名無し

ネタバレしたくない内容なので言えることは限られますが…
短いページ数のなかにあっという驚く仕掛けがあって感心しました。
見えてるものだけが真実じゃないってことですね。
まひろちゃんと「ボク」のふたりがこの先どうなるのか、気になってしまう。

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こういうオチ好きにコメントする
魔法少女201
かわいいマムちゃんと、悪役かつヘタレお色気担当のフジヤマさん。
魔法少女201 むちゃ
ゆゆゆ
ゆゆゆ
フジヤマさん、ボンテージを着てるシーンが少ないような… 積極的に働くと、魔法少女のマムちゃんが出てきて爆散させられて敗退罰則金が生まれるし、積極的に働かなくても偉い人に怒られるし。 まさに前門の虎、後門の狼。 とはいえ、魔法少女へ変身したマムちゃんは強すぎる。 普段から魔法少女に変身していてパワー的には隙なし。 仲良くして弱点を探そうとしているのに、可愛らしさ以外は恐ろしく強いことしかわからない。 マムちゃんの強さを目の当たりにしてクラクラしそうになったところで告げられる、厳しすぎる魔法少女の鉄の掟 なんなんだ、この魔法少女業界は。 月給30万(罰則による減給あり)で働く、悪の組織・女幹部フジヤマさんの敵としては、生粋の魔法少女・マムちゃんは強すぎる。 フジヤマさんも後輩のようにうまく立ち回って、魔法少女とエンカウントを減らして、寿命を長くしてほしい。 ちなみに、マムちゃん(10才)が金欠のフジヤマさん(アラサー)へ、しばしお裾分けしてくれる貰い物。 出どころがわかってもわからなくても、マムちゃんのピュアさにフジヤマさんの心は漂白されてしまう気がするなと思った。
星の謳歌
コメのセンスが良すぎるラブコメ #1巻応援
星の謳歌
兎来栄寿
兎来栄寿
『三十路とレディ』や『そうしそうあい』のりべるむさん最新作。 たまにいらっしゃるんですよね。ただの日常会話だけを延々と描いていてもひたすら面白いという類稀なセンスをお持ちの方が。りべるむさんは正にそうです。 本作は、都会で青春を謳歌していた女子高生の星野逢架が両親の離婚により田舎の祖父の家で暮らすことになり新たな学校生活をスタートしていく物語。 スタバもアイスクリームショップもなく、制服もダサく、ショッピングするには3駅離れたところまで行かねばならない土地でやっていけるのか。不安に駆られる逢架ですが、幸いにしてどんどんと友達ができていきます。 この友達たちが皆キャラが濃く、楽しいわちゃわちゃ感にまみれます。 目がぱっちりしてかわいい白石夏鈴は、一人称「かりん」。優しくて明るいけどドジで、一緒にいると水難に遭いやすい。 尾崎天真(てんま)は初対面で「胸鎖乳突筋が素敵だね」と言ってくる変態。自称「人のいいところに気づける才能」。 関岡山登は名前に反して海が好き。小学生のころに学校に生えてる木の実を全部食べても何ともない強靭な胃腸持ち。道に落ちてるピザは食べるし「マーマレードおにぎり」や「そばレタスおにぎり」、「たくあんレーズンサンド」など奇妙なものをよく食べている。 古川実智加(さねちか)は、動物が寄ってくるディ◯ニープリンセスのような体質。水族館に行くとスナメリに求愛されるレベル。人の色恋沙汰が好き。 松枝十夢(トム)は、逢架から見てもイケメン。顔面国宝だけれど、顔が浮腫むと美術工芸品くらい。 生活委員の牧野千由紀さんは真面目な普通の子で、この面子の中にあってはひと匙の清涼剤的存在です。 この愉快な仲間たちが、ただ駄弁ってるだけで既に面白くてずっと読んでいたくなります。 「見てみこのほどよい腓腹筋及びアキレス腱と覗くヒラメ筋」 「わかんないけど今イギリスの正式名称言った?」 とか 「出た食物連鎖の頂点としての自覚ある態度」 などのような、どこから出てくるのだろうと思うような面白いセリフの数々は中毒性があります。 制服アレンジによる教師との攻防など女子高生あるあるも散りばめられており、人によっては懐かしく思ったり共感したりすることでしょう。 コメディ色は強いですが、逢架と祖父の心温まる交流であったり、かりんの訳アリ感やそれを陰ながら支えていそうな天真であったり、ハートフルな部分も見え隠れしておりそこも美点です。 そしてラブコメのラブの部分もばっちりで、コメが強いこともあって落差でキュンがまた引き立っているようにも感じました。見ていて幸せになる組み合わせなので、掛け合い漫才をしながら仲睦まじい姿をずっと見せて欲しいです。 総じて大好きな作品で、2024年のラブコメでは一押しです。
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