かしこ
かしこ
1年以上前
あなたにとって望月ミネタロウの代表作は何ですか? 私にとってのそれは「東京怪童」なんですけど。こないだ始まった「フレデリック」で【あの「ドラゴンヘッド」と「ちいさこべえ」の作者の新連載がスタート!】と紹介されててビックリしました。あれ!?「バタアシ金魚」は!?と。まあ、代表作があり過ぎるということかもしれませんが…。 私が「バタアシ金魚」を読んだのは10年位前ですが、主人公・カオル君のブレーキが壊れた熱血さが理解できなかった。これは連載当時との感覚が合わないから起こるギャップなのかな?と思ってたのですが、どうやらリアルタイムで読んだ人にとってもカオル君の熱さは時代遅れで、みんなソノコ状態だったそうです。でも圧倒的に表現の仕方が新しくてカッコ良かった!と聞いたことがあります。 岡崎京子のエッセイでも「バタアシ金魚のカオル君みたいに」という言葉がありましたが、カオル君のバカみたいなガムシャラさって、本当はどんな時代でも一番カッコいいことであるべきなんじゃないかと思います。 今、このクチコミを書いてて「ちいさこべえ」の主人公とカオル君って似てるかも?と気づきました。望月ミネタロウが描いている、人間にこうあって欲しいと思う姿(ヒーロー像?)って、初めから変わっていないのかもしれません。
名無し
1年以上前
私も、周りには自分がこのマンガを読んでいるとは 知られないようにドキドキしながら読んだりしました(笑)。 作者の上村純子先生は、 エロにかんしては羞恥心は感じるけれど 罪悪感だとかは感じていない、 そして明らかに非道徳的な内容を、 教育的指導?だと置き換えるという、 その強引さとかギャップ感をも だから面白いでしょって感じにマンガにした、 そう思いました。 それが素なのか、そういうマンガを描けば売れると 思ってのことなのかはわかりませんが。 上村先生が実は女性ではない、という可能性もありますが、 私としては 「あ~女性漫画家だから、良い意味で  男のエロ願望の無邪気な部分だけをマンガにして、  ドロドロした欲望は除外しているなあ。  わかって除外したのか女性だからわかってないのか、  それはわからないけれど」 などど思ったりしました。 それと上村先生って塀内夏子先生のアシスタント暦があるそうで。 元々、女性でありながら男性名で少年誌にマンガを 発表した塀内先生は、 女性的な視点からの少年漫画青年マンガを描いて 色々な傑作を世に送り出したと思います。 その堀内先生のアシスタントだった上村先生が ここまで塀内先生とは違うスタイルの少年漫画を 描いたってことについて 女性作家が描く少年漫画にも色々あるんだなあ、 と考えたりしましたね。