名作マンガの感想・レビュー1463件<<3031323334>>のび太とアニマル惑星!大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄チッポ動物たちが暮らす美しい星は緑が豊かで空気も澄み、争いもない平和な場所。住民たちは大昔にかつて自分たちの祖先を悪魔族から救ってくれたとされる神様を信仰している、どこかメルヘンチックな世界観から始まるストーリーですが、敵であるニムゲに攻められてからは一変。美しかった町は戦場と化し、ドラえもんたちがいる場所にミサイルが落とされたり、森が燃やされたり、とても悲惨な描写もあります。 環境汚染・保護がテーマという事で、その強いメッセージはのび太のママが裏山の土地開発に反対する運動に参加する姿からも伝わります。 「ツキの月」という、普段ツイてないひとほど効き目が強い道具を使う際、満場一致でのび太が指名され、文句も言わずに素直に従うシーンが好きです。 ブリキの迷宮〈ラビリンス〉大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄nyaeのび太のパパがテレビの前で居眠りしていたら、砂嵐のなか不思議なCMが流れはじめてこちらに語りかけてくる…という奇妙な始まり方が子供心に妙に印象深く刻まれてます。 あとは、客が自分たち以外に居ないけど設備の整った大きなホテル。でも地下にだけは絶対に行かないでね… 導入だけでいうと「ホラー」のやつですよ。 作品全体のイメージとしては、のび太たちとブリキのおもちゃたちの戦い!というものでしたが そもそもの原因は、人間が楽をするために生活の全てをロボットに任せようとしたせいであり、その結果ロボットたちに支配されてしまうという展開に、読者に伝えたいメッセージがあったんだなと思った次第です。 物語の約半分ほどの間は、ドラえもんが反乱軍に捕まって海の底に沈められてしまってます。なので初めはのび太たちだけで立ち向かうも力及ばず。 その後ドラえもんをなんとか助けてからの巻き返しの凄まじさったらないです。 ロボットに頼りすぎて崩壊した王国に対し、やっぱりドラえもんが居ないとダメなのび太達、という構図には何かメッセージは込められているのだろうか?『のび太と竜の騎士』の思い出大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄名無し地球空洞説ってめっちゃロマンありますよね。スネ夫が地底で恐竜を発見する見開きのシーンの衝撃とワクワク、よく覚えています。 地底世界がどうやって出来たのか判明するオチも大好きで、スケールの大きさにシビレました。 地底世界の「政治」にのび太たちが巻き込まれていくストーリーも緊張感がありますが、なんと言っても竜の騎士のバンホーがかっこいい! 本来相容れない立場ののび太たちに対する真摯な姿勢と、自分の属する地底世界への責任感、まさに騎士道を体現した芯の通ったキャラクターです。 個人的に本作で一番心に来るのが逃げ出したのび太たちが捕まったあと、バンホーに「きみたちはどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ」みたいに詰められるシーン。 自分が怒られてるような気がしてマジでヘコんでしまった…。ねじ巻き都市冒険記…「種をまく者」に考えさせられる大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄鬼五郎が連行されるシーンが好き※ネタバレを含むクチコミです。JIN-仁-を読まずして仁を語るなかれJIN―仁― 村上もとか名無し漫画をTVドラマにする際に、プロデューサーが原作にどんなアレンジを加えドラマ化するかを楽しみしている私ですが、この「JIN-仁-」に関してあえて勝敗を付けるならば、人物設定がシンプルであり分かり易く気軽に読める漫画の方に軍配を上げます。 南方先生もドラマに主演した大沢たかおさんみたいにカッコ良過ぎず、身近に感じられます。いずれにしろ抜群に面白い漫画である事は間違いないから読まない手はないですよ。ドラマを見ていたけど漫画は読んでいないというのはもったいないです。のび太と鉄人兵団大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄なかやま私が初めて観たドラえもん映画、はじめて買ったドラえもんコミックス、新ドラに呼び戻してくれた作品、思い出いっぱいです。 大長編ドラえもんの中では、珍しいと思われる 「のび太たちの世界の直接の危機」 終始ミリタリー風味が感じられ、限られたリソースと鹵獲したザンダクロスでどのように鉄人兵団を迎え撃つか? ドラえもん作品と言うより、「ひとりぼっちの宇宙戦争」などのハードSF寄りな異色作では無いかと思っています。 敵である鉄人側にも彼らなりの正義で動いており、「ロボット奴隷を開放するために人間を労働力として使う、奴隷ロボットは幸せになれる」が、40年近くたっても刺さる内容です。 そしてゲストキャラクタであるリルルとしずかちゃんの交流もまた刺さる 「やっぱりほっとけないわ・・・。」刺さる ラストについては、藤子・F・不二雄先生自身「納得がいっていない」と何処かのあとがきに書かれていたと思います。(ソースは忘れしまいましたが・・・) 私は、あのラストには結構納得しており「藤子先生でも、ああする意外のび太たちを勝たせる術がなかったのだ」と思っています。 また、これは意見が別れるかもですが、 この作品は「原作漫画」「旧映画」「新映画」の3つのタイプで楽しむことができます。私的にどれが一番かと言うと、圧倒的に「新映画」となります。 原作・旧映画で薄かった、のび太サイドがキレイに補完されいるのが、原作主義派だった私に「ドラえもんと言うコンテンツが、藤子先生の手を離れた今でも、まだ生きているコンテツ」だという事を実感させてくれました。 好きすぎて映画館に毎週行っていた 「新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜」超名作だから観てくれ・・・頼む・・・懐かしい~!!ゆめ色クッキング くりた陸名無しくりた陸さん(お亡くなりになってしまいましたが)大好きでした!! 特にこの『ゆめ色クッキング』が好きで、よくコレ読みながらご飯とかおやつとか作ってましたね。 一番好きなエピソードは“虹色クレープ”です。自分では作れなかったけどシュワシュワのゼリーが美味しそうでどんな味か想像出来なくて…。食べてみたかったなぁ…。 南野さんと芹香ちゃんの恋愛も可愛くて良かったです。 久々に全巻読み直し出来て良かったです。雲の王国大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄あほえもん雲の王国は本編を読んでから読むべし。親しみやすい野球漫画ダイヤのA Ace of Diamond 寺嶋裕二名無しこの漫画は子供から大人まで、性別も問わずに読むことができる、とても親しみやすい野球漫画だと思います。 昔から少年漫画の野球漫画は色々あると思いますが、この作品は、絵のタッチがちょうどよく、文字数も多くないですし、しかもわかりやすいです。リアルで渋いタッチの絵と、可愛い系のちょうど間で、誰にでも愛されやすいキャラクターたちと読みやすさが、この漫画の一番いいところだと思います。そして、甲子園を目指す少年たちの姿に、すかっと爽やかな気持ちにさせてもらえるところも、この漫画の長所だと思います。 私は女性ですがスポーツが好きで、しかし漫画はあまり読まず、しかも野球はとても苦手なのですが、そんな私でもこの漫画なら楽しみながら野球に親しむことができました。日本酒の世界夏子の酒 尾瀬あきら小暮お酒自体好きではあったものの、独特の風味や匂いが合わず中々好きになれなかった日本酒。ですが、この作品を吟醸酒作りに人生を賭け取り組んでいる人達の熱い思いがあることを知りました。そして日本人でありながら日本酒に関する知識が無い事にも気付かされましたが、単に日本酒のうんちくを語るのではなく、主人公の佐伯夏子が出会う試練を通して教えられるので、嫌味がないので受け入れる事が出来ます。日本酒を飲んでみたくなる「夏子の酒」悪くないです。金田一少年の事件簿のここが好きだ!金田一少年の事件簿 天樹征丸 金成陽三郎 さとうふみや 大下賢一郎けんたろう※ネタバレを含むクチコミです。熱い医療漫画、生活の役にも立つ!ゴッドハンド輝 山本航暉名無しゴッドハンド輝は医療漫画として有名ですが、ただの漫画としてでなく、顔に傷を負ってしまった際に傷跡を残さずきれいに治療するにはどうすればよいか?といった一般の日常でも起こりうる出来事に対しての疑問などにも漫画で解説してくれていて、役立つ知識が満載です。医療漫画としてだけでなく、そういった視点で楽しむのもお勧め!奇想天外な調理法ミスター味っ子 寺沢大介名無し子供の頃良くアニメを見ていました。よくもあんなに面白いアイデアが浮かんでくるな…と思える程奇想天外な調理法で、次々とオリジナルメニューを編み出す陽一の姿に、子供ながらに感心していました。ただ現在になって冷静に考えると、ちょっと真似したくないな…と思える調理法やメニューがあるのも確か。美味しそうなのは確かなんですが。あくまで子供が面白可笑しく楽しむ作品でしょうか。 仲間で回し読みしていた当時を思い出しました夕やけ番長 梶原一騎 荘司としお名無しこの漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。進撃の巨人について雑談でもするか進撃の巨人 attack on titan 諫山創xiaome雑談用スレ。バブル後期の日本の恋愛観や仕事観そして人生観東京ラブストーリー 柴門ふみhysyskドラマが1991年だから自分は当時小学校4年生くらいか。当然原作を読んでる訳はなく、ドラマを観る習慣もなかったのだけど、あの当時としては衝撃的なセリフ「セックスしよ!」をクラスのお調子者がふざけて真似していたり、物真似やパロディや懐かしのドラマを振り返る的な番組で見かけたりして、断片的な知識だけはあった。 するとなんとこの4月から現代版としてリメイクしたドラマが始まるとのこと!これって今の10代からしたらおじいちゃんとかおばあちゃんの世代(30年前の20代)の話でもおかしくない訳だよね? https://www.fujitv.co.jp/tokyolovestory/ 柴門ふみが「スタバもユニクロも無かった時代」って言ってるのがうけた(ださくて質が低いとされてたけどユニクロはあったよ!)。 ぜひリメイクドラマと91年版ドラマと原作を比較して楽しみたいのだけど、始まる前の期待としては、赤名リカは今の時代にすごく合ったキャラクターとして描き直せるんじゃないかな、ということ。あとがきによれば「作品の成功はリカが受け入れられるかどうかにかかっていた」とのことで、当時としては賭けだったようだけど、今ならむしろ普通の感覚として受け入れられるような気がしている。帰国子女の外資系バリキャリみたいな人も増えたはずだし。 くっついたり離れたりすれ違ったりまた戻ったり辛気くせえ〜と思うのと、ところどころ現代(2020年)の感覚と合わずに「うわっ」となるところはある。けれどもあの時代にしては新しい(自分の親はほぼ柴門ふみと同世代だけどこんなにリベラルじゃない)考え方や生き方を肯定しているし、新旧の価値観のぶつかり合いに、まさに今リアリティを持って考えたい問題が見えてくる。この作品が生まれた時代(恋愛至上主義的な価値観)含めて乗り越えられるべき名作だと思う。最初からラストが決まっているのでグダグダしない。進撃の巨人 attack on titan 諫山創名無しこの作品、作者の方が最初からエンディングを決めている、とのことで引き伸ばして面白くなくなる、なんてパターンにはならなさそうで安心して読めます。 巨人の謎、グロい描写、等、いわゆる中二病的な要素がが好きな人にはたまらない作品ですね。 漫画版は概ね初期に提示された謎が明かされてきて、そろそろ終わりそうな雰囲気があって見逃せません。お水が舞台のヒューマンドラマ女帝 倉科遼 和気一作名無し主人公の彩香がお水の世界で成り上がっていく物語です。劇画調のタッチで、水商売に関わるドロドロした人間模様が描かれており、妙なリアリティがあります。彩香を敵視している梨奈は、嫉妬深い女性の業を体現したようなキャラで、かなり怖く刺激的です。 全24巻の本作。長いようですが、一気読み必至の作品です。こんな甘酸っぱい青春を味わいたかった…Theかぼちゃワイン 三浦みつる名無し幼い当時アニメで良く観ていました。初めて出会った頃から一途なエルに対し、中々自分の気持ちに素直になれない春助という思春期らしい甘酸っぱいストーリー展開。こんな素直で可愛い女の子に学生時代出会えていたら、どんなに楽しかっただろう…と、ちょっと遠い目で感慨に耽ってます。熱血野球道がおもしろい。侍ジャイアンツ 梶原一騎 井上コオ名無し荒唐無稽とも呼べる代物の分身魔球などの異色のアクションが見どころな面白い野球マンガです。侍のごとく相手に襲いかかる気性の荒いピッチャーの番場蛮の活躍を豪快に描く熱血もので、昨今では見ない風潮なのが一転して新鮮でよいです。王、長島ら歴戦のプレイヤーも参戦し、世界をまたにかけて野球で戦う主人公の物語には最初から最後まで目が離せません。やっぱり熱い!ミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無し最近のは読んでいますが、実は1巻を読んだことありませんでした。 絵がいかにも昭和の熱い時代を表現していると思います。 現実にはこんなに人情味のある金貸しはいないのかもしれませんが、いて欲しいなと思います。 完全に大人向けの漫画なので、中年位の方で読んだことない人にはお勧めしたいです。夢のような80'sに想いを馳せるきまぐれオレンジ☆ロード まつもと泉野愛まさに夢のような80's!! 都会的とかお洒落とか大人っぽいとかそういう概念をこれでもかと詰め込んだ最高のラブコメです。 このキラキラした世界観に当時の中高生たちはさぞ憧れたことでしょう。 ごく普通の男の子なのに実は超能力者という恭介の設定も気持ちいいくらいにご都合主義だなあと思いきや、ちゃんとヒロインとの出会いのストーリーに活かされています。 そしてなんといっても2人のヒロインがめちゃくちゃ最高です。 大人びてセクシーなまどかと、天真爛漫で一途なひかるちゃん。どちらも可愛いし、ひとりの女性として人間として魅力的なんです。 恭介が優柔不断になる気持ちもわかる…。選べません。双子の妹ちゃんも2人とも可愛くて選べません。 そして80年代ファッションも可愛いです。ハイウエストのスカートとかロゴ入りのスウェットとか今見ても(今だからこそかも)お洒落で可愛い!! 喫茶店でバイトしたり、ディスコやロックのライブに行ったり、こっそりお酒を飲んだり(未成年飲酒ダメ絶対)…背伸びしたい少年少女が描く煌めきに満ちた青春そのものを謳歌していて、戻ることのない時間に想いを馳せてしまいます。空気感ごと愛おしいのです。 煌めきに満ちた…憧れのエイティーズ… みたいなポエムを思いついちゃうくらいに素晴らしい作品でした。遅れてきた青春をありがとう。 WORSTからの外伝だけどWORST外伝 髙橋ヒロシさいろくこっちは1巻しか出てないんだけど「新装版 WORST外伝」の方で2巻まで存在してるのを初めて知った。 多分1巻の中身は一緒?かな? 昔読んだけど2巻の方は新装版の方で初めて読んだので今から読むのであれば新装版でどうぞ。花木九里虎って一発で変換できるその後のクローズ 髙橋ヒロシさいろく高橋ヒロシの代表作「クローズ」の後日談。 タイトルどおり、クローズを読んだ人向けなのでまずはクローズを読もう。 前半は今でも町中でたまにTFOAと書いてあるちょっとイタい服を着てらっしゃる方がいるのを見かけるぐらい愛されている武装戦線の歴代頭の中でもインパクトが強い男(ネタバレはしないでおく)河内鉄生のお話。 そしてクローズを最後まで読んだ人はゼットンに勝つっていうのがどういうことかというのはわかるし、そのゼットンに1年戦争の真っ只中で九里虎がぶつかる話が後半。 クローズファンにはたまらない内容、と思うんだけど九里虎がどのぐらいクローズファンに受け入れられてるのかもちょっと気になる。 九里虎は春道とか花と違って主人公ではないのに転校してきた背景なんかもなく強いって言われてもただのインフレじゃんと思ってしまうもんだが(外伝の高橋ヒロシ先生が描いてない九里虎の話はめちゃくちゃなのでノーカンとして)<<3031323334>>
動物たちが暮らす美しい星は緑が豊かで空気も澄み、争いもない平和な場所。住民たちは大昔にかつて自分たちの祖先を悪魔族から救ってくれたとされる神様を信仰している、どこかメルヘンチックな世界観から始まるストーリーですが、敵であるニムゲに攻められてからは一変。美しかった町は戦場と化し、ドラえもんたちがいる場所にミサイルが落とされたり、森が燃やされたり、とても悲惨な描写もあります。 環境汚染・保護がテーマという事で、その強いメッセージはのび太のママが裏山の土地開発に反対する運動に参加する姿からも伝わります。 「ツキの月」という、普段ツイてないひとほど効き目が強い道具を使う際、満場一致でのび太が指名され、文句も言わずに素直に従うシーンが好きです。