名無し
1年以上前
平松先生の「ドーベルマン刑事」や
「リッキー台風」をリアルタイムで読んでいた。
なので、アノ漫画はこうして生まれたのか、と
わかって面白く読めた。
実録ノンフィクションとしてではなく
セミ・フィクションのスタンスで描いておられるようで
絵としてはあきらかに「話を盛ってる」シーンもアル。
編集者が木刀を持ち歩いたり
本宮先生が日本刀を振り回したり。
平松先生としては「そう感じる場面だった」という描写
だろうし漫画としてはそのほうが面白い。
読者によっては嘘っぽいとかヤリスギと感じる人もいるかも。
ドーベルマン刑事の主人公・加納の怒りを表現するために
平松先生も様様な体験をし、精神的に追い込まれたことが描いてある。
どこまで実話かワカラン部分もあるが、
漫画を描くために憑依的なまでに狂わなければ
キャラが生み出せない、動かない、ということなのだろう。
まさに漫画って狂気な世界から生み出される
「狂喜の産物」なんだな、と思った。