兎来栄寿1年以上前秋葉原、私も昔はかなり通ったものですが最近はめっきり行かなくなったというか、時間拘束的に行けなくなったというか。『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』で描かれていたようなお店も大分無くなってしまいましたし、まさかとらのあなが無くなるとは思ってませんでした。GiGO4号館も閉まってしまいましたし、そもそも今はネット対戦が主流でゲーセンに行っても対戦相手がいないのが寂しいところです。逆に主にポケカの隆盛もあってカードショップは増える一方で、栄枯盛衰を感じます。他にもコロナ禍でたくさんのお店が消えてしまいましたが、ようやく落ち着きつつある昨今、ここから新たな盛り上がりを期待したいです。歌舞伎町に新しくできた最新のVRゲームをできる施設とか、秋葉原にこそ作って欲しいですしね。 なので、この作品の「アキバはどこかで時が止まったまま」というところには素直に肯んずることができない部分もありつつ、しかし同意できる部分もあります。 "新作アニメを追えなくなった 好きだったゲームのリメイクも積んでる ソシャゲに課金する情熱もない 俺ってもうオタクじゃないのか?" 主人公・鵤のモノローグに共感する人も、今の社会は多くなってきているのではないでしょうか。私も、新作アニメは何とか終えていますが好きなゲームは死ぬほど積んでます。コンテンツを楽しむのにも、時間と心の余裕が必要なんですよね。無理に詰め込もうとしても、何も入ってこないときもあります。ターゲット年齢から外れてしまった場合もありますが、往々にして自分のコンディションが原因だったりするのでそういうときは何とか上手く余裕を作りたいところです。 ともあれ、過去のトラウマに苛まれながら虚無の日々を生きることに疲れ果てていた鵤。そんな彼の唯一の光が、光が警備員として務めるビルのメイドカフェで働く小鳥遊鶴子。優しく天使のようで憧れていた彼女が、近付くほどに妖しさを醸し出してくるサスペンスです。 表紙に描かれているのも鶴子であることから伝わるように、この物語の主軸は鶴子です。彼女の強烈なキャラクターにあります。黒髪ロングストレートの優しいメイドさん、日陰で生きてきた健康な男子が嫌いなわけがない。しかし、綺麗な薔薇には棘があると蔵馬が教えてくれました。 1話目から、毎回最後に強いセリフはヒキのある展開を持ってきていて、続きが非常に気になる構成をしています。単行本で一気読みするのも良いですが、どちらかというと連載で毎回追っている方がより楽しめる作品かもしれません。1巻の続きはコミックDAYSで読めますので、今がチャンスです。 春野ユキトさんは初単行本ということでまだ技術的にこなれていないと感じられる部分もありますが、その分作家性を剥き出しにして描いている緊張感のあるストーリーに魅力があります。鶴子は、鵤は果たしてどうなっていくのか。秋葉原はユーサネイジアの夢を見るか?嫋やかなメイドは蝶のように舞い蜂のように#1巻応援3わかる
mampuku1年以上前私も私の友人知人たちも初め、この漫画の真の価値に気づいていなかった。面白い「読み方」がわかっていなかった。 第12話にもやってようやくふと気がついたのだ。この悶々とした読み口が放つ既視感の正体に。ドストエフスキーやんけこれ。金貸しの婆ァを転がして罪の意識と自己正当化に揺れるラスコーリニコフの頭の中を膨大なページ数で延々と読ませられるあの小説と完全に一致しているではないか。 ということを先週ドヤ顔で投稿仕損ねていたら、今週(第13話)にまさかの新キャラ「ドストエフスキー罰子」が登場してしまったではないか。なに勝手にネタバラししとんねん!モーニング読者全員『地獄ゴルフ』の面白さに気づいてしまうやんけ!自分だけが気づいてドヤ顔していたかった!二階堂地獄ゴルフ『二階堂地獄ゴルフ』はロシア文学である9わかる
Pom 1年以上前読んでて、何とも言えない感情に包まれた。 清見は表情が変わらなくて(だけど頭の中ではものすごい考えまくっている) 白柳くんは捻くれてしまっていて(まぁそうならざるを得ないだろうとは思う)タイトル通り皆ややこしいです。 心の中を知りたい相手こそ、分からないから頭の中で深読みするし、よく分からない行動に出たりで更にややこしくなっていく。笑 大人になると考えすぎちゃうのよね。。 それにしても、、なぁ。。 清見の心は本当は誰に矢印が向いているのか。 初夏はいま何してるんだろう。更にややこしくなりそう、そして面白くなりそう。ややこしい蜜柑たち誰かを思えば思うほど、揺れ動く〜5わかる
野愛1年以上前ノリと勢いがもの凄いから笑いながら読めるっちゃ読めるんだけど、なぜだかちゃんと食らいますね……。 25歳童貞男子がかわいい女子中学生に転生したらセックスはできるのか???できるだろやるぜやるぜやるぜ!!! と勢いよく始まるものの、出会って3秒で合体を実現しようとするからそりゃうまく行かず……。 というかむしろ相手の男の子がまともでよかったねとすら思う。まともじゃないのは主人公だけ。 1話ですでに真実に辿り着きかけてるのにどうしてそこを無視しちゃうんだろうね……というかセックスが目的になりすぎて童貞喪失の前に処女喪失するのはいいのか……セックスだって所詮はコミュニケーションのひとつでしかないんだぞ…… といろいろ考えてしまい、ちゃんと食らいました。 本当の愛に気づくとかそんなんじゃなくていいので、しっかり現実を見つめられるようになるといいですね…!せせせせ!~目指せ初H!童貞女子のときめき大作戦~笑えるのに笑えない!7わかる
六文銭1年以上前『ケンガンアシュラ』の女子格闘版という言葉が一番しっくり本作。 キャラづけも、練られたストーリーも、躍動感あふれるバトルシーンも、本作では顕在です。 さてその内容ですが、さる格闘団体をクビになった希望(のぞみ)は、 幼馴染である、弱小ヤクザの組長はなと、問題おこして干された警官いちかの3人で裏格闘団体「ヴァルキュリア」を立ち上げる。 裏社会に通じてるヤクザの力と、警官のもみ消す力、そしてのぞみの企画力ではじまったものの、格闘大会に必要な大衆を惹きつけるようなスター選手が不在ですぐに行き詰まる。 そこで、とある宗教事件で話題になった女子高生姫奈をスカウトするも、実はこの女子高生がメチャクチャヤバイ子で・・・という展開。 この姫奈がスター選手に抜擢されるほど強く、若干戦闘狂的なサイコパス気味なのもカリスマ性があって個人的に好みです。 純粋にバトルものとしても面白いのですが、上記の宗教事件と絡むストーリーに奥行きがでて、今後の展開が気になる作品です。 『ケンガンアシュラ』の世界線とも同じようなので、その点の接点も気になるところ。一勝千金燃える女子格闘マンガ3わかる
六文銭1年以上前タイトルにひかれて読みましたが、総じて読後感もなかなか良かった本作。上下完結なのも、無駄なくダラケることなく読めてよかったです。 さて、その内容ですが、兄の元カノに一目惚れした主人公。 だけど、その元カノは、重たいというかメンヘラ気質な女性で(自分のことを僕というボクっ娘だし。)別れたのに、コソコソと兄に付きまとう。 ストーカーとか、そういった言葉が近い感じ。 それを見兼ねた主人公は、惚れた弱みもあって彼女に協力し、彼女も協力に見合った報酬ー頭をなでさせるとかーを与える、という話。 それを称してゴミと呼んでいる。 最初のうちは、倒錯した愛情をみせられているだけですが、段々と、「別れ」をしっかり自分の中で受け入れるためのプロセスのほうに話がすすみ、それが良かったです。 下巻の2人のエピローグも相まって、最初の頃のドロドロした粘着質さが嘘のようにスッキリして、冒頭に書いたように読後感は良いです。 この手の話って、なかなか後味悪い終わり方をしたりしますが(それはそれで好きですがね)本作は違うので安心してお読みいただければと思います。このゴミをなんとよぶクズ同士が別れを受け入れる話6わかる
Nano1年以上前1ページ目からとんでもない画力と書き込みの密度で、超惹き込まれる。初っ端グロテスクな描写があるけど、なんだか綺麗に見えてしまう…。 植物に覆われ混沌となった東京、人間を養分とする人花というものに寄生されている妹。似たような設定はあったかもしれないけど、ひたすらに絵が上手すぎてページをめくる手が止まらない。 そしてなにより、主人公キンゴと妹カヤノの絆が尊い。扉絵の「家族の絆が芽吹き出す」の煽りすごく好きです。キンゴもとてもいい奴で好感持てるし、とにかく幸せになってくれと願ってしまいます。今後の展開がすごく気になるし、絵も話も魅力的だし、もっと話題になってほしい…!ワイルドストロベリー美しくも恐ろしい人花 #1巻応援6わかる
alank1年以上前ラストシーンの表情が最高でした。続きを読みたくなります。マネージャーの献身やリーダーシップ、チームワーク、個人としての気合いの持ち方、いろんな側面で沁みました。ゲインラストシーンが最高!4わかる
Pom 1年以上前私は、この漫画とても好きです。 夢を追いかけても、現実は厳しいものだと、思わされる、楽しく面白く読めるけど現実感たっぷりの漫画だと思いました。 自分はもう学生時代はとうに終わったけれど、二子みたいに、憧れだけでは上手く行かない壁にぶち当たる時期ってあったなぁ〜 まじまじと現実を突きつけられる二子だけど、お母さん初め、おばあちゃんが出てくるシーンは特に印象に残っていてホッコリしました。癒された。。 全体を通して、心温まるお話でした。でんぐばんぐ徐々にじんわりくる。4わかる
兎来栄寿1年以上前『ぽんこつポン子』、『おにでか!』の矢寺圭太による新作です。 高校のドルオタ研究部員である山田・杉森・河野の三人衆と、彼らがプロデュースを目論む女子を交えた春が青いコメディです。 何しろ、表紙に描かれているメインキャラクターたちが皆個性豊かなのが良いです。 部長の山田は、浪人して早稲田に入るので高校在学中は勉学よりも優先してアイドル研究部の活動(アイドルをプロデュースして学祭でライブをする)に専心すると決めているガチめのオタク。女子の些細な言動から「もしかして俺のことを好きなのか?」と勘違いできる、ある意味で幸せでピュアな男。 「女の子をプロデュースできないならかわいい顔をした男の子をプロデュースすればいいじゃない」とばかりに、無理やり女装させられる男子が杉森。彼が女装したときのかわいさに関しては特別気合を入れて描かれており注目です。クラスメイトにも「その子の名前教えて」、美形ギャルにも「顔面が強い!」と言われるほどで、本人も段々満更でもなくなっていくのがまた味がします。 坊主頭の河野は、全校の女子生徒412名をUR・SSR・SR・R・Nに格付けしその詳細をノートに克明に記録しているヤバいやつ。飽くなきスケベへの情熱を隠しません。でも、マンガを面白くするのはいつだってヤバいキャラクター。河野のような欲望と煩悩に振り切れたキャラのエネルギーが、笑いを巻き起こしていきます。 鯖戸クロエは河野ノートで全校に5人しかいないURのギャル。顔もスタイルも性格もノリも良く、オタクにも分け隔てなく接してくれる空想上の生物。すぐ写真を撮るし、すぐSNSに上げる今どきの子。派手な見た目に反して、意外と進路について堅実に考え予備校に通うなど努力しているところも高ポイント。 渡辺日香(にこ)、通称ニャコは河野ノートでSSR。ツリ目で八重歯で猫っぽい外見そのままに自由気ままでざっくばらん。しかし、料理が趣味という意外な一面があり、河野の考察によると恋愛には消極的である節も。個人的にはカラオケシーンが一押しです。 彼ら5人が中心となって織りなす物語は基本的にはドタバタコメディなのですが、周りがどんどん進んでいく中で停滞している自分に悩んだり、大人から見るとかつて持っていて今は失ってしまった輝きを持っていたり、たまに青春時代の本質を静かに突くようなシーンがあって「アオハル……」という感情を掻き立てられます。 キャラクターたちの掛け合いをずっと見ているだけで楽しいですし、その中でも少しずつ進展していくストーリーの先行きもとても楽しみです。 それにしても、略称の「ずっぽよ」がかわいくて声に出して読みたい略称2023暫定1位です。ずっと青春ぽいですよアイドルプロデュース・男の娘・オタクに優しいギャルごった煮の青春 #1巻応援5わかる
名無し1年以上前好みだけだと『アタックシンドローム類』は入れたかったけどあくまで予想なので…。 『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』も入れたかったけど、オトコ編とオンナ編どっちなんだ。 オトコ編 1位 ダイヤモンドの功罪 2位 黄泉のツガイ 3位 みちかとまり 4位 神田ごくら町職人ばなし 5位 平和の国の島崎へ 6位 劇光仮面 7位 米蔵夫婦のレシピ帳 8位 サンダー3 9位 カオスゲーム 10位 スクールバック オンナ編 1位 いやはや熱海くん 2位 気になってる人が男じゃなかった 3位 氷の城壁 4位 ホタルの嫁入り 5位 クジャクのダンス、誰が見た? 6位 霧尾ファンクラブ 7位 発達障害なわたしたち 8位 違国日記 9位 天幕のジャードゥーガル 10位 スルーロマンス自由広場「このマンガがすごい!2024」の話をするスレ3わかる