世界史上、最も重要な年はいつか。それは紀元前202年である。東では天将・項羽が、西では神将・ハンニバルが滅殺された年。しかし、あなたはそれとは違う歴史の目撃者となる。交わるはずのなかった最強と最強が、激突する! 新生世界史異聞録堂々開演!!
「出会いに別れに博打に人斬り。とかく渡世は腹が減る。こんなしがねぇ人生ならば、喰らってやりやしょ、美味ぇもん!!」。流浪の渡世人・伊太郎が旅して、斬って、食べる。ハードボイルドご当地グルメマンガ!
戦争を知らない現代の若者・上原(うえはら)クルスは、「奇妙な声」に呼ばれ意識を失う。目覚めた時、クルスはなんと太平洋戦争直前の戦艦「大和(やまと)」の甲板にいた!クルスは現代の情報を駆使し、クルスと唯一会話が出来る一等水兵・海馬(かいば)を使って、太平洋戦争に勝利するため動き出す!
かつて京で、幕府に背く長州藩らの不逞浪士を取り締まっていた武闘集団「新選組」。明治元年、今や長州・薩摩が官軍を名乗り新選組は賊軍と化していた。官軍に北へと追いつめられる中、新選組副長の土方歳三は、重病を患う友・沖田総司のもとを訪れる。はたしてその真意とは――!
革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない――。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく普通の若者達が、矛盾に満ちた国家体制を打破するため、革命運動に身を投じていく。それは、正しいことのはずだった……。激動の学生運動の行き着く先とはどこなのか!?全ての世代に捧げる、若き革命家達の青春群像劇。雑誌収録時から全ページにわたり、加筆修正した完全版!!
江戸吉原は男と女、女と女がだまし合う色の街。その中の「玉菊屋」に売られてきた、ふてぶてしくて意地っ張りだけどちょっと健気な少女。彼女が、ほかの遊女たちの生き様や悲劇的な最期を目の当たりにしながら位の高い遊女である花魁へと成長していく。のちに伝説の花魁となる「きよ葉」の型破りな生き方を描く、破天荒花魁ストーリー!
笠置(かさぎ)の宿場町にある老舗料理屋「一升庵(いっしょうあん)」の若女将、おせんこと半田仙(はんだ・せん)。日頃はノンベエでぐうたらだけど、いざお客様のためならば、一肌でもふた肌でも脱ぎやしょう!世間の流行に流されず、自分の良いと思うものだけを信じるおせんの作り出す料理は、みんなのお腹と心を幸せで満たしてくれる。帳場見習いで修行に来た江崎(グリコ)と一緒に、グルメ漫画とは一味もふた味も違う、“本物”の世界をご堪能ください!
現在、日本人男性の平均身長は172cm。しかし歴史を遡ると、ここまで数字が伸びたのも栄養状態の安定したつい最近の話ーー。戦国時代、日本人男性の平均身長は155cm…! かつての日本人ははるかに小さかったのである! そう、現在も語り継がれる戦国の名将たちにおいてもそれは同じことーー。男・長谷川、身長183cm。令和から、ここ戦国にやってきた! 戦乱の世はデカさこそ正義。“時代ガチャ”は、たしかにある!!
敗戦の色濃い昭和十九年十一月、大日本帝国海軍大佐の源田実は「本土防衛の切り札」として規格外の構想を打ち立てる。それは各地のエースパイロットを集めた超精鋭部隊の設立。のちに伝説の航空部隊として名を馳せる「剣部隊」――第343海軍航空隊である。だが、部隊の指揮を任せようと考えていたスーパーエース・菅野直には、特攻の命令が下されていた…! 最強の343空にあって“撃墜王”の名で畏れられた男・菅野直を主人公に据え、勇猛無比な若きパイロットたちの魂を圧巻の筆致で描く!
革命を目指していた武装組織・赤色連盟は警察の捜査に追い込まれ、最後に残った5人は1972年2月19日、あさま山荘に押し入り、管理人を人質にとって立てこもった――。昭和の日本を震撼させ、攻防戦の模様を中継したNHKと民放を合わせた最高視聴率は89.7%を記録したという『あさま山荘事件』。連合赤軍が起こしたこの事件をモチーフに、山本直樹が緻密に描き切ったドキュメント。『レッド』シリーズ完結の一冊!
あの連合赤軍事件をモチーフに、1972年2月のあさま山荘事件へ向かう当事者達最後の60日を、山本直樹が徹底した取材を基に丹念に描く。第1巻では、1972年1月3日までの山岳ベースにおける総括要求、仲間内のリンチ、そしてメンバー二人の壮絶な“敗北死”が描かれる。山岳という閉鎖空間に集った若者たちの自己正当化と、思考停止。他人事ではない、すべての組織が抱える闇。組織に属する者、束ねる者必読!
戦後間もない日本を舞台に描く、ハードボイルドスパイ活劇!!――昭和22年、戦争はまだ終わっていなかった!太平洋戦争時、“東部三十三部隊=陸軍中野中学校”に所属し、敏腕工作員として活躍した桐三五(きり・さんご)。敗戦により主を失った三五は魂が抜けたようにただ生きていたが……。
これは民明書房の話ではない! 実際にあったもうひとつの「江戸の華」、死と隣り合わせの激ヤバ“すぽーつ”こそ天下万民バイブスいと上がりけり! ――今から約200年前の1821年。古代ローマの話を小耳に挟んだ第11代将軍・徳川家斉は思い付きで「我が日の本でも五輪を開催する!」と宣言する。陣頭指揮を任された老中・水野忠成は頭を抱えて……!? 古来から日本に実在した競技満載でお送りする、奇想天外五輪譚!
誰もが知っている西郷隆盛。しかし、その真実の姿はいまだ謎だらけ。なぜ多くの人を魅了し続けてきたのか、史実を踏まえながらも大胆な新解釈で描かれた西郷隆盛伝、ここに誕生!! 武士とは何か、人とは何か、幼き西郷が人生の難題に真正面からぶつかっていく。
兵器の存在は戦争の引き金か、それとも抑止力なのか。2014年春、事実上の武器輸出に踏み切った日本。武器の存在がより身近なものとなった今だからこそ問われる命題。武器という禁断の炎を生業とする男・九条勇の物語に、刮目せよ!
戦後すぐの北海道に越してきた少女・千鶴。ある理由から声を失った彼女は、その地で不思議な雰囲気を持つ静子と出会う。北海道の戦後開拓で、たくましく生き抜いた人々と、人間の力を超越し、ただ超然とある自然を舞台に繰り広げられる、二人の少女の物語――。
「島津の退き口」完全走破!関ヶ原~大阪6日間約250キロの旅!関ヶ原の合戦に敗れた西軍・島津義弘の敗走経路「島津の退き口」の内、大阪まで同じ時間、同じ道を追体験!当時のドラマと今のドラマが交錯する歩くエッセイ漫画登場!この作品は……ヘタレ中年漫画家が歩きながらブツブツつぶやきヘタレて描く「ヘタレ漫画道」だったりもします。人生振り返ると辛いとお思いの方々なら、共感できるかもしれません。
数多の英雄が綺羅星のごとく居並んでいた三国志の時代。劉備(りゅうび)の蜀、曹操(そうそう)の魏、孫権(そんけん)の呉の三国による中華の覇権争いは熾烈を極めたが、いずれも天下は統一できず、勝者となったのは「晋」。そしてその晋の礎を築いた実質上の三国志の覇者こそ本編の主人公・司馬仲達(しば・ちゅうたつ)だった。仲達がいかにして天下を取ったのか、緻密な解釈に基づき肉迫する! のではなく、しばちゅうの徒然なる日常をただまったりとお見せします。
幕末最強、女座頭市(ざとういち)、推して参る!!女がいた。両の瞳は光を知らず、夢も希望も無用の身。あるのは唄と冷たい刃。時は幕末、世は動乱。生きるために唄い、生きるために斬る――。◎子母澤寛(しもざわかん)原作の『座頭市』を、女主人公として蘇らせた、綾瀬はるか主演の映画『ICHI』を漫画化!幕末に独り、強くしなやかに生きる瞽女(ごぜ)の旅と、若き志士たちの活躍を描いた時代劇アクション傑作!
小林まことの手で蘇る、義理と人情の物語。現代(いま)だからこそ伝えたい“美しさ”がここにある――。『柔道部物語』『1・2の三四郎』他、名作のキャストが総出演!!十年前、櫛、簪、巾着ぐるみ、意見を貰った姐さんにせめて見て貰う駒形のしがねぇ姿の土俵入りでござんす駒形茂兵衛、一世一代の土俵入り――。“横綱になる”夢を抱いて路傍を彷徨う駒形茂兵衛が、一人の酌婦に受けた、たった一つの恩義。たとえどんな先が待とうとも、受けた恩は返すが男。義理と人情に生きる男の物語。【巻末特典】漫画の原点となった長谷川伸の戯曲を収録。
劇画・長谷川 伸シリーズ
昭和20年8月15日、日本敗戦。それは、石油販売会社「国岡商店」が何もかも失った日でもあった。莫大な借金だけが残り、もはや再生不可能と全社員が覚悟する中、店主・国岡鐡造は「愚痴をやめよ」と発し、会社再生、そして日本再建にとりかかることを表明する。一人の馘首もせずに再生の道を模索する鐵造だったが、売る油は一滴もない。前途は絶望的であった。2013年本屋大賞1位『海賊とよばれた男』待望のコミカライズ!!
※ネタバレを含むクチコミです。