山月記
現代文の教科書にも使われる名作をデジタルコミカライズ!33歳で夭折した天才作家・中島敦。デビュー作であり、代表作の一つである「山月記」は、時を経た今もその輝きは失われていない。現代文の教科書にも使用されたこともあるため、誰もが一度は触れたことのある作品だ。その名作を、ブラックユーモアの巨匠である二階堂正宏がコミカライズ。原稿を描き上げて約10年あたため続けてきた珠玉の作品。満を持してボーンデジタルコミックとしてリリース。二階堂流に描かれる『山月記』は一見の価値あり。
ゲビゲビ
むかーし、むかし。そのまた、ずっーーーとずっーーーとむかしの原始時代。ある村に『ゲビゲビ』というプリンの大好きな男の子がいました。ゲビゲビの仲間はとても仲良し。みんなのアイドル『ムララちゃん』へんてこ頭の宇宙人『キャミキャムくん』いつも風邪をひいてるピンクの犬『ピク』みんなはいつも一緒に野山を駆け回って遊んでいます。ゲビゲビの村はとってもヘンテコな村で、いつも崖崩れで大きな岩が落ちてきては朝になると元通りになるガケガケ山や、あまーいカラフルな雨。その他いろんな味がする魚が釣れたり、川がピカピカ光ったり、不思議なことがたくさんあります。中でももっとも大きな不思議は、山のように大きくて、頭のてっぺんに大きなお城が立っているバオバオ山。その正体は大昔からゲビゲビの村に住んでいる大きな大きなマンモスです。そして、村で一番怖いのは夜の不思議な生物達。中でも暗闇にポツンと浮かぶ『白い人』と呼ばれる謎の人は、見つかるとどこまでも追いかけてきてゲビゲビ達を何処か知らないところへ連れていってしまう怖い人。でも、ゲビゲビにはパパからもらった話をする魔法の槍やママに作ってもらったふわふわ浮かぶ服。そして何より、大好きな仲間達がいるからどんなことがあっても負けません。そんな不思議なゲビゲビ達の楽しい生活をのぞいてみませんか?漫画家、佐佐木あつしの記念すべき絵本デビュー作。君たちもゲビゲビの大ファンになっちゃうかもしれませんよ♪
二階堂正宏が描くオリジナル時代劇画!主君の遺恨を晴らすべく命をかけて吉良邸に討ち入った赤穂浪士四十七士の赤穂事件。その事件の裏には隠された物語があった!それが『忠臣蔵』における不忠臣の代表格とされる浅野家末席家老の大野九郎兵衛。その大野九郎兵衛を主人公に二階堂正宏が時代劇画として描いた逸品。また同時収録となる「東北(ふくしま)の士魂」は、二階堂正宏の出身地でもある東北が舞台。二階堂正宏がふるさとに馳せる思いが込められた珠玉の名作。「東北の英雄アテルイは大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂に敗れ、安倍貞任も八幡太郎義家に敗れました。奧州王・藤原氏も源頼朝に滅ぼされ、戦国の梟雄・伊達政宗も秀吉に屈服。幕末の奥羽越列藩同盟ならびに会津藩も薩長に敗退。私のふるさと東北は負け戦ばかり。甲子園でも未だ優勝経験なしの東北勢。くやしい思いはつのるばかり。そのくやしさが『東北の士魂』を描くエネルギーになりました。」(あとがきより)
漫画家の仕事はひたすら机に向かう。人との会話もなく、締め切り間際となれば食事もとらず、徹夜も普通の不規則になりがちな生活サイクルで、粛々と原稿を仕上げていく。そんな不規則な生活の漫画家が犬を飼う? 犬との生活は、毎日朝夕の散歩や食事、遊び相手、病院など世話することが沢山で、気苦労・時間・お金もかかるわけで…。『大変なことが盛りだくさん…飼えるわけないやん…。』しか~し!しかししかし!しか~しですよお客さん!そんな苦労を一気に吹き飛ばし、、駄菓子・レトルト食品が大好きな不健康漫画家を健康的な人間に変えてしまう柴犬『ぶん太』の可愛らしさときたら…こっちが与えた愛情を120%で返してくれるんやでっ♪つぶらな瞳で全力でこっちを信頼してくれたら…「んは♪」ってなるやろ?ぶん太のためなら死ねる!…いや、ぶん太より先に逝くわけにはいかぬ!寂しい思いはさせたくはない!…いやさせない!!ほら、ぶん太がいるおかげで健康にも気を使うようになった!「まさかこんなにデレデレになるなんて…」京都賀茂川沿いの加茂街道を散歩コースに、今日も柴犬ぶん太がいく!!京都在住の漫画家ちゅうじょうゆきよしが愛犬との何気ない日常をエッセイコミック化!一部地域では人気投票でちゅうじょう先生よりも上位を獲ってしまった奇跡の柴犬『ぶん太』を主人公に京都を舞台に送るハートフル・フルカラーコミック!!犬好きにはたまらない、ぶん太のグラビア写真も多数収録!!さあ、天然記念物級に可愛い柴犬の…その中でも世界遺産級に可愛い奇跡の柴犬、「ぶん太」の可愛さに腰を砕かれるがいいっ!愛らしさに癒されるがいいっ!※可愛く感じたり癒しの効果には個人差があります。あらかじめご了承ください。
ランドセルン西暦2030年。謎のウィルス「バベル」によってインターネット・電話回線といった地球上の全ての交信手段・情報網は壊滅した。テクノロジーに頼り切っていた先進諸国の防衛機能は失われ、人類は次々と生まれる新興国家や謎のテロ組織との戦いに直面。世界は混沌と戦乱の時代を迎える。後に人々はこれを「大後退」と呼んだ―。そして時は過ぎ、西暦2063年―。「大後退」から33年。小学5年生になった女の子『蘭堂せるん』が転校してきたのはまだまだ混沌の続く地球で、もっとも安全な都市のひとつ京都・シティーー。せるんの祖父であり、超天才科学者の『蘭堂繰造』は孫の身の安全を守るため超科学の結晶のランドセル『超弩級最強学習用品「イ号AISLK式 ランドセル」』を贈る。同じ頃―京都・シティ中に怪しく蠢く謎の黒服の姿があった。男は巨大怪獣を放ち、街は瞬く間に破壊される!平穏な日常は終わりを告げ、人々は恐怖につつまれた!姿の見えない敵は、「大後退」前のロストテクノロジーを手に入れた謎の組織。その脅威に、ひとりの少女が立ち上がる。「ほんとうは戦いたくなんかないのに」心優しく泣き虫な少女は、祖父によって生み出された超発明ランドセルを背に、人工生命体の相棒・ゴールビィに導かれ、空高く舞い上がる。謎の大怪獣、霧の巨人ーーー次々と現れる強大な敵。世界の平和を守るための、そして世界の運命を決めるための戦いに巻き込まれていく。光り輝く翼を背に戦う少女の名は、『ランドセルン』。「大後退」後の京都を舞台に、運命を背負ったヒロインランドセルンの戦いが、今はじまる!ランドセルン~ZERO BASED~を大幅に再編集してリニューアルリリース!各巻書き下ろしカラー・オマケページを大幅に追加し、特装版全7巻で登場!!ランドセルンの壮大な物語の序章、是非ご覧ください!
その時代…大地は荒れ果て、ついにはぎょうきの世(末世)を迎え暴力と破壊だけを目的とした凶悪な集団が横行していた荒廃した街に突如現れた、傷だらけの少年π(パイ)は不思議な力を持った美少女ヒトミに助けられる。心優しいヒトミを『略奪殺戮集団ルート』に攫われ、怒りに燃えるパイが満身創痍のまま立ち向かう!!少年パイとルート、人知を超えた壮絶な戦いがはじまる!~~~~~~~~~~~~~~~代表作『チキン・クラブ』『男旗』パチンコ・パチスロ漫画界の大御所としても有名な、石山東吉の幻の処女作を電子書籍版で本邦初公開!!『リングにかけろ』『聖闘士星矢』の車田正美のプロダクション「神輪会」での修行時代に描き上げた「青年石山東吉」の初めての漫画原稿。漫画家・石山東吉のルーツを辿るファン垂涎の作品です。巻末特典として修行時代の習作や表紙カットの線画など秘蔵データを特別収録!
飢えの王
表裏逆さの日本地図が示すは地獄の国。亡者が死者を食らう地獄に、少女を肩に乗せた、身の丈15尺(4.5m)巨人が降り立つ。巨大な鉄塊を片手に、有象無象の骸骨兵たちを薙ぎ払う!大迫力のジャパン・ダークファンタジー4000の死霊の兵を率いる今川義元を相手に巨人と少女、たった二人の国盗り合戦が幕を開ける!国内日本語版/海外日本語版・英語版同時配信開始!2000万回以上視聴されたアナログ技術で描かれた大迫力の作画!TIKTOKフォロワー13万人超漫画家:佐佐木あつし最新作!制作風景をTIKTOK LIVEにて不定期配信中!TIKTOK発の書下ろしマンガ連載開幕!
The upside-down map of Japan shows the land of hell.In hell, where the dead eat the dead, a 15-foot (4.5 m) giant with a girl on his shoulders descends.With a huge iron lump in hand, mowing down the unparalleled skeleton soldiers!A powerful Japanese dark fantasyAgainst Yoshimoto Imagawa who leads 4000 soldiers of dead spirits.The battle between just two people, a giant and a girl, to steal the country begins!Domestic Japanese version/Overseas Japanese version/English versionSimultaneous distribution starts!Drawn using analog technology and viewed over 20 million timesA powerful drawing!Over 130,000 TIKTOK followersManga artist: Atsushi Sasaki’s latest work!Production scenes are being distributed irregularly on TIKTOK LIVE!Newly written manga series from TIKTOK begins!
人間は愚かな生き物だ―人類がどれだけ進化発展しようともバカでマヌケな生き物であることは古今東西変わらない。痴漢・ストーカー・のぞき・盗撮…非道で私利私欲に走った犯罪者たちのバカでマヌケでちょっとエッチな犯行の数々を紹介していく!
激打ちラッシュ
佐佐木あつしの代表作『激打ちラッシュ』が電子書籍で初登場!懐かしい4号機時代の機種を体当たりで実戦していく!さらに、あえて生原稿の風合いを活かした特別編集版!!生原稿ならではの指定やペンタッチを見ることができる初の試み!※原稿の黄ばみや青ペンの指定、写植の影など、あえて表現掲載させている仕様です。第一話は4号機の獣王を激打ち!!
この作品は、私、佐佐木あつしがウクライナの戦禍を見て、漫画家としてどうしても描かなければならないという慟哭に似た思いに駆られて一気に描き上げた短編漫画です。制作にあたって、どこかの出版社から依頼されたものでもなく、ただ、描かなければならないという作家としての根源的な部分がペンを走らさせました。できれば世界中の人に見ていただけるようにセリフのないサイレンス作品として作り上げました。そんな思いがネットニュースにもなり、記事を読んでくださった方もいらっしゃるかも知れません。物語はとある東欧らしいある国の田舎の一軒家に住む女性だけの家族の暮らしから始まります。おばあさんは耳は遠いけど優しく、母親も二人の娘を愛しんで育てています。姉妹はとても仲良しで、いつも野原を駆け回り、時には花冠を作っては大好きなおばあさんにあげたりしています。そんな二人に、ある日おばあさんはヒマワリの種をプレゼントします。大事そうに小さな袋に入れられた数十粒の種。その日から姉妹はヒマワリを道沿いに植え毎日のように水をやりに出かけます。やがて種は芽吹き双葉が顔を覗かせます。電気も水道もない田舎の生活。夜になると小さなろうそくの灯の元、毎日の出来事を少女たちが母親とおばあさんに話します。少女たちには毎日が発見の連続なのです。しかし、そんなある日急に降り始めた雨が突如嵐となり雷を連れてきました。森は騒めき、小枝が強風に飛び、動物たちは逃げまどいます。やがて雨は激流を生み、少女たちの一軒家は真っ暗闇の中、ろうそくの明かりだけを頼りに家族が肩を寄せ合って雷雨が去るのを待っています。一番下の妹は決しておばあさんから離れようとしません。恐ろしい風の音と雷、強い雨が一軒家を打ちのめす…そんな一軒家に住むある家族に起こった不思議な出来事。一つの奇跡がこの短編に綴られています。作中には、少女の胸にあるペンダント、耳の遠いおばあさんに起こった不思議、雲間から差し込む光とおばあさんからもらった種に起こった奇跡。東欧では珍しくないヒマワリの種をどうしておばあさんは大切に持っていたのか…そんなことを考えながら、あるいはご自身が物語を想像してお子さんなどに読み聞かせをしてくださるとこれに勝る喜びはありません。この作品に関して作者である私は著作権こそは放棄しませんがその行使もしないことを明言しています。作品内のカットやキャラクターはもとより作品自体自由に使っていただいて構いません。商業利用も自由です。ただ、願わくばもしこの作品で少しでも利益が出たりした時はウクライナの人たちに向け応援をしてあげてほしいのです。もちろん、今回の電子配信で得た私の収益からも募金したいと考えてます。この物語を皆様の心のどこかにおいてもらえることを祈って。佐佐木あつし~~~~~~~~~~~~~~ネット公開原稿に加え、下書き・イメージスケッチ・フルカラー表紙とカラーイラストを追加して電子書籍のために新規編集。ぜひ、SNSでの拡散にもご協力ください。たくさんの人々に知られることが大きな力になるはずです。
■■■閲覧注意(R15+)■■■小学校2年の冬―「カオルちゃん」のお母さんが失踪したのはクリスマスイブ―。大好きなお父さんが居て、幸せだったはずのカオルちゃんの家庭。歯車が壊れていくのをただ見ていることしか出来なかった子どもの頃。親の喧嘩・近親相姦・イジメ…。異常な日々の出来事は、カオルちゃんにとってはありふれた『ふつう』の日常。割れた酒瓶で血だらけで暴れる、お父さん。脚立に全裸で括り付けられる、母。カオルを簀巻きにして、手にタバコを押し付けたのは…大好きなお父さん。子供の小さな世界の中で「カオルちゃん」は、理由もわからぬまま、痛みと悲しみをものともせずに、淡々と育ってゆく。ページを捲るたびに描かれる衝撃のカオルちゃんの『ふつうの日常』。近親相姦・置き去り孤児・毒親・壮絶イジメ・極貧キャバ愛人・車上生活・自己破産…様々な困難がカオルちゃんに立ちふさがる!!ツイッターで公開中の漫画を大幅に加筆修正して配信!漫画家おうみ☆ねこが、自らの過去を振り返りながら、あるがままの「カオルちゃん」の半生を赤裸々に描くドキュメントエッセイ漫画、第1巻。※この漫画にはカワイイ絵柄に反して、過激でショッキングな表現が含まれます。閲覧にはご注意ください。
数々の古典コミカライズを自己流で手掛けてきた、二階堂正宏先生の山月記。 原作の山月記が好きなので、コレ系の漫画は手に取るようにしてるのですが、把握しているものでは、 ●『柴門ふみ傑作選』 (虎を豚に変えたコメディ。面白いオマージュだけど原作の原型はあまりない) ●『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。』 (あっさりと読みやすい。ただ、虎の迫力が足りないなど淡白) ●『草子ブックガイド』 (最上級に良い。けどアーティスト的な自意識が過ぎる部分も) などがあり、いずれも一長一短があるように思います。 しかし本作は、原作を忠実になぞりつつ、李徴が虎になった後の核心部分に独自解釈を加え、物語の業を大きく広げるという離れ業をやってのけており、他作品を上回って素晴らしい完成度であると言えます。 長さはわずか34ページ。価格は660円。商業レーベルの価格帯と比べると、決して安くはありませんが、一読の価値ある作品でした。