兎来栄寿
兎来栄寿
9ヶ月前
表紙とタイトルからは明るいイメージを抱かれそうですが、蓋を開けてみるとそこそこ闇もある作品です。 『もふっとキャンプ』や『春風ふるさと観光協会』の佐倉イサミさんが新たに描くのは、人生を抑圧されてきた瀧口さんちのサトちゃんと、矢北さんちのスゥちゃんのふたりが作るスイーツ同盟の物語。 サトちゃんは、父親からも母親からも結婚した夫からも自分が本当にやりたいことを許してもらえず我慢して我慢して生きてきて、気付いたらもう人生の終盤になってしまった女性。 本当はかわいいお菓子やケーキを思う存分食べたかった。 本当はみんながしているようなオシャレな服を着て過ごしたかった。 そんなささやかな願いすら叶えることができず老いてしまい、夫を亡くしてようやく独りで好きなことができるようになったサトちゃんが初めての感動を得るシーンには感じ入ってしまいます。 一方のスゥちゃんは、TVに出ている出演者を「低学歴だ」「バカはろくな人生を歩まないから勉強して他者より秀でた人間になりなさい」とのたまう父親の存在によって、友人たちとの遊びも断らざるを得ず猛勉強を強いられている難関校に通う私立中学生。そんな日々の鬱憤を晴らすある行動を日常的にするようになっています。 年齢は大きく違えど、ふたりとも違う形で抑圧を受けそれぞれに性格に歪みを抱えています。そんな自分に嫌気がさしているふたりだからこそ共有できる辛苦があり、楽しみがあります。毎回お菓子作りやできたものの実食を通して結びつくふたりの姿に心のカドが取れてまるくなるようです。4話の、サトちゃんがある失敗をしてしまうお話などは特に好きです。 お菓子作りの際は詳細なレシピも添えられるので、自分でも作ってみたくなります。 ただのスイーツグルメマンガだと思って手に取るとビターな味わいにびっくりするかもしれませんが、カカオ86%のチョコレートのような絶妙な苦味を堪能してください。
名無し
9ヶ月前
能登より 個人を特定させることは書かないのであしからず 命の危機を感じる揺れ、 地面ってこんなに揺れるのか、と現実感に乏しい 停電、停水、電波障害 本棚が倒れ、円盤の被害確認が怖い とはいえ、命がありたいした怪我もなく、 家族も無事で、家もあるのだから、 無傷といっていいくらいに有難いことである 3日目までは比較的元気がある 4日目ぐらいからじわじわメンタルがやられる 5日目でそこそこギリギリ 6日目で電気復旧して、ちょっと元気 7日目でネット復旧。ニュース見て余計に絶望する 避難所の評判がまあまあ悪い。 ストレスためて不安を煽りたいのか? 家が比較的無事、職場で宿泊できるなら、 そちらを選ぶ人もそこそこいる 年末年始ひきこもるために、そこそこ備蓄しておいたのが幸いした 冬で良かったこと、 食品が傷むのが比較的遅れる、 寒さは着込めばどうにかなる。 とはいえ、雪がふった今日の冷え込みはあかんで。 ジャムが食べたくなる。果実と砂糖、両方とれるからね。 水・食糧は前提として必須。 キャンプ趣味の人はこういうとき強い ちょっと田舎ぐらいなら発電機買っておくのはおおいにあり カッターとガムテープはあればそこそこ便利 阪神淡路、東日本震災、今回に限らず、 人それぞれ災害の思い出あれば 今のうちに語っておきましょう