夜の街
現代の男が心安らぐことのできる場所、それは「愛人をつくるか良き酒場を見つけるか」だという。BARSTELLAと夜の街を舞台に柳沢きみおが「人間の愚かさ悲しさ」を描いた珠玉の一冊。イタリア語で「星」を意味するBARSTELLAを初めて訪れたサラリーマン二人は、マスターに酒はどうしてこんなに美味しいのかと訊ねると溜飲の下がる言葉が返ってきて、次第に二人はなじみ客となっていくのだが…。
無職、三十路、独身―― 失うものなんて何もなかったんです。作者の藤田里奈(はと)は突然、海外へ現実逃避をすることにした。いろいろ調べた結果、ワーキングホリデーでフランスに1年住むことを決意。その勢いで漫画を持ち込みすると連載・デビューが決まった。向こうでバイトしなくていいじゃん~! ふぅっふ~! しかしフランス語ができない、方向音痴、な彼女を待ち受けていた生活はそんなに楽じゃない!? 志とかがない方の爆笑海外エッセイ☆
河合テニスクラブでコーチをやってる姉に憧れて、テニスが大好きになった小学二年生のえっちゃん。見よう見まねのメチャクチャなフォームだけれど、姉にくっついて来たテニスクラブで、えっちゃんは驚くべきテニスの才能を開花させる。しかし、そこへ乗り込んできた忍者みたいな女プレイヤーの霧隠かすみに、えっちゃんは完敗してしまう。後日、河合テニスクラブと伊賀テニスクラブで対抗試合をする事になり…?!
無頼記者
野球をこよなく愛し、酒を愛した男の人情ロマン漫画。やまさき十三と園田光慶の描くもの悲しい情緒は勝つことだけに目が行きはじめた野球に対しての一つの警鐘でもあるのかもしれない…
クラシック音楽を愛し、ピアニストを目指すティナが出会ったとなりの青年。彼は人気抜群のロックスター レオだった。ロック音楽に偏見を持つティナになんとしてもロック音楽を知ってもらいたいレオがとった方法とは…!?
不思議な事件解決します。現代に蘇るう妖怪変化。彼らを巻き込み悪事を働く人間…。それらに敢然と立ち向かう一人の男… それが不思議ハンター雷門竜太!
ミニぱと
ミニ・クーパーのミニパトに乗る五月(さつき)とつぼみの婦警コンビの活躍を描いたドタバタギャグコメディ。木山(きやま)主任に呼ばれた婦警の五月は、ミニパトの同乗員として中学出たての新人婦警・つぼみと組むように命令される。仕方なくつぼみとパトロールに出かけた五月は、つぼみが実は中学1年生だと知って呆れてしまう。そんな時、信号無視をした車を追跡して捕まえようとした五月は、抵抗する運転手に拳銃を向けて……!?
都から離れた山の中、幻の珍獣・ミョンミョンたちが住むミョンミョン谷。そこはミョンミョンと、ちょっと変わった生き物が住む地上の楽園だった!? そこにミョンミョンを探す一人の博物学者とその助手がやってきて…。ミョンミョンと仲間たちが繰り広げる、面白ほのぼのファンタジー。
バケ猫のタンゴ
彼女の奇妙な同居人は、ふたまたシッポのバケ猫さん。人語を話し、舌や首が伸びたり、瞬間移動したり、妖怪も呼べば、除霊もする。幽体離脱もお手のもの。味にはうるさく、そこそこグルメ。こんなにコワ~いバケモンだけど、同居人(てゆうか飼い主?)には頭が全く上がらない。おイタをすれば、妖怪よりも怖ろしいお仕置きが待っている…? ちょっと怖くてかなり楽しい、バケ猫同居ギャグ4コマ。
ウェルカム
青春真っ最中の男女が経験する甘酸っぱい恋愛模様を描いたラブコメディ短編集。自分の高校には趣味に合う女生徒がいないので、ひとり身を通している高校生・とおる。電車通学している彼は、途中の駅から乗ってくる女子高生達にからかわれて、ますます女嫌いになっていく。そんなある日、吊り革につかまらず電車の揺れにコミカルな動きでこらえる女子高生・加奈子(かなこ)の後ろ姿に、とおるの視線が釘付けになってしまい……!?
基本的に駄目な選手、地味な選手が一瞬の輝きを見せる話が多いのだが、あらすじにもある通り「勝つこと」以外にプロのスポーツを観ることの深みや味わいが描かれている。華やかに見える世界でも、選手には生活があり、人間関係に悩んだり能力の限界に苦しんだりしている。 主人公である記者が元野球選手というのが効いていて、仕事における引き際や自分なりの役割を考えさせられた。