近藤聡乃を知ったときと似た感覚を覚えた
私が初めて近藤聡乃さんを知ったのは映像クリエイターとしてだったので、漫画も描くと知って驚いたのを覚えてます。YouTubeで久野さんの映像作品も拝見しましたけど、映像クリエイターとしての仕事と同時にこの個性豊かな漫画作品を世に送り出したと考えると本当に「才能ってやつだな」としか言えない。 短編それぞれの感想を言葉にするのは正直難しい。キャラクターそれぞれはとても魅力的で、物語の中にも入り込めるんだけど、結局何がいいたいのかとか、意味がわからないものが多かった。汲み取る力がなくて申し訳ない。なのでこれは矛盾してるかもしれませんが、ファンにはなりました。是非ともまた漫画を描いてほしい。よろしくおねがいします。
アニメーション作家として文化庁メディア芸術祭新人賞も受賞したことのある久野遥子の初作品集。
表題作の『甘木唯子のツノと愛』の他に『透明人間』『へび苺』『IDOL』が収録されている。
『透明人間』が2010年の作品なので、7年に渡って描かれた作品。
わたしのお気に入りは『甘木唯子のツノと愛』で、ツノが象徴的な、兄妹だけの独自の世界があって、読後感はじんわり痛い。