ぶんか社マンガの感想・レビュー218件<<678910>>おとりよせはいいぞ #1巻応援おとりよせっていいな。 藤沢カミヤメケメケわたしもこの2ヶ月ほどのあいだに、たくさんやりましたよお取り寄せ。 スイーツ取り寄せではバウムクーヘン頼みがち(わっかる〜…!) エレファントリングというバウムクーヘンは、カンブリア宮殿で紹介された瞬間にポチッてました。美味しかったので私からもおすすめ。 この漫画を読んでいちばん気になったのは「祇園ボロニヤ」のデニッシュパン…ちょっと種類が多いのでどれを頼むか考え中です。。 五條堂のフルーツパフェ大福「鴻池花火」は売り切れてたので次のチャンスを待つ。 今回はほとんどがお菓子系だったので、おかず系のお取り寄せ漫画も読んでみたいです!常連さんがいない時間に行きたい店、酔庵美味い話にゃ肴あり ラズウェル細木野愛酔庵ってすてきなお店ですよね。行きたいかと言われるとうーん、常連さん達がいない時間に行きたいかなあ。 あんな癖強め(とは言えマナーは割とちゃんとしてる…かな?)な常連さん達を適度にもてなし適度にあしらい、季節の美味しい料理を提供してくれるんだからいい店です。爬虫類のペット連れてっても怒らないし、煮汁とか持って帰らせてくれるし、ミカちゃんかわいいし。 常連さん達が癖強めになっちゃうのも、それでいてみんな仲良く呑んでるのも居心地がよくて気が利いているからなんだろうなあ…。 読めば読むほど酔庵に行きたいという感想しか出ません。 酒のほそ道の宗達はいろんなお店で呑んだり家呑みしたり多様な酒の楽しみ方を見せてくれますが こちらはひとつのお店に通う楽しさ、その中で季節を感じたり人間模様を観察したり…そんな楽しみ方を教えてくれます。 酔庵のマスターはラズウェル細木作品に出てくる登場人物の中で(珍しく…いや、唯一かも)人間的に好きです!!少女漫画の歴史を知れる貴重な一冊松苗あけみの少女まんが道 松苗あけみかしこ装丁がぶ〜けコミックス風なのもとっても素敵!出版社が違うのに実現したのは松苗あけみ先生だからこそなんでしょうね。生い立ちから始まり、色んな漫画家さんのアシスタント経験談、連載秘話など、内容に関しては読み応えあり過ぎるくらいです!デビュー後もストーリー作りがなかなか出来なくて苦労したというお話はとても意外でしたが、松苗先生が謙遜してるだけで本当はそんなことないんじゃないのかな?という気もします。一条ゆかり先生のアシスタントをされていて一緒に旅行に行ったりするほど仲良しということはお互いの漫画にもよく描かれているので知っていましたが、内田善美先生ともお若い頃から交流があったとは驚きました。内田先生の作品は今だと普通に手に入れることは難しいし幻の作家さんだと思い込んでいたのでこんなに気さくな方だとは思いませんでした!内田先生のアシスタントさんが消失点を取る為に部屋いっぱいに紙を広げて奮闘しているシーンは感動しました。松苗先生ファンはもちろんのこと、熱意と努力によって生み出された華やかな少女漫画の歴史を知れる貴重な一冊です。当事者によるユーモアにあふれたエッセイ漫画統合失調症日記 木村きこりstarstarstarstarstarひさぴよ1巻が面白かったので2巻も購入。「面白い」という言葉が適切かどうかわからないけど。わたしが知ってる統合失調症の知識というのはネットやテレビで聞きかじった程度のものなので、何かを知った気になるつもりもないのだけど、それでもこのマンガは何かが凄い作品なのではないかと思うに至った。 そもそも、精神性疾患を取り上げた作品は世に数多くあるものの、自分の知る限りでは統合失調症を描いた作品はあまり見かけない。 外部からの視点で描かれた作品はあるにせよ、本人が自ら筆をとった漫画となると、さらに少ないはず。 (パッと思い浮かぶのは卯月妙子先生の作品くらい) これは、当事者が「自己を客観視」して表現するということが、いかに難しいかを物語っていると思うし、まだ世間の関心や理解度が追いついてないという事かもしれない。 「統合失調症日記」というストレートなタイトルの為、誤解されたり、敬遠されてほしくなくて、まず作者のきこりさんの独特の世界観だったり、ユーモアセンスがあって漫画として面白いので、少しでも興味があれば読んでみてほしい。 ちなみに、紙の単行本の値段設定は1100円ほどで、電子書籍版だと600円ほどで購入できる。 姉妹の格差バトルは面白いアラフォー子供おばさん ~精神年齢が10代から変わらない~ ながの桃子名無し見た目が良くて容量もいいのでそのまま大人になってしまい、非常識な振る舞いをしていた結果痛い目をみる、という話が多かったです。 感動系の話も載ってますが、全部姉妹バトル系で揃えたほうが読み応えがあったかも。 血の繋がりがある人間に寝取られるとかそんな最悪なことないよな… がん闘病&人工肛門生活エッセイがんまんが~私たちは大病している~ 内田春菊名無し春菊さんの大腸がんが発覚したきっかけが、糖質制限ダイエットをしたらみるみる痩せたけど便秘がひどくて、不安になって病院に行ったら見つかったということだったので、糖質制限すると便秘になりやすいって聞くし、そのまま思い込んでたら見逃す可能性もあっただろうから、本当に早目に病院に行かれて良かったなと思いました。前書きに「60%以上の人はがんになるし、その半分はとりあえず治る」とあったのがなんだか心強く感じました。2巻からは人工肛門(ストーマ)になってからの生活についてのお話ですが、器具の説明も分かりやすいので人工肛門ってなんだろう?って思ってる人にはオススメです。戸惑いつつも段々と自分の身体の変化を受け入れて、病気以前よりも前向きになられているのがすごいです。長期連載されてるエッセイ漫画「私たちは繁殖している」も大腸がんになったことに触れているのですが、手術当日は平日で子供達は学校だし、5時間もかかるから付き添いを付けず、一人で受けたら病院の人が驚いてた…というエピソードは春菊さんらしいなと思いました。絶望しかないミスミソウ 押切蓮介野愛ずっと読むのを躊躇っていた作品。 壮絶ないじめの果てに、家族を焼き殺された主人公・春花が復讐を決意するストーリー。 あらすじだけ読んでも、つらい。 復讐を果たしたところで幸せになる未来なんか最初から見えていない。 学校だけが全てじゃない、逃げてもいいなんて言葉は逃げる選択肢を持っている強者のエゴかもしれない。逃げきれなかった春花も、逃げることすら知らなかった流美も、追い詰められて殺すしかなかった、是か非かではなく是が非でもやるしかなかった絶望の深さは想像を絶する。 復讐は善か悪か?是か非か?最後まで読んだところで結局結論を出すことはできなかった。 春花が救われるようなラストが訪れてくれと願いながらも、いじめっ子達がひとりひとり消えていくのをどこか清々しい気持ちで見てしまう。 漫画だから、虚構だから、なんて言い訳になるのだろうか。 最後まで誰も救われません。もちろん、読んだ貴方も。 「ぴょんぴょん」で連載されていた動物漫画とんで!小鳥ちゃん【完全版】 マヤよーこ名無しその昔、小学館より刊行されていた少女漫画雑誌「ぴょんぴょん」で連載されていたという、動物漫画。小学生の女の子が不思議な力を得て、動物たちを守っていくお話です。 昔はよく見かけたデフォルメされた絵柄で、人間だけでなく動物も愛らしく描かれています。話のテンポもちょうどよく、主に一話完結の話がまとめられています。小・中学生向けの内容だと思うので、読むとなんだか昔懐かしい気持ちになります。実写化と聞いてミスミソウ 押切蓮介名無し※ネタバレを含むクチコミです。読む手が止まらない愛憎泥沼三角関係初恋薄紅色心中 ~甘い啼き声は、貴方にだけ~(分冊版) 愛染マナポコニャン※ネタバレを含むクチコミです。 ああ、懐かしのケイブンシャ大百科シリーズ恐怖!トラウマ漫画 つなん京助まさみその昔、ケイブンシャ大百科シリーズという文庫本がありまして、子供の頃に読んだ大百科として見覚えがある方も多いと思いますが、その中で、1980〜1990年代に掲載されていたホラー短編を描かれてきたつなん京助氏の作品を集めて、デジタル版で復活させたのがこの本です。身近なテーマを用いて、子どもが起こしがちなちょっとした残酷な行為を描いており、当時どれだけ多くの子どもに衝撃とトラウマを植え付けてきたか。しかし、この作品の目的は題名にあるトラウマを読み手に与えるというよりは、人としてしてはいけない行為描くことにより、人間以外の生き物を大切にしたり、自分がされたくないことは友達にはしない、というような人として最低限持つべき思いやりや礼儀を漫画を通じて伝えようとしているように思えます。画の雰囲気やテーマから、ホラー漫画のレベルとしては、基本は子どもに向けてのものですから、怖い世界の入門書としていかがでしょうか。怖いけど視たい事故物件芸人のお部屋いって視るんです! おがたちえ 育代 松原タニシ名無し興味深い事故物件を巡るホラー&ギャグエッセイ。事故物件は家賃は安いけど、怖いから実際は借りようとは思いません。でもこの漫画みたいに事故物件ばかりを探す芸人とかが、最恐の事故物件を探す企画としては非常に面白いです。実際、霊がさまようガチの事故物件って思っていたより多いのですね。ためになる霊界エッセイ霊界1年生 日辻彩 島津成晃名無し非科学的なものを信じる方なので、気になって読んでみましたが、すぐこの作品に引き込まれました。霊と言っても怖い話ではなく、コメディタッチに描かれていて、所々で笑いを挟みながら霊の世界を理解する事が出来ます。島津さんの説明やアドバイスは霊的な事とは言え、普段の生活に役立つことも多く「なるほど!」と思う事も沢山有りました。霊の世界に興味がある人におすすめの漫画です。霊なんて信じないという人にとっても興味深い作品だと思います。 運命の相手との出会い天も月も花も 原ちえこ名無し以前から好きだった原ちえこ先生の作品で思わず手に取ってしまいました。前世から結ばれていたような運命の相手との出会い、そんな出会いに憧れる女性は多いと思います。私もその中の一人、読んでいて自分にもこんな出会いが有り、こんなに深く繋がっている相手がいたら素敵だなと夢を見られます。お互いを思いながらも結ばれなかった二人が生まれ変わった時代で一緒に生きる、長い時間が経っていてもその気持ちは色褪せる事が有りません。恋愛マンガが好きな人全般にお勧めですが、いつか運命の相手に出会いたいと思っている人には特にお勧めの作品です。山木が心底むかつきすぎて眠れない今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~ ポレポレ美名無し主人公の旦那、山木がクズすぎてとにかくむかつく。自分の経験とも相まって思い出し怒りがして、この旦那を早く地獄に落としてくれ!と願わずにいられない。腹立つほど信じられない事が次々と起こる。でも読まずにはいられない漫画だった。不倫をされたことのある方、旦那がクズな方、共感できます。これは面白い。自分よりも大変な思いをしてる人がいるのだと思えます。ただ、震えるほど山木には心底むかつきます(笑)AV制作会社のお仕事モザイク足します!?~AV制作会社のないしょ話~ Poko名無しAV制作会社の仕事ってどんなのだろうって、常々思っていたので…。気になる業界の内情や、現場の雰囲気がよくわかりました。想像していたよりも、そんなに非道い現場ではなく、淡々と撮影が行われているのだということにびっくり。なかなか面白かったです。 壮絶な虐待体験虐めを待つ人 あしだかおる 島田妙子名無し ----「虐待」とは「虐めを待つ」と書く。 重苦しい序文と、悲惨な虐待シーンから始まります。 慎ましくも幸せそうな生活から一転、両親の離婚、児童保護施設での生活、そして父が新しい母と再婚し、義母から虐待を受けるまでの過程が、つぶさに描かれています。 昭和50年代の話とはいえ、今も虐待問題の本質は変わらないと突きつけられているようです。 個人的に「ストーリーな女たち」系漫画は、ある種の悲惨さを売りにしたものが多い印象でしたが、この作品はそれらとは違うと思いました。 しかし1話目でこの重さですか。。 次話以降も相当心して読まねばなりません。知られざる特殊清掃の世界不浄を拭うひと 沖田×華nyae広告でよく目にしていたときから単行本化を待っていました。 他の作品同様、比較的冷静な主人公の目線で生々しい現実を淡々と描いてます。決してグロテスクで直接的な描写はないですが、人によってはキツイ部分もあるかも。 10件依頼があったら10通りのケースがあり、それぞれに臨機応変に対応しなければならないその名の通り特殊で、いわゆる3K(きつい・汚い・危険)仕事ですね。 あまり亡くなった人に思い入れすると駄目みたいです。とくに主人公は霊感体質なので、自宅に霊を持って帰ってしまうことも。 現場の近隣住人、ときには依頼人本人から心無い言葉をかけられることもあるようですが、やっぱりやった人にしかわからない真実や得られるものがあると思うので、そういう面でこういった仕事には覗いてみたくなる不思議な魅力を感じます(体験したいとは思わない)。 主人公がなぜ脱サラしてまでこの仕事を始めることにしたかは1巻には描かれてません。気になる…洗脳と共依存毒母~私のママは世界一~ あしだかおる 渡辺やよい名無し近年、メディアなどで取り上げられるようにもなった「毒親」ですが、特に母親の方が毒親化することが多いとのことです。自分で生んだ子供だからということで徹底的にコントロールしようとするのです。漫画の主人公・えみは、まさにそんな毒母にずっとコントロールされ続けて育っています。本人はそのことには気付かず、母親を愛してしまうという歪んだ親子関係が読んでいて辛くなりました。 社会問題を少し知れる…ネグレクト~それでもママが好き~ なかのゆみaico社会問題を少し知れるシリーズって感じ。幼い子供はほんとになにされても母親が好きだから、酷だなぁと。。知らないだけで現実でもいろんな母子像が実際あるんだろうな。。マッチングアプリが当…倦怠夫婦~夫がマッチングアプリに夢中なら!?~ さやかゆみaicoマッチングアプリが当たり前になった今、結婚しててもこういう誘惑が増えたりするのかーとなんだかリアルを感じました。。すれ違いって怖いな。ま、漫画だからこそのサブキャラの邪魔っていうのもあると思うけど。世界的こだわりとやさしさでできている午前4時の白パン 【描き下ろし漫画付】 木村いこ野愛人には人の数だけ食の好みがあり、こだわりがある。 学校帰りの立ち食いうどん、餃子の焼き方、いつもの席で食べるビーフドリア…この短編集にも物語の数だけそれぞれのこだわりが描かれている。 そして、そのこだわりに寄り添う人も描かれている。 どうしてもこれが食べたい!に付き合ってくれる人 めちゃくちゃうまいわけじゃないのに食べたくなるんだよなあ…を作る人 好きなものは好きって言っていいんだよ、と背中を押してくれる人 自分のこだわりを理解して、寄り添って、一緒に美味しいねと言ってくれる人がいるって何よりも幸せなこと。 優しくてほんのりあたたかくて、お腹が空いちゃう作品です。 餃子両面焼き試してみよう… 世界一可愛くて世界一恐ろしい聖ロザリンド わたなべまさこ野愛漫画の登場人物でいちばん可愛い女の子は誰だと思いますか? と聞かれたら、おそらくわたしはロザリンドと答えます(ハルシオン・ランチのヒヨスとゆびさきミルクティーの左ちゃんも捨てがたいけど)。 ロザリンドはそれはそれは天使のように愛らしく無邪気な少女です。母に愛され執事に見守られ暮らす、天真爛漫で素直な少女です。 でもめちゃくちゃ人殺します。とんでもない方法で殺します。 「輸血」と「バター」がかなり印象に残っていて何度も思い出したり読み返したりしています。トラウマになるのでぜひ読んでみてほしいです。 話は振り出しに戻るのですが、ロザリンドは本当に可愛い女の子なのです。嘘を嫌い、苦しんでいるひとを放っておけない一面もあります。母を愛し、また、母に愛されている幸せな女の子なのです。 だからこそ、どうしてこんな天使のような女の子が…と悲しくなったり恐ろしくなったり心を揺さぶられるのだと思います。 大人になったロザリンドに格闘技覚えさせて沙村先生のベアゲルターに登場させたい…そんな恐ろしいパラレルワールドを夢想してしまったので神に懺悔したいと思います。実在した赤ひげナイチンゲール女赤ひげ こちらドヤ街診療所 川島れいこ 佐伯輝子名無しこれは実際に存在する女医の佐伯輝子さんの奮闘を漫画にした作品です。 日本3大ドヤ街の一つである神奈川県横浜市寿町の診療所に赴任した輝子さん。患者のほとんどは保健所もお金も無い荒くれ者達。インテリ女性ということあり、はじめは酷い言葉さえかけられますが真摯に患者達を救うことに身を扮する輝子さんの姿に少しずつ信頼して心を開いていくドヤ街の住人たちとの心の交流がみえて心が暖かくなります。 残念ながら輝子さんは2019年に天に召されました。しかし彼女の生き方には誰もがきっと勇気をもらえることでしょう。素晴らしい女性の先輩がいた、ということだけでも勇気がもらえます。<<678910>>
わたしもこの2ヶ月ほどのあいだに、たくさんやりましたよお取り寄せ。 スイーツ取り寄せではバウムクーヘン頼みがち(わっかる〜…!) エレファントリングというバウムクーヘンは、カンブリア宮殿で紹介された瞬間にポチッてました。美味しかったので私からもおすすめ。 この漫画を読んでいちばん気になったのは「祇園ボロニヤ」のデニッシュパン…ちょっと種類が多いのでどれを頼むか考え中です。。 五條堂のフルーツパフェ大福「鴻池花火」は売り切れてたので次のチャンスを待つ。 今回はほとんどがお菓子系だったので、おかず系のお取り寄せ漫画も読んでみたいです!