双葉社マンガの感想・レビュー930件<<2829303132>>初期みさえも割とかわいいクレヨンしんちゃん 臼井儀人野愛永遠に色褪せることのない名作。 いつ読んでも、いくつになっても笑ってしまう作品。子ども向けと見せかけて下ネタと小ネタだらけで、いややっぱり面白いなあと。 子どものときは「それはガムじゃないのよ」と言われているものがわからなかったなあ…などとノスタルジーに浸ってみたり。 安月給扱いされてるひろしが現代人から見ると、持ち家で子どもいてペットまで買っててうらやましい経済水準だったり。 読むたびに新たな発見がある。 そして切っても切り離せないのがアニメの存在。 クレヨンしんちゃんを読むと登場人物の声がはっきりと聞こえてくる。幼い頃から見ていたからという理由もあるけど、アニメと漫画の声がぴったりフィットしているのが素晴らしい。 野原ひろし役の藤原啓治さんの訃報を知り、読み返してみて改めて気づくクレヨンしんちゃんの偉大さ。 野原家みたいな賑やかで自由で愛に溢れた家族は永遠の憧れです。歳の差初恋ダブルエッジ 小田原みづえ名無し過去に暴行され男嫌いになった女子高生謡は、年上のイケメンギター職人に一目惚れ。暴行された経験から男の人が怖い一方で、恋に憧れを抱いてしまうあたりは、自分では気持ちや行動をどうにもできない思春期の甘酸っぱさを感じます。男の人に怖さを感じつつも、恋に猛進する様子から謡のパワーやフレッシュさ、ポジティブさに恋っていいなと思わせてくれる作品。ギター職人戸野田が少しずつ謡に惹かれていき甘くなっていく展開にキュンキュンする。号泣保証遥かなる甲子園 山本おさむ 戸部良也(とりあえず)名無し自分は、漫画や映画のようなフィクションに触れてウルウルすること、実際に「涙を流す」ことの多いセンチメタルな人間なのだが、その多くは、あくまで個人的な心情にフィットして、だ。つまり、自分自身の経験や環境と類似するシチュエーションにいるキャラクターに、感情移入をして泣くのである。 だが『遙かなる甲子園』は、あくまで物語内のキャラクター、自分とはまったく異なった存在に作品を読むと同一化させられ、オンオンと号泣させられる。 自分でもおかしいんじゃないかと思うくらい、涙でページが見えなくなってしまう。 感動作という表現がこれほど相応しい漫画はない。 山本おさむはキャリアの長い人で、初期の青春物から近年の『そばもん』『赤狩り』まで、篤実な作風とはこのことか、という誠に得がたい才能だが、なんと言っても本作『遙かなる甲子園』『わが指のオーケストラ』『どんぐりの家』という、聴覚障害や重複障害の人々を描いた「人権三部作」とも呼び得る圧倒的作品群が素晴らしい。 漫画読んで泣きたい人は、ぜひ。 不思議と読後に心がすっきりします。 余談だが、山本には、漫画作品ではないが『マンガの創り方』という隠れた名著があり、これを読むと、その真率に創作に向かう姿勢の一端を知ることができる。簡単に言えば、彼の作品には常に読者への強い心配りがあるのだ。だからこそ、自分と関係のない存在にも、あれほど感情移入させることができるのだろう。(この本、古書でも高額で、あまり薦めにくいのだが)80年代感が読みづら…女ともだち 柴門ふみaico80年代感が読みづらいかなと思ったけれど、テンポの良さやキャラの素敵さ、大人なやりとりに、素敵だなと思いました。大人の色恋いろいろは読んでておもしろいです。 家でグルメ飯を読むこの贅沢!!流浪のグルメ 東北めし 土山しげる家で漫画自分は漫画に出てきたご飯をリアルでも食べて見ようと実践してしまうタチです。 食べに行きたい〜! 今キンドルで無料で読める美味しそうなグルメ漫画! いつか食べに行くのを妄想画策しつつ家で漫画… 漫画の割合的にほとんど「ご飯」です! いきなり見ず知らずの人に2日間の外食コースを指定されて、従って食べに行ってみるとめちゃくちゃうまかった、ってぐらいストーリーが単純で他はほぼ飯なので頭使わずに読めます。 なんだよ「じんじょり」って…!じんじょり祓い うぐいす祥子名無しこっっっっわぁ〜………いけど面白かった。 田舎の恐ろしすぎる風習を描いたホラー読切。短い中にどんどん恐ろしさが増幅してくるようすが描かれてます。最後のオチも最悪で最高。遺跡発掘バイト遺跡の人 わたべ淳名無し遺跡発掘バイトの求人について、ネットで調べてみましたが、募集は結構多いんですね。肉体的にキツそうですが給料は悪くなさそうです。 この作品は、仕事を失った漫画家が遺跡発掘バイトで生計を立てるという実録漫画です。 普段知ることがなかった世界が覗けて面白いです。 さまざまな発掘道具や、自分なりに工夫してキレイに掘り進めるこだわりなど興味が尽きません。 「ビット」という正方形の枠を作り、そこを下へ下へと掘っていくのですが、下を向くと汗が滴り落ちる様子や、立方体の角を美しく掘りたくなる気持ちとか、深く掘った底から見上げると夏空にセスナ機が飛んでる様子など、情緒的な描写も良いです。 遺跡堀りという非現実的な空間にいると、漫画家という本来の職業から離れてしまいそうになる不安・焦りがとても良く伝わってきます。 単純に、遺跡発掘の現場に興味がある人は楽しく読めると思います。 一方で、漫画など創作活動で食べていきたいけど、バイトもせざるを得ない境遇の人が読むと、いい意味でも辛い意味でもグッと来る作品だと思います。 漫画が最高だった時代の雰囲気1973(KHIMAIRA) 末松正博名無し久々に面白い漫画を読んだ。 昔は、色々読んでたんだけど、最近の漫画は本当に子供向けみたいになっちゃって読むものがないなぁって思ってた。しかし、この作品からは漫画が最高だった熱い時代の雰囲気みたいなものを感じた。 絵もごちゃごちゃせずにシンプルで、そこがまたバランスがいいのよ。 おしゃれで、読みやすくってかっこいい。 ずっと読んでいても飽きない作品です。無機質のなかに"やさしさ"が感じられる物語 #1巻応援人間のいない国 岩飛猫sogor25その国には400年の間、人間がいなかった。そこには自律式人形(ゴーレム)のみが活動しているだけ。そんな国に現れた1人の少女・シイ。彼女には昨日までの記憶がなく、なぜか三角頭のゴーレムに追われている。追われる中で駆け込んだ電車の中で、同じく電車に乗っていたゴーレム・バルブに助けてもらったことから物語が始まる。 シイの出自はほとんど謎に包まれており、物語が進むにつれて本当に少しずつ明らかになっていく。そしてその中で、賢いながらも年相応の感受性を持ち合わせているシイと会話機能すらなく心を持たないはずのバルブとが交流を深めていく様に素直に心を打たれる。表情豊かなシイと本来無機質であるはずのバルブの交流の中に不思議と"やさしさ"が感じられる。ちなみにバルブには違法改造を施されていることを示唆する描写があり、もしかしたらバルブのほうも何か秘密を抱えているのかもしれない。 また、舞台となる国は人間がいないにも関わらず荒廃しているわけではなく、多くのゴーレムたちによりあたかも社会活動が保たれてるかのような雰囲気を見せる。それは人間がいなくなった後も"人間への奉仕"という指示をゴーレムが守り続けているためで、形だけの国が保たれているからこそもしかしたら本当の意味での"ポストアポカリプス"を描いているのかもしれない。その雰囲気だけでも是非感じて頂きたい作品でもある。 1巻まで読了お前が百合になるんだよ!!!!百合オタに百合はご法度です!? U-temo天沢聖司はぁあああ!!最高…いや読む前から分かっていたことだけれども。BL×百合のハイブリッド・コメデイ百合好きくんと百合好き好きくんが好きだったので、マンバのきょうの新連載トピックにU-temo先生の名前を見つけてテンション上がりました。 物語の構造としては私がモテてどうすんだと同じ感じ(雑な説明)なのですが、こちらの主人公百合オタ女子・冬ちゃんは、イケメンから想いを向けられていた私モテの花依ちゃんと対照的にこう…独り相撲してる感じがも〜めちゃくちゃかわいい〜〜!!! 百合を見つけては内心興奮したり、2人世界を壊さないように(勝手に)奮闘してるのが愛しすぎます。 とにかく出てくる女の子が全部かわいい。なんだろう、いい匂いがする。 読んでない人は早く読んでください。 https://comic-action.com/episode/13933686331613879665 ヤマネのちょしちゃんかってにシロクマ 相原コージ名無し※ネタバレを含むクチコミです。渦巻く感情が心を抉る、漫画家志望物語みどりの星と屑 瀬崎ナギサ名無しよ む の つ ら い 〜〜〜〜〜〜!! けどめっっっっっちゃ面白い…!!! 姫子の言動が、素直で正直で、それ故に「もうやめたげて!!!」ってなる悲しさ。私がみどりだったら速攻距離とってるわ…でも誰も責められないな〜。。シリアス過ぎないのが良いユンタのゆっくり成長記 たちばなかおる名無しダウン症のユンタくんを育てるお母さん目線の漫画です。作者さんの実話をもとにしているそうで、親の悩みや周りの反応などがリアルに描かれています。あんまりシリアスな雰囲気に寄りすぎず、お母さんとお父さんがとにかく明るい。障害がある子を持つご家庭、育児について知ることが出来ました。 一話目のオチが爽快で良かった島さん(読切) 川野ようぶんどうにわかカミカゼ賞佳作受賞の作品。すごいヨボヨボの人のいいおじいちゃん、島さんがコンビニ店員をやっている話。 二話目はちょっとまだ話の途中という感じもあったり、流れにすこし無理があるかなぁとは思った。ただ一話目がとても良かった。めっちゃ態度の悪い店員がすごいフラストレーションを溜めるように描かれていたため、オチが爽快。島さんのキャラも深まるようないいギャップを作るオチだったと思う。今後に期待!おもしい。純愛も好き…liar 袴田十莉 もぁらすaicoおもしい。純愛も好きだけど、こじらせ男の純愛は見ててもっとおもしろい。キュンキュンさせられはまってく女心もすごく分かるし、、こじらせ男心理勉強になるなぁ。日下部さんッ……日下部さん 押見修造名無しいま連載中の血の轍の展開もヤバいときだから、その反動でちょっと軽い感じのでくるかなとか思って読んだら大型トラックに轢かれたくらいのダメージ食らいました。いやむしろもう死んでるのかも… webアクションが開設されて最初に読んだのがこれって、いいのだろうか。野原ひろしのグルメ漫画読んだほうが良かったのかな…なんてちょっと思ったりもしたけれど、押見ファンは絶対にすぐ読むべき。 キューッ!キュウーーッ!少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん 森下裕美 Team Goma おぎのじゅんこラブテレビアニメ版を元にしたコミカライズです。4コマでは味わえない大きなサイズでゴマちゃんを堪能できます。ゴマちゃんの「キューッ」という高い声を脳内再生して、笑顔でハァハァしながら読む時間が最高に幸せ。ああ〜〜もう可愛いなあゴマちゃん。世界と闘う乙女の身体美!サクラセブンズ~女子7人制ラグビー日本代表、リオへの軌跡~ 村岡ユウ 工藤晋あうしぃ@カワイイマンガ【世界と戦うアスリート漫画②〜スポーツコラム風に】 『もういっぽん!』等の柔道女子漫画を描かれる村岡ユウ先生が作画を担当された、七人制ラグビー女子日本代表が2016年リオ五輪出場を目指した記録であるこの作品。まず注目すべきは、闘う女子の身体描写である。 肥大した太腿、広い肩幅、鍛えて大きくなった身体に比して、小さな頭。そのプロポーションが、自然かつ美しく描かれている。レオナルド・ダ・ヴィンチがかつて導き出した理想の比率が、コートで躍動する、その美しさ、力強さ! 世界で闘う為に、極限まで鍛えられた身体に感動させられた後で、それがむごい程にぶつかり合い、弾き飛ばされ、振り解かれるのを見る時、私達は世界レベルの厳しさを共に体感する事になる。これでもまだ、敵わないのか……と。 日本の女子ラグビーの競技人口は2012年で2355人(https://www.jpnsport.go.jp/kokuritu/sisetu/kankou/tabid/409/Default.aspx )。世界1位のニュージーランドの約1万人には敵わないが、1988年の女子協会設立以来の普及・強化の努力で幼少からラグビーに親しむ女子も増え、その中から生まれた代表選手達が、より高い世界を見据えていた。 そしてそこに、他競技からの転向組が混ざり合っていく。 物語は陸上の円盤投げからの転向組・ラグビー歴1年の桑井亜乃選手が代表に招集されるところから始まる。 ラグビーにおいては当たり負けない事も重要だが、七人制では更に、走り負けない事が重視される。短い試合時間・速い展開・短いインターバルという特性から、気持ちの切り替えの速さも大切なようだ。 そういう点に強みを持っていれば、他競技で活躍してきた転向組にもラグビー経験の浅さを補ってチームを底上げし、鼓舞する可能性はある。 陸上の円盤投げで上を目指すのを諦めた桑井選手は、特性を見込まれてラグビーを始めるが、すぐに次を見据え前向きなスピリットで走り続け、苦しいチームに明るい風を入れる事で、リオ五輪出場の夢を繋いだ。そんな風に個人もチームも、例え挫折があっても、前向きにチャレンジし続ける事が大事なのだ、という事をこの作品は教えてくれる。 因みに、日本のラグビー女子競技人口は、平成30年度で4672人に増えた。(https://blog.rcn.or.jp/rugby/ ) リオ五輪代表の頑張りが、結果としてこの様な所にも現れている。その頑張りの軌跡、前を向いて進んだ姿の記録として、この作品は大事な物と言えるだろう。私の為に丼作ってくれる?どんぶり委員長 市川ヒロシ名無しどんぶりってそんなレパートリーあるっけ?と思い読み始めたもの。 うまそう〜 どんぶりってはしたないイメージがあるのでしょうか。 確かに時間がない、洗い物を減らしたいと思う人が選ぶものかもしれません。 しかし!ご飯と具の組み合わせ料理と考えると食欲そそられる! 堅物委員長が丼の虜になるのもわかります。 さらっと漫画にしてあるけどどれも簡単に作れそうで美味しそうです。 こんなにほのぼのしてるとはCOMA GOMA ゴマちゃん 【双葉社 復刻版】 森下裕美名無しKindleのアンリミで読めたので、1巻読んでみた。 内容も少年アシベと比べるとだいぶほのぼのしてました。 いちばんの違いは登場人物の人数。あくまでも1巻だけの話ですが アシベ一家とゴマちゃん、母方の祖父母、スガオくん(一瞬スガオママも) しか出てきません。 アシベのじーちゃんといえばあの息子と孫に甘すぎる金持ちの社長ですが、そっちじゃない方が出てくる。アシベも学校へ行く回がないので同級生や先生も出ない。 これはちょっと寂しい。2巻以降に期待したい。なんか…エッチだ…さわれないのよ、さわこさん 松林佑名無し※ネタバレを含むクチコミです。単純な展開だなーと思…Immoral 梨里緒 稲垣あゆみaico単純な展開だなーと思って読んでたけど、青山の悪い男心情がなるほどなーってなっちゃって、学びになる笑 こういう女心を上手に掴む生粋の遊び上手ってリアルにいるから、面白く読める話かと。 ソロ活、結婚しない選択をする生き方ソロ活! なつみ理奈Pom バリキャリが絶対結婚しないと決めて一人を満喫する的な話かと思ったら違ってて少し意表を突かれた感じです。 本当、色んな生き方があって当たり前の時代で、紫陽花が仕事で住みながら取材するソロシェアハウスで出会う人達(絶対結婚しないと決めた男性)は皆楽しそうに見える。 主人公、紫陽花はいつか結婚できたら思考の女性だけど彼らと出会って何か変わっていくのかな。 結婚しない人が増える=家族とゆう形が少なくなる時代って、きっと見える景色が変わるだろうな。どんな時代になるのだろう。って考えさせられました。10巻一気読みをオススメする!罪と罰 落合尚之名無し※ネタバレを含むクチコミです。<<2829303132>>
永遠に色褪せることのない名作。 いつ読んでも、いくつになっても笑ってしまう作品。子ども向けと見せかけて下ネタと小ネタだらけで、いややっぱり面白いなあと。 子どものときは「それはガムじゃないのよ」と言われているものがわからなかったなあ…などとノスタルジーに浸ってみたり。 安月給扱いされてるひろしが現代人から見ると、持ち家で子どもいてペットまで買っててうらやましい経済水準だったり。 読むたびに新たな発見がある。 そして切っても切り離せないのがアニメの存在。 クレヨンしんちゃんを読むと登場人物の声がはっきりと聞こえてくる。幼い頃から見ていたからという理由もあるけど、アニメと漫画の声がぴったりフィットしているのが素晴らしい。 野原ひろし役の藤原啓治さんの訃報を知り、読み返してみて改めて気づくクレヨンしんちゃんの偉大さ。 野原家みたいな賑やかで自由で愛に溢れた家族は永遠の憧れです。