不時着した星で嫁ができて英雄になるフリーター
地球から他の惑星へ行き来できるようになった近未来、宇宙間の運送業をしている「ひまわり運輸」で働いてるフリーターの高市は、業務中の事故で地図にも載っていない見知らぬ星に不時着してしまう。そこにはカエルのような宇宙人?が暮らす村々があって、高市のことをものすごく手厚く歓迎してくれるのだが、どうしても地球に帰りたい高市は鬱屈した日々を送っていた。しかし人間の姿をした可愛い女の子を見かけたことがきっかけで、この世界の秘密を知っていくこととなる…! あらすじにしたら小難しくなっちゃいましたが、後書きにも「子供の頃にらくがき帳に描いてたような漫画ができた」とあるように、子供みたいな無邪気な発想で、大人が読んで楽しいロマンスやアクションが描かれていています。面白かったです!高市と一緒に遭難した社員の山本さんがラーメン屋を開業して成功するくだりが好きでした。
カエルたちの文明が中世くらいの古さで、生活はアジアっぽい、人型の住民は機械とか作れる割にタバコを知らなかったりする、みたいな色々ちぐはぐしているんだけど、いい感じ合わさっていて世界観がすごい好きだった