ユーモア・ギャグマンガの感想・レビュー6175件<<175176177178179>>名作のだめカンタービレ 二ノ宮知子名無しのだめも、千秋先輩も仲間や先生も、みんなキャラが立ちすぎるほど立ってるけど、それが不協和音にならずに楽しめるのは、ほんと作者の力量だと思います。振り切ったギャグめいたシーンが面白いのはもちろん、彼らの悩みや夢に感情移入して、じーんときます。漫画だと当然、音は聴こえないのに、逆に聴こえないからこそ、想像の余地があって、どんなに素晴らしい演奏なんだろうと思える良さがあります。 アニメ化もドラマ化もされて大人気でしたが、やっぱりなによりも原作の漫画の魅力があればこそ!だと思いますね。コミュ症なキラーT細胞はたらく細胞フレンド 清水茜 和泉みお 黒野カンナ名無し『はたらく細胞』も気が付くと色々と増殖して、なんと少女マンガ枠にまで! 本編でも大活躍していたキラーT細胞がメインということで、少女マンガなことと『フレンド』の文字に訝りつつ読みはじめました。 白血球に負けず劣らず格好良いイメージだったキラーT細胞のイメージが大分変りました。コミュ症ゆえの外面とのギャップが面白いです。光子となぎ子のやりとりが良い。清少納言と申します PEACH-PITPom 平安時代の女性はお洒落だったのか。とゆうか、お洒落に敏感だったのか。 平安時代が舞台なのに、なぎ子(清少納言らしい)は普通に現代っ子に見えます。笑 平安✖︎現代が、読みやすくしてくれて、この物語の良さを引き立ててると思いました。 ですが、登場人物の中で私は今、光子に注目してます。 物語の最初に自分のことを行き遅れです。って言ってしまう自虐キャラ的なところ、ブラコンなところ、マロ眉、丸顔。ぽちゃり具合など、可愛い。 なぎ子が際立つのも光子ありきなのかもって思いました。とにもかくにも、ふふっと笑えて面白かったです。 #1巻応援 史上最高に"フリーダム"な清少納言! #1巻応援清少納言と申します PEACH-PITsogor25平安時代。それは戦国時代・幕末と並ぶ日本歴史上の三大フリー素材の一つ。「とりかえ・ばや」のように平安時代独特の雰囲気を最大限に保った状態でオリジナルのストーリーを繰り広げているものもあれば、「姫のためなら死ねる」のように最低限の史実だけ乗せてあとは縦横無尽に自由に描かれている作品もあり。ではこの作品はどちらなのかというと、圧倒的に後者である。 橘則光の嫁として登場したのは、ふわふわのファーのついた唐衣と葦で作った"目の前を覆う御簾"という体のサングラスを掛けた清少納言(作中では清原諾子(なぎ子)として登場)。そして彼女に対峙した則光の姉・光子は正装した則光に対して「いとエモし!」と言ったり、心を乱したときにアロマを焚いたり。。。そんな感じで、平安絵巻の形を取りながら現代のセンスをフルに織り交ぜて描かれている作品。さらに話が進んでいくとなぎ子のとんでもない秘密も露わになって、ハイテンションなドタバタが加速していく。自由奔放ななぎ子、彼女を"嫁"と認められない光子、そして優柔不断ながら実はなぎ子に負けず劣らず独特な感性を持っている則光、切れ味鋭いコメディをやりつつも結婚を巡って謎の攻防を繰り広げるこの作品から目が離せない。 1巻まで読了 映画好きのダークサイドをコメディ化している木根さんの1人でキネマ アサイ名無しやたらめったらに面白い(笑)。 ホントは映画に付いて思い切り語り合いたいのだけれども 自分の思いを曲げて相手に話を合わせるのは 「絶対に無理」なので、 基本的にネットに感想をアップするだけで ボッチの映画愛好生活をする主人公。 その気持ちはわかる、という思いと それって結局は楽しいの?という思いが交錯する。 しかもそれが 「自分ではベスト映画を選べないけれど、 他人が選んだベスト映画を批判するのは大好き」 という主人公のキャラには、 気持ちはわかるが、それは公言してはダメ、と思ってしまう。 そういった「口に出来ない本音」を代弁してくれるという スッキリ感を味わえる?漫画。 春巻ファン必読!!外伝!浦安鉄筋家族 闘え!春巻 やぎさわ景一 浜岡賢次名無しでました。浦安キャラの中でも一、二を争う大好きなキャラ「春巻先生」。 当初は明らかにブルースリーを意識した存在だったのですが、巻を追うごとにヘタレて、比類なきバカの頂点へと登りつめていきました。そんな彼の集大成ともいえるギャグあり、バトル(?)あり、ファン垂涎の一品です!旧キャラも新キャラも迎えてパワーアップ元祖! 浦安鉄筋家族 浜岡賢次名無しこのシリーズはいくつかサブタイトルがついたものが存在しているのですが、この「元祖」は初期の浦安鉄筋家族に存在したキャラでいつの間にか消えてしまったキャラたちが復活します!どちらかというとずっと浦安を読んでいた人向けですが読んだことがなくても大丈夫です。笑いのツボを的確に押さえてくるので読んで損はないです! 気分が落ち込んでいるときに絶対笑いたい人必読!毎度! 浦安鉄筋家族 浜岡賢次名無し言わずと知れた有名ギャグ漫画の続編リーズです。 どのキャラクターも個性的で変わらず面白いですが、やはり現実の有名人を模倣したキャラクターの破壊力がヤバい笑 「おいおい、大丈夫か?」と違う意味でニヤニヤしながら読んでしまいます。 この作品は電車の中で読むのはご法度です。なぜなら「突然吹き出してしまうから!」絶対笑いたい人は是非!全5巻の疾走感アリョーシャ! 近藤るるるなかやま自分は 近藤るるる 先生の作品をあまり読んだことはなかったのですが、この作品はドハマリしました。 まず全5巻と言う人に罪悪感無くオススメ出来る冊数が本当に良いです。 最初は「ほのぼの暗殺者コメディ」かと思ったのですが、進むにつれ重いストーリに… 架空の国が舞台ですが、 まぁ あのお寒い某国がらみの、お寒い戦争時代のから続く因縁が物語の骨格になっています。 トンデも科学などやりたい放題ではありますが、そこにロマンを感じてしまいます。 とにかくキレイにまとまっている作品で登場人物も最小限かつキャラが立っており、暗殺者ながら友情・仲間が味わえる非常に読後感が良いです 特殊な訓練を受けた少女が…的なストーリーでは 瞬きのソーニャ CANDY&CIGARETTES も好きなので合う人は多いと思いますが、いかんせん これ系が好きな方が 近藤るるる 先生の作品を手に取る機会が少ないのでは?と思いクチコミを投稿しました。 可愛い話かと思ったら…愛しています、キョーコさん。 藤村緋二 のざわたけし名無し全然可愛い話じゃない!むしろ怖い! でも続きが気になる やさしくなりたい東京都北区赤羽 清野とおる野愛赤羽に住みたい。アクセスいいし居酒屋たくさんあるし公園あるしユニクロあるし最近綺麗な団地できてるし住みたい。 という表面的な赤羽ではなく、より赤羽のディープでホットなところを目指して突き進んでいく清野先生が素敵です。 やべえ奴とかやべえスポットに出くわしたときに楽しめるのがまず凄い。さらに踏み込んで相手の懐に飛び込み、その人の人生や歴史を紐解いていく。凄い。 漫画家だから取材みたいな感じなのかな?とも思うけど、清野先生の人柄なんだろうな…そりゃ壇蜜も惚れるわ… ジョージさんや赤い老人はかっこいいし、ペイティさんは可愛い。ちからのご夫妻のエピソードはなんやかんやで愛に満ちている。 笑いながら読んだ後、心の中にやさしくなりたいが流れます。なんか妙にあったかい気持ちになるんだなあ。 ほんとはペイティさんの曲が流れるといいんだけど聴いたことないからな北海道あるある道産子ギャルはなまらめんこい 伊科田海名無しタイトルの通り、ギャルを全面に押し出し、北海道の魅力を描いた漫画です。 道民からは賛否両論あるかもしれませんが、本州の人たちが思う北海道と、実際に北海道在住の人が感じる”北海道あるある”が、ちょうどいいバランスになってると思います。続きはよ〜忍ぶな! チヨちゃん 設楽清人nyaeあー!すごく面白い。一瞬で3巻まで読んじゃった。 チヨちゃん、はじめは想い人のワタルくんと会話どころか姿を見せることすらできないけど、話が進むと着実にチヨちゃんも周りに助けられながらみるみる成長してくので、いつまでもモダモダしてないのがいい。 展開も早くて絵も最高レベルに上手いし、忍者マンガとしてもバトルシーンが物凄くかっこいい。 6月に3巻でたばかりだから、4巻出るのまだまだだなぁ、つらい スポ根ギャグ漫画逆境ナイン 島本和彦名無しギャグ漫画家・島本和彦先生の初期代表作品です。実写映画化もされました。高校野球をモチーフにしたスポ根モノ。しかしその実態はギャグ漫画です。他に類を見ないスポ根ギャグ漫画と言ってよいと思います。とにかく無駄に熱いです。画も劇画風で、もう暑苦しいと言っても過言ではありません。その暑苦しさそのものをギャグにしている感じです。サラっと読めてアハハと笑ってすぐに忘れ、また楽しく読み返せる作品です。悩んでいる時、疲れている時など、リラックスしたい時に最適な作品だと思います。描写から言葉のチョイスまで引き込まれる物語。おやすみカラスまた来てね。 いくえみ綾Pom 善ちゃん、天然っぽいけど一言で言うと女子っぽい男子。 バーの中でトラブル起きすぎだし。笑 舞台は北海道だから都会の時間の流れとは少し違っていて、ゆっくり物語が進んでいく感じが良かったかな。 いくえみ綾さんの描く女子は、皆何か抱えているようで目が笑ってなくて怖い時がある。 だけど、心をゾワゾワさせる言葉や描写の力に引き込まれていくので、不思議。 4巻終盤、まさかの出来事でまた物語が大きく変わりそうなので、引き続き楽しみにしています。私の為に丼作ってくれる?どんぶり委員長 市川ヒロシ名無しどんぶりってそんなレパートリーあるっけ?と思い読み始めたもの。 うまそう〜 どんぶりってはしたないイメージがあるのでしょうか。 確かに時間がない、洗い物を減らしたいと思う人が選ぶものかもしれません。 しかし!ご飯と具の組み合わせ料理と考えると食欲そそられる! 堅物委員長が丼の虜になるのもわかります。 さらっと漫画にしてあるけどどれも簡単に作れそうで美味しそうです。 絶対にブレない主人公湯神くんには友達がいない 佐倉準六文銭もう3回くらい繰り返し読んでいるけど、本当に好きな作品。 なぜかの理由は言葉にするのは難しいのだけど、 ストーリーの起承転結がしっかりしてて、キャラも良い感じにたっているということだと思う。 ほんのりギャグ風味でラブコメ風味なのも自分の好みにあっている。 主人公は、 「友達なんていらない」と言っているちょっと変わった主人公で、 終始そのスタンス貫き通して高校3年間が終わる。 その間に、クラス内とか、部活とかでいざこざあるのだけど、絶対にその姿勢はブレない。 高校生くらいだと、もっとコミュニティとか、なんかつながりとか、きずな?とか大事にするだろ!と思うが湯神くんはしない。 自分の価値観に則って、大衆に全く迎合しないのだ。 趣味、落語とか城めぐりだし。(おっさんかよ) 高校生にして達観しすぎてて、なんとも清々しくて逆に許せてしまう。 最後のほうは、あぁこれが湯神くんだな、なんて妙に納得してしまう始末。 ヒロインのちひろちゃんとの距離感もよい。 お互い気になりながらもつかず離れずな関係で、ベタベタしない。 (ちひろちゃんも、また良いのです。時々、素っ頓狂な顔するのがたまらない。) そんな感じで、ちょっと変わった価値観をもったブレない生き方をする主人公の話。 他では味わえない一風変わった青春群像劇です。全おじさん好き必携の神マンガミスターズ~私の町のおじさんたち~ 飛田漱兎来栄寿「カワイイは最強なんです。カッコイイの場合、カッコ悪いところを見ると幻滅するかもしれない。でもカワイイの場合は何をしてもカワイイ!カワイイの前では服従。全面降伏なんです!」 『逃げるは恥だが役に立つ』のみくりはそう言いました。 然るに、この『ミスターズ 〜私の町のおじさんたち〜』はあまりにもカワイイおじさんたちに満ち満ち過ぎています。一人だけでも全面降伏というのに、これはもう未来永劫絶対服従レベル。 いわゆるイケオジも登場しますが、そうではない、外見は冴えるとは言い難くてもその持ち前の気質や年齢からくる経験に裏打ちされた魅力が溢れるおじさんも複数登場して楽しませてくれます。 そして、単体でもカワイイおじさんとカワイイおじさん同士がたくさんたくさん絡むわけです。カワイさの多重奏極まれり。ここはまごうことなきおじさん好きにとってのパラダイス。 おじさんが好き、だけどまだ『ミスターズ』を読んだことがない。そんな幸せな方は、何をおいてもすぐ読むことをお薦めします。いままで気付かなかったけど百年川柳 業田良家名無し読んだり読まなかったりしてたけど、業田良家先生だったんですね 恋愛モノにおける最初の出逢いの美味しさその時の彼女が今の妻です 音井れこ丸兎来栄寿『おじさんとマシュマロ』、『若林くんが寝かせてくれない』の音井れこ丸さんの最新単行本。 すべての話がタイトル通り「その時の彼女が今の妻です」に収束していく、新感覚の恋愛マンガです。 やがて夫婦に至る男と女の、その最初の出会い。なんの変哲もない出逢いからドラマチックなものまで、ある意味では恋愛の特に美味しい部位を少しずつつまみ食いできるような贅沢さを感じさせてくれます。 そして、徐々に話の型に慣れてきて「ふんふん、今回もこの人とこの人がやがて夫婦になるんだなー」と油断して読んでいると時折変化球も交えてきて飽きさせません。 間がすっぱり省略されているからこそ、その間の物語を想像して楽しむ余地も生まれています。 それにしても……やっぱり「若林」なんですね笑無口すぎるゴリラーマン ハロルド作石名無し主人公の高校生、ゴリラーマン(池戸定治)は、とても無口で(というより一言も喋らない)喧嘩が強くて、顔はゴリラにそっくり。めちゃめちゃ個性的で謎すぎる存在ながら、どこかひょうきんでかわいらしい魅力的なキャラとなっている。 もうひとりの主人公、同級生の藤本修二は、喧嘩はめっぽう強いけどちょっとアホでひょうきん者というゴリラーマンとは対象的な性格で、この二人が巻き起こすドタバタ劇を描いた不良な漫画であるが、主人公の一人が一言も喋らないという斬新さもあって、他の不良漫画とはひと味違った面白さのある作品。「これでいいのだ」をモットーに生きる今の若者たちギャルと恐竜 森もり子 トミムラコタTKD@マンガの虫ヤンマガでたまたま目にし度肝を抜かれ慌てて単行本を探して読みました。 非常にゆるい雰囲気で話は進みますが、作者なりのしっかりとした哲学が筋として通っていてなかなか味わい深い漫画になっています。 作者のトミムラコトさんの過去のエッセイ漫画などを読むと苦しい家庭環境や自己の性の問題に対して悩んだ時期のことなどが明るく、笑い話として語られており、そこで培った精神性が今作の中でも貫かれているように感じました。 何か大きな問題を乗り越えた若者がたどり着いた哲学が「これでいいのだ」だったのではないかと思います。(作者のバックボーンも赤塚先生の幼少期の頃の話を思い起こさせます。) また、登場人物たちを類型化せずにきちんと描こうという明確な意思が感じられ、その点も非常に素晴らしいクオリティで仕上がっています。 カリスマのデビュー作素晴らしい世界 浅野いにおさいろく初連載作品、だったと思う。 毎回読み切りだと思ってたんだが単行本で読み返してアレ?となった。 全部繋がっとるやんけ。 毎回エキストラとして出てくるようなキャラに次の回でスポットが当たり、繋がってくこの世界の全貌が観たくなる不思議な感じ。 最初から天才!サブカルのカリスマ!とか言われてたわけじゃない。だからこそ別作品を読んだことある人は原点(?)の本作を読んでみるといいかも。 こんな感じでライトに殺伐としてる空気が描けるのは天才的だと思ってしまうけどもね。あとやっぱ書き込みが良い。この頃から背景は実際の場所そのまま使ってたりするんだろうか。人情溢れたギャグコメディ社畜とギャルが入れ替わりまして 多喜れい名無し 全体のおおまかな流れとしては入れ替わりあるあるなネタでもある。1巻ではギャルが活躍、2巻では社畜が活躍と分けているように感じた。 ギャグコメディらしい、テンポよく進んでいくが所々で人間のどうしようもない感情や考えをセンスあるセリフ回しで重くなりすぎずに問いかける場面が印象的。 2巻で完結するのが惜しいなと思いました。 絵柄もハイスピードで(良い感じに)変わります。(2巻に関しては雑誌と比べてかなり加筆修正されてるので、比べるのも面白い)<<175176177178179>>
のだめも、千秋先輩も仲間や先生も、みんなキャラが立ちすぎるほど立ってるけど、それが不協和音にならずに楽しめるのは、ほんと作者の力量だと思います。振り切ったギャグめいたシーンが面白いのはもちろん、彼らの悩みや夢に感情移入して、じーんときます。漫画だと当然、音は聴こえないのに、逆に聴こえないからこそ、想像の余地があって、どんなに素晴らしい演奏なんだろうと思える良さがあります。 アニメ化もドラマ化もされて大人気でしたが、やっぱりなによりも原作の漫画の魅力があればこそ!だと思いますね。