sinkで出来ていたことが出来ていない
漫画家としての作者の実力はここで記述するまでも無い程に圧倒的なのは周知の事実である。しかし、この作品においては、その実力を発揮しきれていない。サスペンスにも関わらずコマ割りが細かくテンポ良く進むため、サスペンスが必要な箇所でなんてこと無い日常の様に進んでいってしまう。ましてや大ゴマにする必要の無い箇所で大ゴマにしてしまっている。絵の造形も不気味な雰囲気が失われギャグのキャラ造形になっている為、ここでもサスペンスが失われる。sinkで出来ていたことが何故出来ていないのだろうか?
ずんぐりむっくりしていてすぐ怒るけど、顔が可愛い妻。太ってるのを気にしてるのにすぐメロンパン食べちゃうのもまた可愛い。
そんな妻にメロメロな福満しげゆきがただ日々を綴っていくのだが、たまに出てくる子供の描写が適当過ぎて狂気を感じる。自分の子供なのに……
全然売れてないみたいだけれど、大好きなので終わってほしくない。みんな読んでください。