講談社マンガの感想・レビュー6257件<<242243244245246>>ハロルド作石らしさの詰まった本格格闘青春コメディ漫画バカイチ ハロルド作石地獄の田中謎の新任教師、関根に導かれ格闘技の世界に主人公の大場が足を踏み入れていく話。格闘技の試合はかっこいいし、ギャグも面白いし、恋愛もさっぱりしていて面白い。スポーツ漫画ということでストッパー毒島とテイストが似ているかなと思った。 終盤になるまでは、大場をなんとか格闘技の世界に引き込もうとする関根の頑張りと修行の話が多い。最後、試合になったと思ったらいきなり大舞台で一気に駆け抜けて終わる。間延び感はないし、いきなりの大舞台といえど飛躍感もない。 あと、バカイチを読んで確信したのはハロルド作石の描く恋愛はいいなってこと。ほぼ絶版で入手は困難かも幽霊旅行代理店ソウルメイトツーリスト 根本新 ふる鳥弥生mampuku 10年も前の作品にもかかわらず、今でも通用しそうなくらい可愛い。霊感のある主人公が幽霊とドタバタしながらなんだかんだ心温まるストーリーが主。幽霊だけど怖くない。怖くないけど面白い。 一番の見どころはなんといっても主人公(女子高生)の可愛さで、骨格や筋肉を意識して描かれた肉感的なキャラクターと、少女漫画のようなキラキラで繊細な線の美しさが合わさって、他にあまり類を見ないセクスィーさを醸し出している。この1巻表紙の白手袋だけでご飯3杯はいける。 「図書館戦争SPITFIRE!」1巻を最後に(?)筆を置いてしまわれたのが本当に残念。。。嘘をつかない「占い姫」と嘘つき弥次郎の嘘と真実を巡る冒険キラキラ光る嘘の粒 カム混一色予言と言われるほど精度の高い占いをする「占い姫」が嘘つきの弥次郎と出会って旅をする話。 占い姫は占いを信じてもらうためにも普段から真実や本当のことしか言えず、周囲との軋轢を生んだり、占い結果によっては立場も危うくなってしまうため、姫の家臣とかは弥次郎から嘘をつくことを学ばせようとする。 最初は「占い姫」もたまには嘘ついて、もうちょっとうまく生きていけばいいじゃんみたいな話だったんだけど、本当の気持ちはどうしたら伝わるんだろうみたいな話になっていって、それが押し付けがましくないというか微かすぎる恋心と合わさって爽やかな話に仕立てられていた。 飛空艇みたいなのとか色々ファンタジー要素が散りばめられていて世界観も面白いので楽しかった。お空じゃないほうのグランブルーぐらんぶる 井上堅二 吉岡公威mampuku※ネタバレを含むクチコミです。 楽園タクシーに生息する癖が強すぎるおっさんたちの日常楽園タクシー配車日報 たむらあやこリコピン100%楽園タクシーで働く配車係とドライバーのおっさんたちの日常。たむらあやこ先生のお父さんが働いている会社がモデルになっているらしい。モアイで連載している。 お世辞にもガラがいいとはいえず、主人公の中谷さんが同僚から物取りと疑われた時に「嘘つきとドロボーしかいないような会社」と言ったんだけど、わりとそんな感じでだいたいみんな素行が悪い。そんなおっさんたちがいがみ合ったりたまに手を取り合ったりお客と揉めたりする話。 2話目のスピード狂のドライバーのおっさんの話は、ババアに煽られてレースに発展する話で結構笑った。あとは医者に気に入られてほとんど専属の扱いになったおっさんの話は人情系の話で好き。ギャグから人情ものまで幅広くあって、サクサク読めるのでおすすめ。楽園から追放されたアダムとイブが子供を拾って…アダムとイブの楽園追放されたけど… 宮崎夏次系名無し講談社の新雑誌(ウェブのみ)BABY!で連載している宮崎夏次系の漫画。 基本的に子育てママたちのための雑誌ということで、漫画も子育てとかそういうテーマが多い中で、人類最初の子育てを持ってきたかーっていう感じがする。 楽園から追放されたアダムとイブが子供を拾って子育てをする話だけど、主に主人公はイブで、母乳が出なかったりすることにコンプレックスを感じている。一方でアダムはおっとり子育てをしている。かなりゆるいギャグでクスッと笑える感じで面白い。 BABYで全部読める https://baby.frau.tokyo/_tags/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%82%A4%E3%83%96%E3%81%AE%E6%A5%BD%E5%9C%92%E8%BF%BD%E6%94%BE%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%A9%E2%80%A6もう1人のさくらと小狼の冒険ツバサ RESERVoir CHRoNiCLE CLAMPリョーコさくらの記憶が羽となり色々な世界に飛び散ってしまったため、小狼がクロガネとファイという異世界の仲間とともに、世界を飛び回って羽を集める話。さくらと小狼といえば、CCさくらのメインキャラとして有名だけど、違う世界の違うさくらと違う小狼という設定。 基本的な話は羽を集めるというだけなんだけど、10巻まではほのぼの楽しそうに旅をしているが、10巻を超えたあたりから急にダークネスが作品全体に溢れ始め、キャラたちの生い立ちが明かされはじめるやいなや明るい話はそういえば全くない(と思う) (個人的には)10巻以降の方が面白いと思うのでを暗さにめげず楽しみにして読んでほしい。また、10巻以降xxxHOLICとのリンクが密になっていくので、できれば同時並行で読んだ方がいい。 女体ジャンケン、人間競馬でクレームを帳消しにするリーマンギャンブラーマウス 女体地獄編 高橋のぼる名無しマウスの元に配属された巨乳の派遣社員・早乙女操が女体を駆使して音羽物産に寄せられたクレームを処理するという話。 基本的に億単位の損失が生まれそうな時に、マウスが土下座をして、巨乳の早乙女を餌にして無茶な勝負をふっかけるという展開。その無茶な勝負が、負けるごとに一枚ずつ服を脱いで行く女体じゃんけんと、人間を馬に見立てた人間競馬。どちらも勝負も勝ち方も結構バカっぽいんだけど、最終的にはいい話っぽくまとめられていて憎めないところがある。 「リーマンギャンブラーマウス」のギャンブラー・マウスこと篁が登場しているが、総務課クレーム対応謝り係の課長として一日2000回の土下座の素振りなどをしていてかなり窓際に追い詰められていて本当に同じ人物なのか疑ってしまうレベル。悩める天才と仲間たち少女ファイト 日本橋ヨヲコ 木内亨xiaomeちょいちょいKindleで押されているのを読み始めたら面白い。 1巻が完全に導入だけで終わるので、2巻以降が本番というちょいスタートが遅いけど、ストーリーはちゃんとしてる。『う』特別篇「駅うなぎ」 ラズウェル細木 モーニング2017年34号『う』特別篇「駅うなぎ」 ラズウェル細木名無し35周年読み切り祭り【CARNAVAL】第16弾 『制服ぬすまれた』 衿沢世衣子 モーニング2017年34号制服ぬすまれた 衿沢世衣子名無し35周年読み切り祭り【CARNAVAL】第17弾 「うちのクラスの女子がヤバイ」「シンプルノットローファー」の衿沢世衣子が描く、 ミステリーテイストな読切。 中華で一番の料理人を目指す料理対決マンガ中華一番! 小川悦司名無し舞台は19世紀末の清王朝の時代。四川省最高のレストラン菊下楼の料理長だった両親を持つマオが新料理長の座をかけて、かつて母の弟子だった男と料理対決をするところから話がはじまる。 基本的に料理に熱中すると3日間くらい不眠不休で仕込みをしたりするので、ある意味スポ根料理漫画とも言えるかもしれない。また料理のシーンも中華らしく火力命なものが多くて派手でいいし、盛り付けが綺麗なやつも中国的な繊細さ(もやしで龍を表現する無茶具合とか)もいい。 あと、料理ももちろん面白いんだけど、マオと料理を競ったり、マオを導く人たちとのヒューマンドラマも面白い。悪役の顔とかリアルな悪そうな顔している。 ちなみに、「真・中華一番」は、途中掲載誌が変わったりしたこともあって、タイトルを変えて心機一転という感じで、「中華一番」の最終話からそのまま繋がって来るので読むときは「中華一番」からがいいと思う。客も変わり者ならホテルマンも変わり者が揃った会員制ホテルのドタバタ劇ホテルサラマンダー サメマチオ名無し人気のない山間に佇むホテルサラマンダー。経営者である世界的な大富豪のリック・サラマンダー財力に賄われているため、ほとんど客は来ないのに今日も平和にホテルは運営されている。 口と態度の悪い支配人、料理が超絶うまいシェフ、ドジっ娘メイド、謎のロボという変なメンバーながら、サラマンダー氏に認められたお客には最高のもてなしを、そうでない客には(主に支配人の)おざなりなもてなしが待っている。客も悪魔やら呪われた?作家やらヘンテコな人?たちが多くて、迷惑をかけられたりしてどっこいどっこい感があって楽しい。 そんな個性的なホテルマンと客たちによるドタバタしたホテルライフの漫画。3巻で完結するんだが、よくまとまっている。全体的にホテルサラマンダーの日常が楽しくていつまでも読んでいたい感じ。 26年ぶりの新作がヤンマガに登場ハロー張りネズミ 弘兼憲史名無しハロー張りネズミの新作が26年ぶりにヤンマガに登場。ドラマ化のつながりで前後編の前編が今週掲載。後編は次号になるよう。 ブロー、グレさん、所長の3人が出てきて、スナックのママさんからの依頼を受けてはり込むという感じの話。 前編の終わり方から見ると人情系の話になりそうな気配。キャラが良いまじめ系クズの日常 ナンキダイ大トロタイトル通りのギャグマンガ。 気軽に読めてテンポが良いので好きです。宮島礼吏ワールド彼女、お借りします 宮島礼吏ちゆうAKB49、もののて、と実に勢いのある作品を作ってきた宮島先生のラブコメ作品。キャラクターの表情や躍動、そして、何より台詞!!宮島先生の勢いのある一枚絵に、ここぞという台詞を合わせるとラブコメでも響いてしまうのかと少し驚いています。1話の中でのまとめ方、これからへの期待…見事でした!! 3巻はストーリーが大きく動いた!私の少年 高野ひと深名無し※ネタバレを含むクチコミです。三浦しをんの小説をコミカライズ。辞書を作る話舟を編む 雲田はるこ 三浦しをん何あそ辞書の編集者の話。同名小説は三浦しをんのベストセラー作品として有名だよね。小説の方は読んでいないので原作ファンからするとどう読まれるのかはわからないけど、マンガだけを読んだ感想としては十分面白かったかな。 辞書が作られる過程ももちろん面白いんだけど、主人公の馬締くん(まじめ)と西岡くんの人間模様も面白い。対照的な2人で、飄々としていて世渡り上手な西岡くんと融通がきかず熱中すると周りが見えなくなるタイプの馬締くん、初めは西岡くんがリードしていたんだけど、馬締くんが辞書作りのキーマンになり始めるとなぜか劣等感を感じ始めてしまう…という感じ。 まぁ、お互い足りない部分を補い合っているので、手を取り合う未来があるといいなとか思っているんだが、どうなるのかな。辞書作りといえど文化事業などではなく会社の仕事なので、社内人事など割とリアルな障害に阻まれたりしているが、果たしてどんな辞書ができるのか、後半が楽しみ。レンタル彼女にドキドキする宮島礼吏の新連載彼女、お借りします 宮島礼吏名無し「AKB49」や「もののて」の宮島礼吏の新連載がマガジンでスタート。初めての彼女に振られた心の隙間を埋めるために利用したレンタル彼女がかわいい・スタイルいい・性格もいいという理想すぎる彼女で逆に虚しくなってくる…という始まり さすが宮島礼吏というかわいさで本当に水原さんがかわいい。こんな彼女と付き合いたいと思う。ある種レンタル彼女という職業を真っ正面から描きながら少年誌のラブコメに仕立てたという感じでこれからの展開に期待。 見事に少年漫画ランウェイで笑って 猪ノ谷言葉ちゆうファッションをテーマに…となると、なかなか少年漫画とならないところをしっかりと少年漫画にしている。マガジンっぽい熱量をちゃんと持ちながら、かつ、ファッション漫画を描く…実に面白い一作。何故、ネットにいってしまったのか!?もののて 宮島礼吏ちゆうAKB49の作画でマガジン連載をしていた宮島礼吏先生の単独作品。宮島礼吏作品の持ち味である、キャラクターの生きた表情とここぞ!という台詞の使い方が絶妙で連載で読んでいて1話にちゃんとグッとくるポイントがある、そんな作品…だったのに…いきなりの途中からネット連載へ移行…ネット連載が悪いとかではなく…あの紙独特の迫力、躍動する線を描ける人を何故ネットへ…未だに疑問は残る。。。ネット連載だから面白くなる作品、紙だからこそ面白い作品、得手不得手はあると思うんだけどなぁ。。。無口な女の子が少しずつ心を開いていく様がいい真昼のポルボロン 糸井のぞ片桐安十郎主人公の少女るつぼが自身の初めて会う父親と共同生活する話。自身の父に対して憎しみにも近い感情を持ってるるつぼが父と周りの人に少しずつ心を開いていく様がすごくいい!! 無口でほとんど喋らないんだけど表情がコロコロと変わって年頃の女の子って感じですごく可愛い。 でも少し父親が何かを抱えてるようなのでそこも気になる。早く2巻が読みたい。 林さんと中村くんのやり取りが甘酸っぱい!!中村くんの金パは柔らかい 熨斗目ナオ片桐安十郎見た目がどう見てもヤンキーなので周りから恐れられているがお菓子作りと裁縫が得意な男の子中村くんがクラス一の優等生林さんに惚れるという話。 林さんに色々な女子力の高いプレゼントをしたりするんですがそのプレゼントに喜ぶ林さんの顔と照れる中村くんが初々しくて可愛い2感発売、結構全容が明らかになってきたLIMBO THE KING 田中相地獄の田中1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ <<242243244245246>>
謎の新任教師、関根に導かれ格闘技の世界に主人公の大場が足を踏み入れていく話。格闘技の試合はかっこいいし、ギャグも面白いし、恋愛もさっぱりしていて面白い。スポーツ漫画ということでストッパー毒島とテイストが似ているかなと思った。 終盤になるまでは、大場をなんとか格闘技の世界に引き込もうとする関根の頑張りと修行の話が多い。最後、試合になったと思ったらいきなり大舞台で一気に駆け抜けて終わる。間延び感はないし、いきなりの大舞台といえど飛躍感もない。 あと、バカイチを読んで確信したのはハロルド作石の描く恋愛はいいなってこと。