今年を代表する怪物、外伝までも面白いウマ娘 シンデレラグレイ Cygames 久住太陽 杉浦理史 伊藤隼之介 伊藤隼之介(原作:Cygames)mampuku一巻読了。めちゃめちゃ面白い! ウマ娘とかいうコンテンツ、全てが面白いですね。メディアミックスで外伝まで含めてこれほど隙がない作品は見たことがないですね。 本作はアプリ版ストーリーの前日譚にあたるオグリキャップの地方競馬時代が描かれており、そのタイトルが示す通り、他の誰もが想像しえなかった胸熱シンデレラストーリーとなっています。 アニメやアプリ版にも共通して言えることですが、ユーフォとか好きな人はハマるかもです。熱血スポ根百合mampuku1年以上前『ウマ娘 シンデレラグレイ』をフォローをしました粗削りだけど愛を感じる漫画チ。―地球の運動について― 魚豊mampuku科学革命に挑む異端者たちの話。カタルシスを予感させるし、とても好きなテーマです。それだけに、マンガ大賞にノミネートされた時点の2巻という序盤では、同じく今年のマンガ大賞に名を連ねるフリーレンや推しの子、怪獣8号などとくれべるとストーリーテリングでの物足りなさを感じてしまいます。3巻になって役者が揃ってきたのと読みやすくなってきたので続きへの期待値が上がってきました。頑張って続いてくれ…仄見える少年 後藤冬吾 松浦健人mampuku掲載順はドベ付近ながら安定して面白く、主人公含むキャラもいい味を出しているので、辛抱強く続いてほしい作品ですね。画力も高くてバトルが読みやすいです。 アンケート層にウケが悪いのは絵や雰囲気が全体的に重くて暗めだからでしょうか。mampuku1年以上前ちゃんと読まれた上で上でそんな感想しか出てこなかったんですか…? それと「女からしたら」って主語がでか過ぎませんか?JKハルは異世界で娼婦になった斬新で興味深い内容。絵がきれいむむ三国志 横山光輝mampuku誰もが認める名作なので紹介や感想は省略します。まだ読んたことない人は早く読みましょう 映画「ゴッドファーザー」シリーズが好きで、三国志の世界観はそれとどこか似ているなと思いました。 血で血を洗う謀略に次ぐ権謀術数、読んでいて人間不信になりそうですが、義を重んじ高潔を貫く劉備にはいつも天や民が味方をし最終的に苦境を打ち破る、ある種の寓話めいた話でもあります。一方ゴッドファーザーことドン・コルレオーネは巡ってきた因果にその身を灼かれ大切な家族を失い虚しく死んでいきます。呂布や袁術の最期と重なりますね。 こういうのを読むたび、人間常に誠実でありたいなと心から思わされます。共感とも嘘松とも違う独特の空気感裸一貫! つづ井さん つづ井mampuku元来、自己投影主人公をキモく描いて楽しくいきていますイエーイな自虐半分ルサンチマン半分なマンガはあまり好きではないんですが、このマンガは微笑ましくて割と楽しく読めますね。 「腐女子」や「推し」などの基本的なオタク用語に脚注がついているのが好印象でした劇薬なので感化されやすい人は注意左ききのエレン かっぴー nifunimampuku「命を燃やすような熱血マンガ」といえばスポーツものを思い浮かべがちですが、仕事マンガでしかもクリエイティブ系ともなると珍しいんじゃないでしょうか。 私自身、在宅でフリーランスとはいえ、クリエイティブ系の仕事をしているのでそういう意味でも興味深く面白かったです。 21世紀、個人主義の時代になって「自分の時間」「ライフワークバランス」みたいな考えが浸透してきた昨今、そんな個人主義の時代だからこそ「自己実現のために」ぶっ倒れるまで努力することを選んだ人々が描かれています。 こういうマッチョ思考の意識高い漫画は定期的に読み返したくなります。私は影響されやすいのでこれを読むだけで「おっしゃ~~仕事やるぞ~~~断らないから全部もってこいや!!」って気持ちになることができます。「もう読んだ」か「この先読む」以外はありえないシリーズアルスラーン戦記 田中芳樹 荒川弘mampuku田中芳樹と荒川弘の布陣で面白くない筈がないというのは自明のことなので内容や評価についてはあまり触れる必要もないかなと思いますが、バラエティに富んだ数多の魅力あふれるおっさんたちの顔と名前を毎月の連載を追いながら覚え続けるのは至難の業なのでコミックスでまとめ読みすることを強くおすすめします。(体験談)興味深い雑学書マネーフットボール 能田達規mampukuサッカーやスポーツに興味がある人にとっては読み応えのある雑学漫画でした。サッカー雑学漫画の傑作『フットボールネーション』のように漫画としてもっと面白ければ、もっと長く続いたかもしれません。(駆け足で終わってしまいました)面白いが、体にはよくない半沢直樹 池井戸潤 津覇圭一 フジモトシゲキmampuku勧善懲悪でカタルシスを得る、有名なフレーズ「やられたらやり返す、倍返しだ」の通りの物語ですね。恥ずかしながらドラマ未視聴なんですが漫画だけでも十分面白いです。 ただこの手のスカッとなストーリーってスカッとするまでに溜まるストレスの方が大きいので読み漁ると精神に負担がかかってよくないと聞きます。嗜む程度がよいでしょう。 金融の世界についてちょっとだけ勉強になります。鬼滅ブームに思う今際の国のアリス 麻生羽呂mampuku「『鬼滅の刃』は難しいテーマを背負わず純粋な娯楽としての少年漫画だから万人にウケている」と何かのウェブ記事で読みました。確かにそうだと思います。面白いし、感動や勇気を与えてくれる、娯楽の本分を全うした作品だと思います。ですが敢えて厳しい言い方をすれば「消費されて終わり」なんですよね。 今際の国のアリスという作品は、ある意味カウンターのような、またある意味では一歩先を見据えたような、そんな漫画でした。少年漫画のサイズと値段で販売され、尚かつ一見して「デスゲームもの」という消費型の娯楽の最たるジャンルの皮を被っているので、いざ読んでみるとその想像を遥かに超える懐の深さに面食らうかと思います。手に汗握る心理戦やアクション、出会いと別れを経て成長していく主人公。心理学に精神医学、経済学、人文科学。死生観、命の価値。余りに予測不能な曇天返し。 「凄いものを読んだでしまったぞ」といてもたってもいられなくなるw 思考停止した娯楽を貪る社会への痛烈な問いかけのようでもあり、全てを肯定しているかのようでもあり。読むと世界のことをもっと知りたくなる、そんな本です。 « First ‹ Prev … 5 6 7 8 9 10 11 12 13 … Next › Last » もっとみる
今年を代表する怪物、外伝までも面白いウマ娘 シンデレラグレイ Cygames 久住太陽 杉浦理史 伊藤隼之介 伊藤隼之介(原作:Cygames)mampuku一巻読了。めちゃめちゃ面白い! ウマ娘とかいうコンテンツ、全てが面白いですね。メディアミックスで外伝まで含めてこれほど隙がない作品は見たことがないですね。 本作はアプリ版ストーリーの前日譚にあたるオグリキャップの地方競馬時代が描かれており、そのタイトルが示す通り、他の誰もが想像しえなかった胸熱シンデレラストーリーとなっています。 アニメやアプリ版にも共通して言えることですが、ユーフォとか好きな人はハマるかもです。熱血スポ根百合mampuku1年以上前『ウマ娘 シンデレラグレイ』をフォローをしました粗削りだけど愛を感じる漫画チ。―地球の運動について― 魚豊mampuku科学革命に挑む異端者たちの話。カタルシスを予感させるし、とても好きなテーマです。それだけに、マンガ大賞にノミネートされた時点の2巻という序盤では、同じく今年のマンガ大賞に名を連ねるフリーレンや推しの子、怪獣8号などとくれべるとストーリーテリングでの物足りなさを感じてしまいます。3巻になって役者が揃ってきたのと読みやすくなってきたので続きへの期待値が上がってきました。頑張って続いてくれ…仄見える少年 後藤冬吾 松浦健人mampuku掲載順はドベ付近ながら安定して面白く、主人公含むキャラもいい味を出しているので、辛抱強く続いてほしい作品ですね。画力も高くてバトルが読みやすいです。 アンケート層にウケが悪いのは絵や雰囲気が全体的に重くて暗めだからでしょうか。mampuku1年以上前ちゃんと読まれた上で上でそんな感想しか出てこなかったんですか…? それと「女からしたら」って主語がでか過ぎませんか?JKハルは異世界で娼婦になった斬新で興味深い内容。絵がきれいむむ三国志 横山光輝mampuku誰もが認める名作なので紹介や感想は省略します。まだ読んたことない人は早く読みましょう 映画「ゴッドファーザー」シリーズが好きで、三国志の世界観はそれとどこか似ているなと思いました。 血で血を洗う謀略に次ぐ権謀術数、読んでいて人間不信になりそうですが、義を重んじ高潔を貫く劉備にはいつも天や民が味方をし最終的に苦境を打ち破る、ある種の寓話めいた話でもあります。一方ゴッドファーザーことドン・コルレオーネは巡ってきた因果にその身を灼かれ大切な家族を失い虚しく死んでいきます。呂布や袁術の最期と重なりますね。 こういうのを読むたび、人間常に誠実でありたいなと心から思わされます。共感とも嘘松とも違う独特の空気感裸一貫! つづ井さん つづ井mampuku元来、自己投影主人公をキモく描いて楽しくいきていますイエーイな自虐半分ルサンチマン半分なマンガはあまり好きではないんですが、このマンガは微笑ましくて割と楽しく読めますね。 「腐女子」や「推し」などの基本的なオタク用語に脚注がついているのが好印象でした劇薬なので感化されやすい人は注意左ききのエレン かっぴー nifunimampuku「命を燃やすような熱血マンガ」といえばスポーツものを思い浮かべがちですが、仕事マンガでしかもクリエイティブ系ともなると珍しいんじゃないでしょうか。 私自身、在宅でフリーランスとはいえ、クリエイティブ系の仕事をしているのでそういう意味でも興味深く面白かったです。 21世紀、個人主義の時代になって「自分の時間」「ライフワークバランス」みたいな考えが浸透してきた昨今、そんな個人主義の時代だからこそ「自己実現のために」ぶっ倒れるまで努力することを選んだ人々が描かれています。 こういうマッチョ思考の意識高い漫画は定期的に読み返したくなります。私は影響されやすいのでこれを読むだけで「おっしゃ~~仕事やるぞ~~~断らないから全部もってこいや!!」って気持ちになることができます。「もう読んだ」か「この先読む」以外はありえないシリーズアルスラーン戦記 田中芳樹 荒川弘mampuku田中芳樹と荒川弘の布陣で面白くない筈がないというのは自明のことなので内容や評価についてはあまり触れる必要もないかなと思いますが、バラエティに富んだ数多の魅力あふれるおっさんたちの顔と名前を毎月の連載を追いながら覚え続けるのは至難の業なのでコミックスでまとめ読みすることを強くおすすめします。(体験談)興味深い雑学書マネーフットボール 能田達規mampukuサッカーやスポーツに興味がある人にとっては読み応えのある雑学漫画でした。サッカー雑学漫画の傑作『フットボールネーション』のように漫画としてもっと面白ければ、もっと長く続いたかもしれません。(駆け足で終わってしまいました)面白いが、体にはよくない半沢直樹 池井戸潤 津覇圭一 フジモトシゲキmampuku勧善懲悪でカタルシスを得る、有名なフレーズ「やられたらやり返す、倍返しだ」の通りの物語ですね。恥ずかしながらドラマ未視聴なんですが漫画だけでも十分面白いです。 ただこの手のスカッとなストーリーってスカッとするまでに溜まるストレスの方が大きいので読み漁ると精神に負担がかかってよくないと聞きます。嗜む程度がよいでしょう。 金融の世界についてちょっとだけ勉強になります。鬼滅ブームに思う今際の国のアリス 麻生羽呂mampuku「『鬼滅の刃』は難しいテーマを背負わず純粋な娯楽としての少年漫画だから万人にウケている」と何かのウェブ記事で読みました。確かにそうだと思います。面白いし、感動や勇気を与えてくれる、娯楽の本分を全うした作品だと思います。ですが敢えて厳しい言い方をすれば「消費されて終わり」なんですよね。 今際の国のアリスという作品は、ある意味カウンターのような、またある意味では一歩先を見据えたような、そんな漫画でした。少年漫画のサイズと値段で販売され、尚かつ一見して「デスゲームもの」という消費型の娯楽の最たるジャンルの皮を被っているので、いざ読んでみるとその想像を遥かに超える懐の深さに面食らうかと思います。手に汗握る心理戦やアクション、出会いと別れを経て成長していく主人公。心理学に精神医学、経済学、人文科学。死生観、命の価値。余りに予測不能な曇天返し。 「凄いものを読んだでしまったぞ」といてもたってもいられなくなるw 思考停止した娯楽を貪る社会への痛烈な問いかけのようでもあり、全てを肯定しているかのようでもあり。読むと世界のことをもっと知りたくなる、そんな本です。