名作マンガの感想・レビュー1460件<<2930313233>>マジで好きなんだけどあんまり信用されないトリコ モノクロ版 島袋光年starstarstarstarstarマンガトリツカレ男どのくらい好きかを聞かれたら「トリコ」と「こち亀」が終わったあたりでジャンプを買うのをやめてるし、おそらく単行本でも買っていた最後のジャンプコミックスかもしれないくらい好きなんだけど、人とマンガの話をするときにジャンプだとトリコが好きだったというとなんとなく「こいつマジでいってんのか?」みたいな感じになる事が多い 一見俺の日頃のマンガの趣味からかけ離れているように見えるのかと思うけど、俺としては昔のジャンプマンガの雰囲気を持ちつつ2000年代向けに綺麗に合わせている傑作だと思ってる。 具体的にどの辺が好きかというと、話はうまいものを食いたいだけとシンプルだし展開も早いし異常に読みやすいのとおまけにねじ込んだ感じでいい話を入ったりと飽きない。 まあインフレがひどいとかグルメとつけばなんでもいいとか、小松の泣き顔がムカつくとか、このマンガで一番うまい食材はゴッドじゃなくてトリコだろとか言われたりするけど俺がすごい好きだよ。最近全巻読み返してつくづく思った聲の形久々読んで泣いた聲の形 大今良時いい漫画読み野郎※ネタバレを含むクチコミです。ホラー系だけど、地獄少女に惹かれざるをえなかった…!地獄少女 永遠幸 地獄少女プロジェクトせのおです( ˘ω˘ )私が小学生の頃の少女雑誌のホラー漫画といえば、地獄少女でした! 「地獄通信って知ってる?午前0時だけアクセスできて、呪いたい人の名前を書くと、地獄少女が現れて、怨みを晴らしてくれる」 このサイトに書き込まれる人が結構な悪人だったりウザかったり…。 閻魔あいちゃんこと地獄少女が、その人を地獄に陥す様が気持ちいい…!!! ホラー漫画だけど、読んでいてとてもワクワクしたのを覚えています。 閻魔あい自身も謎な存在で魅力的でした。 なぜ地獄少女になったのかの「過去編」は、興味深くて何度も読んだ記憶が…!! TVアニメと合わせて楽しんでいたのも、今では思い出です。 (当たり前ですが、アニメと漫画で作風が違ったのも好きでした。) 「人を呪わば穴二つ、いっぺん死んでみる?」 閻魔あいの決め台詞も好きで、ちょっとしたかっこいいヒーロー的なヒロインでした! 万人受けしないと思うけど、万人に読んでほしい。こいつら100%伝説 岡田あ~みんnyae岡田あ〜みんは紛れもなくりぼんの黄金期を支えた作家さんのひとりだと思いますが、他の方々とはやっぱり何かが違う気がします。何が違うんだろう……次元? 私はとくに意図せずにあ〜みん先生の代表三作を新しい順に読んでいるのですが(なので現時点でお父さんは心配症は未読)、ルナティックと本作との作風の違いにびっくりしました。ルナティックは曲がりなりにも学園ラブコメディとして成立していたように思うんですが、これは……これは、何なんですか? 何なんですかね??? やっぱホンモノの天才を前にすると何も言えなくなるんだな! 音無響子という最高のヒロインめぞん一刻 〔新装版〕 高橋留美子豊胸03この作品こそ正真正銘のラブコメ、まごうことなき俺のバイブルです。 なんといっても音無響子というヒロインがとにかく素晴らしい。 響子さんはわがままで嫉妬深く、人の話を聞かない、超めんどくさい女性です。 でもそれが「未亡人」という設定一つで全て魅力に変わります。 主人公になかなかなびかないのも、そのくせにバッチリキープするのも、付き合ってもないのに超束縛するのも、死んだ旦那さん想い続けていて、次に踏み出すことができないから。 死人にはどうやったって勝てませんからね、この設定は高橋留美子先生の発明です! 携帯なんてない時代ならでわのすれ違い、愉快な一刻館の住人たち、一話一話のテンポの良さ、今読んでも最高の作品です!壮大なパロディとスイッチするバディを楽しむマンガ。三つ目がとおる 手塚治虫やじまけんじ※ネタバレを含むクチコミです。3人のアドルフが登場する大河ドラマアドルフに告ぐ 手塚治虫かしこ手塚治虫で好きな作品ってなに?トークをした時に「アドルフを告ぐ」と言う人が必ずいるじゃないですか。なぜかやけにツウっぽく見えるんですよね。ずっと気になっていたのですがようやく読みました。面白い!ですが、私の一番はこれじゃないな…というのが率直な感想です。 ヒトラーの話というのは知っていましたが、他に2人のアドルフが登場する、物語の半分は日本がベースになっている、中東戦争まで描かれている…などなど、あまりのスケールの大きさに驚きました。それにミステリーとしても人間ドラマとしても読み応えがすごいんです。どんなに風呂敷を広げても最後まで面白いってまさに神業ですよね。私が読んだ単行本には手塚先生のインタビューが収録されていて、もっと描きたいエピソードがあったとおっしゃってましたが、もう十分すぎるくらい完璧ですよ…!と思いました。 完結していないんじゃない?サイコドクター 亜樹直 的場健starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男2000年前後くらい週刊モーニングで連載していた精神科医マンガ。連載当時読んでいて、サイコドクターとオフィス北極星を楽しみにしていた。 久しぶりに読んでみたが今連載している寄り添う感じの精神科医マンガと違い、相談者は心の悩みに苦しむが根本は過去の事件や事故が原因で発生している部分を解決するという面が強いと思う 2000年前後のマンガなのでWeb関連が古臭い感じもするけど面白かった。 全8巻となっていますが恐ろしいほど中途半端なところで終わっています。残りが単行本未収録なのかここで終わっているかも不明です。 読んでいたはずなんだが全く記憶になかった...終わり方がいい真夏のデルタ 綿貫芳子漫画を読む女S※ネタバレを含むクチコミです。ジョージ秋山作品でダントツでセックスシーンが多いピンクのカーテン ジョージ秋山starstarstarstarstarウマタロジョージ秋山作品でダントツでセックスシーンが多いのはピンクのカーテンではないだろうか?※浮浪雲は除く 「青春も人生もセックス抜きでは語れるものではない。またセックスを卑しきものとしてないがしろにしてはいけないと思う。セックスは人類が存在している根底なのだから。」 という、ジョージ秋山先生のお言葉を、額面通り受け取ってはいけなかった。けっして軽い気持ちで手を出してはいけない漫画なのだ。 実際、この漫画を読み通すにはかなりの精神力が必要だ。 どこまでも堕ちていく展開で、ひたすら出口のない色欲地獄に引きずり込まれることになる。 吐きそうになりながら歯を食いしばって読んだのだが、息を吸って水を飲むのと同じ境地にまではなれなかったのだった。 参りました、ジョージ先生。 身体だけじゃない大きな愛の女の子・エルちゃんTheかぼちゃワイン 三浦みつる野愛エルちゃんが可愛すぎてつらいです。 一途で一生懸命なエルちゃん。素直だけど傷ついたり悲しい思いは隠そうとするエルちゃん。何があっても春助を思い続けるエルちゃん。 なんでこんなやつなんかを好きになるんだ?とストーリーの中でも様々な人に言われていますが、わたしも思ってしまいました。春助がほんとはいいやつで真面目で一本気な男だってわかってるけどね!エルちゃんのこと大好きだって伝わってるけどね! 意地っ張りでまだまだ子どもな春助に向けられるエルちゃんの大きな愛がうらやましい!!!! エルちゃんみたいに可愛くて芯の強い立派な女性になりたいものです。身体だけじゃなくて心が大きいすてきな人だなあ…。 大長編の異色作「夢幻三剣士」大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄starstarstarstarstarひさぴよ大長編ドラえもんのシリーズ14作目となる、三銃士をモチーフとした編。 > 夢はいいなあ・・・。 > 現実の世界はどうしてこんなにつらくきびしいのだろう・・・。 日々の現実がイヤになったのび太は、ドラえもんに懇願し、思い通りの夢を見ることができる道具「気ままに夢見る機」を未来デパートから取り寄せてもらう。自分の思うがままに夢を楽しむのび太だったが、現実世界に謎の使者トリホーが現れ、『夢幻三剣士』という夢カセットを見るようすすめられる。その夢の内容は、RPGゲームのような剣と魔法の世界だった。そこでは”ユメミル王国”を侵略しようとする妖霊大帝オドロームと戦うことになり…。 一見すると、小説『三銃士』を題材とした冒険活劇かと思いきや、一気にシリアスな流れへと変わってゆく。 この作品、他の大長編と特徴を比べてみると、かなり異色であることに気付かされます。 例えば、 ・夢の中が舞台なので、現実世界の動きがほとんど無い ・ジャイアンとスネ夫の影が薄い(のび太の夢の中に出てくる人格に過ぎない) ・しずかちゃん本人も夢の中の人格として現れる ・仮想世界でも死ぬと本当に死ぬ ・トリホーの目的、ラストシーンの意味が謎のまま終わる などなど。 非日常が日常を侵食する怖さ、みたいな不気味さは今までのシリーズでもありましたが、読み終えたときの拭い去れない違和感みたいなモノは、子どもの頃からずっと残っています。 此処ではないどこか違う世界へ行きたい、別世界で活躍してみたい、という願望は誰しもが抱くものですが、それを仮想現実という舞台で時代を先取って見せてくれたのが、この無限三銃士であると思います。 子ども向けとはいえ、現実と虚構の境界をまざまざ見せつけられたようで、その境界線とは何なのか?うなされるように悩んだことは忘れません。 ラストシーンを読み返すたびに、江戸川乱歩の「うつし世はゆめ 夜の夢こそまこと」という言葉が浮かぶのでした。ドラえもん のび太の海底鬼岩城大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄みょー恐竜〜竜の騎士までの単行本しか持っていなかったにわかですが、海底鬼岩城のラストは未だに心に残ってます… バギーちゃんの特攻は当時、子供ながらに泣きそうになりました。 アトランティスやムー、バミューダ海域などのワクワクする設定も魅力です。 3つの「違い」を楽しめる「のび太と鉄人兵団」大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄ドッチモドッチ栗原藤子F先生が亡くなられた後も変わらず子供たちの夢を膨らませ続ける「ドラえもん」 毎年春に映画が公開され、スクリーンに映るお馴染み5人組の冒険にハラハラドキドキするのは、世代が変わっても恒例の景色になっている。 最近では過去のリメイク作品も制作され、中でも一番オススメなのが「のび太と鉄人兵団」 藤子先生のメカ趣味が存分に発揮されているのも魅力だが、私的には「原作漫画版」「旧映画版」「リメイク版」と3つそれぞれの違った味わいが楽しめるのが最大の魅力とお伝えしたい 原作・旧映画版には登場しない「ピッポ」、そしてリメイク版には登場しない「ミクロス」、そして今作のメインゲストキャラクターであり、年頃の男の子を悩ませた「リルル」 それぞれで違った描き方をされており、どれもそれぞれの引きつけ方で、ドラえもんファンはもちろん、見るもの全てを飽きさせない 子供の頃見た方は、お子様と一緒にリメイク版を見てみるのも良いと思います それぞれ是非見てください夢と現実の狭間が曖昧なドラビアンナイト大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄名無しドラビアンナイトは集団同士の戦いや抗争にのび太たちが巻き込まれるのではなく、空飛ぶじゅうたんや巨大魔人、黄金の宮殿など、アラビアンナイトの世界へ大冒険!といった物語です。 絵本の世界から始まり、現実世界のバグダッドへ時間旅行、そして気づくと魔法の世界でシンドバッドに出会い…という夢と現実が曖昧に混ざりうような世界観がとてもワクワクします。 その一方でしずちゃんが序盤でひとり絵本の世界へ取り残され、奴隷として商人に捕まり砂漠を歩かされたりと、散々な目にあいます。キレイ好きなしずちゃんの身になるとどんなに辛かっただろうとちょっと悲しくなりました。 メジューサやギガゾンビやニムゲが本気で怖かったあの頃大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄兎来栄寿『ドラえもん』の単行本セットを一式、幼馴染みの御母堂からいただいたことでマンガ人生が始まった私ですが、その中には『大長編ドラえもん』の単行本もありました。 そこからコロコロコミックでのリアルタイム連載を追っていた作品もありますが、『大長編ドラえもん』シリーズも本当に思い入れの深い作品です。 不思議と今でも特に強く思い出せるのは、各作品から与えられた「恐怖」の感情です。 『小宇宙戦争』での、『1984』のパロディである将軍の肖像の監視装置。 『魔界大冒険』で、タイムマシンで航行する亜空間の中すら追ってきて石にするメジューサ。 『海底鬼岩城』で海底の家を大王イカに攻撃される時。 『鉄人兵団』で地球を滅亡させてくる悪のロボットたちが、鏡の世界に気付いてこちらの世界に侵攻してくる時。 『パラレル西遊記』でおかしくなってしまった世界や人々。 『日本誕生』で割れても自動再生して襲ってくる土偶やギガゾンビ。 『アニマル惑星』に登場する得体の知れないニムゲや禁断の森。 今思うと何でそこまで、と思うのですがそれらすべてが心から恐ろしかったです。それらを経て日常の『ドラえもん』に帰った時の安心感は、非常に強いものでした。 しかしながら、ただ怖かっただけではなく怖さもありながら純粋に質の高いエンターテインメントとして楽しんでいたのも確かです。 描く題材が尽きないのかなと子供心に心配になったくらいにありとあらゆる場所へ冒険し、仲間と共に助け合いながら困難を乗り越えていくドラえもんとのび太たち。 『大魔境』のラストの展開などは子供心に大変興奮しました。『竜の騎士』でスネ夫が珍しく単独で見せ場を作る構成も好きでした。『ワンニャン時空伝』で一旦幕が閉じられた時は寂しさを覚えました。 『ドラえもん』があるから日本人はSFを難しいものではなく身近なものとして楽しめるという言説がありますが、私は『ドラえもん』によって物語の楽しみ方を沢山教わったと思います。 雲がゆくのは…大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄takaaki※ネタバレを含むクチコミです。この時期になると読んでしまうちばてつや短編集 エッセイマンガ編 ちばてつや霧兵衛良かった点 ・「屋根うらの絵本かき」はちばてつやが漫画家になったきっかけをテーマに書いた短編 ・「家路1945-2003」は第二次世界大戦直後の中国からの引き上げ体験が元に書いている 総評 ・この二つに関しては感想が書こうにも何を書いてもこの漫画を読む以上の説得力が出せないので読むのが一番だとおもう。 ・ちばてつやのエッセイ漫画は面白いのが多いのでもっと単行本にして出して欲しい 息もつかせぬ展開で人間の心の闇を描く銭ゲバ ジョージ秋山名無しテレビドラマにもなったことがある作品で知っている方も多いことでしょう。 漫画自体はかなり古いですが金銭への執着という人間の根本的な欲や業がテーマなので時代を超えた面白さがあると思います。 貧乏ゆえに異常なほど金に執着し、金に人生を翻弄されていく男の悲劇がしっかり描かれています。金だけを追い求める人間の醜さや恐ろしさが、通り一遍でなく深い心の奥底を丁寧に描いていて、一筋の光が見えながらも悪の道を突き進む主人公から目が離せません。 金さえあれば何でもできるのにと考えたことは誰しも一度はあるでしょうが、その結果まで考えたことはありますか? その答えの一つともいえる結果は一読の価値ありです。 物語としても金というものを考える切っ掛けとしても楽しめる素晴らしい作品だと思います。重厚で骨太で読み応えのある漫画が読みたい人にもおすすめです。人生哲学的な面でも参考になるセリフが多数ありました。 玉越博幸先生が描くヒロインはみんな可愛いBOYS BE… 玉越博幸 イタバシマサヒロ名無し一話完結の恋愛漫画で、ここまで長く続いた作品は少ないでしょう。 BOYS BE…には多数のヒロインが出てきますが、すべて群を抜いた美少女ばかりです。 ストーリーとしては驚くような展開は特になく、「現実的にはないなー」と思う話ばかりですが男性読者からすると「ただただ羨ましい展開」が続く作品です。 思春期の少年たちには良い意味で刺激の強いシーンもあり、連載当時は多くの読者を獲得した思春期青春漫画の代表作です。作者が描く「人間」鋼の錬金術師 荒川弘takaaki※ネタバレを含むクチコミです。のび太とアニマル惑星!大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄チッポ動物たちが暮らす美しい星は緑が豊かで空気も澄み、争いもない平和な場所。住民たちは大昔にかつて自分たちの祖先を悪魔族から救ってくれたとされる神様を信仰している、どこかメルヘンチックな世界観から始まるストーリーですが、敵であるニムゲに攻められてからは一変。美しかった町は戦場と化し、ドラえもんたちがいる場所にミサイルが落とされたり、森が燃やされたり、とても悲惨な描写もあります。 環境汚染・保護がテーマという事で、その強いメッセージはのび太のママが裏山の土地開発に反対する運動に参加する姿からも伝わります。 「ツキの月」という、普段ツイてないひとほど効き目が強い道具を使う際、満場一致でのび太が指名され、文句も言わずに素直に従うシーンが好きです。 ブリキの迷宮〈ラビリンス〉大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄nyaeのび太のパパがテレビの前で居眠りしていたら、砂嵐のなか不思議なCMが流れはじめてこちらに語りかけてくる…という奇妙な始まり方が子供心に妙に印象深く刻まれてます。 あとは、客が自分たち以外に居ないけど設備の整った大きなホテル。でも地下にだけは絶対に行かないでね… 導入だけでいうと「ホラー」のやつですよ。 作品全体のイメージとしては、のび太たちとブリキのおもちゃたちの戦い!というものでしたが そもそもの原因は、人間が楽をするために生活の全てをロボットに任せようとしたせいであり、その結果ロボットたちに支配されてしまうという展開に、読者に伝えたいメッセージがあったんだなと思った次第です。 物語の約半分ほどの間は、ドラえもんが反乱軍に捕まって海の底に沈められてしまってます。なので初めはのび太たちだけで立ち向かうも力及ばず。 その後ドラえもんをなんとか助けてからの巻き返しの凄まじさったらないです。 ロボットに頼りすぎて崩壊した王国に対し、やっぱりドラえもんが居ないとダメなのび太達、という構図には何かメッセージは込められているのだろうか?『のび太と竜の騎士』の思い出大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄名無し地球空洞説ってめっちゃロマンありますよね。スネ夫が地底で恐竜を発見する見開きのシーンの衝撃とワクワク、よく覚えています。 地底世界がどうやって出来たのか判明するオチも大好きで、スケールの大きさにシビレました。 地底世界の「政治」にのび太たちが巻き込まれていくストーリーも緊張感がありますが、なんと言っても竜の騎士のバンホーがかっこいい! 本来相容れない立場ののび太たちに対する真摯な姿勢と、自分の属する地底世界への責任感、まさに騎士道を体現した芯の通ったキャラクターです。 個人的に本作で一番心に来るのが逃げ出したのび太たちが捕まったあと、バンホーに「きみたちはどれだけ迷惑をかければ気が済むんだ」みたいに詰められるシーン。 自分が怒られてるような気がしてマジでヘコんでしまった…。<<2930313233>>
どのくらい好きかを聞かれたら「トリコ」と「こち亀」が終わったあたりでジャンプを買うのをやめてるし、おそらく単行本でも買っていた最後のジャンプコミックスかもしれないくらい好きなんだけど、人とマンガの話をするときにジャンプだとトリコが好きだったというとなんとなく「こいつマジでいってんのか?」みたいな感じになる事が多い 一見俺の日頃のマンガの趣味からかけ離れているように見えるのかと思うけど、俺としては昔のジャンプマンガの雰囲気を持ちつつ2000年代向けに綺麗に合わせている傑作だと思ってる。 具体的にどの辺が好きかというと、話はうまいものを食いたいだけとシンプルだし展開も早いし異常に読みやすいのとおまけにねじ込んだ感じでいい話を入ったりと飽きない。 まあインフレがひどいとかグルメとつけばなんでもいいとか、小松の泣き顔がムカつくとか、このマンガで一番うまい食材はゴッドじゃなくてトリコだろとか言われたりするけど俺がすごい好きだよ。最近全巻読み返してつくづく思った