アクション・バトルマンガの感想・レビュー4912件<<117118119120121>>遠藤達哉と私と20年四方遊戯 遠藤達哉短編集 遠藤達哉六文銭遠藤達哉と私の出会いは忘れもしない20年前。 ジャンプの読み切りで掲載された『月華美刃』を読んでからだ。 その新人離れした画力と、スタイリッシュで魅力的なキャラクター、困難に立ち向かう主人公という王道な作風に圧倒され、新たなジャンプの夜明けを感じ、この作家の可能性に期待しまくりだったのです。 続く読み切り連載『WITCH CRAZE』も読み、その期待が確信にかわる。 この作家、絶対くるぞ! (2000年秋) ・・・こなかった。全然、こなかった。 その間、数本の読み切りと、ジャンプスクエアなどで『TISTA』や『月華美刃』(読み切りの連載版)の連載はあったが、お世辞にもヒットにつながらなかった。 悪く言えば、打ち切りだ。 自分の価値観と世間の価値観がズレることは多々ありますが、どこを切っても「嫌われない作風」なのに、この作家がヒットしないことで、自分の審美眼を疑うどころか、人格を否定されたような気持ちに打ち倒されました(言い過ぎ) その後、連載はおろか読み切りの発表スピードが遅れるたびに、作家生命の危機を感じていたが、昨年2019年『SPY×FAMILY』がジャンプ+で大ヒットした。 100万部突破、各賞受賞。 もうね、この大ヒットに、わたくし、膝から崩れ落ちましたよ。 俺は前から目をつけてたぜ~、なんてチープなことを言いたいのではないのです。 心の底から応援していた一人の作家が、長い年月をかけて大成したことが、ただ、ただ、嬉しいのです。 (消えていった人もたくさんいるので) 諦めなければ、いつか必ず報われるというのを魂レベルで理解できました。 20年…20年も続けられるもの、何かありますか?って話なんです。 そんな1作家ファンとして言いたいことは、どうか他の作品も知って欲しいということだけです。 この短編集は、その後続く作品たちの「魅力の原点」が詰まっております。 他の作品からこの作家を気に入った方はこちらを読んでも全く損はありません。 初期作の短編集ですが、ハイセンスな世界観、笑いあり、シリアスありの遠藤達哉ワールドをビンビンに感じる1冊です。それぞれの道、それぞれの葛藤王様ランキング 十日草輔名無し権力と武力を持った王様が亡くなり、その息子2人の生き方を綴った物語。 出来ない長男・ボッジは周りや次男からも蔑まれるが、前向きに自分なりの強さを求めていく所が考えさせられる。 出来る次男・ダイダもいろいろな葛藤などと戦いながら成長していく。 兄弟で争いはなんだか切なくなるが、それぞれ違った強さを求めているようで、根本は同じ事を考えているような気がした。 気持ちにスッと入ってくる絵とセリフで、とても心打たれる作品だと思った。手元にあるのが愛おしい一巻…魔界の主役は我々だ! 西修 津田沼篤 コネシマ名無し「入間くん」も「我々だ」も見ていたのでこの一巻はとても嬉しいです! 手元にこれがあるだけでニヤニヤしています。 絵柄は原作に近くあまり気にならないです。 内容は勿論面白く、おまけもありとても満足しています。 次巻も発行されれば購入する予定です!リーダーとはキングダム 原泰久名無し以前から友人から勧められたのもあって読んでみました。 1巻を読んだだけで人気の理由がわかった気がします。主人公が下僕の身でありながら大きな夢を持っていることに、感動しました。私たちは普段言われた事をやったり、失敗を恐れながら生きていますが、そんな中この漫画を読んで私もの中で何か少し変わった気がします。 地上最強で終わりじゃない。全時代最強は誰だ?刃牙道 板垣恵介名無しシリーズ第一作目の「グラップラー刃牙」で主人公・範馬刃牙の目的、父親・範馬勇次郎を超えるまでの物語は前作「範馬刃牙」で結末を向かえた。これまでの作品の中で多くのファイターが登場し、闘いを繰り広げてきた。その集大成が刃牙vs勇次郎だった。ではその勝者が最強なのかといわれると答えられないのが正直な感想だ。その時点ではあるいは地上最強かも知れない。しかし、歴代最強なのかはわからない。事実「範馬刃牙」の中で古代から蘇った男ピクルと勇次郎の決着が着いておらず、遡った時代の中にはまだ見ぬ強者が存在することを示唆しているように思われる。その問題に対して描かれた物語が本作「刃牙道」ではないだろうか。 本作では日本人の多くが「最強」という言葉で頭に浮かぶ人物が参戦する。その人物は宮本武蔵。勇次郎の敗北がイメージできないが宮本武蔵に勝利するイメージも沸かない。序盤は独歩のかませ犬っぷりが炸裂したり、その後は武蔵が警官を大量虐殺をしたりとシリーズの中でも異色であると言える。どのような決着となるのか。目が離せない。人間の本質に迫るモンキーピーク 志名坂高次 粂田晃宏名無し山登りに出かけたある会社の社員旅行で起きた出来事で、最初は意味がわからずただ大きな猿が人間を殺していく話だったのですが、途中から猿が人を殺すより、究極に追い詰められた時の人間の醜さや汚さがもろに出てきます。人間の本質に迫る作品でとても面白かったです。面白いしいい意味でラノベっぽくない終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅 浅見よう 鏡貴也 はらわたさいぞう 綿貫ろん名無し終わりのセラフ、本作より先にこちらを読んでしまったのですが一瀬グレンの魅力にやられました。 もとのラノベも読んでないのですが、ちゃんとキャラ動くのであまりラノベっぽくないです。 一瀬グレンが最初人を避けて関わらないようにしているのに最終的に彼を中心に人が集まってストーリーが進むので、そのベターで王道な流れは読んでいて気持ちがいいです。 バトルシーンもカッコいい! 本編読んでなくても楽しめちゃったのですが、終わりのセラフ読んでいたらもっと楽しめるのでしょう! UFOブームの当時読んでいたバロン 六田登名無しバロンは、怪力の主人公波郎とその周りで起きる怪奇現象から、思わぬ騒動に巻き込まれていくというストーリーです。 この漫画は当時読んでたけど、めちゃくちゃ怖かったですね。 今読むとかなり大味なんだけど、当時は連日超能力番組やUFO特番がテレビでやってたから怖さが増しました。「最も美しい才能」は本当宝石の国 市川春子S.F本の帯に書いてある「最も美しい才能」の通り、ホントに美しい漫画だと思います。特に一本一本の線がきれいで一コマの構図がすべて練られた、よくできている本だと思います。なんか無駄なものが徹底的に省かれた美って感じです…。この漫画を読み解ける人は天才か〇ガイだろうアシュラ ジョージ秋山名無し先日お亡くなりになったジョージ秋山氏の作品の中でも最も物議を醸し、日本国中が騒然とした作品です。当時中学生だった私は、余りのおどろおどろしさに読む事が出来なかったですが、還暦を超えた今、意を決して再読させて貰いました。 受けた衝撃は余り変わりなく、読後には重たい心のみが残りました。何を言わんとしているのか、何を問うているのかこの作品は? 何の結論も出ないのは私だけなのか? 多くの方に読んで貰い答えを聞きたくなる衝撃作です。 ヒーローとは!SHY 実樹ぶきみまさお自分の中にあるヒーローのイメージは? 暑苦しい、何かいつも叫んでる。 でもこの漫画の主人公は真逆でシャイ。だから存在感ないし、声も小さい。 でも、読めば分かる。この漫画の主人公は間違いなくヒーロー。なぜならヒーローとは、人を熱くさせる存在だから。心の奥の方からバチバチくるような熱さを読み進めて行くうちに体感できると思う。セクシーシーンも魅力なハードボイルド漫画!野獣の都 みね武 西塔紅一名無し表紙がかっこよかったので読み始めました。 最初は、コネで途中入社したろくに仕事もしないだめな男で、そんな彼がどのように切り替わるのかわくわくしながら読みました。 彼の正体を探るスタイルの良い女性社員も出てきて、彼の真相に近づく、ちょっとエッチなおしおきをされるところ肉体を描き方が上手くてセクシーでした。 彼がなぜ銃を手にしたのか、そして彼の過去を回を追うごとに知っていくストーリー展開が熱いです。それといきなり悪いやつの頭を吹っ飛ばしたりするところも普段のダメ男とのギャップがあってかっこいいです。奇想天外な調理法ミスター味っ子 寺沢大介名無し子供の頃良くアニメを見ていました。よくもあんなに面白いアイデアが浮かんでくるな…と思える程奇想天外な調理法で、次々とオリジナルメニューを編み出す陽一の姿に、子供ながらに感心していました。ただ現在になって冷静に考えると、ちょっと真似したくないな…と思える調理法やメニューがあるのも確か。美味しそうなのは確かなんですが。あくまで子供が面白可笑しく楽しむ作品でしょうか。 本編好きなら是非お勧め!終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅 浅見よう 鏡貴也 はらわたさいぞう 綿貫ろん名無し月鬼ノ組の総隊長である一ノ瀬グレンの過去にスポットライトを当てたスピンオフ作品です。 終わりのセラフの世界が破滅するまでを描いた作品で、本編の終わりのセラフが好きな方には間違いなくおすすめです。人間がどのようにして強くなってきたかがよくわかるストーリーとなっています。本当の戦争の話をしようディエンビエンフー 完全版 西島大介野愛実際にあった戦争をテーマに掲げているものの、これは明らかに虚構の戦争。さながら天下一武道会。 案外、戦争はこういうものなのかもしれない。 死の恐怖と隣り合わせであることすら日常になって、人が死んだ次の瞬間には恋や娯楽に心奪われる。 ベトナム戦争は世界で初めてテレビでの生中継が行われた戦争だったはず。もはや戦争すら娯楽なのか?というくらいに人が死ぬ。 ポップでかわいい絵柄で人がわんさか死ぬので、現実味が薄れてしまう。でも、人の死に対して現実味が薄れていくこと自体が戦争の本来のヤバさのように思えて、気づくと心臓のあたりが重たくなってくる。 リアルに描いてないからこそ逆にリアルという、西島大介先生恐るべし。 戦争の最中で生きていたひとが実際にいるんだから戦争は日常でもあり娯楽でもあったんだろう。軽いノリで人が死ぬ。不条理だなあ。嫌だなあ。 悲劇悲劇していないぶん、読みやすいぶん知らず知らずのうちにダメージを負います。TRUEENDも読みます。独特の雰囲気を持つジャンプ漫画ベルモンド Le VisiteuR 石岡ショウエイ名無し独特の絵柄とストーリーで雰囲気ある漫画です。良い意味でジャンプらしくない作品だと思います。拷問を題材にしてるのも特徴的です。 ある意味で癖が強いので合う合わないはありそうですが、ヒットしたら最高にはまれると思います。個人的には普遍的な漫画よりも尖っていて好きです。 ”バンディエラ”なる存在機動戦士ガンダム バンディエラ 矢立肇 富野由悠季 加納梨衣 矢立肇・富野由悠季くまぞう「スローモーションをもう一度」作者・加納梨衣が描く異色のガンダム外伝。ジオンの元有名サッカー選手が、ザクのパイロットとして戦争に身を投じる物語です。サッカーファンであれば、タイトルでピンと来るかもしれませんが、「バンディエラ」とは、イタリア語でサッカーチームのリーダーのこと。普通のキャプテンとも違う、チームのシンボル的存在の選手に使われる言葉です。かつてサッカーの国際大会(ギャラクシーカップ)に出場していた偉大な選手が、戦場でいかに戦い苦悩するのか。これまでになくスポーツ選手と国家の戦争との関係を描こうとしているように感じました。そこまでガンダムの歴史に詳しくないガンダム世代ではありますが楽しく読ませていただいてます。特にガンダムでスライディングかましたシーンとか興奮しましたね。「左利き」設定とか、サッカー特有の心理戦も面白いです。ガンダムとサッカーが好きなら読んで損はないと思います。仲間で回し読みしていた当時を思い出しました夕やけ番長 梶原一騎 荘司としお名無しこの漫画が冒険王に連載されていた当時、小学生高学年だった私は単純に主人公赤城忠治の暴れっぷりが好きで読んでいたと思うが、今回、梶原一騎原作漫画として読み直しをさせて貰い、色々な発見が有りました。この作品以降の梶原作品に繋がる、例えば、橋の欄干を物語の流れに沿って使ったり、影の番長を登場させるなどのエピソードが面白く嬉しくなってしまいました。梶原作品を知る上で大切な作品だと考えます。単純に赤城忠治の豪快さ・爽快さだけでも楽しめる傑作だと思います。マンガであり文学ヴィンランド・サガ 幸村誠takaaki※ネタバレを含むクチコミです。 全然ぐだぐだしてねぇ…!帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline TYPE-MOON 経験値 平野稜二 経験値/TYPE-MOON名無し当方帝都聖杯奇譚はFGOでしか知らない身だったので読んでびっくり。めっちゃシリアスな聖杯戦争のマンガでした。 コハエース版から登場人物も入れ替わってるみたいなので、原作やFGOに触れていない人でも面白いんじゃないでしょうか。 二次大戦のさなかに聖杯戦争が勃発するという設定は緊張感があっていいです。 そしてなんといっても平野稜二先生のレトロ描写はたまりませんね。アイス食べてる沖田さんかわいい。 聖杯戦争にありがちなことではありますが1巻ではまだ各陣営のチラ見せにとどまります。本格的に盛り上がるのはもうちょっと先な気がしますが、派手なバトルと沖田さんの活躍を楽しみに待ちたいと思います!最強の殺し屋が殺しを禁じるのが面白い!ザ・ファブル 南勝久名無し最強の殺し屋であるファブルが、仕事をやりすぎたのでしばらく平穏に過ごすことにするところから話は始まります。その間は殺しはもちろん暴力も絶対禁止なのですが、絡んでくるチンピラ相手にいかに平穏に相手を傷つけずにやり過ごすかの葛藤が非常にコミカルで面白い作品です。 映画にもなっているので面白さは折り紙つきです! 最近第1部が完結したとのことなので、いっきに読み返す人も多いのではないでしょうか。進撃の巨人について雑談でもするか進撃の巨人 attack on titan 諫山創xiaome雑談用スレ。 独特すぎるエロトラブルバスター七色小町ゴージャス派 花小路ゆみ 峰たかあき名無し汚い男とかを懲らしめる勧善懲悪ものなんだけど、トラブルや依頼の解決方法がすごい独特だったw 主人公のモットーが「華麗に派手に」なので あんなブッ飛んだソリューションになるんだろうな。 エッチっぽいストーリーで、お色気あり、笑いありのスカッとする漫画だ。異色のボクシング漫画?僕×スター 肥谷圭介starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『ギャングース』『マーダーボール』の肥谷圭介先生新作! ある程度は読まないと何の話か分からなそうだけど、最初のカラーページとタイトルからしてきっとボクサー漫画に違いない!“巨弾拳闘新連載”だからきっとそう! けど、異色!始まり方はあまりに異色! いじめられっ子と思われる高校生が駅で不良に絡まれるかわいい女子高生を助けるよう命じられヤバそうな奴らから助けようとするが・・。 主人公の力は果たしてラッキーなのか?それともセンスの塊なのか!? いつボクシングをやってくれるのか!? 基本的に逃げてるだけにしか見えないが・・? 話がどう転がっていくか既存のボクシング漫画と違いすぎてずっとワクワクしながら読めちゃう! 何をやってもうまく行かないこんな世の中で、平凡で友達もいなく才能もなく兄は引きこもりでどうしようもない毎日を過ごしていると思っている彼にはおそらくボクシングの才能があるのだ、それもとびっきりの! このなかなか分かりやすくは才能を自覚させない焦らしてくれる展開がたまらない。 普通は1話目で自覚してスタート切りますもんね。 普通は、主人公が不良だったり強さに憧れだったりがあったりしますもんね。 それがないんだなー。いいなあ。 代わりに、主人公のずば抜けたしぶとさと図太い根性を提示してくれる。 物理的に「戦う」ことが日常にほとんどなくなってきた社会だからこそ、戦う状況が起きる必然を話の流れで持ってきてくれているので、すごく違和感ないのと、戦いが単純な肉体の暴力だけじゃないというのも魅力。 現代的な武器としてSNSを使うのがいぇーいという感じ! ラッキーパンチなのかそうではないのか、見る人が見れば分かる! 血が沸く!肉が踊る! これからの展開が楽しみすぎます。 タイトルは『僕xスター』 僕がスターダムにのし上がる話でしょうきっと! スペルが「BOXSTER」なので、誰が見ても分かるように、X(エックス)はカケルの記号としても使われていて、「僕」と、星のスター「STAR」とボクサー「BOXER」を混ぜた造語でまたいいタイトルですねー。 順調に行けば2020年2月末に発売かも?とのこと! https://twitter.com/hiyagoose/status/1206424738320408576?s=20<<117118119120121>>
遠藤達哉と私の出会いは忘れもしない20年前。 ジャンプの読み切りで掲載された『月華美刃』を読んでからだ。 その新人離れした画力と、スタイリッシュで魅力的なキャラクター、困難に立ち向かう主人公という王道な作風に圧倒され、新たなジャンプの夜明けを感じ、この作家の可能性に期待しまくりだったのです。 続く読み切り連載『WITCH CRAZE』も読み、その期待が確信にかわる。 この作家、絶対くるぞ! (2000年秋) ・・・こなかった。全然、こなかった。 その間、数本の読み切りと、ジャンプスクエアなどで『TISTA』や『月華美刃』(読み切りの連載版)の連載はあったが、お世辞にもヒットにつながらなかった。 悪く言えば、打ち切りだ。 自分の価値観と世間の価値観がズレることは多々ありますが、どこを切っても「嫌われない作風」なのに、この作家がヒットしないことで、自分の審美眼を疑うどころか、人格を否定されたような気持ちに打ち倒されました(言い過ぎ) その後、連載はおろか読み切りの発表スピードが遅れるたびに、作家生命の危機を感じていたが、昨年2019年『SPY×FAMILY』がジャンプ+で大ヒットした。 100万部突破、各賞受賞。 もうね、この大ヒットに、わたくし、膝から崩れ落ちましたよ。 俺は前から目をつけてたぜ~、なんてチープなことを言いたいのではないのです。 心の底から応援していた一人の作家が、長い年月をかけて大成したことが、ただ、ただ、嬉しいのです。 (消えていった人もたくさんいるので) 諦めなければ、いつか必ず報われるというのを魂レベルで理解できました。 20年…20年も続けられるもの、何かありますか?って話なんです。 そんな1作家ファンとして言いたいことは、どうか他の作品も知って欲しいということだけです。 この短編集は、その後続く作品たちの「魅力の原点」が詰まっております。 他の作品からこの作家を気に入った方はこちらを読んでも全く損はありません。 初期作の短編集ですが、ハイセンスな世界観、笑いあり、シリアスありの遠藤達哉ワールドをビンビンに感じる1冊です。