集英社マンガの感想・レビュー4976件<<147148149150151>>くっきーの漫画がSQ.に!2-1探検隊 くっきー!名無しくっきーの漫画、はじめて読んだけど感想難しすぎ! 井戸が邪空間(?)につながってるとかその設定でもっと描けるのでは…?とかいう意見も野暮なのかな、と思ってしまう独特の圧がある。奇才か、それとも鬼才か #読切応援フィラデルフィアの棺 六内円栄チャンピオンスキー六内円栄(ろくだいまるえい)さんという漫画家さんをご存知でしょうか。アフタヌーン四季賞の読切「死よ来たれ」の頃から、只者ではないオーラを発し、活躍の場をジャンプSQ.に移してからも、抜群に面白い作品を描かれている作家さんです。 この読切「フィラデルフィアの棺」についてはグダグダ感想は書きません。 Twitterでバズった「古代文明の人々が宇宙人の下請けだった話」を読んでもらう方が話は早いでしょう。 https://twitter.com/rokudaimaruei/status/1269077461788049408 ついでに「死よ来たれ」も講談社のサイト、モアイで読めます。 http://www.moae.jp/comic/shiyokitare/1 今のところ、単発の読切タイプの話作りがめちゃくちゃ巧いという印象に留まりますが、ファンタジーでもオカルトでもSFでも、どんな話でも面白く描ける方ではないでしょうか。いわゆる「ストーリーテラー」タイプ。読者の想像する結末なんて、軽く飛び越えてしまうような物語を生み出せる、希少な才能を持った人だと思います。 ジャンプSQ.で初めての連載「Thisコミュニケーション」をスタートし、長編でどこまで奇才を発揮してくれるのか楽しみです。将来的に「鬼才」と呼ばれるような作家さんになると、個人的には感じています。 バイオテロ編怨み屋本舗WORST 栗原正尚名無しあいつ最悪だな!!! ジーニアス・ジュンを守ってくれ…表紙の色彩がすごくツボサイコアゲンスト 平石六 景山愁mampuku異能、復習、サスペンスって感じ。YJやUJで掃いて捨てるほど見た題材ですが、表紙に惹かれて読んでみました。 中身の絵は荒削りではあるものの線の綺麗さは紙でも十分通用。ただ構図や台詞回しが拙く、読みにくさと違和感がめだつ。作者の成長に期待したいやつですね。 満足度の高さ彼方のアストラ 全巻合本版 篠原健太漫画を読む女S…なんで読んでなかったんだろ? 完結しているおもしろいマンガが読みたかったのでそういう検索をしていたら、マンガ大賞2019で篠原健太の名前を発見したので読みました。 私は、考えて描かれたものなんだな…!って分かる漫画が大好きです。風呂敷がきれいに広げられて畳まれる。主軸がしっかりあって、サブエピソードが無駄なく配されて、集約されていく、そういう漫画が読みたいのです。絵が見やすくて、登場人物の区別がちゃんと付くだけじゃなくて、キャラクターが掘り下げられていて、好感が持てるとさらに良い。小ネタに笑ったり、ドキッとしたり、終盤まで続きが気になったりすれば最高です。 彼方のアストラはそういう漫画でした。 計算づくで描いてて、制作裏話を作者に聞いて欲しいんだろうなってタイプにみえるこの作者のことも、嫌いじゃないのです。スケットダンスはイロモノというか反則気味な過去エピソードにばかり触れられがちだったように思うので、変わりダネだけどものすごく王道なこのマンガが面白く読めてとても嬉しかったです。 一番好きなキャラはウルガーです。長崎・五島列島での回顧録とんびの島から 岩谷テンホーマンガトリツカレ男岩谷テンホーは4コマ雑誌とか青年誌で見かけるちょいエロなギャグを書きつづている作家ですごい好きで読んでいる人は見かけたことはないけど、雑誌内で見かけると安心する。 その岩谷テンホーの幼少期を回顧したマンガで相変わらずちょっとしたエロネタを挟みつつ、五島列島での生活や学校の状況などの味わい深いエピソードがあり楽しめた。高尾さん(偽名)のタイムスリップ読み切り高尾さん 朝倉世界一名無し男に崖から突き落とされた…と思ったら2000年のとある公園にタイムスリップしちゃった高尾さん(偽名)。 そこで出会った山芋くんと行動をともにするけど、突然体が消えてしまう!というところまでが前編でした。 死を回避するためのタイムトラベルのような展開になるのか。突然現れて突然消えた謎の女のことを山芋くんは救えるのか…?後編どうなるのか全然予想つきません。笑 ヨガでヨガりまくりギャグヨガでヨガってヨカったの? 早坂啓吾名無しレッスンが「ナマステー」って挨拶から始まるの面白かった ゆとりやくざに比べるとギャグが物足りない感じがしてしまいましたが…桜先生の容赦ない攻めはよかったです。結果、ギャグというよりオフィスラブコメということでいいのかな?2020年の今どきトルコ事情新・トルコで私も考えた 2020 高橋由佳利ケバブ連載も26年目ですか!すごいですね。暇さえあれば読み返してる大好きなエッセイシリーズなので、読者としても新刊が出るたびにトルコも変わったな〜と思いながら読んでます。個人的な今回の「トル私」の見どころは、1巻で通っていたトルコ語学校の友人達と再会されたお話ですね。みなさん日本人女性なのですが死ぬ時はトルコ?それとも日本?なんてディープな会話があったり、なんと友人の友人ということで同じく漫画家の市川ラク先生もその席にいらっしゃったり!お二方とも大好きなので、こんなに気軽に対面が実現されたなんて…と驚きました。振り切ってる2.5次元の誘惑 橋本悠名無し二次元愛に振り切る主人公と、コスプレ初心者のヒロインがコミケや即売会などで徐々に裾野を広げていくというストーリーです。 同じく連載中のマンガ、その着せ替え人形は恋をすると重なる部分もあったりしますが、こっちはよりバカ方向に振り切ってるからokです! 文豪が残した言葉の謎から得られる教訓ゆらぎ 山口譲司名無しかの有名な文豪「川端康成」が自身の日記に頻繁に記していた「保身」という言葉の解釈を巡って起こった騒動をもとに、とある大学で行われる講義を描いた読切です。 川端康成のことならなんでも分かると豪語していた評論家が川端康成本人の発言に基づいて解釈した「保身」が、実は全く当てはまらなかったという顛末から、自分を過信しずぎて失敗してしまわないようにという教訓に繋がります。 では実際の「保身」はどのような意味で使われていたのか? これもあくまでも解釈に過ぎないと思うのですが、文豪と呼ばれる人を少し身近に感じられるかも知れません。いつまでも全然古さを感じないNANA―ナナ― 矢沢あい名無し華やかで夢もあって、周りにいそうなキャラクターではないけれど、めちゃくちゃリアルに繊細に心情が描かれ、登場人物に共感できる漫画です。ドラマチックで辛い過去を持つキャラや、一見平凡だけれどドロドロの恋愛に巻き込まれるキャラなど、引き付けられる展開の中でキャラの心情がひしひしと伝わり、泣ける場面もいっぱいです。 1巻発売からはもう20年も経つのに全然古さを感じないし、今見てもファッションや小物などもおしゃれで素敵だなと思います。読む時の年齢によってまた違った楽しみ方ができるなと新たな発見にもなりました。 本当に続きが待ち遠しいです。矢沢あい先生の体調が回復されることを切に願います。れお×レオ やっぱりうまい。ジャンプ ラブコメ祭り(2019年11号) 矢吹健太朗 伊達恒大 あきやま陽光 和田眞次 志井マサキニワカ※ネタバレを含むクチコミです。 イケメン父子との三角関係にときめく三日月と流れ星 椎名あゆみ名無し主人公の充希が、年上男性とその息子との間で揺れ動く三角関係ラブストーリーです。恋の相手が親子関係というとちょっと危険な香りがしますが、この漫画ではいたって日常の中での穏やかな人間関係をていねいに描いています。充希は年上の隆聖さん(父)に一途に恋しているのですが、近くにいる玲於(息子)にもちょっとときめいてしまったりします。 隆聖と玲於の親子関係など、充希の恋だけではない登場人物の複雑な関係や心理をじっくり描かれているのが伝わってきます。 魔女と騎士のダークファンタジー!魔女の守人 坂野旭名無し※ネタバレを含むクチコミです。全てのキャラが独り言で会話するラブコメディイエスタデイをうたって 冬目景TKD@マンガの虫デッサン風で統一された絵柄や 情感たっぷりのようでどこか乾いた 雰囲気作りは見事としか 言いようがありません。 ここまで自分の世界観を貫いて作品を 描いている漫画家も 珍しいのではないでしょうか? 連載後期になると羽海野チカや浅野にいお などの後輩漫画家の影響をダイレクトに 受けながらも自分の世界に咀嚼してから 出している辺りも素晴らしいと思います。 そして、なんといっても鬱々とした 若者の描写ですね。 ほとんど全てのキャラが若い自分では どうしようもできない問題を抱えていて、 それを消化できないまま他人と接するので、会話が一方通行を通り越してほぼ独り言に なっています。 しかし、そこが素晴らしい! 普通は会話として成立するようにセリフを 整理するのですが、あえてそれをやらない ことで青い時期を過ごすキャラたちを 描写しています。 そこに共感できてしまう人は この作品にとことんハマってしまう と思います。 あと、この作品を批判するコメントで よく見るのが「恋愛模様が進展しない」 というものです。 しかし、そんなことは当たり前です! どのキャラも自分のことで精一杯で 他人に構っている暇なんてないんですから。 それでも、好きな人と付き合いたいという 欲望は抑えられない。 そんな時期の若者を見事に描き切った 傑作だと思います。 カイジよりもアクション派な頭脳ゲーム嘘喰い 迫稔雄名無し賭け事に限っている訳ではないですが、頭を使った騙し騙されの頭脳ゲーム漫画です。描写力があり、説得力もある作者なので読んでいて滅茶苦茶楽しいです。デスゲームの中でも戦略性においては一段上のクオリティを持っている漫画だと思います。ストーリーが気になって、読み始めたら止まらないタイプ。桂正和先生の描く女性の美しさは必見!ZETMAN 桂正和名無し桂正和先生と言えば「電影少女」や「I"s 」などのちょっとエッチな作品で少年たちに夢をみせてくれましたが、 「ZETMAN」は少年誌では描写できない性描写や暴力表現を取り入れており当時の反響は物凄いものでした。 それでありながらストーリー展開は「善」と「悪」を徹底しています。 さすがは漫画界の巨匠の力作といったところです。 あくまで個人的な考察ですが、「ZETMAN」は作者自身が「本当に書きたかった作品」だったのだと思っています。 そうじゃないとここまで力の入った作品は完成しなかったと断言できます。早く続きが読みたい#1巻応援フールズ 皿池篤志ナベテツ前作「レイチェル・ダイアル」と出会った時にも出会いに感謝したんですが、GJむちゃで新連載開始の報に触れて、とても楽しみにしていた作品です。 連載開始から単行本が発売されるまで、結構時間がかかっているなあと思ったりもしたのですが、1・2巻を同時に手にして、一気呵成に読み、納得しました。この作品は同時に発売すべきだし、単行本を届けてくれた作者・編集者に感謝しました。 「バカ」になってしまう…。その言葉が非情に重たい意味を持つ作品なんですが、SFとしての面白さもあり、また昨今の社会-異分子に対する排除-の風潮とも重なり、軽やかなタッチで多面的な作品を描く作者の実力が遺憾なく発揮されています。 未読の方に胸をはって勧められる傑作だと断言しますし、欲深い感想ですが、3巻が今から楽しみです。 キュンキュンします。…こっちにおいでよ。 Mariaaicoキュンキュンします。複雑な設定ながら、キュンキュンするどころの描写や背景はすごくて、読んでて止まらない。そして絵が綺麗で、未成熟に引きつづき読んでみて、Mariaさんの漫画好きだなってこの作品で気づきました。生活がだらしない女×性にだらしない女!!だらしない女 三浦コズミ名無しまさか「だらしない」って登場キャラ二人ともにかかってるとはね… とくにキュンとするような展開はなかったけど、コメディとして面白かったので好きです。聖さん、大人しい顔して手練れやな…やっぱり女子校って最高!女子校に転校しました! 藤田かくじ名無し拳でコミュニケーション!ツッコミは頭突きで!!転校初日にチャンピオンベルトゲット!!! 今月のウルジャンに載ってた読切の中で一番好きですね〜 百合好きよりも、プロレス好きに読んでほしい。 こらこら…舞先輩は淫らじゃない 安田剛助名無し舞先輩ったら、最初は無表情で近づきがたい雰囲気出しといてまったくもう。8ページ目でいっきに好きになっちゃったよ 攻めに攻めた結果、飛行機ポーズになっちゃったのかわいい。こういうオチ好きまひろちゃんの隠し事 あめみくろ名無しネタバレしたくない内容なので言えることは限られますが… 短いページ数のなかにあっという驚く仕掛けがあって感心しました。 見えてるものだけが真実じゃないってことですね。 まひろちゃんと「ボク」のふたりがこの先どうなるのか、気になってしまう。 <<147148149150151>>
くっきーの漫画、はじめて読んだけど感想難しすぎ! 井戸が邪空間(?)につながってるとかその設定でもっと描けるのでは…?とかいう意見も野暮なのかな、と思ってしまう独特の圧がある。