学園マンガの感想・レビュー4260件<<8586878889>>ふららちゃんかわいい、だけでいいものかどうかふらら一人でできませんっ 渡邉ポポ野愛ふららちゃんは女子高生ですが何にもできません。自販機でジュースを買えないし美容室にも歯医者にも学校にも1人で行けないしパンツも履けません。 大抵のことはお母さんと幼なじみの錦ちゃんが全部やってくれます。 というように1人でできない具合がとんでもないです。どうして何もできないのか特に語られる様子もありません。最初から最後までほのぼの可愛いコメディのノリでふららちゃんは何もできないままです。 ふららちゃん何もできなくて可愛い!錦ちゃん不憫で可愛い! っていう受け止め方で合ってるんですかね…?それだけ受け止めればいいんですよね…? と不安になるレベルでふららちゃんは何もできないのです。 弱いものは守りたくなるし、可愛い子のわがままに振り回されるのは楽しくもあるし、この人はわたしがいないと何もできないと思うのは割と気持ちいいものだったりします。 ふららちゃんは高校に進学し、普通の可愛い女の子のビジュアルを保ち、ゲームをしたり映画を見たりするような知性と常識はあるはずなので、できないのではなくやりたくない気持ちが強いのだと個人的には感じました。 ということはお母さんや錦ちゃんが保護しすぎたせいでこうなってしまったのか、世話する喜び、振り回される喜びがあるのか…などと考えを膨らませてしまいます。 ふららちゃんかわいいねえ、で読み方は合ってると思うんだけどなんだか倫理観を問われているような気がしないでもないのです。 ふららちゃんはさておき、ふららちゃんのお母さんがかわいい。復讐の教科書を読んで復讐の教科書 河野慶 廣瀬俊名無し※ネタバレを含むクチコミです。女子には壊せないBoys Love田園少年 紺野キタあうしぃ@カワイイマンガ紺野キタ先生の、これぞ語義通りのBL短編集。少年〜青年期の男子の、深い結びつきを描くがそれは、精神的な繋がりの話迄なので甘く優しげ。 大小あれど共通して描かれるのは、女子の介入。どこか「鋭い」女子が男子二人の間にいる事で、困難な物語が生まれ、男子同士はごく自然に結び付く。彼らの関係を祝福したくなるし、女子の幸福も祈りたくなる。 ●『田園少年』『夜桜少年』『初恋少年』…野球部の男子二人と、マネージャーで親戚/隣家の女子の勘違いしがちな関係性。 ●『Top Of The World』…親の再婚できょうだいになった、二人の男子と妹。兄と妹は同じ人を好きになってしまう。 ●『カエルの王子様』…カエルと渾名された少年と、カエルを吐く少年。 ●『よるを訪うもの』…ある時見知らぬ少年と、親密になる。しかし病弱な妹とクラスのリーダーは彼に忠告する、それ以上近寄るなと。「遠い食卓」ってそういうことか!遠い食卓 イシダナオキ名無し表紙からして面白そうだったので迷わず手に取りました。タイトルに「食卓」とあるのでグルメ漫画かな?と思っていましたが、なかなかご飯にありつけない状況を描いたコメディーでした。だから「遠い食卓」なんですね!大半は一話完結の物語ですが登場人物がリンクしたり、群像劇のように話が展開するのもあって面白かったです。どうしても反抗期の娘と一緒に夕飯を食べたいから、仕事が出来る人なのにあえて左遷されようとするお父さんの話が好きでした。 面白いとしか言えないので絵柄が好きという話をしよう女の園の星 和山やま野愛この作品について語らずに2020年を終われるか、と思ってたけど2021年を迎えてしまいました。 ほんとうに面白いんですよね。 ほんとうに面白いんですよ。 なんか語ろうとすると結局こうなってしまうんですけど、何がいちばん好きかといったら絵が好きです。 サラッとした現代的な少女漫画の絵でも、ギャグ漫画丸出しの絵でも、ほのぼの四コマ的なゆるい絵でもなんでも面白い漫画にはなるんだろうけど 耽美的で退廃的なしっとりしたタッチの絵が、ホラーとかエログロとかに似合いそうな絵が、シュールさや上品さを上乗せして面白さが倍増してる気がするんですよね。 ほんとうに面白いんですよね。湿度のある絵が女子校にぴったりだ、と思ったけど男子校にもぴったりだった。何を描いても面白いんだきっと。 わたしも星先生の観察日記つけたい。バズーカで命狙いたい。オノ・ナツメの新作?老後のススメ 倖田青空ペリーと、勘違いしそうになるほど絵柄が似てますが、読むと別人であることがわかります。最初はそうでもないですが、読み進めるほどに絵柄がだんだんオノ・ナツメに近づいていきます。笑 別名義ではないという確証はありませんが、あとがきでご自身のことを「つたない漫画描き」と書かれてるので別人なんだろうと思ってます。 しかし、何故こんなにも似てしまったのか。その謎が解ける日は来るのか。 内容としては、ある老夫婦のクスッと笑えてたまにピリッと辛い、ほのぼのだけじゃない日常を描いていて、とても素敵な一冊となってます。他人から見たらどう見てもおばあさんだけど、自分ではそう認めたくない。自分にもいつかそういう時が来るんだろうなと思いました。ALL OUT!!の雨瀬シオリ最新作ここは今から倫理です。 雨瀬シオリ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 描写力がすごい浜翔 HAMASHO! 白鳥貴久starstarstarstarstarひさぴよ1985年頃の静岡を舞台にした少年時代のノスタルジックなエピソードの数々。学校や帰り道での悪ふざけの流行だったり、当時の遊びが沢山出てくる。学校の先生も平気で生徒をブン殴る。70年代後半〜80年代前半生まれなら共感することの多い世代になると思う。 何気ない日常の話が多いが描写力がズバ抜けていて、泣かせる話もあったが転校してしまった女子と、別のチクリ女子の容姿が似過ぎで少し混乱してしまった。ちなみに、浜田省吾は出てこなかった。 1巻まで読了。いい大学、いい人生とは…ペナルティスクール 山崎京 美愛hysysk箸の持ち方でペナルティを受けていたのが懐かしくなるくらいの超展開。ここでやっていければそもそもの目的である難関大学に行かずとも人生上手く渡り歩けそう。登場人物の知能が高くなければ成立しない設定の作品を描くには、それ以上の知能(もしくは狂気)が必要なのだということを身を持って教えてくれる。最終回可愛そうにね、元気くん 古宮海名無し※ネタバレを含むクチコミです。 これぞ両片思いを描いた名作キス、絶交、キス 藤原よしこまるまる※ネタバレを含むクチコミです。恋の拙さ、二人で乗り越えて(マンガプレゼン大会補遺)不思議なゆうなぎ 大庭直仁あうしぃ@カワイイマンガ先日はマンガプレゼン大会をご視聴頂き、ありがとうございました!まだご覧になってない方は、以下のアーカイブからご覧いただけますと幸いです。 https://youtu.be/ZYK7RSvhwAQ ここで私は『不思議なゆうなぎ』について、大庭直仁先生の独特な絵柄から『魔法陣グルグル』を連想し、そこから「拙い恋の化学反応」という共通テーマを見出す試みをしました。 恋とは「甘さ」である一方で「拙さ」でもあることは、何となくお分かりいただけるかと思います。幼い恋の思い出が、自分の不甲斐なさで悲しい思い出となっている人も、多いのではないでしょうか。 私達が初恋物語を読む時、そこに求めるのは、あの時自分はどうしたら、悲しい結末を迎えずに済んだのだろうか、ということかもしれませんね。 『魔法陣グルグル』では、ククリの恋心はニケに受け止められることで解決しますが、二人の関係にどこかはっきりしない部分を抱えて物語は『魔法陣グルグル2』に入ります。 普通の人の恋愛も、例えば付き合った、同棲した、婚約した……なんてはっきりとした区切りがあっても、まだどこか信用ならない、と互いに思っている節がある。何年共に時を過ごしても、二人の恋愛物語はいつどんでん返しの起こるか分からない、続編のような趣があります。 『不思議なゆうなぎ』が幸福なところは、二人の少女の絆が深まり、確かになっていくのを見られるところ。危険な出来事に遭遇することをきっかけに、二人は次第にはっきりと、互いへの恋を告げる。なぎはゆうに「心配している」と告げることで、不安定なゆうの心を開く。一方ゆうはなぎのピンチに「あなたと絶対離れない」と言うことで、なぎを救う。 そうして心の中でグルグルしていた、互いに見える筈の無い「恋」は、相手にもはっきりと見える「信頼」となります。それは「愛」とも呼べる物でしょうか。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ。拙い恋の不安定さを、強い想いで乗り越える理想的な恋愛物語は、「SF」で「百合」な「フィクション」という枠組みでこそ成立する、かなり非現実的な物かも知れません。 それでもこの理想は眩しくて、私達はツクリモノと分かっていても、何度でも読みたくなるのです……自分の不甲斐ないハツコイの思い出を、慰める為に。 ★★★★★ 〈恋〉から〈愛〉へ……大庭直仁先生の新連載『恋の好奇心』の主人公は、〈恋〉ちゃんと〈愛〉ちゃんでしたね。 どうでしょう、気になりませんか? 『恋の好奇心』 https://manba.co.jp/boards/127107サバイブする少女たちの物語ワスレナグサ ~ミズキとけいこの物語~ 園山千尋野愛こんなに痛くてヒリヒリする思春期を過ごした記憶はないけれど、多かれ少なかれ全ての少年少女たちが世界をサバイブしているんだと思う。痛みを忘れてしまったわたしもあなたも、痛くて仕方ない日々を過ごしてきたんだと思う。 なんてわかったことを言えるレベルではないくらい、ミズキとけいこがおくる日常はあまりにも過酷だ。 家庭にも学校にも居場所がない、心休まる瞬間なんてない、そんな日常。 自分を傷つけたり、よくない方向へ走り出したり。危なっかしいけれど必死で闘う彼女たちの辿り着く果てに救いがあることを願う。 家庭とか学校なんて社会のすべてじゃないよって心から思うけれど、それに気づくためには逃げ出す方法や闘う方法にきちんと辿り着かないといけないんだよなあ、とやるせなくなります。 どうか、すべての闘うひとたちが幸せに辿り着きますように。 個人的今年最高の1冊女の園の星 和山やま六文銭最高に笑いました。 全人類が好きになる力のある作品だけに、色んな人に紹介しているけど、ハマる人とそうでない人がいて驚く。 ただ、この面白さをどう表現したらよいのか、正直、自分自身も言葉がおいつかない。 何気ない日常をおもしろおかしくできる着眼点や、ウィットに富んだ会話劇、大爆笑ではないけど、いとおかし的な行儀の良い洗練された笑いの数々。 色んな漫画を読んできたけど、もう才能しか感じない。 今年一番おもしろい作品だった。 同作者の「夢中さ、キミに」「カラオケ行こ!」でも同様のテイストはあ変わらないので、どれも面白い。 ただ、自分としては、本作が一番好き。 女子校という舞台で、生真面目だけど、どこか抜けた感じのある主人公星先生と、生徒、時に同僚、時に犬と織りなす日々が、毎話面白く、毎話愛おしいです。 今一番注目の作家です。イングランドの農村の小さな恋と友情物語セント=ブラウンの童話 美村あきの天沢聖司先日、庄司陽子先生の『にいさまどなた?』を読んですっかり1970年代の西洋が舞台の少女漫画にハマってしまい、マンバの詳細検索で「1970年代 少女漫画」を眺めていたら見つけたのがこのセント=ブラウンの童話。 カンカン帽 ワンピース エプロンドレス 「明○のナージャ」じゃん…と、絵の癖はちょっと強いけど表紙がとても可愛くてひと目で気に入ってしまいました…! とか言って、自分はガッツリおジャ魔女世代なのでナージャが始まった当時は目もくれなかったんですけど。「赤毛のアン」といい、今見るとすごく可愛いですよねこのファッションって。 この物語の主人公の少女・マディケーンはセント=ブラウンという小さな村に住む女の子。13歳にもなってスカートを捲って川遊びをするようなお転婆で、弟のネッドと幼馴染で1つ年上の男の子・ジムと一緒にいつも遊び回り、ちょっぴり意地悪なロディとは勉強で競っている。 そこへ美人で優しいヴェア先生と、ロンドンから静養しにきた少女・セーラが加わり、マディの生活は少しずつ変わっていく。 セント=ブラウンの子供たちが3年間で少しずつ成長し、人間関係が変わっていく姿がすごく良かった。 恋のこの字もわからないお子様だったマディがジムへの想いを自覚して、それでも教師になるという自分の夢を叶えるためにロンドンへと旅立っていく…というエンディングが素敵だった。 やっぱ「19世紀イギリスの田舎に暮らす少女」っていう設定あまりによすぎるな〜。いくらでも読みたい。タイトルから想像できないほど真面目な作品先生で○○しちゃいけません! 武者サブ六文銭ちょっとHな漫画かしら?と興味津々ザムライで読んだが、襟元正すほど真面目な話だってござるの巻。 艶めかしい美人の保健体育の先生が、真面目に性について教えてくれ、 聞いている生徒たちは、矢も盾もたまらず色々想像しちゃう、けしからん展開です。 ただ、男子、女子関係なく、それぞれが抱えている悩みだけでなく、男女の付き合いの話まで親身に聞く姿は性職者、もとい聖職者そのもの。 正しい知識と思いやりをもって相手の立場にたってするアドバイスは、大人の自分でも純粋にためになります。 日本の性教育って先進国のなかでも教えるのが遅い(ドイツやフランスは10代より前)かつ、あまり深堀りして教えないというのをどこかで聞いたことありますが、この漫画は高校生に教えているので、もっと低学年、それこそ小学生とかにむけてもよいのかもなぁと、最後はクソ真面目に思ってしまいました。 なんにせよ、一生懸命で可愛い由井ちゃん先生に眼福です。 タイトルが 先生で、眼福しちゃいけません! だったらどうしよう。 新設校の第1期生徒会のスクールドラマ! #完結応援ヤシコー初代生徒会 藤こよみ名無し※ネタバレを含むクチコミです。アニ研ものって定期的に面白いのが出てくるよねハックス! 今井哲也さいろく「映像研には手を出すな!」でアニメ映像を作る学生達のストーリーが話題となったの昨今ですが、アニメを作る学生さん達の作品は定期的に生まれていると思うのです。 「迷走アニ研部」ていう同人も読んでて面白かったんですが、描きたいことがきっと共通しているのです。それはきっとアニ研の楽しさだったりアニメの素晴らしさだったりアニメを作る大変さだったりなんだけど、それをマンガにするだけだと商業的に成り立ちにくいのでどうしても奇抜な方向に行きがちなのです。 この「ハックス!」は商業的に難しい方の路線ですが、ちょいちょい学生であることによる面倒くさいところが含まれてたりして(映像研はそこも深堀りしてますね)バランスが難しいんだけど、ハックス!のとっつきやすさは絵柄なのです。 失礼ながら画力でいうと中の下ぐらいな印象だけどそこも相まって善悪がわかりやすすぎるがために深読みしなくて済むのも良いところで、これもストーリーに集中できるポイントであると考えます。 学生時代アニ研に憧れる事はなかったけど、実際どういうことしてるんだろうなーという興味はちょっとあったなー 見てみたかったなー などと歳を取ると昔の自分に活を入れに行きたくなりますね、しみじみ。一歩退いてみると猛烈に恐ろしい青野くんに触りたいから死にたい 椎名うみさいろく彼女はとても可哀想だし、これは中学生というところで想像したら「どうなってもいい」という彼女の想いが本心で強い気持ちなのだけはわかる。 中学とか高校のころってそのぐらい強い真っ直ぐな気持ちあったもん。 でも、この状況はよく考えたら本当に恐ろしい。 電柱がこんなにしょっちゅう出てきちゃダメだろ、おかしいって…怖いって…! ネタバレしないようにするとこれ以上クチコミ書けないもん、すごいよ。 そういうわけでこの作品は1巻の序盤で究極の状態になるので1巻だけ読むだけでもすごくわかると思うのでまずは1巻を読もう。 ちなみに私も彼氏彼女ではないものの中3のときに友人を亡くし、中二病を発症した私は当時TVCMでよく永瀬正敏が宣伝してたスクリュードライバー(お酒)をコンビニで買って彼のお墓に月1ぐらいで持っていってました。イタい。 大学の研究所って憧れるアヤメくんののんびり肉食日誌 町麻衣さいろく実際その経験が出来るのはその後の進路なども含めてその道に行く覚悟がある人だけの特権だったりするわけで、大半の人はそこを通らない。それが研究所。 だからこその憧れもあり、マンガでしか見れないので下手すりゃ実在しない世界で全てファンタジーってこともあるのではないか、という存在である。いいなぁ。 そしてその研究所で研究しながらリア充(?)をしていくのがアヤメくんである。羨ましいにもほどがある。 テンポやノリも含めてなんとなく「動物のお医者さん」に似た雰囲気もある。ただしあちらと比べると生きた動物は少なめで、むしろ骨である。 骨!そう、骨に萌える椿さんはかわいいし普通にいたらドン引きなんだろうし知り合いにいてほしい人生だったけどいないのでした。 でもこういうキャラ好きなのはきっと万国共通なはずなのでみんなも読んで椿さんかわいいなって思いましょう。 あ、もちろんアヤメくんの不器用さも良いし帰国子女設定のおかげで許せるっていうのがずるいなと思いました。高校数学の最高峰を目指す#1巻応援数学ゴールデン 藏丸竜彦六文銭絹田村子先生の「数字であそぼ。」もそうですが数学系のマンガが出てきて、かつて数学好きだったものとしてはホクホクします。 youtubeでも数学を解いている動画が増えて、個人的に世は数学ブームなのか?と期待してます。 (意図的に自分がそういう情報を拾っているだけという噂も) 数学の世界って何が面白いのかって、理論のほうが現実よりも先行しているってところなんですよね。 理論的には正しいことを証明できるけど現実で観測できない(むしろ実態がない)とか、なんで星の数ほどあります。 昔、自分が数学に夢中になったエピソードの一つが虚数です。 2乗するとー1になるものをオイラー先生が「i(アイ)」と設定し、ガウス先生が実数と虚数をあわせて「複素数平面」として導入したのが、1700~1800年代。 もう200~300年くらい前なのですが、これが今の携帯電話の回路のなかで使っていると聞いて、ぶったまげましたよ。 稀代の天才たちが水も漏らさぬ理論を作り上げて、テクノロジーが進化することで凡人たちにも活用されるとか、どんだけ数学が先行しているのかを物語るエピソードだと思います。 数学の凄さと面白さを知った青少年時代です。 (その後、大学で数学の深遠なる闇を知って挫折したものです。高校までの数学とはなんだったのか?となる感覚は「数字であそぼ。」をお読み頂くとよくわかると思います。) さて、本作は、高校数学の最高峰ともいえる「数学オリンピック」を目指す主人公の話。 部活でインターハイを狙うとかはよくありますが、数学オリンピックとはなかなかニッチなライン。 これが理解されず周囲の嘲笑の的になってますが、それでも自身の強い思いで目指す姿と、また主人公は有名私立高校を落ちて、数学オリンピック出場者がでたこともない高校から目指すハングリーなところも良い。 やっていることは頭脳戦だが、熱いスポ根の臭いを感じます。 一風変わった、だけど同じ目標をもつヒロイン(?)七瀬マミも、なんだかんだと切磋琢磨し、今後才能を発揮しそうな予感。 数学という思考世界に情熱を捧げる高校生の姿も、スポーツと違ってまた良いものですよ。表現力がとにかくきらめいている!みかづきマーチ 山田はまちstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)とにかく絵が素敵で面白そう! 漫画表現もこちら側に訴えかけてくるものがある。 親に言われるがまま勉強ばっかで、母の望み通り進学校に通っていても上手くいかなくて「このままじゃ、退屈なまま大人になっちゃう」と、東京を抜け出し秋田にいる美人な叔母のもとへ春休みの間だけ家出することに。そこで出会ったのはマーチングバンド部の高校生たちだった。 日々ロックのときも1話目から興奮してたけど、そのテンション! 今後見守っていきたい新連載! 陵辱という性癖をめぐる歪な人間関係…!!可愛そうにね、元気くん 古宮海たか※ネタバレを含むクチコミです。もっと!に載っていたのか…新月を左に旋回 衿沢世衣子nyae「もっと!」は何号か買って読んでいたけどこれが載ってた記憶がない。読んだら思い出すかなと思って読んだけど、やっぱり記憶にない。 で、読んだ感想としては「感想書くのむずいな」というのがまずありました。実に奇妙な漫画です。多感な中学生にけっこう酷な現実が降りかかる。でも深刻になりすぎない。主人公・ユウコが屈託のない性格だからかもしれない。コノハズクの存在がユウコの生活を大きく変えたのかといえばそうでもないんだけど、所々で気づくと人助けしてたり交友関係が深まったりしてる。視界も広がっていく。 もしかしたら自分が中学生に戻ったつもりで読んだほうが面白いのかなー。学校が生活の大半を占めていたあの頃に。<<8586878889>>
ふららちゃんは女子高生ですが何にもできません。自販機でジュースを買えないし美容室にも歯医者にも学校にも1人で行けないしパンツも履けません。 大抵のことはお母さんと幼なじみの錦ちゃんが全部やってくれます。 というように1人でできない具合がとんでもないです。どうして何もできないのか特に語られる様子もありません。最初から最後までほのぼの可愛いコメディのノリでふららちゃんは何もできないままです。 ふららちゃん何もできなくて可愛い!錦ちゃん不憫で可愛い! っていう受け止め方で合ってるんですかね…?それだけ受け止めればいいんですよね…? と不安になるレベルでふららちゃんは何もできないのです。 弱いものは守りたくなるし、可愛い子のわがままに振り回されるのは楽しくもあるし、この人はわたしがいないと何もできないと思うのは割と気持ちいいものだったりします。 ふららちゃんは高校に進学し、普通の可愛い女の子のビジュアルを保ち、ゲームをしたり映画を見たりするような知性と常識はあるはずなので、できないのではなくやりたくない気持ちが強いのだと個人的には感じました。 ということはお母さんや錦ちゃんが保護しすぎたせいでこうなってしまったのか、世話する喜び、振り回される喜びがあるのか…などと考えを膨らませてしまいます。 ふららちゃんかわいいねえ、で読み方は合ってると思うんだけどなんだか倫理観を問われているような気がしないでもないのです。 ふららちゃんはさておき、ふららちゃんのお母さんがかわいい。