RiN完結したのでネタバレ込みで総決算にコメントする
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名無し
1年以上前
あなたの言う通りだと思いますが、この作風じゃないと軽く読めないし前に進めないのがハロルド作石という漫画家だと思います。女性的な複雑で面倒な心理描写や愛情にいちいち付き合うと、話がそちらに引きずられてします。現実社会でも愛情嫉妬深いメンヘラ女に関わると前に進めないのは同じように思います。だから本当はダメなんだけどそこらへんはノイズとして追及しないほうが自分の表現したいものが描けるということだと思います。女性の心理を味わいたいのなら素直に少女漫画がいいと思う(岩舘真理子がおすすめです)。ハロルド作石の女性心理の切り捨て方は、ヴィンランドサガの雑魚キャラの死に方にも通じるものがあるかもしれない。あの殺し方は斬新です。主要なキャラ以外の死んでいる場面は、全く死んでいるという感覚がない。 私は山田芳裕の描く漫画が好きなんですが、この2人は共通点があって壮大な直観力やイマジネーションがありながら佳作ばかりというか、佳作までしか描ききらない。表現したい事が先に出すぎてしまい勢いが保てない。だから地味な題材の方が続く。たとえば度胸星なんかも描き続ければ漫画至上最高のSFになった可能性がある(宇宙兄弟なんかよりよっぽど面白い)が、物理学1つをとってもその道にしか辿り着けない境地があり、それを漫画家のイマジネーションだけで描こうとしても描き切れない。結局自ら打ち切りのような形で幕を閉じた。この作品はBECKと違い漫画という自分のプラットフォームで地道にやるのかなと思いましたが、結局は表現者としての感じていることを出すことに方向性が向いてしまいましたね。職業漫画家というよりは表現者の色が強いと思います。 ハロルド作石の漫画はこの軽さと熱さ加減が魅力であり、折り合いがついている。山田芳裕はもっと熱いし細かいですね。黒田硫黄も才能は凄かったがそんな印象でセンスだけで燃え尽きてしまった。みんなイマジネーションが先行して、描き切りたい本当のものが描き切れてない感じです。まあそれが漫画家の持つ力であり、限界でもあると言えると思います。手塚なんかの火の鳥も結局未完に終わりましたし。 古事記や日本書紀、人類史などに興味があるなら諸星大二郎がおすすめです。簡潔に情報と想念がうまくまとまっている。進撃の巨人の元ネタが多数出てきます。ただこのハロルド作石のRINもライトな感覚ながら、要所の伝えたいことは表現出来ている佳作と思います。全てのものには魂が宿り、それを現代人は感覚的に失っている。何度も繰り返し他の有機物と混ざり合って奇跡的に人間に生まれたからには、外部のノイズではなく内部に響く何かの声に従うべきだ、人間に生まれたからには何かを再生して生まれ変えていくことが必要だということだと思います。最終的にRINと主人公は、太古の昔の悲劇をハッピーエンドに塗り替えることができたと言えるのではないでしょうか。

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刃牙らへん

バキのレビュー…考えてみたら初めての体験…

刃牙らへん
toyoneko
toyoneko

正直言うとですね、「バキ道」を最後まで読んで、あぁこれはもうダメかな、と思ったんですよね 連載開始のタイミング的に、「バキ道」は、「鮫島」への追悼の意味もある作品かと思っており、それなりに期待していたんですが、バキの世界観だと、力士との闘いというのは遥か昔に終わっている話でして、まぁ案の定というか、結局、何だかあまり盛り上がりも無く終わった、という印象でした 私は、バキシリーズ大好きですし、チャンピオン読者としてずーっと追っていたシリーズなんですが、チャンピオンの購読をやめて、「バキ道」も読まなくなりました そんな中、ふと漫画喫茶で「バキ道」を最終巻まで全部読んで、あぁこれはもうダメかな、と思ったのです(ついでに、「ゆうえんち」の方が遥かに面白いな、とも) ということで「バキ道」に見切りをつけたのですが、今度は「バキらへん」というヤケクソみたいなタイトルの連載が始まるというので、あぁこれはもう本格的にダメだなと思って、初回からノーチェックでした とはいえ、一応気になって、コミック1巻はとりあえず買ってみたのです そうするとこれが…意外と面白い バキシリーズには、面白い部分と、つまらない部分があります 特に「つまらない部分」は分かりやすくて、 ・ 刃牙の戦い ・ 現実にいそうな「強者」との闘い は、基本的につまらないです(一部例外はある) いや、「グラップラー」の頃の刃牙の戦いは面白かったと思うのですが、SAGAを経験したあたりから刃牙の性格がねじまがっていって、それに加えて非常に強い主人公補正もかかるようようになり、「主人公が出てくるとつまらなくなる」という、不思議な現象が起きるようになり、刃牙の戦いは、つまらなくなりました 現実にいそうな「強者」との戦いは、これも、「グラップラー」の頃は良かったのですが、どんどん強さがエスカレートしてしまい、普通にバキワールドの人間が勝つだけになってからは、つまらなくなりました 「バキ道」なんかはこれにあたると思います(ただ、烈海王ボクシング編とかは、意外と面白かった) いずれにも共通するのは、結果がみえている、ということ 読んでいてのワクワクがありません そのうえで、「バキらへん」ですが、 これは、この「つまらない部分」を排除してるんですね つまり、「バキらへん」は、 ・ 刃牙は(今のところ)戦わない ・ バキワールドの住人同士で戦う という話のようなので、戦いの勝敗が読みにくく、それが面白さに繋がっているように思います まぁバキワールドの住人同士でも優劣関係はあるので、ある程度勝敗予想できますが、それでも充分に面白く仕上がっています バキシリーズを見切ってしまった方には是非お勧めしたい作品です …と言いつつ、まだ2巻までしか出てないので、今後どうなっていくかはまだ不安ですが… なお2巻のハイライトは、ジャックと勇次郎がご飯を食べるシーン(添付)

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