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サチ録~サチの黙示録~

人類の未来は新小学一年生・サチちゃんの言動に委ねられた!

サチ録~サチの黙示録~ 茶んた
ゆゆゆ
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ただのお子様漫画と思ったら、なんだか違う。 「コタローは一人暮らし」は大人びた幼稚園児だったけど、こちらは根っこは似ているけどちょっと違う。 生意気だったり、ひねくれてたり、幼かったり。 ジャンプラのコメント欄で「昔のクレヨンしんちゃん」に作者のテイストを足した感じと表現されている方がいて、言語化しきれないもどかしさが解消した。 しんちゃん的なのか。なるほど。 本作は、サチの言動や周りの奇抜なキャラクターもおもしろいけれど、天使と悪魔が点数をひたすらつけているのもおもしろい。 「このクソガキがー!」と言いたくなるような言動にも天使は良いところを見つけて加点するほど天使だし、悪魔は悪魔らしく悪い方にそそのかす悪魔っぷり。 でもクソガキなのでそそのかされた悪行は、逆張りして止めてしまう(やめても事前の行為で加点済)。 彼らは人間審判のために人間界にいるのでそれが業務なのだけど、善行と悪行を淡々と、細々した日常生活から採点しているので、マメだなあと思ってしまう。 神様もなかなか良いキャラクター。そうか、神様だもの!そうだよね。 一話序盤は理解しきれず、んん?と思ったけれど、後半には印象が大きく変わっていた。 第一話を読み終えた頃には、独特の世界観にハマって読み進めていた。 語彙力なく表現すれば、おもしろい・天才・すごい。 ぜひ読んで、「サチ録」の世界に引きずり込まれてほしい。

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ゆゆゆ
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ピーチガール 新装版

ガングロギャルとか

ピーチガール 新装版 上田美和
ゆゆゆ
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元水泳部でこんがり焼けた肌、塩素で赤くなった髪の毛と、一見遊んでいそうな見た目、吊り目で強気そうな顔立ちの、内面は純粋で真面目なもも。 そして、もものオトモダチとして仲良くする、なんでも欲しがる、分かりやすく悪役の(なので見ていてイラッとしてくる)さえ。 ももが好きな同じ中学校出身のとーじ。 とーじを奪われまいと適当に指さしてしまった、学年一のモテ男の岡安。 彼女たち4人による、ドキドキハラハラ恋愛漫画「ピーチガール」。 帰省して、ふと思い出したこの漫画。 たしかガングロと呼ばれたお肌こんがりファッションが若者の間で流行っていた頃に本誌で読んでいた漫画だ。 あの頃テレビでは、ヤマンバのような髪型をしたチョコレート色の顔のギャルが「黒人みたいになりたーい」と言って、日焼けサロンに通う姿を特集していたのを覚えている。 今だと、プールで日焼けして、色素が抜けているくらいでどうして主人公は勘違いされてるの?となるかもしれないけど、当時はそう見られ得る時代だった。 漫画では読むにつれて、読者側としてはその容姿はだんだん気にならなくなり、(ももは日焼けした肌を嫌がっていたが)他のキャラクターも強いて気にしておらず、普通の恋愛漫画と変わらなくなったように思う。 ガングロギャルの時代はおわり、美白の時代へ移り変わっていったせいもあるかもしれない。 読み直してみたら、さえはお友達にみえるときもあるけど、やっぱりムカつくなあと思ってしまった。

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