なおなお1年以上前編集同じことを何度も書いて恐縮ですが、単行本は各巻9話ずつ収録されており、例外は1巻は2話少なく、6巻は1話多くなっています。従ってこのままいくと単行本には9の倍数マイナス1話ずつ収められていくことになります。ということは第9巻は80話まで、つまり今回の話です。 冒頭にこれを書くのは、物語がすごい勢いでたたみにかかっているような気がするからです。 今回の話でさつきとみきおのこれまでの歴史が明らかになりました。 もしかしたらこれから先、みきおのこれまで、バックグラウンドがどんどん明らかになってゆき、その上でいわゆる最終決戦となり、そして89年編は閉じられ、最後に、結果としての現代が明らかになるという結末でしょうか。 話を戻します。今回の回想から、明音を殺したのと同様音臼事件もまた、「欲しいものを手に入れる」ことが動機のすべてだったのでしょうか。結果鈴のことを悪く言ったり悲しませたりする者には死を、ついでに自分の正体を知ってしまった者にも死を、ということか。もうこうなると悪魔と呼ばれるレベルだし、「もう疲れた…終わりにしたい」は本音だったと思う。 そして鈴のいたしらぎくの杜まで突き止めていたことは驚きだ。 そしてあのカセットを見つけ、事実を知ってしまったさつきはサポートを申し出る。これもまたショックではある。背景上同情できる面はあるとはいえ、ちゃんと罪を償い処罰を受け、しかるべき治療をさせるべきだった。結果がさつき自身が彼の生き方を受け入れ、皮肉なことに自らがみきおの暗黒面を反映した生き方、キャラクターになってしまったということか。ちょっと受け入れ難くも感じるが。 事実がすごい勢いで明らかになる中、今回はさつきとみきおの現代までのダイジェストだった。彼女の人生って何だったんだろうかと思えるストーリーだ。「余計に頑張り過ぎた」は数々の恩のある人、とりわけ親に向かって言う言葉ではあり得ない。。それにしても最後のコマのみきおは気持ち悪い目をしている。 来週が一回休みになるけれど、さつき殺害を阻止できるとしたら、電話がかかってきた時に心もまた学校にいたはずで、気が付いていたら後をつける、場合によっては佐野文吾も急行させるという展開だろうか。ただこれで二人を確保できれば89年編は一気に終局になるけれど。それともさつきなしでお泊まり会は開かれてしまうんだろうか。気の抜けない展開になってきたと思う。 6わかるmode_comment1返信favoriteわかるreply返信report通報
あらすじ1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。続きを読む
同じことを何度も書いて恐縮ですが、単行本は各巻9話ずつ収録されており、例外は1巻は2話少なく、6巻は1話多くなっています。従ってこのままいくと単行本には9の倍数マイナス1話ずつ収められていくことになります。ということは第9巻は80話まで、つまり今回の話です。
冒頭にこれを書くのは、物語がすごい勢いでたたみにかかっているような気がするからです。
今回の話でさつきとみきおのこれまでの歴史が明らかになりました。
もしかしたらこれから先、みきおのこれまで、バックグラウンドがどんどん明らかになってゆき、その上でいわゆる最終決戦となり、そして89年編は閉じられ、最後に、結果としての現代が明らかになるという結末でしょうか。
話を戻します。今回の回想から、明音を殺したのと同様音臼事件もまた、「欲しいものを手に入れる」ことが動機のすべてだったのでしょうか。結果鈴のことを悪く言ったり悲しませたりする者には死を、ついでに自分の正体を知ってしまった者にも死を、ということか。もうこうなると悪魔と呼ばれるレベルだし、「もう疲れた…終わりにしたい」は本音だったと思う。
そして鈴のいたしらぎくの杜まで突き止めていたことは驚きだ。
そしてあのカセットを見つけ、事実を知ってしまったさつきはサポートを申し出る。これもまたショックではある。背景上同情できる面はあるとはいえ、ちゃんと罪を償い処罰を受け、しかるべき治療をさせるべきだった。結果がさつき自身が彼の生き方を受け入れ、皮肉なことに自らがみきおの暗黒面を反映した生き方、キャラクターになってしまったということか。ちょっと受け入れ難くも感じるが。
事実がすごい勢いで明らかになる中、今回はさつきとみきおの現代までのダイジェストだった。彼女の人生って何だったんだろうかと思えるストーリーだ。「余計に頑張り過ぎた」は数々の恩のある人、とりわけ親に向かって言う言葉ではあり得ない。。それにしても最後のコマのみきおは気持ち悪い目をしている。
来週が一回休みになるけれど、さつき殺害を阻止できるとしたら、電話がかかってきた時に心もまた学校にいたはずで、気が付いていたら後をつける、場合によっては佐野文吾も急行させるという展開だろうか。ただこれで二人を確保できれば89年編は一気に終局になるけれど。それともさつきなしでお泊まり会は開かれてしまうんだろうか。気の抜けない展開になってきたと思う。