“聴こえる”音楽マンガこそ、表現の一つの到達点かもしれないと思った青のオーケストラ 阿久井真mampuku音楽マンガには名作が余りにも多いですよね。『四月は君の嘘』『のだめカンタービレ』『ピアノの森』など挙げだしたらきりがないほど。 初めて『BECK』を読んだとき「聴こえる〜〜〜!」と感動したのを覚えています。 マンガという媒体には音声がついていないので、声や音色は完全に読者の想像力に委ねられています。もう一つ、マンガが読者に与えている自由があります。それは間、スピード、時間です。音声にリズム(時間)が合わさったのが音楽です。音波が誌面から飛び出てくるかのような迫力のある表現と、次のコマ次のページへ導かれるような心地よいリズム、これらの相乗効果で「聴こえる」と感じるのかもしれません。 『青のオーケストラ』は言うまでもなく「聴こえる」マンガです。 加えて素晴らしい魅力がたくさんあります。 ・人物、楽器、キャラ造形、エフェクトすべてのクオリティが超高い。 ・選曲がキャッチー。誰でも知ってる曲ばかり。 ・『響けユーフォニアム』ばりに感動の学園ドラマ&スポ根 ・ラブコメの満足度も◎ アニメ化の出来次第では冒頭の名作の仲間入りも十分ありうるポテンシャルはあると思います。TS転生バトル美少女マンガ(良)英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀️~ くろむら基人 ハヤケン Nagumampukuお気楽に読める異世界転生モノでありながら「世界観設定や人物描写がいい加減さにストレスを感じる」ということもなく、ほんとうにゆるく楽しめる作品。 ストーリー自体がめちゃめちゃ面白いということはなく良くも悪くも読者を選ばない感じがしますが、主人公の少女がとてもいいキャラをしており、周囲を振り回しながら展開される掛け合いに時折クスッとさせられます。 最も推せるポインツとしては、コミック版の作画のレベルが非常に高く、描線が紙の本においても美しい本物の一握りのプロレベル。本屋でお金払いたくなった美少女マンガでした。出オチかと思いきや意外とちゃんと面白い異世界ひろゆき 西出ケンゴロー 戸塚たくす ひろゆきmampuku「チート」「スキル」「勇者」といったゲーム用語が濫用されていると普通、「世界観の構築に自信がないのかな」とか「設定を長文で読むのが苦手な人向けなのかな」って感じがしてどうしても作品への期待値が下がってしまうのですが、本作は主人公であるひろゆき自身が言わずと知れたマンガ・ゲーム等のオタクであるため、それらの奇妙な用語が“共通語”として違和感なく溶け込んでおり普通に面白いパロディギャグ漫画になっていました。 ひろゆき氏の二次創作といえばひろゆきメーカーを使った動画が注目されていますが、同じく合成音声による二次創作動画が人気の岡田斗司夫氏も今後ゲスト出演するのではないかと期待しています。やたら解像度の高いクリエイター群像劇それでもペンは止まらない 熊田龍泉mampuku少女漫画と萌え漫画の中間のようなタッチでキャラをいきいきと美しく見せつつ、コメディ寄りにがっつりふざけながらもストーリーは骨太で面白い。何よりひたむきな主人公がバチクソに好み。程よいタイミングで5巻完結。いい漫画でした。 4巻のこの構図、すごく既視感あるのでなにかのパロディかと思うのですがどうしても思い出せない……mampuku1年以上前1年越しになりますがもう一度ちゃんと読んでみました。 読んでみましたというか、1巻の途中で挫折しました……こんなはずでは…… 全体的に、読者層を低く見積もりすぎている気がします。 読書は0〜10までセリフで説明しないと理解できないだろう。 1巻に登場する豚鼻の少女の魅力は読者には理解されないだろう。 我々陰キャは見た目のいい陽キャから見下されているとみんな感じているだろう。 登場人物は記号的かつ機能的でないと読者は理解できないだろう。などなど 与えられる情報や展開される論すべてがどこかズレてる感じがして、キャラが人間に見えないんですよね 異世界モノなんて大抵そうと言われるかもしれませんが、ジャンルの垣根を超えて人気になった無職転生など人間が描けていて心動かされる良作は多数あるわけで月が導く異世界道中実家のような安心感1わかる中高生に勧めたいラブコメ風エアプ教養キュレーション漫画月ヶ瀬八千詠名言集 まつたけうめ 栖上ヤタmampukuクールで賢そうに見える図書委員の先輩(美少女)が、ドヤ顔で「超訳ニーチェの言葉」や「ゲーテ格言集」からニーチェやゲーテの名言を孫引きして後輩くんに人生を説くのだが、多分後輩くんのほうが原著にも詳しくて、しかしその後輩くんはというと先輩のパンツが見えそうで見えないことに思考が占領されておりまったく先輩の言葉に集中てきていない。 絶妙なバランスで均衡の取れている不思議なラブコメである。 更に読書はこの作品をキュレーション漫画として活用することにより、超訳ニーチェの言葉をドヤ顔で孫引きする先輩の言葉をさらに曾孫引きしてクラスでドヤれるようになるのである。推すってこういうことかもしれんな…ひかるイン・ザ・ライト! 松田舞mampuku衝撃でした。「アクションコミックスから出る美少女の漫画」というのを正直舐めてたと思います。 可愛さもドラマの面白さも、オジサン誌・マイナー誌的な甘えが一切なくてレベル高いです。 「人」と「才能」にフォーカスして、「推し≒主人公たちを応援したくなる」というアイドルコンテンツの本質の部分を漫画を通して疑似体験できる。 文字通り光属性のアイドル漫画ですね。いい作品!ジャンプ本誌に、久々の……!あかね噺 馬上鷹将 末永裕樹starstarstarstarstarmampukuかなり好きなやつが始まってしまいました。 絵がとにかく良く、コロコロ変わる表情や仕草のいわゆる絵の芝居が小気味いいです。主人公のビジュアル自体もグリッドマンのヒロインににてて可愛らしい。 3話目にして初めての舞台という見せ場を作りましたが今後ぜひ期待したいのが、面白い芸能モノに必ずつきものである、ゾクッと鳥肌が立つような迫力というか凄みのある大ゴマ、これがぜひ見たいですね(現行の作品だとかげきしょうじょがこれのオンパレードですね!)「食べてみたい!」的引力が強い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎mampukuめちゃめちゃ面白い!! グルメ漫画・旅行記として解像度高くて知識欲刺激されるし、全員美少女な理由も狂ってて最高(○鳥屋さんなど実在男性も美少女化して登場する) 一生のうちに体験してみたい… 鍋に弾丸を受けながら - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://t.co/xBHhAwyWpyサンデーの誇る中性的こじらせラブコメ王ひらかわあや先生の帰還帝乃三姉妹は案外、チョロい。 ひらかわあやmampuku天使とアクト!、FIRE RABBITの作者という時点で面白いのが確定。 1話を読んだ限りでも無事素晴らしいです。男女逆版の花男に、同居ラブコメを混ぜたような一見ありがちな図式ですがキャラの魅力が唯一無二! ひらかわ先生のド性癖丸出しでありながら、少年誌読者にドン引かれない絶妙なラインを針の穴を通すコントロールで攻めてきましたね。今後が非常に楽しみです絵が上手い、顔が良いここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。 阿倍野ちゃこ 天王寺きつね えぞぎんぎつね DeeCHAmampukuなろう界隈への解像度が低いため、ストーリーに関してはよくあるナローだなという意外読み取れなかったのですが(本当はもっとコンテクストがあるのかもしれないですが) この本を手に取った理由、そしてレビュー書くくらい気になってそして「良い」と思ったのはこの作画担当の漫画家さんが大好きだからです。マジのガチで絵がいい。女の子は可愛いし、野郎もかっこいいし、魔物も街もエフェクトも書き込みの密度が凄い。デッサンもしっかりしてるので日常からアクションまでハイクオリティ。漫画としての見せ方も巧いです。 この阿倍野ちゃこ先生のことは以前から追っているのですが、年々レベルアップしているように見えます。向上心が強いのでしょうか。推しがいがある作家さんですヤンマガで一番読むのに時間がかかる漫画謎解きよりも大変だ 遠藤準 TEAM・Kmampukuちょっと頭を捻れば解けるちょうどいい難易度設定のクイズが毎回1問〜登場するので、ストーリーやお色気以上にそっちが楽しみだったりします。 とはいえお色気がどうでもいいということはなく、絵が上手くて綺麗で可愛いのでそちらも素晴らしいです。 最近ネタ切れの波動を感じつつあったのですがあと2回で完結とのことで寂しいですね « First ‹ Prev … 3 4 5 6 7 8 9 10 11 … Next › Last » もっとみる
“聴こえる”音楽マンガこそ、表現の一つの到達点かもしれないと思った青のオーケストラ 阿久井真mampuku音楽マンガには名作が余りにも多いですよね。『四月は君の嘘』『のだめカンタービレ』『ピアノの森』など挙げだしたらきりがないほど。 初めて『BECK』を読んだとき「聴こえる〜〜〜!」と感動したのを覚えています。 マンガという媒体には音声がついていないので、声や音色は完全に読者の想像力に委ねられています。もう一つ、マンガが読者に与えている自由があります。それは間、スピード、時間です。音声にリズム(時間)が合わさったのが音楽です。音波が誌面から飛び出てくるかのような迫力のある表現と、次のコマ次のページへ導かれるような心地よいリズム、これらの相乗効果で「聴こえる」と感じるのかもしれません。 『青のオーケストラ』は言うまでもなく「聴こえる」マンガです。 加えて素晴らしい魅力がたくさんあります。 ・人物、楽器、キャラ造形、エフェクトすべてのクオリティが超高い。 ・選曲がキャッチー。誰でも知ってる曲ばかり。 ・『響けユーフォニアム』ばりに感動の学園ドラマ&スポ根 ・ラブコメの満足度も◎ アニメ化の出来次第では冒頭の名作の仲間入りも十分ありうるポテンシャルはあると思います。TS転生バトル美少女マンガ(良)英雄王、武を極めるため転生す ~そして、世界最強の見習い騎士♀️~ くろむら基人 ハヤケン Nagumampukuお気楽に読める異世界転生モノでありながら「世界観設定や人物描写がいい加減さにストレスを感じる」ということもなく、ほんとうにゆるく楽しめる作品。 ストーリー自体がめちゃめちゃ面白いということはなく良くも悪くも読者を選ばない感じがしますが、主人公の少女がとてもいいキャラをしており、周囲を振り回しながら展開される掛け合いに時折クスッとさせられます。 最も推せるポインツとしては、コミック版の作画のレベルが非常に高く、描線が紙の本においても美しい本物の一握りのプロレベル。本屋でお金払いたくなった美少女マンガでした。出オチかと思いきや意外とちゃんと面白い異世界ひろゆき 西出ケンゴロー 戸塚たくす ひろゆきmampuku「チート」「スキル」「勇者」といったゲーム用語が濫用されていると普通、「世界観の構築に自信がないのかな」とか「設定を長文で読むのが苦手な人向けなのかな」って感じがしてどうしても作品への期待値が下がってしまうのですが、本作は主人公であるひろゆき自身が言わずと知れたマンガ・ゲーム等のオタクであるため、それらの奇妙な用語が“共通語”として違和感なく溶け込んでおり普通に面白いパロディギャグ漫画になっていました。 ひろゆき氏の二次創作といえばひろゆきメーカーを使った動画が注目されていますが、同じく合成音声による二次創作動画が人気の岡田斗司夫氏も今後ゲスト出演するのではないかと期待しています。やたら解像度の高いクリエイター群像劇それでもペンは止まらない 熊田龍泉mampuku少女漫画と萌え漫画の中間のようなタッチでキャラをいきいきと美しく見せつつ、コメディ寄りにがっつりふざけながらもストーリーは骨太で面白い。何よりひたむきな主人公がバチクソに好み。程よいタイミングで5巻完結。いい漫画でした。 4巻のこの構図、すごく既視感あるのでなにかのパロディかと思うのですがどうしても思い出せない……mampuku1年以上前1年越しになりますがもう一度ちゃんと読んでみました。 読んでみましたというか、1巻の途中で挫折しました……こんなはずでは…… 全体的に、読者層を低く見積もりすぎている気がします。 読書は0〜10までセリフで説明しないと理解できないだろう。 1巻に登場する豚鼻の少女の魅力は読者には理解されないだろう。 我々陰キャは見た目のいい陽キャから見下されているとみんな感じているだろう。 登場人物は記号的かつ機能的でないと読者は理解できないだろう。などなど 与えられる情報や展開される論すべてがどこかズレてる感じがして、キャラが人間に見えないんですよね 異世界モノなんて大抵そうと言われるかもしれませんが、ジャンルの垣根を超えて人気になった無職転生など人間が描けていて心動かされる良作は多数あるわけで月が導く異世界道中実家のような安心感1わかる中高生に勧めたいラブコメ風エアプ教養キュレーション漫画月ヶ瀬八千詠名言集 まつたけうめ 栖上ヤタmampukuクールで賢そうに見える図書委員の先輩(美少女)が、ドヤ顔で「超訳ニーチェの言葉」や「ゲーテ格言集」からニーチェやゲーテの名言を孫引きして後輩くんに人生を説くのだが、多分後輩くんのほうが原著にも詳しくて、しかしその後輩くんはというと先輩のパンツが見えそうで見えないことに思考が占領されておりまったく先輩の言葉に集中てきていない。 絶妙なバランスで均衡の取れている不思議なラブコメである。 更に読書はこの作品をキュレーション漫画として活用することにより、超訳ニーチェの言葉をドヤ顔で孫引きする先輩の言葉をさらに曾孫引きしてクラスでドヤれるようになるのである。推すってこういうことかもしれんな…ひかるイン・ザ・ライト! 松田舞mampuku衝撃でした。「アクションコミックスから出る美少女の漫画」というのを正直舐めてたと思います。 可愛さもドラマの面白さも、オジサン誌・マイナー誌的な甘えが一切なくてレベル高いです。 「人」と「才能」にフォーカスして、「推し≒主人公たちを応援したくなる」というアイドルコンテンツの本質の部分を漫画を通して疑似体験できる。 文字通り光属性のアイドル漫画ですね。いい作品!ジャンプ本誌に、久々の……!あかね噺 馬上鷹将 末永裕樹starstarstarstarstarmampukuかなり好きなやつが始まってしまいました。 絵がとにかく良く、コロコロ変わる表情や仕草のいわゆる絵の芝居が小気味いいです。主人公のビジュアル自体もグリッドマンのヒロインににてて可愛らしい。 3話目にして初めての舞台という見せ場を作りましたが今後ぜひ期待したいのが、面白い芸能モノに必ずつきものである、ゾクッと鳥肌が立つような迫力というか凄みのある大ゴマ、これがぜひ見たいですね(現行の作品だとかげきしょうじょがこれのオンパレードですね!)「食べてみたい!」的引力が強い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎mampukuめちゃめちゃ面白い!! グルメ漫画・旅行記として解像度高くて知識欲刺激されるし、全員美少女な理由も狂ってて最高(○鳥屋さんなど実在男性も美少女化して登場する) 一生のうちに体験してみたい… 鍋に弾丸を受けながら - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://t.co/xBHhAwyWpyサンデーの誇る中性的こじらせラブコメ王ひらかわあや先生の帰還帝乃三姉妹は案外、チョロい。 ひらかわあやmampuku天使とアクト!、FIRE RABBITの作者という時点で面白いのが確定。 1話を読んだ限りでも無事素晴らしいです。男女逆版の花男に、同居ラブコメを混ぜたような一見ありがちな図式ですがキャラの魅力が唯一無二! ひらかわ先生のド性癖丸出しでありながら、少年誌読者にドン引かれない絶妙なラインを針の穴を通すコントロールで攻めてきましたね。今後が非常に楽しみです絵が上手い、顔が良いここは俺に任せて先に行けと言ってから10年がたったら伝説になっていた。 阿倍野ちゃこ 天王寺きつね えぞぎんぎつね DeeCHAmampukuなろう界隈への解像度が低いため、ストーリーに関してはよくあるナローだなという意外読み取れなかったのですが(本当はもっとコンテクストがあるのかもしれないですが) この本を手に取った理由、そしてレビュー書くくらい気になってそして「良い」と思ったのはこの作画担当の漫画家さんが大好きだからです。マジのガチで絵がいい。女の子は可愛いし、野郎もかっこいいし、魔物も街もエフェクトも書き込みの密度が凄い。デッサンもしっかりしてるので日常からアクションまでハイクオリティ。漫画としての見せ方も巧いです。 この阿倍野ちゃこ先生のことは以前から追っているのですが、年々レベルアップしているように見えます。向上心が強いのでしょうか。推しがいがある作家さんですヤンマガで一番読むのに時間がかかる漫画謎解きよりも大変だ 遠藤準 TEAM・Kmampukuちょっと頭を捻れば解けるちょうどいい難易度設定のクイズが毎回1問〜登場するので、ストーリーやお色気以上にそっちが楽しみだったりします。 とはいえお色気がどうでもいいということはなく、絵が上手くて綺麗で可愛いのでそちらも素晴らしいです。 最近ネタ切れの波動を感じつつあったのですがあと2回で完結とのことで寂しいですね
mampuku1年以上前1年越しになりますがもう一度ちゃんと読んでみました。 読んでみましたというか、1巻の途中で挫折しました……こんなはずでは…… 全体的に、読者層を低く見積もりすぎている気がします。 読書は0〜10までセリフで説明しないと理解できないだろう。 1巻に登場する豚鼻の少女の魅力は読者には理解されないだろう。 我々陰キャは見た目のいい陽キャから見下されているとみんな感じているだろう。 登場人物は記号的かつ機能的でないと読者は理解できないだろう。などなど 与えられる情報や展開される論すべてがどこかズレてる感じがして、キャラが人間に見えないんですよね 異世界モノなんて大抵そうと言われるかもしれませんが、ジャンルの垣根を超えて人気になった無職転生など人間が描けていて心動かされる良作は多数あるわけで月が導く異世界道中実家のような安心感1わかる