謎の男らにさらわれ、秘密基地の手術でサイボーグとなった少年ジョー。彼は009(ゼロゼロナイン)と呼ばれた。基地には001から008までの素晴らしい能力を持つサイボーグ仲間が。彼らは皆、死の商人「黒い幽霊団(ブラック・ゴースト)」の画期的な新商品の試作品として生み出されたのだ!戦争を企む一味から、9人のサイボーグたちは開発者ギルモア博士とともにX島に逃れるが……!?日本SF漫画史の金字塔、開幕!
地球とシリウス第五惑星との恒星間航行を行なっていた宇宙船「フジ一号」内で、柴田リュウが長い冷凍睡眠から目覚めた。リュウは16歳の少年。フジ一号に密航していたのを発見され、冷凍睡眠で航行していたようだ。だが、船内にはリュウしかいなかった。そして残された記録により、乗務員は宇宙病により全滅していたことを知る。果たして、現在、リュウがいるのは未来の地球なのだろうか?それとも……!?
江戸は浅草・竜泉寺裏。下っ引の佐武(さぶ)と、その相棒で盲目の居合い斬りの達人・市(いち)との名コンビによる、名作大江戸捕り物絵巻。初期、「少年サンデー」に不定期連載された、シリーズ名『縄と石』時代の少年向けバージョンを収録した第1巻。後の青年向け版に比べ、アクションが痛快な全7編と、朝日ソノラマのソノシート版も収録!小学館漫画賞受賞、アニメ化、テレビドラマ化、小説化も果たした大人気シリーズ!!
幼い頃、東西二つのブロックの戦闘に巻き込まれた為に両親を喪ったミレーヌ・ホフマン。今ではその身をサイボーグ化し、ウエスト・ブロックの諜報部員として任務を遂行する。彼女のコードネームは「009ノ1(ゼロゼロナインワン)」!!……謎の人物・Mr.リヴェンジの招待で古城に招かれたスパイ達。中にはミレーヌの姿も。そして「宝探し」と称するゲームの過程でメンバーが次々と殺されてしまい……!?全7編、収録。
それは、十数億年という気の遠くなるほど長い戦争だった。宇宙の破壊者「幻魔」との激闘──。強大な幻魔大王の力は宇宙の大半を破壊し、ついにその魔手は地球に伸びる。幕を開けるハルマゲドンを前に、今、高校生・東丈(あずまじょう)の超能力が覚醒する!『8マン』の原作者・平井和正とコンビを組み、超能力戦争と世界の終焉を描いた永遠のベストセラー。劇場版アニメには大友克洋も参加。SF漫画の金字塔、ここに開幕!!
日本一の剣士になるため、風乃進は江戸を目指す!!その道中で出会ったひとりのスリ・イルカの吉次。風乃進は彼からひとつの巻き物を託される。それは江戸城の財宝を盗み出そうとしている一味の名前が書かれた連判状だった。目指す千葉道場に入門し、四天王とも友情を結ぶ風乃進。しかし、その連判状を取り戻そうと風乃進を狙う影が近づいてくる……!!日本に新しい太陽が昇ろうとしている動乱の時代を描いた、幕末時代劇!!
ある日、突如、降ってきた火の玉。そこから現れた怪物から人々を守るため、桃太郎はフラッシュZとなり、相棒のロボット・アポロとともに戦うことを決心する!!人類を襲ってきたのは、地球征服をたくらむZ星人。彼らは、はるか以前から地球征服のための作戦を密かに実行していた……。1960年から61年にかけ「まんが王」と「小学生画報」に掲載されたSFアクション。番外編「タイムパトロール」も同時収録。
雇われれば、どんな危険な場所にもおもむく少年探検家・タケルの冒険を描いた表題作。クジラに挑む『ねらえ!三郎太』、酋長である父の仇を討つ『おとうの死』、暴走するロボット犬を追う『犬をさがせ!』、ボクシングチャンピオンの謎の死を解明する『チャンピオンの死』、国際秘密調査局員の活躍を描く『ウミガラス島の謎』、目撃者と間違われて追われる『目撃者』など、少年たちの冒険と闘いを描いた全7作を収録!!
月や火星が様々な工業用資源の宝庫であることが判明し、各国が先を争い宇宙開発に取り組んだ時代――。日本では、AとBの二つの民間会社が宇宙開発競争に加わっていた。しかし、ジョージこと詩渡丞児(しどじょーじ)は、少年の身でありながら二つの会社に対抗してC会社を設立する。A会社のロケット基地は命の恩人の平和な島を荒らし、B会社の船はジョージの両親を見殺しにした。果たして、ジョージの勝算は何処に……!?
地球に存在したもうひとつの衛星・ラゴラ。もともとは争いを好まないラゴラ人だが、自らの星が太陽の引力に飲み込まれる運命であることを知り、地球侵略を決めたのだった。壮大なスケールでラゴラ人と地球人との闘いを描く!!『ラゴラ』と同じくサクマノリオを主人公にした『ガルマ』、地下50メートルに造られた冷凍睡眠装置から150年ぶりに目覚めた少年たちを描く『おわりからはじまる物語』、全3作を収録。
“赤いトナカイ”に乗ってくる使者が地球を滅ぼす──。ピラミッドに刻まれた謎の予言。ただの噂だと傍観する者、予言を信じ右往左往する者、しかし次第に人々は暴徒と化す!!学年誌「中学一年コース」(学習研究社)での掲載ながら、世界の終焉を描いた衝撃作!!他、『赤い死神』(「ぼくら」)、『悪魔のフィルム』(「週刊少年サンデー」)、『敵THEENEMY』(「週刊少年サンデー」)と全4作を収録。
嵐の夜、空を飛ぶ黒い幽霊船を目撃するイサム。その幽霊船から降りてきたひとりの男の後をつけると寺田邸に行き着いた。そこには嵐山大作と名乗る男からの脅迫状に怯える4人の男がいた。徐々に明らかになるイサムの家族の過去。幽霊船は正義の味方か、悪の味方か。壮絶なるゴーレム0との闘いが始まる。1969年公開のアニメ映画「空飛ぶゆうれい船」の原作漫画。SF要素と痛快な冒険活劇で石ノ森の初期の傑作作品!!
時は元和二年。豊臣方が徳川家康に滅ぼされてから一年が過ぎようとしていた。そんななか、敵に襲われ記憶をなくしたひとりの男がいた。その男の名は“黒い風”と呼ばれる忍者・小月風乃進であった──。表題作他、甲賀忍者の活躍を描く『忍びの影』、「別冊マーガレット」に掲載された『ゆか』、仇討の非情な世界を描いた『ある対決』、血を分けた親子の死闘を描く『風を斬る』、全5作を収録した時代活劇短編集!!
中間子を意味する言葉「メゾン」は、転じて世界の二大勢力の中間にあって、平和を守る組織名となっていた──。メゾンの日本支部員・メゾンJである兄の窮地を救った好奇心旺盛な少年・ケンジは、メゾンの補欠メンバーとなる。「メゾンZ」の誕生だ!様々な秘密兵器が仕込まれたメゾンの制服の扱いにも慣れた頃、兄のメゾンJが行方不明に。救出すべくメゾンZは「超人頭脳の島」へ向かうが……!?近未来スパイアクション!
ほのぼのでかわいい4コマ漫画『シアワセくん』、世界核戦争への警鐘を鳴らす『指令Z』、巨大な鹿との格闘を描いた『しばり首の木』、学園ドラマ『ゴリラがいく』、東西ベルリンのスパイ物語『脱出』──。全く違ったジャンルの5つの物語が同じ時間軸で並行する、石ノ森章太郎の実験的漫画作品!!表題作他、近東の小国で超能力部隊が活躍する『エスパーK』、田舎町での怪奇現象と超能力者が苦悩する『狂犬』の全3話を収録!
富士山に不時着した米軍のB52超重爆撃機から、何者かによって水爆が盗まれ、何処かへと隠された!中学生・城丸健二の兄・一郎は、国連の秘密捜査機関のシークレットマンで、この事件を追っているうちに殺される。兄の跡を継いだ健二は、事件の黒幕である武器商人・犬山剛三の本拠地に乗り込むが、水爆は米軍の空軍大佐によって持ち去られてしまい……!?表題作の他、アクション短編2編を同時収録。
メガロポリスTOKYO。スモッグが立ち込める高層ビル最上階の一番安い部屋に、ある探偵事務所があった。探偵の名はガイ・パンチ。調査依頼は……殆どない。暇を持て余し、アンドロイド助手のアン・ドールとベッド・インするも、そんな時に限って依頼が。身支度を整え、依頼主の元へ飛行艇を飛ばすガイだが、何者かに襲われ墜落し……!?男性週刊誌「平凡パンチ」に連載された幻の傑作、60年代アダルトSFアクション!
ニックネームが「ダッシュ君」の本当の名前は、速夫。お母さんはいなくて、サンデー・ニュース社の事件記者であるお父さんと2人暮らしだ。自分も事件記者になりたくて、警視庁の記者クラブにいるお父さんを訪ねた時、特ダネを見つけて大手柄。その時にダッシュ(突進)のあだ名をもらって、憧れの事件記者の仲間入りを果たす。毎日、どこかで起きる様々な事件を追って大活躍のダッシュ君。特ダネもあるけど、たまに失敗も……!?
亡き父から3つの遺産を受け継いだ滝隼人。1つは、莫大な財産。父が生前、自分の深海作業船で7つの海を渡り歩き、沈没船の財宝や海賊の隠し財宝を探し当てて築いたもの。2つ目は、船長帽。父が愛用していた古びた帽子。そして、3つ目は形のないもの。冒険心という、不思議な謎へと挑戦する気持ち。この3つの遺産を得て、怪奇ハンター・滝隼人は誕生した!掲載誌の違う、「少年キング版」と「どっかんV版」を同時収録。
剣の腕はめっぽう強く、自分を殺そうとする者に対しては冷酷無残に斬りすてる、孤独な少年・風。ある時、ふとしたきっかけで出会ったチビと旅に出ることに。風のことをアニキと慕うチビ。しかし、その道中には風を狙う危険な相手が次々と現れる。そして、風が追うのは双つ身の連(むらじ)。“復讐”という言葉を胸に、風とチビの旅は今日も続く──。幕末、動乱の時代を舞台にした忍者活劇。
双子でありながら、まったく違った人生を歩んできた鷹丸と鷲丸。兄の死を受け、鷲丸の運命は大きく変わろうとしていた!!暗殺された白滝城の若殿・鷹丸。その死の現場に偶然、居合わせたのは、その存在さえも秘密とされていた双子の弟・鷲丸だった。お家騒動に巻き込まれていく鷲丸は兄の身がわりとして、江戸に赴く!!その鷲丸を狙う黒い影……。「週刊少年サンデー」に掲載され、話題を呼んだ大型本格時代劇。
南極で発見された偉大な力を持つ怪物・王(キング)アラジン。アラジンは謎のランプから現れ、エネルギーガンによって力を与えられる。間違ってエネルギーガンの放射を浴びた正一は、驚異の身体能力とアラジンの言葉を理解できる特異な力を得ていた。日本各地で暴走するアラジンをコントロールするために、ランプとエネルギーガンの争奪戦が繰り広げられる!!1961年から「少年画報」で連載されたSFアドベンチャー!!
何者かに特殊能力を授けられた三人の少年が怪事件に挑む!!────学校帰りに古い洋館で昼寝した三人の少年が、家に帰ると一週間が経っていた!洋館に調査に向かった三人だが、そこには殺害現場を目撃されたと勘違いした犯人たちがいて…‥!?襲撃に驚きつつも、特殊能力に目覚める三人。竜二は変身、七夫は予知能力、五郎は怪力────。三人が特殊能力を与えられた事を知る、団刑事と共に、我ら「怪人同盟」が謎を解く!
二大国による冷戦時代。核兵器を持たない日本でも、危機回避のための研究が進められ、遂に「ミサイル自動制御逆転装置」が完成する。しかし、設計図と共に発明者の研究所員が姿を消した。彼を探し出し、設計図を取り戻す。これが、「00部隊」と呼ばれる日本の秘密情報員003号に与えられた任務だった……!────米中ソ入り乱れるスパイ戦の第一話、催眠術と念動力の使い手である謎の忍者と対決する第二話を収録!
歌詞って書いても大丈夫なんだっけ、とちょっと考えてしまったw 言わずとしれた石ノ森章太郎の代表作。 石ノ森章太郎を知らないという人は手塚治虫は知ってるだろうか。 ドラえもんの作者である藤子不二雄がFとAという二人いるのは知ってるだろうか。 おそ松さんを知っていたとしたらおそ松くんは知ってるだろうか。 今でも色々なところでリメイクされたり世界中にファンがいたりする作品たちを生み出した、日本の誇るジャパニーズマンガ文化の礎となった大作家たちにちょっとでも興味を持ってもらえたら嬉しいなと老婆心がうずく。 最近でも何度目かわからないアニメ化がされ、そこそこ話題となっていた「サイボーグ009」は、9人のサイボーグたちが世界の悪と戦う話。 実は彼らそれぞれの背景が割と凄まじく、ちゃんとそこら辺も謎に包まずに描いてくれているので(全部じゃないけど)キャラクターへの愛着も湧きやすい。 あとサイボーグっていう単語はこれで初めて聞いた気がする。 機械人間なのかーキカイダーと同じかなーとか思ってたら同じ著者だったという衝撃。仮面ライダーも石ノ森先生だからね! そして何よりこのサイボーグたちはそれぞれ異なる特殊能力を持っているのだが、なんと主人公は奥歯に加速装置が入っていて超スピードで移動することができる。すごい発想。 全然「へぇ」とすら思われないかもしれないけど、当時はたぶんそんなこと考えた人いなかったと思うのよね、私もだいぶ後発組なのでほんとの当時は知らないのですが。 奥歯に仕込みなんて男塾でカヤクメシの起爆するので初めて見たもん。 小学生はあれ信じちゃうんだもんなー民明書房はすごいよね… 違う漫画の話になってしまった。 今振り返って1巻を読んでみたが絵が全然違って軽く衝撃を受けた。 石ノ森先生は009の中だけでも語れるぐらい進化されていたのだなーと。あんまり詳しく知らないけど、きっと他にもいっぱい同時に連載を抱えてらっしゃったのであろう。 なんにせよ009以前と009以後では人間の「妄想」の広がり方が大きく異る。そのぐらいの影響を残した超超超名作なのである。 日本に生まれた少年は皆読むべきなのだ、ダークなとこもあるけど。