どんとくらいがーる
あらすじ
親の不手際で知人宅に居候することになった悲劇の少女・たえ子。そしてピンポン鳴らすと真っ裸でドアを開けた裸族の男・升田。清純な女子高生相手に、裸でお出迎え…?まさに衝撃の初対面。たえ子が17年間積み上げてきた価値観が、グラグラと音を立てる。これって現実?わたし、今、正気?泣いていても始まらない、爆笑青春ストーリー♪
あねのけっこん
あらすじ
もう恋愛だの結婚だのは煩わしいと思っている独身女性ヨリ(39歳)の前に、突如として幼なじみと名乗る怪しいイケメンが現れる。新手の詐欺かと思いきや、本当に少年の頃からヨリを慕っていた精神科医・真木。しかし彼は妻帯者だった……。避けよう避けようとするヨリを追い詰める真木。さらに真木の妻はヨリにそっくりの容貌だった。同居する妹の心配をよそに事態はだんだん泥沼に。この恋愛(?)の行く末はどこに落ち着くのか?
なみだあめとせれなーで
あらすじ
ある日突然、音楽の授業中に光に包まれて、明治40年にタイムスリップしてしまった元気な女子高生・陽菜(ひな)。そこで出逢ったのは、愁いを秘めた御曹司・本郷(ほんごう)と、自分とそっくりな少女・雛子(ひなこ)。廻りはじめた運命の歯車――。切ないタイムスリップ・ロマンス!
導入はヤマシタトモコ作品によく見られる 「親に捨てられた子供が、変わった大人と 出会う」という一見重たいモノですが、 読んだ中では今作が一番コミカルに 誰でも楽しめる形として描かれている。 しかし、どれだけ明るくしても 実際にたえ子の境遇は悲しいモノだし、 タイトルの通り彼女はまったく泣かない つまり、感情が抑えられている そんな彼女の代わりに泣く、 心も体も裸の升田 こんな2人を見たら そりゃ応援したくなりますよ!! 「2人の今後に幸あれ!」 って気持ちになれる一冊でした!