双葉社マンガの感想・レビュー941件<<3031323334>>トモダチ使ってバトルしようぜ!トモダチ×モンスター 乾良彦名無し※ネタバレを含むクチコミです。小学5年生の妊娠と出産コドモのコドモ さそうあきら名無しタイトル通り、まだ小学生の女の子が同級生との間に子供を作ってしまうという衝撃的な漫画です。ある意味問題作とも言える。 妊娠し、体の変化に戸惑う春菜を守ってくれたのは、他でもないまわりの子どもたち。どんどん大きくなる春菜のお腹。 何の知識もなくこうなってしまうことは実際にはあってはいけないと思うけど、作中の子どもたちは春菜の妊娠や性教育を通して、何が起こってしまったのかを知ってゆく。 妊娠・出産の現実と照らし合わせて読めば、あり得ないことだらけです。人によっては受け付けないかも知れない漫画です。でも「子供の妊娠」という難しいテーマを扱って、3巻でまとめてるのは率直にすごいと思いました。 これは本当になかなか人に勧められるものじゃないけど、ファンタジーと割り切ってもいいし、関心があったら読んでみて欲しい。読後感はそんなに悪くない、と私は思います。一見、変態っぽいんだけどぼくは麻理のなか 押見修造名無しちょっと違う。シンプルな話だけど最後まで楽しく読めるのはすごい。 作者の変態インスピレーションからここまで膨らませてるんだと思うとなんとも変態だけど麻理ちゃん可愛いからもういいや!自分の心は自分しかわからない。シジュウカラ 坂井恵理Pom 主人公の忍は、これからどうしていくのかな。 正直、年上女性と年下男子のよくある恋物語かなと思っていたら、意外に奥が深かった。 アシスタントの男の子の過去も明らかになっていましたが、闇が深そうな印象。 しかしながら、この物語の1番の被害者は何も知らない息子(5巻あたり、少し勘付いているのかな)ではないかと勝手ながら思った。中年のおじさんが高校生の頃にタイムスリップして人生と恋をやり直すハイポジ きらたかし名無し妻に離婚を切り出された中年が久しぶりの風俗でスッキリしようと思っていたら、ひょんなことから高校時代(80年代)にタイムスリップしてしまった…という話。 いじめられていたとかではないが思い残すことの多かった高校時代を、ある種中年の吹っ切れによってちょっと楽しくやり直している。その中でも、のちに結婚することになる妻と、あとはクラスの美人な女の子の間で少し恋心が揺れていたりする。 人生をやり直し、恋もするっていうタイムスリップものの王道ストーリーながら 80年代ならではの文化とか空気感がいい味付けをしている。最終的にはきっと現在に戻ったりするんだろうけど、その糸口もまだ見えないし、とりあえず恋の行方を見守りたい、第一巻だった。夫婦ってなんだろうあなたがしてくれなくても ハルノ晴222心の機微とかすれ違いが丁寧で続きが気になる! 不倫推しではないけど、結婚して数年後に見えてくることもたくさんあるから、物語がきれいにまとまりすぎないことを期待してしまう自分もいる。なんなんだろう。タイトルの意味が分かったとき泣けるorange 高野苺karinあり得ないけど、これ読んで今ある一瞬を大事にしようって思える絵も上手く面白いのだが勢い良すぎて判りにくいみんなミュージカル! アサイ名無しアサイ先生の「木根さんの1人でキネマ」を読んで 凄く面白かったので読んでみた。 面白いけれど判りにくい。 ギャグが難解だ、という意味ではない。 単純に、登場人物が誰が誰だか判りにくくて 何がどうなっているのかわかりにくいのだ。 少なくとも第一巻の最初の数話では。 フォローするわけじゃないが、 アサイ先生としてはチャンと各キャラを描き分けて いらっしゃるのだとは思う。 よくみれば、各キャラの服装や髪型などは 丁寧に上手く描きわけてある。 だがパッと見るだけでは判りにくいのだ。 例として添付画像をあげるが、 一番右の女子が設定上は金髪、 右から三番目の「何?」と言っている子は スカートをはいているけれど実は男子。 一番左の女子は設定上は茶髪らしい。 リエちゃんと呼ばれて揺さぶられている女子は ここでは後頭部しか見えないが、 女の子で、眼鏡をかけていて見た目は スカート男子とそっくりです。 こんな感じで、 絵は上手いのに見分けが付けにくい、というキャラ達が さらにギャグ的にデフォルメされた表情になって ハイスピードなコマ割り展開で入り乱れて動き回るので、 (少なくとも私には)判りにくかった。 ギャグ自体はアサイ先生独特と言って良い感じの とても面白いものなのだし、 それは確かにスピーディに展開されたほうが 面白いギャグだとは思うのだが、 なんとも判りづらくて読んでいて少し疲れてしまった。 だから多分、せっかく面白いマンガなのに、 読みかけて止めてしまった人も結構いるのではと思う。 ギャグ自体は「木根さん・・」に通じるような 何でこうなるんだ!とか お前らメンドクセッ!と笑わせてくれる内容で これでもかっと怒涛のように攻めてきてくれる。 なので自分好みのマンガなのだけれども・・。酒漫画の定番BARレモン・ハート 古谷三敏霧兵衛良かった点 ・1話完結で読みやすい ・難しい内容ではないので寝る前に読むのにちょうどいい 総評 ・古谷三敏のうんちく漫画はどれもいいラブコメかと思ったら違った僕はラブソングが歌えない 高井唯人名無しずっと気になっていた漫画。やっと読んだ。 あらずじに「ラノベの主人公VSエロゲーの主人公」とあったので 学園ラブコメハーレムものでヒロインを取り合うような話だと思って読み始めたら全然違くて、終始ぞわぞわとした怖さみたいなものがすごくあった。 とりあえず主人公ドンマイと声をかけてあげたい。 上下巻一気読み推奨。「愛しのアニマリアは良き」愛しのアニマリア 岡田卓也兎来栄寿「『恋する乙女は握力500kg!!』とかやばたにえん」 「それな」 「とりまオランウータンのオラミの好きピが隣に住んでるイケオジって話なんだけどー、好きすぎてラリアットかますのジワる」 「それなー」 「でもまじでイケオジ格好よすぎ」 「まず顔が良い、しかも優しい。すこ」 「あと大親友(と書いてタカラと読む)フリルとの過去エピソードどちゃくそエモすぎ」 「あーね。泣けた〜沸いた〜」 「よさみ深いから人類読むべき」 「そーいえばバ先の先輩に秒で読めって渡したんだけど『お前オラミに似てるな』って言われて草」 「ガチションボリ沈殿ゴミ虫〜」 ってマックで女子高生が言ってました女の脅威 どうしようもできない縛られた生活監禁嬢 河野那歩也肉屋横丁謎の女に監禁されてしまう妻と子供を持った男。 これだけ聞くと少し羨ましく思いますが、女の狂気の凄まじさ まだ、4巻までですが、逃げ道がなく追い詰められていく男の苦悩 マンガを読んでいる時間にしかマンガは存在しないマエストロ さそうあきら影絵が趣味『神童』とそれに続く『マエストロ』で、文字通り音楽漫画のマエストロになったさそうあきらですが、長年に渡り疑問に思っていたことがあります。さそうあきらを筆頭に『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子や『BECK』のハロルド作石らの描く音楽漫画はどうしてここまでひとの心を打つのか、ということについてです、肝心の音楽は実際には耳に聴こえないのにもかかわらず。 この謎をひとつ解き明かしてみようではないか、ということで、数年ぶりに『マエストロ』を読み返してはみたものの、まあ、最後のコンサートではボロボロに泣いてしまったんですけど、謎は謎のまま残ってしまいました。 ただ、ちょっとヒントになりそうな台詞が作中にありました。 「音楽って切ないね」 「今確かに美しいものがあったって思っても、次の瞬間には消えてしまうんだ」 「川の、流れのように―――」 「だからこそ、愛おしい―――」 「大切に思うんだ」 つまり、音楽は音楽を聴いている時間にしか存在しないけれども、マンガもマンガを読んでいる時間にしか存在しないということ。この不可逆性、このマンガというコマのうねりと連なりをひとつびとつ読んでゆくことの幸せを今日も逃すことなく噛み締めようと思う次第なのでありました。土偶VS埴輪古代戦士ハニワット 武富健治名無しいまのところ土偶が無敵すぎてこれからどう立ち向かうのか全く予想がつかない…!犠牲者の数も半端じゃないぞ、本当に大丈夫なのか!?ハニワット!! 12話目でやっと主役が出てきた。 武富先生って、奇天烈な髪型のキャラを普通に出してくるのが好き。 せ、せつな…星守る犬 村上たかしやむちゃタイトルは知ってたけど、こんなにグッと掴まれるような話だったんですね。読後に見ると表紙の可愛らしさが際立ってつらい… こういう絆系の話は犬ならではのあるあるだけど、こんな悲しいラストは見たことがない。シンプルな分、おとうさんとハッピーの関係の濃さが見えてしまって悲しいんですよねぇ(泣)思ってたのとちがうセンセイの鞄 谷口ジロー 川上弘美やむちゃめっちゃいいんですけど…。 なんて表現していいのか…大人の恋愛?じゃあ軽いような気もするし… もう始めっから雰囲気良すぎて読んでいて幸せになるの… センセイ…いい組み合わせセンセイの鞄 谷口ジロー 川上弘美大トロ川上弘美先生と谷口ジロー先生がこんなにマッチするとは思いませんでした。大人な漫画です。楽じゃないけど、不幸でもない生き方。アコロコタン 成田英敏まさお民俗学って案外好きなので面白かった!ゴールデンカムイよりディープなアイヌの文化が分かる漫画。思うのは、食べ物は手に入りづらいからこそ神様にたくさん感謝して、死が身近だからこそ、沢山おまじないっぽいのが多いんだと思う。 それにしても、アイヌが先住民族として認められたのが2019年5月って事実に驚きが隠せない!ひどすぎる泣。自由過ぎる黒トカゲ 森下裕美nyae江戸川乱歩の黒蜥蜴が元になっている…というのは一旦置いといて読み始めたほうがいい。ミステリファンというより、森下裕美ファンのために描いてる。 最近森下裕美が足りないなと思っていたところだったので、冒頭から黒トカゲが高笑いしながら1984年の月刊ギャグダを読んでいるシーンでもう幸せな気持ちになった。 自由すぎて乱歩ファンに怒られないか心配になるけど、個性豊かなキャラがバタバタ出てくるギャグに特化した黒トカゲも良いんじゃないでしょうか。 また出版社の垣根を超えて容赦なく漫画いじりをしてくるシーンも多く、攻めてるなーと思います。身体の一部が大き過ぎるカップルの話ふくらみふくらむ 水瀬マユ作品集 水瀬マユ名無し胸が大きい主人公の盛盛実乃梨(もりざかりみのり)が、自分の胸を意識せずに接してくれる同僚の金城玉ノ輔(きんじょうたまのすけ)に恋をして、二人であれこれするラブコメディー!このカップルは二人とも名が体を表してるんです。 主人公が健気なドジっ娘ヒロインなのがいい。胸が大き過ぎることが原因で起こる、胸元のボタンが吹っ飛ぶなどの「おっぱいの失敗=おしっぱい」シーンがたくさんある。おしっぱいっていうネーミングセンスにツボる。 作品集という扱いになってますが、ほぼこのカップルのお話です。伝説として南回帰船 たなか亜希夫 中上健次(とりあえず)名無し中上健次は、戦後文学界に突出した小説家である。 漱石や鴎外、谷崎や三島に比肩するほどの、我らが時代の作家だ。 その中上が、漫画原作のためオリジナルに作品を書き下ろす。描き手は『迷走王 ボーダー』(原作:狩撫麻礼)のたなか亜希夫…このニュースに触れた時、心が震えた。「真正の小説家が、本気で漫画に立ち向かうのか。遂に漫画は“そこ”まで来たのか」と。 結果は、拍子抜けするような失敗であった。 だが、これ以降現在に至るまで、中上健次のような才能が、真っ向から「漫画」に挑んだことはない。 その意味で、本作は「伝説の失敗作」である。 作品内に乱反射するテーマを見れば、中上が本気であったことは間違いない。たなかも渾身の仕事で応えている。 しかし、マイク・タイソンまで繰り出したその「漫画」は、まるでこれまで存在した劇画のパロディのように上滑りした印象のまま、未完に終わった。 たなか亜希夫であるなら、盟友・狩撫麻礼との諸作は当然として、石井隆と組んだ『人が人を愛することのどうしようもなさ』や、ヒット作『軍鶏』(原作:橋本以蔵)のほうが、明らかにそのマリアージュは成功している。 なぜ中上健次ほどの巨大な才能がこんなにも不格好な空振りをしたのかを考えるのは、興味深い比較文学論になりえるだろう。 とにかく、これだけははっきり言える。 「漫画は“そこ”をとうに超えてしまっていたのだ」と。 アクション・コミックス版『南回帰船』1巻のあとがきに、中上は書いている。 “「南回帰船」はオデッセウスのように自己発見の旅に出るその少年の叙事詩である” 刊行当時、自分はこの一節を読んで、「おお、これは狩撫麻礼×谷口ジロー『LIVE!オデッセイ』へのオマージュ、あるいは挑戦なんだな」と思った。狩撫とのコンビで有名なたなかと組んで、「オデッセウス」とか「自己発見の旅」というなら、当然そうなんだろう、と…。 だが、それは間違っていたようだ。 中上健次は、たぶん『LIVE!オデッセイ』を知らなかったのだろう。 惜しい。 もう少し中上が、自らが挑むジャンルへの知識と執着を持っていれば、結果は違っていたかもしれなかったのに。 フォークナーがハワード・ホークスと組んで、ヘミングウェイの原作を映画化した『脱出』やチャンドラー原作の『三つ数えろ』が出来たような、そんな「伝説」になっていたかもしれないものとして、自分は今も『南回帰船』を忘れられずにいるのです。 以下は、余談として。 『南回帰船』の原作は、散逸していた中上の原稿を収集した「劇画原作小説」として単行本化されており、その監修者である大塚英志による「解説」もネット上にはある。中上が目指した「劇画」と大塚原作の資質は随分と異なるのだが、検索してみるのも一興だと思う。「調べ物」で市民の人生お手伝い!夜明けの図書館 埜納タオあうしぃ@カワイイマンガ図書館のレファレンス・サービス、それは利用者の「知りたい事」を探すお手伝い。新米司書の葵ひなこは、日々様々な要求に応えるべく奮闘する。見つけた先に、利用者の喜びが待っているから! ----- 図書館にある書籍・資料は、文学から実用、科学から法律、児童書から専門書と多岐に渡る。そのため、図書館には様々な知識を求める人々が集まり、そこでは日々、思いがけず沢山の人生の物語が紡がれる。 苦しみ、切なさ、懐かしさ……多種多様な物語がレファレンス・サービスによって解決する時の、優しい着地と利用者の喜びには、とても感動させられる。 その一方で、利用者から得られる少ない情報、あやふやな記憶を頼りに、膨大な分類をしらみつぶしに当たっていく「レファレンスの苦労」を共に見てきた私達は、そこを乗り越えた司書達の達成感を、一緒に味わえる。 物語の爽やかな終局に似つかわしくない、ギリギリのジタバタっぷりを見せる司書達のあがき。その落差によって最上の「舞台裏漫画」となっている。 巻が進むと、図書館の社会問題への参画も描かれ、図書館の存在意義について、前向きな提言となっている。 図書館と図書館司書を知り、応援する作品として、最高に面白い! 2000年代に華道の作品を描かれた埜納タオ先生。白場が美しい、独特の凜とした画面は、当時から一貫している。最近流行りのギッチリ描き込まれた漫画に慣れた身としては、一周回って新しい!ここから、すべては始まった。ショート・ピース 大友克洋(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。同人誌の世界結んで放して 山名沢湖なかやま同人誌を軸に4人の女性のそれぞれの接し方をオムニバス形式の作品で描いた全一巻の作品 自分は男性で且つ同人誌を作る側の人間では無いのですが フィクションではあるにしても、同人誌一冊一冊にストーリーがあるのだなと改めて思わせてくれる作品でした。 作風に関しても、絵に癖がない作家さんなので話の内容が直接伝わって来る感じで好きです。 他の作品も読んでみたいと思います ※オススメがあれば教えてください 自分は作品をアウトプットすることはできないですが、ちょこちょこ口コミで応援できればと<<3031323334>>
※ネタバレを含むクチコミです。