ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6117件<<191192193194195>>可愛らしい家に一冊置いておきたい…寿司ガール 安田弘之名無しタイトル通り寿司ガール! イクラとかバラバラになったら簡単に死んでしまうという変なとこリアルでシュールだけどこういう可愛い存在現れて欲しいと思ってしまう! 寿司の話でなく寿司ガールの皿を手に取ってしまった女子の話なんですが好きな感じでした。 その寿司だったらこういう背景で…っていうのが、魚由来のものが一つもないのですがどの寿司ガールも可愛い!! なんか働く女子のトイレに一冊あってたまに読んで癒されたいです。ブラックユーモアに富んだ異色作ワルワルワールド 赤塚不二夫マウナケア時代とともに、ウケる”笑い”の質は変化していきます。漫才などもオシャレに笑うことが受けたかと思えば、捨て身のギャグが評判になったり。当然、漫画の世界でも手を変え品を変えさまざまなギャグが考案されてきた訳です。しかしながら、果たして大衆に受けたのか、はなはだ疑問なのが、ギャグの帝王・赤塚不二夫の異色中の異色作であるこのタイトルです。主人公は小学生のタロ。彼は悪人だらけ(というか悪人しかいない)町でずる賢く生きているのですが、内容はもう、ヒドイのひと言。家族の愛情などないに等しく、おやつは愛犬の足だし、学校では万引きのやり方を教え、警官(目玉のおまわりさん)は自分の息子を誘拐させて点数を稼ごうとする。八百屋の親父も突如として包丁を振り回し、医者はすべからく藪医者と、お子様には到底見せられない代物。暗黒面が全開です。不快でないのが唯一の救いでしょうか。赤塚絵だから許されるのであり、”笑えないギャグ”というのは言いえて妙。普通のギャグに飽きた方にオススメ、してもいいのかなぁ。ちっちゃいハリネズミがずっと刺さってる笑ゆづちゃんはハリネズミがささってる 雪本愁二starstarstarstarstarひさぴよ主人公に飼ってほしいがために、自ら刺さりにくるハリネズミがかわいい! けっこう痛そうだけど、見た目のかわいらしさで許せちゃいます。 なんだかこのフォルムに懐かしさを感じるのはオナモミ(ひっつき虫)に似てるからですかね。子どものころ、ひたすら洋服にくっつけて遊んでいたのを思い出しました。 マンガの雰囲気もほのぼの日常系かな〜と思いきや、無表情系主人公・ゆづちゃんの身体能力が異常に高かったり、台車で通学する友達が登場したりと、なかなかアクティブなギャグシーンが意外と多いです。 言葉によるツッコミもあり、それはそれで面白いのですが、やっぱり動きのあるギャグの方が生き生きとして好きですね。 ゆるそうに見えてけっこうクセのある漫画です。 ハレンチ大戦争の破天荒さハレンチ学園 永井豪マウナケア性描写の漫画的表現についての話題になると、この作品の名がよく出てきますが、現代に生きる人が読んでこれを過激と捕らえますかね? 描かれている性的な描写はむしろ永井流のあっけらかんとしたイタズラ描写で、連載当時スカートめくりの流行を増長させたということはあったにせよ、いまさら目くじらたてるほどのものではないと思うのですが。ハレンチという言葉や映像化された作品のイメージで想像されているような…。ということで読んでみてくださいこの作品。読めばわかりますが、性的な描写よりも過激なのがバイオレンス描写。第1部の終盤、「ハレンチ大戦争」と銘打たれたシリーズで描かれる、ハレンチ学園を潰そうとする軍隊と生徒や先生との抗争はその最たるものです。ここまでの作品の明るさが吹っ飛んでしまうという凄まじさ。血しぶきがあがり、首は落ち、級友は爆死し、親も撃ち殺してしまうという暴力の嵐が吹き荒れます。この部分だけは今読み返しても戦慄しますし、深読みもしてしまう。こういったところを見てもっとみなさん語ってほしいのですけどね。 かわいそうなのに笑ってしまう隠慎一郎の電気的青春 ツナミノユウnyae主人公の隠くんは子供のときに不幸な事故により緊張したり気持ちが高ぶると放電してしまう体質になる。放電体質がバレるたびに転校を繰り返す人生だったが、今度こそは普通の高校生活を送るためになんとかして体質がばれないように振る舞うも、何もかもが裏目に出て誰よりも目立ってしまうのだった。という話です。思いっきりコメディです。 度を超えた挙動不審のため教師に問題児認定されたり、放電体質を利用しようとする環境保護団体?に追い回されたりと普通の高校生活からどんどん遠ざかってしまって本当にかわいそうなんだけど、申し訳ないくらい笑ってしまいました。電車の中では危険です。 あと登場人物紹介をかなり丁寧にしてくれているのが好感持てます。日常系好きとしてはTOP3に入る働かないふたり 吉田覚starstarstarstarstarさいろくジャンルがわからないけどゆるーい日常が過ぎていくだけのほのぼのマンガ。 たとえば「よつばと!」とか、「ハクメイとミコチ」「ぼのぼの」とか。 後者2つは動物が主人公だったりファンタジーだったりだけど彼らの日常生活がほのぼの描かれていく物語。 こういうのはなんていうジャンルなんでしょう?なんかしっくりくるの教えてエラい人。 そしてそんなそれ系マンガが大好きな私の近年お気に入りTOP3に入るのがこれ。 キャラが立ってきてからが本当に良いし、なんで働かないのかお兄ちゃんの方はなんとなくわかってきたりして(妹が働かないのもお兄ちゃんが自分のせいにしてそうだけど)とてもほのぼーのしているのに深いとこもあったりして、お隣さんや兄の友人のリーマンもアホだったりストーカー気質だったりするけど結果として二人が丸く収めている。 なんかうまくいえないけどゴルゴより続いてほしいと思うぐらい好き。ギャグの密度が濃いねえTHE MOMOTAROH にわのまことマウナケアこの作品を読むと、ひと昔前の少年漫画って本当にギャグの密度が濃いなあと思ってしまいますね。本作はおとぎ話をモチーフにしたキャラが闘うプロレス漫画なのですが、ギャグ作品なため登場レスラーはシャレの効いたキャラ揃い。モモタロウ永遠のライバル・キンタロウはイケメンなのに髪切りマッチで敗れて河童状態だし、あんまりなモジリの牛バカ丸や、酒呑童子ならぬシュテンドルフと、そのキャラの立ちっぷりやネーミングは抜群。そして彼らとモモタロウ対決の中で繰り広げられるギャグの応酬。これがまた半端じゃない。それこそひとコマごとに小ネタが入り、その合間に試合をしているようなもの。このネタ、ちゃんと押さえていくと普段の3倍くらい読むのに時間がかかるw。で、さんざん笑わせてかっこよくキメる、というのが小気味良い。気を楽にして読むことをおすすめします。また、オールド・プロレスファン向けのネタもあるのでそこも楽しんでもらえたら。ブラック・モモタロウの正体である影幻春架の元ネタとか、わかるかな? 高校デビュー失敗組は必読水曜日 冬川智子starstarstarstarstarnyae読んでいて、ちびまる子ちゃんが今女子高生だったらこんな感じかもなと思った。 どうせあたしなんか…と自分を卑下しながらも、心のどこかでは自分のポテンシャルを信じたい。いつか自分もあちら側に…という期待を捨てることができない女子高生の自意識がパンパンに詰まった、笑える青春?マンガです。 中学までの地味だった自分を捨て、高校デビューを目論むも根っからのオシャレ人間たちとの圧倒的な差を見せつけられ、絶望する主人公の鳩。かといって地味女子グループに入ることはプライドが許さない。 比較的自分とレベルが近いと思っていた友達も、オシャレになって恋をして彼氏ができる。比べて自分は“男子に話しかけられるか”を日々の目標にする始末。 流行りのおくれ毛を作っていったらボサボサだし疲れてる?と言われてしまうくだりは涙なしでは読めません(笑い涙です)。 鳩はそんなオシャレグループにかすりもしない自分に対して思い悩みながらも、全体的にノリが軽いのが読んでいて楽です。 鳩に自分を重ねて、自分の高校生活を振り返って、しょうもなかったけどそんな自分も今思えば未熟で愛おしいな、と思えるかもしれません。逆に付き合いたい3B男子絶対に付き合ってはいけない3B男子 馬あぐりななし「バンドマン・美容師・バーテンダー」は、「遊んでるから付き合ってはいけない3B」らしい(知らなかった)。 主人公の3人は、顔は男前だけど、人として問題ありでモテなすぎて遊ぶどころじゃない。そこへ3Bが足を引っ張りさらにモテないという悪循環。 バンドマンの勉(20)はまともに見えて、かなり痛い黒歴史を現在進行形で生産し続けている(無自覚)。 美容師のビル(23)は、度を越したナルシストで極度の潔癖症。 バーテンダーの文太(25)は、超愛犬家で無給だとコミュ力が発揮できない。 私はビジュアルもギャップも文さんが好きです…残念すぎる…ひどい…そこがいい…。 果たして彼らに彼女はできるのか?続きが気になります…! (画像は1話より。思ってたのと違う文さん)ゆるゆるで最高!ちょっと不思議な小宇宙 小田扉猫あるく団地ともおの小田扉先生の短編集です。ちょっと不思議でヘンテコな世界を1冊でお腹いっぱい楽しませてもらえました。何がいいのかってやっぱり適当でシュールであったかくてちょっとだけ不思議っていうところがいいんです! 週間ビックコミックスピリッツで新連載の犬漫画「横須賀こずえ」も注目だ! つづいさんの押しへの楽しみ方がうける腐女子のつづ井さん つづ井名無し彼氏がいなくたって、幸せ!! 素敵な友達がいて羨ましいです。飼い犬と?禁断ラブコメ恋するMOON DOG 山田南平nyae迷子のドーベルマンを拾ったトリマーの律歌。家に連れ帰ると、ドーベルマンは人間の姿に変わり、番いになって子供を作って欲しいと言ってきて…!!!!⁇⁇ という、超絶イケメン(ときどき犬)と、犬大好きトリマーのドキドキ同居ラブコメです。 犬と人間、どちらの姿にもなれる人狼(の犬バージョン)であるアキラ。そんな彼をあくまで飼い犬として見(るように自分に言い聞かせ)る律歌。 犬好き故、無下にできず仕方なく同居生活を送るも、律歌もアキラに対する恋心を自覚しながらペットと主人という関係を変えられずにモヤモヤする日々。 アキラも人狼である自分を受け入れてくれた唯一の女性である律歌に、今まで付き合ってきた人とは違う感情を抱くも、それの正体はわからない。 とっくに両想いなのにぃ!!とムズムズするけど、もどかしい感じも嫌いじゃないぜ?的な。 獣×人間の恋愛はあまり興味なかったですが、アキラは基本が人間なので問題ないです。ちっちゃいことは気にしないかむろば村へ いがらしみきおstarstarstarstarstarひさぴよ東北のとある秘密の隠された村に、都会育ちの主人公が移住してみた〜というノリのお話です。主人公をはじめ、とにかく癖の強い人ばかり出てくるので、読み進める内に登場人物たちの人となりや過去の出来事が気になり、いつの間にか作品世界に引き込まれていきます。一人ひとりに過去があり、それぞれが悩みを抱えながら生きているんだな〜という、非常にありきたりな感想になってしまいますが、これだけの人間模様を正面から描き切ったいがらしみきお先生に脱帽です。読み終えると、小さな悩みがまとめてどこかに行ってしまったような、少し心が広くなったような気持ちになれました。漫画に登場する”神様”の意味とかも、あまり深く考察せずに読むことをおすすめします。 オトナの秘密基地、煩悩寺。煩悩寺 秋★枝あうしぃ@カワイイマンガ小山田君の部屋は、ヘンテコグッズでいっぱい!恋に仕事に疲れた小沢さんは、今日も彼の部屋でダンボール箱を開ける。中身に驚き、笑って飲んで元気になれるこの部屋、通称「煩悩寺」で、今日は何して遊ぼうか? 小山田、小沢と小山田の友人・島本の3人は、部屋にあるグッズで遊んだり、それをネタに笑い転げたりと、あまり社会人っぽくない遊びに興じる(酒は飲む)。その日の遊びは、開封する段ボール箱任せ!という博打感を楽しむ、彼らの力の抜け具合がいい。 煩悩寺にあるグッズはとにかく悪趣味、煩悩丸出しで、くだらないものが多い。しかしそれらは裏を返せば、欲望に忠実で、隠し事がないということ。小山田の基本ウェルカムな性格もあって、小沢にとって煩悩寺は、素の自分のままでいられる、寛げる場所のようだ。こんな秘密基地、私も欲しい。 失恋の痛手や仕事のストレスを癒してくれる煩悩寺は、小沢にとって、次第に大切な存在になってゆく。そしてそんな場を創り出す「変人な善人」小山田との関係も……。 煩悩寺のグッズ達をゲラゲラ笑いながら遊び、受け入れる小沢は、島本に言わせれば「素質あり」。部屋の主との相性はいいんじゃないの?ということで、いつも楽しそうな息のあった二人の関係を、島本と一緒にいじりながら眺めていたい、そんなお話。「敬語」を巡る甘酸っぱい攻防戦!年下の先輩ちゃんには負けたくない なめたけあうしぃ@カワイイマンガ先輩には敬語を使いたい大学生・坂上良太郎に、「年下なのでタメ口で」と迫る高校生の先輩・山下かをり。バイト先での「敬語」を巡る攻防が、今日も静かに繰り広げられる……。 先輩であるかをりは、高校生なのにやたらと仕事のできる、頼りになる存在。助けられてばかりの坂上は、気後れしてつい、色々遠慮してしまう。一方かをりは、そんな彼をからかうように、「敬語禁止!」などと言っては坂上に、打ち解けることを要求する。 クールに坂上を手玉に取るかをりと、年下の彼女にどうしても敵わない坂上。この構図、ちょっと『からかい上手の高木さん』っぽいと思いません? さらに二人と共に仕事をしつつ、二人の仲を(主に坂上の方を)いじってくる、女子高生の若菜と真中のおかげで、二人の仲がじわじわ進展していく……ようでいかない感じが、もどかしくも楽しい。 ホームセンターが舞台なので、コンビニやスーパーではなかなかお目にかかれない商品と、それにまつわる顧客対応の模様なども目新しい。結構特殊な商品知識が問われる場所なんですね……。 遅々として進まない二人の先を見たいと願うよりは、いつまでも二人でああでもない、こうでもないと駆け引きして、拗らせる様子を眺めていたい。その先に少しでも進展があるといいな……という感じで楽しみたい漫画。 クールなかをりの静かな笑顔、マジ天使!シュールすぎやしないかアダチケイジ大全集 The DRIFTERS アダチケイジ名無し「グラゼニ」のアダチケイジ、デビュー作とのことで、興味があって読んでみたところ、想像以上にシュールな世界観のギャグ漫画だった…。主人公は見てのとおり小林よしのり作品の影響を明らかに受けている。東大一直線ほどのキレはさすがにない。が、語彙の数はすさまじく、意味のわからないワードをぽんぽん出しながら勢いで突っ切ってしまう。これが新人時代の勢いというものか…。などと思いながらよく見ると、グラゼニでたまに見せるギャグっぽい動きを色んな箇所で見ることができた。ともだち○こ、を使ってボーイズラブをイジる、という今の時代から見るとちょっと微妙じゃないか?という描写も入ってるが、昔のギャグ漫画だから仕方ないところもある。 衝撃的授業を叩き込め!ハンマーセッション! 棚橋なもしろ 八津弘幸 小金丸大和マウナケア表紙とタイトルだけではいまいひとつ内容がわからず、ドラマ化されてから読み始めて好感をもった作品です。ハンマーセッションとはメキシコ系ギャングの俗語で、新入りがきた時、しきたりや掟を脳天に叩き込む、という意味だそう。ですが、この作品では「衝撃的授業」という言葉が当てられています。つまりは教育モノ。型破り教師が生徒を更生させていくという定番の設定ながら、その教師が脱走した詐欺師というところに新味があるわけです。この教師、問題のある生徒に接する時は、詐欺のテクニックを使う。それは人心掌握術だったり、調査の上でのハッタリだったり。ほか法律も知っているし、簡単な心理トリックも仕掛けられる。これらプロの技がビシッと決まるのがいいんですよね。で、この辺の能力って、現実の生活や仕事上でも重要なことなのでは、て思ったりしてしまうのです。知識を蓄えたり、頭を使って行動して人の心をつかんでいるわけしょ? ビジネスマンでもナルホドと思うことだらけですよ。少年向けと侮ることなかれ。よかったねカナコ、殺し屋に転職できて…!幸せカナコの殺し屋生活 若林稔弥名無しブラック企業を辞め、転職先を探していたところ、気づいたら殺し屋になっていたカナコ。 ところがまさかのそれが天職…!! 前職の上司から始まり、狙った獲物は逃さないプロの仕事を今日も遂行します。 仕事にやりがいを持て、幸せに暮らしているカナコをみて私も嬉しいです。 仕事が板につきすぎて、こんな悩みまでできてしまいました。社会人ってたいへん!☆もうほんとに最高だから腐女子のつづ井さん つづ井やむちゃ腐女子ってこんなセンス高いん!??って驚愕するレベルの笑い。 「裸一貫つづ井さん」から読み始めた者だけど、もう読み始めたら止まらん。 よくある感じの自虐じゃない。そういうネガティブな要素はない!!! だから明るい気持ちになれる!!!下手な自己啓発本よりよっぽど人生楽しくなるヒントに満ちてるからとりあえず知り合い全員に読ませたい。 全ての生物はカワイイろくでなしメリーちゃんと羊 竹田エリ名無しメリーちゃんの世界は 人間系ー生物系ー人間系の 隔世遺伝で成り立っている。 ようするに、人間同士が結婚すると生まれた子供は 羊、ライオン、ヘビ、バッタ、などの各種生物系。 ただし知能や体格は人間並みで社会に溶け込んでいる。 その生物達が結婚すると生まれる子供は人間系。 なのでメリーちゃんの小学校の級友は 「父親がライオンだから怠け者で」とか 「父親がパンダで可愛さを利用して詐欺行為を」とか 悩んだりしている。 独特な世界を舞台にシュールなギャグが連発される。 どちらかというと「雄ライオン=怠け者」とか 「パンダ=可愛いが根は凶暴」とかの 色々な生物のネガティブな印象を強調したギャグが多い。 人間と動物のギャップをギャグにした漫画というよりも、 動物を擬人化することで動物のろくでもない部分を 強調した漫画のようにも感じる。 そういう目で見ると、登場人物の殆どが 人間系とか動物系以前に、それぞれハタ迷惑で かなり「ろくでなし系」に見えてくる。 雄ライオンは警察官なんだけれど 「雄ライオンだから怠け者警官」だし、 カッコウは他所の家庭に乗り込んで 「カッコウだから乗っ取り託卵当たり前」だし、 バッタは殴る蹴るの暴行をはたらくも 「バッタ(仮面ライダーのモデル)だから正義」だし。 何らかの生物であること以前に ハタ迷惑なロクデナシなキャラばかりの漫画だ。 これはもう異生物の共棲をギャグにしたというより、 ろくでなしを動物化することでギャグに仕立て上げたような、 そんな感じの漫画でもある。 面白いからいいけれど(笑)。 ゾンビはエモいゾンビ少年と殺人鬼少女 田村ゆうきたか人を切り刻みたくてしょうがない衝動を抱えて生きる優等生の女の子と、ある日ゾンビになってしまい異臭を気にして公園でコソコソ生きる男の子の話。 も〜〜!!このあらすじだけでエモい…!! 死なないゾンビと殺人衝動。 まさに破れ鍋に綴じ蓋の関係性…!! 決して死なないゾンビ君だけが、彼女の殺人鬼としての性を受け止めてあげることができる…! そして、異臭を放ち、切り刻まれては縫われツギハギだらけで人混みに行けない(と強く思っている少年の慎ましさ、健気さがたまらない…!)少年を受け入れてあげられるのは、少女だけ………!! 積極的に迫るヒロインと、元は快活だったろうに自分の臭いに劣等感と羞恥心で奥手な少年。 同じ時を重ねるに連れ、二人は互いを強く必要とし合う。 ひゃ〜〜!尊い……無理……。 サディスティックで猟奇的なゾンビの恋(全2巻)にキュンキュンしてください!!YG〜!先生、〆切ですよ!! 浜岡賢次名無しYGと若葉先生の関係性が素晴らしい。2話目とか多分100回読んでも飽きない。 巻末に作者による各話の批評(というより裏話)が書かれており、連載でそれなりの苦労があったことがわかる。 これ最初読んだ時主人公が誰なのかわからんかったやあ<YEAH!> 山田芳裕starstarstarstarstarマンガトリツカレ男中学生くらいの時は主人公が「加藤」なのか「源」がわからなかったが主人公が今読むと誰が主人公とかいう話でないのかなと思う。 「90年代に生きる武士道一直線のクレイジーな男」の加藤と「対照的な社員」の源ジェームス頼和のバブル時代のサラリーマンギャグという扱いだけど、俺は加藤の生き様に共感する。 あとなんでか知らんけど初期の山田芳裕が書くスーツが異常にかっこよく見えるんだよなやっぱりスペリオールの新連載には期待してしまう!筆とあいつがいればいい。 中田アミノstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)主人公の女の子がかわいくてこじらせてていい感じに意地が悪いのが良い!! 人から良く見られちやほやされることを生きがいにしている女子高生の瓦木叶(かわらぎかのう)ちゃん。 クラスメイトに乗せられうっかり絵が上手い発言をしてしまうが、実際はクソど下手な叶ちゃんのもとに現れた他の人には見えない手のひらサイズの小さなじじい。 寝てる間に身体を乗っ取り凄まじい絵を描くそのじじいの正体は葛飾北斎!? 葛飾北斎は満足するまで絵を描きたい。 叶ちゃんは完璧でありたい。 互いに利害が一致し利用し合うことに! 他人にはいい具合に無害な女の子の小ズルさというか、本質は置いておいて良く見られたいという浅ましさが出ていてとてもいいし、たまに出すかわいくない顔芸も素晴らしいし、じじいがちょうどちょっとキモくて絵が凄くて生活に小波乱を起こしそうないいバディ感を醸し出している。 女の子は良く見られたいという理由で頑張っている基本的にはちょっとアホで残念な女の子なので必然的に幽霊であるじじいがいいツッコミ役になっていて、誰がツッコミやってんだよ感はあるものの、何も知らないアホな小娘よりすべて知り尽くして無茶苦茶やるじじいのほうがまともだわなと納得。 2話目で早速葛飾北斎が大いにやらかしているので、叶ちゃんのその場しのぎのカバー力が試されていて面白かった。 今後、絵画の素材や技法がたくさん出てきそうなので単純に面白くなりそう。 ブルーピリオドなどと合わせて読みたい。 もしも葛飾北斎が人生の続きを現代で生きたらという妄想はロマンがあってとても好き。 シオリエクスペリエンスのジミヘンや、少し違うけど刃牙道での宮本武蔵然り。 現代で無双するのか、どこの時点で成仏するのか、いやそもそも絵に終わりははいから満足しないでしょ?とか、ヒカルの碁的に叶ちゃん自身も成長するのか、どう展開するのか楽しみ! 少し気になるとしたらタイトルが葛飾北斎目線っぽいところ。 いや、どっちとも取れるか・・。<<191192193194195>>
タイトル通り寿司ガール! イクラとかバラバラになったら簡単に死んでしまうという変なとこリアルでシュールだけどこういう可愛い存在現れて欲しいと思ってしまう! 寿司の話でなく寿司ガールの皿を手に取ってしまった女子の話なんですが好きな感じでした。 その寿司だったらこういう背景で…っていうのが、魚由来のものが一つもないのですがどの寿司ガールも可愛い!! なんか働く女子のトイレに一冊あってたまに読んで癒されたいです。