小野 弥夢(おの ひろむ、9月13日 - )は、漫画家。猫水彩画家。広島県呉市出身。 大和和紀のアシスタントを経て、1977年に『ロックンロールペテン師』でデビュー。 以後、「少女フレンド」を中心に活躍し、現在は女性誌に発表の場を移している。 代表作に『Lady Love』『DIVA』『Pony Tail』など。 特に『DIVA』は、少女漫画では初めて、本格的にオペラの世界を扱った作品として知られる。 1984年、『Lady Love』で第8回講談社漫画賞を受賞。 現在は猫水彩画家として活動しており、都内のギャラリーで作品展に参加している。
バレエが何よりも好きな少女、レディ。彼女の夢は、メリング先生のような世界一のプリマになること。小さな胸に大きな夢と希望を秘め、レディは、今日も踊り続ける。話題のヒロムのダンシングドリーム第1弾!
クインバレエ団に所属するレディ。彼女の夢は世界一のペアが組めるプリマになること。厳しいレッスンのなかで芽生えた、マーシーとの恋。そして、さまざまなことが絡み合い、怒りや絶望、葛藤も……。女子の揺れる想いをきめ細やかに描写するとともに、バレエの魅力を余すことなく伝える伝説の少女漫画!
画家は踊っている彼女を見た時、美の女神、ミューズだと思った。そして彼女は画家のファンだった。「その分厚い化粧を落としてくれ」「え…?」ドキッとする踊り子、悠紀。「君の素顔が見たい」「どういうことです?」「夫は、槙原は、あなたをモデルに絵を描きたいと」画家の妻が言う。「あたしをモデルに!?待っててください。すぐ落としてきます」悠紀は大急ぎでメイクを落として来た。「いかがですか…?」「まあ!なんて可愛くて美しいんでしょう!ねェ、あなた!?」あ、笑った…!なんて優しい微笑み…。槙原が悠紀に手を差し出す。悠紀がその手を握る。画家の手…。男らしくて優しい。「光栄です。槙原先生」喜び勇んで画家の家に行く悠紀だが、画家はスランプだった…!?
果林の恋人、弦は同じバレエ団のプリマ、葵の相手役。果林は群舞の中の1人。親友の緑は、公演後もレッスンに行っているらしい。緑は主役の座を狙っている。「ほんとは果林のほうが上手くて主役につくのがそう遠くないって分かるから、よけいくやしいんだわ」「気を付けないと果林、今に追い越されちゃうわよ」「ショックか…?」聞いて来る弦に「…かなり…」と答える果林。そんな果林に弦は「欲、出せよ。根性見せてみろよ。俺の所までよじ上って来いよ」と言った。「俺は忘れてはいない。オマエに約束したあの日の事を」約束したあの日。弦が葵のパートナーに選ばれた時。「俺はお前とペアを組む事が目標なんだ。惚れてるお前と踊りたいんだ。待ってるからな」<収録作>『愛の分岐点』『ドアを開けたら暗闇が待っている』『ほっかポッカ牧歌 1~3巻』
平成3年12月、JRA競馬学校にはじめて3名の女子生徒が内定した。ちょうどその頃、女性騎手の誕生の願いを込めて、小野弥夢が描いた名作! 男社会の競馬の世界に真正面から体当たりして、男たちと堂々と渡り合う、山岸皐月。そのなかで味わう喜び、挫折……、そして恋……。愛と感動の女性騎手物語!
父がオーケストラのソリスト、母が世界的なオペラ歌手という一流の音楽一家に生まれたリマは優しい父に憧れ、毎日ヴァイオリンの練習に明け暮ていた。しかし、全く家庭を顧みない母に苦悩した父が死んでしまう。母に強い憎しみを持ったリマは、祖母に引き取られ父の通った音楽学院に通うことになったが、、。イギリス、ロンドンを舞台に様々な苦難に負けず力強く生きる少女リマの青春を描いた感動のドラマ。
モデルだって恋をするわ!小学生からモデルクラブに所属している大島あつきチャンも高3になり背が伸びすぎて悩んだり、同業の斉藤クンのことがアタマから離れなくなったり。そうかといって突然現れたイケメンスタイリストにドキドキ。オトナの入り口に立った女子高生モデルの毎日を繊細に描いた素敵なストーリー。
もっと中央競馬で活躍できる女性騎手が出て来て欲しい―― そんな願いを込めて描かれた作品。なんか泣けました。皐月は馬が苦手で泣いてばかりいる少女だった。父は運に恵まれないジョッキーだった。しかし、競馬を愛し、心通じ合える愛馬と出会う機会を得、自らを「幸せなジョッキーだった」と語る父の背中を見るうちに、少女は自分も父のようなジョッキーになりたいと願うようになる…。