講談社マンガの感想・レビュー6283件<<1314151617>>人気踊り子の女性がスパイに転身戦火のエトワール 門馬司 木野花ヒランコ名無し続きが気になりすぎる。どっかで連載しますか!!??「座席」議論に加わっている人に読んで欲しい #1巻応援大きくなったら女の子 御厨稔兎来栄寿数日前から、新幹線の自由席で横に乗ってきた異性の話を巡ってネット上で大激論が巻き起こっています。 「男性は〜」「女性は〜」という主語で意見を述べている人に1度この作品を読んで欲しいなと思います。 本作は、人間が皆″男性″として生まれてきて、その中の1割が14〜20歳ごろを境に性転換して″女性″になり、声が低くなり乳房が大きくなり子宮が発達し男性器が縮小し筋肉・脂肪が増加していくという世界を描いています。社会は″女性″が主導していくもので、″男性″はそれを支える存在。 ただ、少しややこしいのですがこの作中での″男性″は現実世界の女性的な外見をしており、″女性″は男性的な外見で発達した乳房を持っています。 最後にあとがきで明示されているように、単なる男女の反転ではなくマーブルな状態を描いているのが特徴です。 この作品の中で、それぞれのキャラクターが語る性別ごとの役割の話や、「″女性″は」「″男性″は」という話や異性に対する態度は、読み手に応じてさまざまな感情を引き起こしてくれるであろうと思います。現実世界に照応してある人にとっては何も引っ掛からず、ある人にとってはこの上ないもやもやが生じるであろうことをつぶさに描いています。 男性だから、女性だから、″女性″だから、″男性″だから有利なこともあれば、不都合なこともある。ときにはそれに対して、過去から長い時間大量に蓄積したものも含めた不平不満を述べたくなることもあるのは否定し得ません。 ただ、筆者の御厨さんが ″性別や属性で人の中身ややるべきことをひとくくりにするのは、個人の理解をなまけたいがための単なる省エネモードのおこないだと思っています。 何かを集団でくくって語るとき、「今の自分は省エネモードになっている」という自覚はしていたいと思います″ と述べたあとがきにあるように、より本質的には個々人に依拠するものに対して意識せずに大きい主語で語ってしまいがちな状況はあると思います。 どういったものに対して自分の心はどういった動き方をするのか。その形を改めて把捉しておくのに、この作品はとても優れています。 何も個人としての意見を表出するなという気はまったくありませんが、省エネモードで雑な結論に結びつけて誰も幸せになれない不毛なやり取りに発展する前に、今一度立ち止まって一呼吸を置いて本作を読んでから、改めて熟考した後に言葉を紡いで発しても遅くはないでしょう。恋愛できない猫好きふたりと保護猫2匹の新生活 #1巻応援ただ大きな猫になりたい 多喜れい 筒井テツ兎来栄寿恋愛関係でない男女の描き方と、愛を持って描かれる猫にまつわる諸々がとても良いなと感じさせてくれる作品です。 男性からの恋愛や性愛に応えられないという悩みを持ち、両親が残してくれた一軒家に女友達のみおと二人暮らししていたものの、そのみおも3年で彼氏ができて出ていき独りになってしまった公務員の黒木里香。 彼女が保護猫をお迎えしようとするもの、譲渡会で単身者で一緒に世話できる家族も近くにおらず、自分の仕事が大変なときや体調を崩したときに責任が持てないようでは厳しいと断られてしまうところから始まる物語です。 猫が好きだからこそ、ペットショップで買うのは嫌で不幸な子をひとりでも減らしたいという里香の気持ち、同じように保護犬を迎えた身としてとても好感が持てます。しかし、ボランティアの言うことも至極もっとも。命に対して責任を負うということはそれだけ重いものですから。しかし、その後に譲渡会で出会った男性と共に助けた猫を育てていくこととなります。 恋愛関係ではなく一緒に暮らし始める男女の関係を描いた作品としても秀逸です。 互いに異性として恋慕することはできない。でも、日常の些細なことを共にして共感したり、「おかえり」「ただいま」と言える相手がいると安心できるという気持ちは確かに存在する。何より、互いのライフスタイルによって猫のサポートを補い合える。 そうした利害の一致から始まる共同生活の様子もいいです。理想的な部分だけでなく、赤の他人と一つ屋根の下で暮らすことの大変さもしっかり描かれます。それでも、猫たちの存在が潤滑油となり新生活が少しずつ回っていく様子を見ていると、世の中にはこういう形があっても良いと思わせてくれます。 私自身、結婚はするまで微塵も考えていませんでしたが、最近骨折した際にはとても助けられて独り身のままだったら相当大変だっただろうなと思いました。保護犬を迎える際も夫婦であるからと安心された部分もありました。何だかんだで共同生活は助かる部分が多いというのは身に沁みます。 また、猫の育て方や猫との暮らし、保護猫への解像度の高さも本作の美点です。原作者の筒井テツさんは実際にボランティア活動をしているそうで、幕間では保護猫をお迎えしたいと思っている担当編集のFさんとの実録保護猫マンガも描かれます。 作中で保護される要介くんと要美ちゃんはそれぞれの個性と共にとてもかわいく描かれ、このまま何事もなく元気で成長してほしいと願うばかりです。歌舞伎町の「キッズ」と「オトナ」が10億をかけてゲームリバース トー横キングダム カレーとネコ ぐび名無し※ネタバレを含むクチコミです。よくあるエッチなギャグ漫画かと思ったら、、、はははっょぃ。 里見Ustarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶ結構怖い!読切ランキング上位だったので読んでみたら、最後の結末めっちゃ怖い、、、 最初はよくあるエッチなギャグ漫画かと思ったら全然違った! 人の闇が深すぎて、この人一体なんなの?どうなっちゃったの?というラスト。 色々伏線がありそうで何度か読み返すのがおすすめ! 皆さんの口コミ見ていたら、作者さんがこういう系を書いている?作者も気になったのでチェックします!かわいい恐怖の殺し合い #1巻応援ねずみロワイアル 佐々木順一郎兎来栄寿『ムムリン』や『オオカミの子』の佐々木順一郎さんのかわいい絵柄で描かれる、残酷なバトルロワイアル。 そう、まさに高見広春さんの『バトル・ロワイアル』と同じようなクラスメイト同士の殺し合いが描かれていきます。1999年に出てリアルタイムで読んだ小説が、四半世紀経った今でもこうして色濃く影響を与え続けてフォロワーを生んでいるのは感慨深いです。 基本的なルールも『バトル・ロワイアル』に準拠しており ・殺し合いは島で行われる ・生徒たちには全員爆発する首輪が付けられている ・島にはランダムで刃物や銃器など武器が配置されている ・1日ごとに禁止エリアが設定され行動エリアが狭まっていく といった具合です。進化しているのは、スマホのような携帯端末でさまざまな情報を得られるということ。ただそれもどこかで充電ができないとずっと使い続けることはできないという制約も面白いです。 殺し合いのゲームが進行する傍らで頻繁にエモーショナルな回想が挟まっていく構成もまた『バトル・ロワイアル』を思い出します。それぞれの同級生たちが、普段の学校生活では見られない陰の姿を持っていたり、非日常だからこそ剥き出しになる感情を表したりといった醍醐味の部分もしっかり描かれていて刺さります。本家も、もちろんゲーム的な部分の面白さもありつつ思春期の少年少女たちが織りなす人間ドラマの模様が名作を名作たらしめた部分ですからね。 同じネズミでありながらそれぞれのキャラクターがしっかり描き分けられているのもすごいです。外見は似ているにも関わらず、それぞれがちゃんと個性的に立てられています。そして、このかわいさがあればこそ本家さながらの酷薄な展開が引き立ちます。 血と裏切りに塗れた島で、彼らの運命はどうなるのか。どのような結末を見せてくれるのか。目が離せません。ギャップっていいバブっちゃう!騎士団長エルフさん 砂履シンシャstarstarstarstarstar野愛あら〜いいですね〜!!!!とってもいいですね〜〜〜!!!!! 清楚なお姉さんがだらしなかったり、ギャルが純情だったり、かわいい女の子が男の子だったり、ギャップって最高なんですけどこれもいいですね〜〜〜 かっこいい女騎士団長様が甘えたがりでわがままでバブバブ言ってるのかわいいな〜〜〜普段はめちゃくちゃキリッとしてて恐れられてるんだろうな〜〜〜 っていうのを浴びまくって気持ちよくなれます。かわいい初恋なら破れてしまうんじゃ…ねずみの初恋 大瀬戸陸starstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。なぜ人類はみなこのように優しさを持てないのか君と宇宙を歩くために 泥ノ田犬彦starstarstarstarstarさいろく優しさの裏には強さが必要だったりするからだろう、きっと。 余裕もなく勇気も振り絞れなかったら優しくできないもの。 Xで流れてきて読んでいたものの、マンガ大賞2024で大賞を受賞したというニュースで見て改めて1巻を購入。 第2話ぐらいまでしか読んでなかったけど、この流れはいいな…! 世界中が平和で幸せに包まれてますようにーと願ってしまうのはいいマンガだと思ってます。高峰くん ─伽藍のヤモリ─の感想 #推しを3行で推す高峰くん ─伽藍のヤモリ─ ゆうち巳くみ 十十骨ちにくstarstarstarstarstarアマエビTwitterでちにくさんのイラストを見つけて絵柄に沼りましたので即フォローボタンを押させていただきました。 その後に投稿で「高峰くん伽藍のヤモリ」が月刊アフタヌーンに出ている事を知りそれも即購入して読ませいただきました。 話の雰囲気や絵も凄く良かったです!高峰くんの不思議な雰囲気が予想していた通りだったのでウキウキ気分で読みました Twitterの投稿でも高峰くんと蛇のペアが特に好きでした! 読み切りなのは少し寂しい所もありますが、とても満足です! YouTubeの「紅涙」も毎日視聴させていただきます ちにくさんこれからも応援してます!次の投稿も楽しみにしてますラッキースケベって見ていて楽しいセンパイ! わざとじゃないんです! sakustarstarstarstar_borderstar_border宮っしぃラッキースケベ体質のヒロインと、ラッキースケベられの主人公、手を繋ごうとすれば股間に手が入り、事あるごとに乳を揉み、もちろん倒れれば股間に顔を突っ込む、ヒロインが なかなか新しいラッキースケベ漫画で、ラストまでサクッと読める良い作品 こういう頭からっぽにして読める作品大好き!最高【パルシィNEXT読み切り】向日葵 桜小町名無しどストレートな男の子、最高です 絵が上手いから更にグッと来ます!誰もビートルズになりたいなんて思わないですよ。僕はビートルズ かわぐちかいじ 藤井哲夫まみこ※ネタバレを含むクチコミです。常盤さんは現存する漫画の中で最高のヒロイン惡の華 押見修造常磐線だよねちびキャラ時がかわいい転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます 石沢庸介 謙虚なサークル メル。starstarstarstarstar_borderゆゆゆシリアスもシリアス、超シリアスな一瞬は人を殺しそうな顔立ちなのに、ちびキャラはもちもちしていそうな、自動人形のような、手足ひょろんと長い手づくりぬいぐるみのようなかわいらしさ。 グリモと一緒にちびキャラ絵柄で二人揃ってわきゃわきゃしているのを見ると、癒やされてしまう。やっていることはただの魔術オタクの魔術バカな魔術探求なのに。 等身キャラ時もすばらしい。 空気読まずにあれこれするシーンも、能ある鷹は爪を隠す的なシーンも、ものすごい無茶ぶりに見えても、そのかわいらしい表情をみると「まあ、そんなこともあるよね」と許せてしまう。 一方、魔術を求めたり、魔術を振るったりする際の、ゾクゾク感じる狂気の表情とのギャップがたまらない。 コミカルとシリアスのギャップだけでも、おもしろく読めてしまう。個人的ヒットの予感三億円高校生 加藤優汰starstarstarstarstaralankかなり過酷な環境の主人公。写真記憶の能力、探偵とのコンビ、妹との家族愛、悪者打ち負かす痛快感、ヤングケアラー的社会性。詰まってる要素が個人的にツボです。ここから先どう大金を稼いでいくのか。犯罪との葛藤も出てくるのかな。 楽しみが増えました。おすすめです。それでも生活は続くLIFE GOES ON 青木あのね名無し至ってシンプルなマンガだなと感じました。タイトルの通り、どんなに悲しいことが起こっても、生きることをやめなければそのまま生活は続いていく。死んだらそこで終わり。めちゃくちゃあたり前のことだけどこうやってメッセージとして受け取らないと忘れがちなことでもある。タグに「ユーモア・ギャグ」とあって、安心した犬になったら好きな人に拾われた。 古川五勢starstarstarstarstar_borderゆゆゆ犬になってしまったぼっち少年が、犬だから許されるアレヤコレヤを見たり触ったり…。 1巻途中なのだけど、久々にこんなにたくさん可愛らしいパンツを見た気がする。 ふつうの犬はそんなにたくさんスカートの中に入らないと思う…。 さらに登場人物が突拍子もない女の子ばかりで、それらをおかしく思う自分がおかしいんじゃないかと思いかけたところで、マンバのタグに「ユーモア・ギャグ」とあって安心した。 ドラマ仕立てかと思ってた。 もちろん違いましたよね、そうですよね、「ユーモア・ギャグ」ですよね。 中学生がドキドキしながら読んでいそうな展開に、あなたはどこまでついていけるか。 女の子たちがかわいいから、ずっとかな。「問題ありません」波うららかに、めおと日和 西香はちstarstarstarstarstarゆゆゆ横須賀を舞台にした、戦前ラブコメです。 ロシアとの戦争が終わったあと、中国と戦争をはじめるちょっと前。 そんな時代の昭和11年に海軍で下士官をつとめる瀧昌と見合い結婚をしたなつ美。 冒頭で写真だけの結婚式を上げたから、瀧昌は亡くなっているんじゃと少しだけハラハラした。杞憂だった。 歴史の授業で艦の数を減らせ減らせと世界的に言われていた時代は、海軍的にはとても大変だったようで。 むっつり無愛想、言葉足らずで「問題ありません」を多用する瀧昌と、日常生活以上のことを知らないおっとりとした、でも家をしっかり守るなつ美。 二人の初々しい新婚生活に、読んでいてニコニコしてしまう。 初夜の内容を知らず、周りからは「旦那様に任せたらよい」と言われ…旦那様というか男性側はどうやって知ったんだろうと、ふと疑問がよぎった。 海軍は、新婚さんでも夫が仕事で家にいないこともしばし。期間も行き先も軍事機密。 家で待つ間のなつ美の心の揺れ動き(主に瀧昌に対する心配と惚気)とにハラハラどきどきし、再会した際の二人のやりとりにほんわかしてしまう。 作者さんのpixiv漫画で描かれていたキャラクターが登場しているのもワクワク感が募る。 もちろんファンタジーではないので魔法も異能も出てこない。 さらに、舞台となる時代を考えると暗い未来しか見えないのだけど、今の彼らが素敵すぎでおもわず読み進めてしまう。 語彙力をなくして説明するならば、ぴゅあぴゅあでキュンキュン。読み終えると、とても良き…とジーンとなれる漫画。 ハッピーエンドじゃなきゃやだよと駄々こねたくなるほど、ステキなラブコメ。きっかけの一歩働く! スーパーマン 多喜ざわゆきstarstarstarstarstar野愛素敵な作品だ……!! 新社会人って若くて可能性に満ち溢れていてこれから何にでもなれる人たちだとこちら側は思ってるけど、実際は就活がうまく行かなくて妥協したりいざ働きだしたらイメージと違ったりそもそも働きたくなかったり、前向きな人ばかりではないはず。 この物語の主人公もそう。流されるままにスーパーで働き出して、食事にも興味ないしコミュニケーションも苦手だし何も楽しくないし何もうまくいかない。 でも、諦めるのも前を向くのも気の持ちようで、少しのきっかけで頑張ろうという気力も湧いてくる。 現実ではこの作品のように尊敬できる先輩ばかりではないかもしれないけど、どこかに自分のことを見てくれてる人がいるかもしれない。誰かのやり方を見てみると学びがあるかもしれない。 少しのきっかけで、自分の仕事が自分自身が好きになれるかもしれない。 決して押し付けがましくはないけれど、明日ちょっと頑張ってみようかなと気持ちを切り替えられるような作品。映画の前日譚的な作品ちーちゃん 押見修造 内藤瑛亮 「毒娘」製作委員会六文銭押見先生の新作かー!とすっ飛んで読みました。 1巻完結?のようだけど、すごい気になる終わり方をして、そこで初めて2024年4月に放映される映画の前日譚的な作品だと知る。 映画の宣伝だとしたら、こんなに続きが気になったの初めてなくらいで、そういう意味では大成功なのではないでしょうか。 作風と内容がマッチしているのも良い。 作家ファンならよくわかると思いますが、人間のもつ狂気というか、えもいわれぬ不気味さが本作も顕著で、虫の死骸を集めているちーちゃんのヤバさってのはわかりやすいんだけど、先生や両親に好かれるため、そんな彼女と仲良くなろうとする優等生の男も個人的にキモかった。 それを見抜いているのか、最後のちーちゃんの暴挙には純粋にビビった。 この後、映画でどう展開されるんだろうか・・・。 映画あんまみないのですが、普通に観たい。 というか、マンガでも読みたいので続刊期待しちゃいます。高校生は三億円を稼げる?三億円高校生 加藤優汰starstarstarstarstar_borderゆゆゆこの高校生、情緒不安定過ぎやしないかと思ったものの、境遇を考えたら今までよくもったなという…。 理由はわからないが2年前から両親はいない。 治療に保険が効かないという妹の病気(複数)。 周りはろくでもない人たちだらけ。 お金を持っている人はお金を稼ぐチャンスが累々と集まるというけれど、お金を持っていなくて妹のためにお金が欲しい若者に対して、ひどすぎる。 さらに、妹のためなら犯罪にも手を出すという、第一話のフラグが危うすぎる。 写真記憶で、記憶力はやたらよい主人公は妹を入院させる費用を捻出することができるのか。 第二話まででも感じる、突拍子もないストーリー。今後の展開がとても木になる。覚醒剤で人生をやりなおせゴールデンドロップ 草下シンヤ 津覇圭一 上月亮 神里純平六文銭3人の自殺志願者が集まった廃寺。 そこに、突然現れた男・レイジは祖父の遺言でその廃寺の地下にあるものをみつける。 それは、旧日本軍が隠していたという大量の覚醒剤。 しかも、かなり高品質なもの。 人生に絶望し失うものは何もない3人は、これを売って人生に再起をかけるという展開。 クスリで成り上がる系の話、最近増えてますよね。 「銭麻」とか「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」とか。 この手の裏社会系ジャンル好きなので本作も、ドンズバでした。 この手の話はとにかく反社的な人間と駆け引きしたり、追われたりする展開がメインなのですが、本作は際立ってスリリングかつ展開が速いのが特徴だと思う。 読んでてたえずヒヤヒヤするし、やばい奴がでれば次の瞬間出会って抗争に発展するし。 あまり休む間もなく、どんどん繰り出してくるので、読んでて飽きない&緊張感がよいです。 暴力表現とか、結構、クズな親とか目を覆いたくなる描写も多いので、その点は注意が必要ですが、ハマればハマルと思います。 男女間の悩みを生物学的に説明してくれるあくまでクジャクの話です。 小出もと貴六文銭男女間の悩みといえば恋愛で、それにまつわる課題、例えば容姿だったり、ライバルの存在だったりを人間ではなく他の生物ならどうしているか?をわかりやすく説明してくれる。 これが純粋に面白い。 本能に近い行動だと、人間に照らしたとしても妙な納得感がある。 その生物学の説明をしてくれる、生物学部部長の女子・阿加埜(あかの)さんもキャラがたってて良い。 小さい頃の出来事がきっかけで、主人公の久慈先生に惚れているようだが、得意の生物学を活かすかと思えば、土壇場に弱くかなりの奥手だったり。 文化部なのに、後輩にやたら厳しい姿勢とか。 全体的に学園ラブコメ路線なんだけど、上記の生物学が良いフックになって、大人でも楽しめる作品だと思います。<<1314151617>>
続きが気になりすぎる。どっかで連載しますか!!??