「働く」とは
この作者のかたの読切は公開されているものはひととおり読んでますが、このゆっくりと、しかし確実に核の部分に何かを突き刺してくる感覚がたまらなく好きです。 今作の主人公は心情の部分があまり詳細に描かれないので何を考えているのかわからないんだけど、こうしないと生きていけないのかなーとか考えたりしました。
ひな祭りのお雛様、子どもの日の鯉のぼりに、七夕の織姫と彦星。特別な日を彩るモノから、喫茶店の三点セットやホームベーカリー、夏休みの校舎に、ベランダの洗濯ばさみ…… など、私たちの日常にあるモノまで。決して話はできないけど、彼らの言葉に耳を傾ければ、とても雄弁に語る――― かもしれない。そんな「もしかしたら」を描く、新感覚ショートストーリー集!
最初読んだとき、事前情報が全くなかったからなんの話だ?って思ったが、2話目で「ああ主人公そっちなのね」って気づいて、それ以降は普通に読めた。