山月記
現代文の教科書にも使われる名作をデジタルコミカライズ!33歳で夭折した天才作家・中島敦。デビュー作であり、代表作の一つである「山月記」は、時を経た今もその輝きは失われていない。現代文の教科書にも使用されたこともあるため、誰もが一度は触れたことのある作品だ。その名作を、ブラックユーモアの巨匠である二階堂正宏がコミカライズ。原稿を描き上げて約10年あたため続けてきた珠玉の作品。満を持してボーンデジタルコミックとしてリリース。二階堂流に描かれる『山月記』は一見の価値あり。
コミカライズの匠 一峰大二の作品がデジタルリマスターとして登場!今まで単行本化されていない、まぼろしの未収録作品を含め、デビュー作の「からくり屋敷の秘密」から63年たった現代まで。一峰大二先生本人の監修のもと【一峰大二大全集】がいよいよ創刊! 第一弾は、一峰大二自身がオリジナル作品としてもっとも思い入れの強い、SF漫画の大名作。あの『電人アロー』!! あの伝説の漫画雑誌。「少年」に、「鉄腕アトム」「鉄人28号」に続き3大SF連載作品として、大人気を博した無敵のサイボーグヒーロー「電人アロー」 襲い来る宿敵「Xファイター」動く「化石恐竜」恐怖の気体化人間「0細胞」次々と起こる怪事件に怪人、怪ロボット!利夫少年のアロー銃が夜空に浮かび、光のマークとともに僕らのアローお兄さんがやってくる! キューンキューンと超エネルギー伝達!ギューーーーンとアロー号が空を飛び、ビビビビビビ!と電光スピアが唸りをあげる! 旧作に続く続刊には、なんと半世紀の歳月を超えて、一峰大二画業60周年記念作品として新たなアローの戦いが執筆進行中!「電人アロー」の物語はまだまだ終わってはいなかったのだ! 当時の科学的根拠を土台にした物語は、単なる空想科学漫画の枠を飛び越してかつての少年大熱狂の渦に飲み込んだ最高の王道SFアクション巨編が!今、蘇る! 巻末にはデジタル版限定の付録として『一峰大二の仕事』を収録!未公開の下書きやイメージボードを蔵出し公開!!
■■■閲覧注意(R15+)■■■小学校2年の冬―「カオルちゃん」のお母さんが失踪したのはクリスマスイブ―。大好きなお父さんが居て、幸せだったはずのカオルちゃんの家庭。歯車が壊れていくのをただ見ていることしか出来なかった子どもの頃。親の喧嘩・近親相姦・イジメ…。異常な日々の出来事は、カオルちゃんにとってはありふれた『ふつう』の日常。割れた酒瓶で血だらけで暴れる、お父さん。脚立に全裸で括り付けられる、母。カオルを簀巻きにして、手にタバコを押し付けたのは…大好きなお父さん。子供の小さな世界の中で「カオルちゃん」は、理由もわからぬまま、痛みと悲しみをものともせずに、淡々と育ってゆく。ページを捲るたびに描かれる衝撃のカオルちゃんの『ふつうの日常』。近親相姦・置き去り孤児・毒親・壮絶イジメ・極貧キャバ愛人・車上生活・自己破産…様々な困難がカオルちゃんに立ちふさがる!!ツイッターで公開中の漫画を大幅に加筆修正して配信!漫画家おうみ☆ねこが、自らの過去を振り返りながら、あるがままの「カオルちゃん」の半生を赤裸々に描くドキュメントエッセイ漫画、第1巻。※この漫画にはカワイイ絵柄に反して、過激でショッキングな表現が含まれます。閲覧にはご注意ください。
数多くの特撮作品を送り出したピー・プロダクションの創始者“うしおそうじ”とコミカライズの匠“一峰大二”によるレジェンドSFコミックをデジタルリマスター版として刊行!惑星Eから反逆罪により追放された悪の天才科学者・宇宙猿人ゴリは地球に到達した。美しい地球に魅せられるゴリだったが、公害による地球汚染を見て憤激する。人間にとって代わって美しい地球の支配者に自分がなろうと考える。そして公害などを利用して次々と合成怪獣を送り出す。それを阻止するため宇宙の秩序を守るネビュラ71遊星の指令でエージェント、サイボーグ・スペクトルマンがゴリたちの前に立ちはだかる--。収録作品は公害怪獣へドロンからイン石怪獣サタンキングまでの一挙全680ページを収録!!さらにTV版のスペクトルマン秘蔵写真を電子書籍特典として収録。
1970年代の傑作少女漫画が電子書籍で復刻!著者は少女漫画の草分け的存在の今村洋子。子供の日常生活をほのぼのとして快活なタッチで描く本作は、1964年から1967年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載された。1965年第6回講談社児童まんが賞受賞するなど絶大な人気を博した伝説の少女まんが。小学6年生の明るくて活発な女の子“ゆうちゃん”を中心に起こる子供たちの日常生活をほのぼのと描いた作品。電子書籍で復活を果たした本作には、巻末特典として「デジタル複製原画」の扉絵コレクションを収録!
ひとくい
日常の裏側に潜むモノをズバリとおもしろおかし描く、ナンセンス漫画の巨匠・二階堂正宏。人を主食とする化け物たちを通して描かれる現代日本人の姿……。「日本人にこだわっているのは、喰われる役の人間がみんな日本人だからです。大げさに言えば“漫画版日本人論”とでも申しましょうか……」(あとがきより)
伝説の少女漫画が電子書籍で初コミックス化!1967年(昭和42年)に『小学一年生』(小学館)にて連載がスタートしたレジェンド級の不朽の名作が約50年の時を経て初コミックス化!魔法使いのおねえさんが、ちょっとおしゃまな小学生“やっこ”ちゃんの家庭教師に!やっこちゃんの周りで起こる日常のさまざまなことを、魔法使いのおねえさん“こなこ”さんがおおきなポッケから、いろいろな物を取り出して何とかしてくれる!?著者は少女漫画の草分け的存在の今村洋子。代表作には『チャコちゃんの日記』『のんびり城のちょこまかひめ』など。
「私は20代の頃、インドのパル判事の『日本無罪論』(田中正明編・太平洋出版)を読みました。その時からずーっとこのような絵本を描きたいと思い続けてきたのです」(あとがきより)日常の裏側に潜むモノをズバリとおもしろおかし描く、ナンセンス漫画の巨匠・二階堂正宏。その著者が感じる幕末から昭和20年の敗戦の時までの100年間の歴史をユーモアたっぷり、そして真剣に描いた“大人の絵本”。激動の時代を戦い抜いた先人たち…。彼らがいたからこそ、いまの日本があるのかもしれない。
ゲビゲビ
むかーし、むかし。そのまた、ずっーーーとずっーーーとむかしの原始時代。ある村に『ゲビゲビ』というプリンの大好きな男の子がいました。ゲビゲビの仲間はとても仲良し。みんなのアイドル『ムララちゃん』へんてこ頭の宇宙人『キャミキャムくん』いつも風邪をひいてるピンクの犬『ピク』みんなはいつも一緒に野山を駆け回って遊んでいます。ゲビゲビの村はとってもヘンテコな村で、いつも崖崩れで大きな岩が落ちてきては朝になると元通りになるガケガケ山や、あまーいカラフルな雨。その他いろんな味がする魚が釣れたり、川がピカピカ光ったり、不思議なことがたくさんあります。中でももっとも大きな不思議は、山のように大きくて、頭のてっぺんに大きなお城が立っているバオバオ山。その正体は大昔からゲビゲビの村に住んでいる大きな大きなマンモスです。そして、村で一番怖いのは夜の不思議な生物達。中でも暗闇にポツンと浮かぶ『白い人』と呼ばれる謎の人は、見つかるとどこまでも追いかけてきてゲビゲビ達を何処か知らないところへ連れていってしまう怖い人。でも、ゲビゲビにはパパからもらった話をする魔法の槍やママに作ってもらったふわふわ浮かぶ服。そして何より、大好きな仲間達がいるからどんなことがあっても負けません。そんな不思議なゲビゲビ達の楽しい生活をのぞいてみませんか?漫画家、佐佐木あつしの記念すべき絵本デビュー作。君たちもゲビゲビの大ファンになっちゃうかもしれませんよ♪
士道だいこんの花
二階堂正宏が描くオリジナル時代劇画!主君の遺恨を晴らすべく命をかけて吉良邸に討ち入った赤穂浪士四十七士の赤穂事件。その事件の裏には隠された物語があった!それが『忠臣蔵』における不忠臣の代表格とされる浅野家末席家老の大野九郎兵衛。その大野九郎兵衛を主人公に二階堂正宏が時代劇画として描いた逸品。また同時収録となる「東北(ふくしま)の士魂」は、二階堂正宏の出身地でもある東北が舞台。二階堂正宏がふるさとに馳せる思いが込められた珠玉の名作。「東北の英雄アテルイは大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂に敗れ、安倍貞任も八幡太郎義家に敗れました。奧州王・藤原氏も源頼朝に滅ぼされ、戦国の梟雄・伊達政宗も秀吉に屈服。幕末の奥羽越列藩同盟ならびに会津藩も薩長に敗退。私のふるさと東北は負け戦ばかり。甲子園でも未だ優勝経験なしの東北勢。くやしい思いはつのるばかり。そのくやしさが『東北の士魂』を描くエネルギーになりました。」(あとがきより)
ぺちゃこちゃん
幻の傑作児童漫画が電子復刻!本作は1968年から1977年まで『小学一年生』(小学館)に連載された幻の傑作漫画『ぺちゃこちゃん』の復刻電子まんが。主人公の名前は「はなのたかこ」なのに、はなぺちゃだから“ぺちゃこちゃん”は小学1年生の明るくて活発で、ちょっと太めの女の子。ぺちゃこちゃんとかわいい妹の「まみたん」とはなの家の人たち、そしてボーイフレンドの「いっちゃん」やちょっとおませな「いっちゃん」たちの楽しい毎日を描いた、ほっこり癒やされるほのぼの作品。著者は少女漫画の草分け的存在の今村洋子。子供の日常生活をほのぼのとして快活なタッチで描く本作は、1964年から1967年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載された。1965年第6回講談社児童まんが賞受賞するなど絶大な人気を博した。
ぶん太無双
漫画家の仕事はひたすら机に向かう。人との会話もなく、締め切り間際となれば食事もとらず、徹夜も普通の不規則になりがちな生活サイクルで、粛々と原稿を仕上げていく。そんな不規則な生活の漫画家が犬を飼う? 犬との生活は、毎日朝夕の散歩や食事、遊び相手、病院など世話することが沢山で、気苦労・時間・お金もかかるわけで…。『大変なことが盛りだくさん…飼えるわけないやん…。』しか~し!しかししかし!しか~しですよお客さん!そんな苦労を一気に吹き飛ばし、、駄菓子・レトルト食品が大好きな不健康漫画家を健康的な人間に変えてしまう柴犬『ぶん太』の可愛らしさときたら…こっちが与えた愛情を120%で返してくれるんやでっ♪つぶらな瞳で全力でこっちを信頼してくれたら…「んは♪」ってなるやろ?ぶん太のためなら死ねる!…いや、ぶん太より先に逝くわけにはいかぬ!寂しい思いはさせたくはない!…いやさせない!!ほら、ぶん太がいるおかげで健康にも気を使うようになった!「まさかこんなにデレデレになるなんて…」京都賀茂川沿いの加茂街道を散歩コースに、今日も柴犬ぶん太がいく!!京都在住の漫画家ちゅうじょうゆきよしが愛犬との何気ない日常をエッセイコミック化!一部地域では人気投票でちゅうじょう先生よりも上位を獲ってしまった奇跡の柴犬『ぶん太』を主人公に京都を舞台に送るハートフル・フルカラーコミック!!犬好きにはたまらない、ぶん太のグラビア写真も多数収録!!さあ、天然記念物級に可愛い柴犬の…その中でも世界遺産級に可愛い奇跡の柴犬、「ぶん太」の可愛さに腰を砕かれるがいいっ!愛らしさに癒されるがいいっ!※可愛く感じたり癒しの効果には個人差があります。あらかじめご了承ください。
数々の古典コミカライズを自己流で手掛けてきた、二階堂正宏先生の山月記。 原作の山月記が好きなので、コレ系の漫画は手に取るようにしてるのですが、把握しているものでは、 ●『柴門ふみ傑作選』 (虎を豚に変えたコメディ。面白いオマージュだけど原作の原型はあまりない) ●『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいのマンガで読む。』 (あっさりと読みやすい。ただ、虎の迫力が足りないなど淡白) ●『草子ブックガイド』 (最上級に良い。けどアーティスト的な自意識が過ぎる部分も) などがあり、いずれも一長一短があるように思います。 しかし本作は、原作を忠実になぞりつつ、李徴が虎になった後の核心部分に独自解釈を加え、物語の業を大きく広げるという離れ業をやってのけており、他作品を上回って素晴らしい完成度であると言えます。 長さはわずか34ページ。価格は660円。商業レーベルの価格帯と比べると、決して安くはありませんが、一読の価値ある作品でした。