると話の進行による
季節の流れの早さにとまどうところがある。
今回の、12月下旬に購入した第48巻、
ぎりぎり鍋の季節の話題から始まっていて、
まあこれはたぶん2月のことだとしても
寒い鍋の季節ではあるので違和感が少なかったが、
あっというまに春の話題、夏の話題となり、
秋まで来てしまっている。
次の第49巻は6月発売で、多分、12月くらいのネタの漫画から
開始となるだろう。
ちょうど半年、季節がズレちゃったね。
まあ中途半端に季節が現実とずれているときに
単行本を読むよりも、
12月から5月あたりまでのネタの話を
6月あたりに読むのは・・
ちょうど良い・・のかな(笑)