ポンコツ可愛い+ウザさ で面白さ倍増悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎六文銭1巻から読み続けてます。ダメ可愛いメムメムにずっとやられてます。 キリッとしているキャラが、実はポンコツだったという設定でギャップ萌えの作品もありますが、本作は、もう見た目からダメさが漂ってきて、そしてそのまま期待を裏切らないダメっぷりで、まずここが面白ポイントです。 淫夢とか使って男を骨抜きにして魂を奪う悪魔なようですが、絵柄通りの悩ましい体型によって、まぁうまくいかない。 何より、メムメム本人がエロに耐性がない。むしろ苦手。 (この幼児体型によって、ある方面には安心設定) そしてこのポンコツ可愛いものに「ウザさ」が加わってより面白くなります。 例えば、 ・少しうまくいくと調子にのる ・言い訳が多い ・他人への要求は厳しい ・弱いものには執拗以上に強くでる ・やたらと声だけはる(特に偉い人の前) などなど、小物感満載のウザさで、これがたまらないのです。 なんか小さい子をみてるような目線で、だんだん微笑ましくなってきます。謎の慈愛をもって読めるんです。あらあら、どうしたの?みたいな。 これがクセになります。 とはいえ、個人的には正直この設定で11巻まで続くとは思わなかったです。 11巻になると魔界の魔王様とかも出てきて、メムメムの正体(存在理由?)も明らかになって、ただのおバカギャグ漫画からシリアスな展開に・・・いや、特に変わんなそうですね。 安定のメムメムで、引き続き安心して読めます。 メムメムのダメっぷりはひどいのですが、それでもポジティブで前向きな姿をみると不思議と元気がでますので、日常で凹んだ時読むと良いかもです。六文銭1年以上前「アゴなしゲン」以来、平本アキラ先生が好き過ぎる小生。 (しかし、画力の進化がハンパない漫画家ランキング1位だと思います。知らない人は、アゴなしゲンを読んで欲しい。) 監獄学園の次はヒーローものかぁと楽しみにしておりましたが、まさかの完結。 内容も現代っぽい雰囲気の中に、能力のあるヒーローや怪人が登場するなどSF要素も入れつつ、一方で平本節とも言えるおバカなギャグは健在。 真骨頂のエロティックな描写もあって、さぁどう転ぶかな?と思っておりましたが…完結は残念です。 最終巻まで読みましたが、ストーリー的には若干未消化な感じを受けますね。 怪人の属する特解戦線とヒーローが率いる正義管理部、それぞれの動機や狙いとかも語られていない部分が多く曖昧でした。 なぜ特殊能力が出現しているのかとかも。 とはいえ、クライマックスにむけての怒涛の展開やドンデン返しの連続は、スパイ映画のようでスリルと爽快感があって面白かったです。 だからこそ続いてほしかったなぁ。 あと、1巻と最終巻で同じ描写があるのですが(ビルの爆発のところ)、時系列的に繋がっているってことなのかな?RaW HEROエロとギャグの融合は健在1わかる六文銭1年以上前「サンクチュアリ」 「ザ・ファブル」 とかですかね。 個人的には、悪堕ちも好きです。自由広場ダークヒーローがかっこいい漫画を教えてください9わかる予想以上に登場人物全員クズでたまげた連ちゃんパパ【合冊版】 ありま猛六文銭話題になっていたので、読んでみたが色んな意味でたまげました。 まがりなりにも主人公は高校教師であったにも関わらず、 嫁さんがパチンコで借金をし、挙げ句失踪してからの堕ちっぷりがすんごい。 本人もパチンコにハマって~くらいの情報だったのだが、読んでいくうちに、もう人間としてどうなの?というくらいの堕ちかたは、空中きりもみ降下してドブの中という感じ。 ただ思いつくまま、欲のまま生きている。 嫁さんの行動もよくわからない。 ある時は、すべてを捨てて逃げ出すのに、そのまま舌の根も乾かぬうちに子供が大事みたいな素振りもする。 主人公も嫁も、まともそうに見えるから、そのギャップが逆にすごい。 真顔でクズな感じは、一周回ってホラーに近かったす。 ふりまわされる息子がホントに可愛そうだなぁと思いました。 そんな息子以外の登場人物全員がクズなのですが、1人だけ、そう1人だけまともな人がいます。 借金取りの金融屋です。 仕事はまともなじゃないし、風体もまるっきりヤクザのそれなのですが、クズ親以上に主人公の息子を気にかけたり(昔、この金融屋も同じ境遇だったから共感しての行動。これもまた泣ける。)人情深い行動をして、ひたすらこの漫画の癒やしでした。 口や粗暴は悪いですが、ここぞという時に、ちゃんと助けてくれる感じ、好きですね。 最後の最後まで、良い人なのも良かったです。 しかし、この良い人には…名前が…ないのです! (この漫画の本当に恐ろしいのは、人間がパチンコにハマって堕ちることよりも、こういうところなんじゃないか?) 思わず何回も読んだり、ネットでも調べましたが、名前が「金融屋」以外ないっ…。 クズにしか名前がつかない世界線なのか?とさえ思いました。 全般的に胸糞悪い展開が続きますが、こんな人生もあるのかと社会見学のつもりで読むと非常に面白い作品だと思います。 俗称パチンカスの末路は、存外こういう感じなのかもですね。孤島に住む民族の崩壊までを描いた物語鬼虫 柏木ハルコ六文銭本作の孤島もそうなのでですが、限界集落など外部から孤立した場所で、独自に築き上げてきた風習や文化を扱う作品って地味に好きなんですよね。 テクノロジーが発展していない時代に、災害や病など、原因不明なことに対する「不安」とどう立ち向かっていったかとか、知的好奇心とは違う人間の根源的な部分を刺激してロマンをかきたてます。 加持祈祷や人身御供などに頼らざるをえない感じも、今となっては哀愁漂いますし。 そして、孤立した環境下で発展した独自の文化を壊すのは、いつだって外部からの異分子だったりします。 本作も、平安時代の孤島「鬼島」を舞台に、そこで暮らす人と漂流してきた女「マナメ」を中心に描かれます。 そのマナメは、主人公トラゴが幼少期、自身の過失で海の向こうへ行方不明になってしまった実の姉タナと瓜二つ。 実際は赤の他人なのだが、過去の負い目からなのかこの外部からの異分子でもトラゴは保護し、これが島にとって問題となる。 この島にある火山の噴火や自然災害など良くないこと連続すると、この手の孤立した環境下ではよくあるように、外部からの存在が原因とされ、島全体でマナメを殺そうとする。 逃げるマナメとかくまうトラゴ。 また、マナメという外部の存在によって、外の世界を知った島の住民たち。 こうして統制が保たれていた島全体にも、少しづつ亀裂が起き、火山の本格的な噴火も助けて、やがて島から脱出という崩壊へと繋がっていくという流れ。 5巻と比較的短いながらも、歴史・文化・風習などを扱った民俗的な濃厚ストーリーでした。 そして何より、それらを形作る「人間」を描いた作品だと思います。 随所にリアリティや神話のモチーフもあるようで、舞台青ヶ島かな?とか最期はノアの方舟をイメージしているのかな?とか考えると、それもまた楽しいです。 著者は、似たようなテーマで村の風習を扱った「花園メリーゴーランド」という作品もあり、こちらもオススメです。これもう好き同士でしょ(憤慨)氷属性男子とクールな同僚女子 殿ヶ谷美由記六文銭と、言いたくなるような話でした。 雪女の末裔の氷室くんとクールな同僚冬月さんのオフィスいちゃラブコメ的な内容です。 当人同士はそんな風に思っていないかもだが、ハタからみるとそうとしか思えない、いや、絶対そうだ!と断言できる内容です。 ここまでイチャつくやりとりしていて、なんで付き合っていないのかが、逆に不思議になる感じ。 また、雪女の末裔・・・ということで、緊張したり、嬉しくなったりすると周辺が吹雪いたり、雪だるまが出たりするという、なんともわかりやすい感じなのだが、それでも氷室くんの気持ちに冬月さんは気づきません・・・え、どんだけ鈍感なの?というツッコミは、まぁ野暮として、暑いと小さくなる「ちび氷室くん」は可愛いので、この設定にもいささかの妙味があります。 また、小さくなると、急におねショタ要素も出てくるので一粒で2つ美味しい感じが良い。 (しかし、まだ1回しか出ていないので、もっと出て欲しいっ!と願ってやみません) 他にも「妖狐」や「フェニックス」の末裔など徐々に出てきて、物語を愉快にしてくれます。 ただ、その設定よりも、一体どういう職場なんだ?という疑問が強くなってきますが…そういう人が集まりやすい職場なのだろうか? 3巻まで刊行されていますが、付き合うどころか告白もしておりません! もうGOALはみえているというか、むしろGOALはガラ空きな状況なので、ここまでくると、どうやってオチつくのか逆に気になってきました。地味だけどいい話の宝庫島さん 川野ようぶんどう六文銭1話無料で何気なく読んでしまった本作ですが、コンビニ店員を通して日常におきるちょっとしたことを取扱い、派手さはないけど、ジンワリと響く話が多くて一気に全部読んでしまった。 何も変わらない毎日って、当たり前だけど、当たり前じゃない。 誰かが変わらないように頑張っているんだなと月並だけど思いました。 コンビニだって、いつも品物がスカスカではなく、きちんと並んでいますが、これだって島さんのような店員が陳列補充して頑張っているからだと思ったら、全てに感謝したくなりました。 ちょっとよくわからないかもしれませんが・・・そういう意識にもっていかれる作品だと思います。 島さんの背中の秘密や過去の話が、どこかで語られるのかな。 まだ、その片鱗すら出てこないけど、すごく楽しみです。ネタ化されているが、正統派な少年漫画だったロケットでつきぬけろ! 松井勝法六文銭ネット上で一部ネタ化されているが、自分自身思春期にリアルタイムで読んでいたこともあって思い出深い作品でもある。 ・・・思い出深いというか、色んな意味で衝撃的な作品だったというほうが正しいかも。 電子化されていることにたまげて、懐かしさに思わず読んでしまった。 読んだ感想なのですが・・・あれ?意外とまともな少年漫画じゃん、ということ。 昔、感じた衝撃とは別に、通して読むと至極真っ当な感じをうけました。というか、ちょっと面白いぞとすら思った。 本作は当時、週刊少年ジャンプで連載されていて1巻完結ということは「お察しください」の類なのは周知だと思いますが、内容もその感じで、超展開が凄まじいのです。 特に7話→8話。 なんの前置きもなく数年後の世界へといざなわれ、謎のヒロインがさも当然のようにいたり(そう、いるのです。登場シーンも紹介もなく「いる」のです。知らないこっちが悪いみたいな勢い。)世界線が変わった感じで、読んでいて混乱をきたすでしょう。 初見なら特に。 二回目の自分ですら、やばかったです。 当時、これを雑誌連載で追っていたので、 あれー1号飛ばしたかな? みたいな感覚におちいって、前号を読みなおし、 ・・・やっぱ、これ続話だ!? の突き抜けた衝撃はハンパなかったのです。 友人とこの衝撃を共有したメモリーが色鮮やかによみがえりましたよ。 懐かしい。 この突如現れたヒロインについては、作品内で作者から補足があり、20年越しに真実を知れて、それもまた感慨深かったです。 (単行本欲しかったのですが、田舎では品薄で手に入らなかったので。) さて、内容なんですが、端的にいうとレース漫画です。 レーシング能力に才能ある主人公が、日本で最高峰だった赤城選手に触発されてF1を目指していく王道の少年漫画。 ただ、上述のように、超展開につぐ超展開で、努力・友情的なものはざっくり削除され、勝利だけが残って、あっさりF1選手になって終了します。(これがタイトルとともに、ネタ化されているわけですが、通して読むと・・・そこまで違和感がないか?と思います) いわゆる、ルフィに代表されるジャンプの主人公っぽい描写は、個人的に嫌いじゃないんですけどね。 竹を割ったような性格で、仲間思いで、勝つことよりも、競技自体を純粋に楽しむ姿勢とか。 また、最終話の最後、謎のノスタルジーがあって(思い出補正とも)、このキャラたちがどうなっていったのかなぁとか、描かれなった行間に思いを馳せてしまいました。 余談ですが、同著者は「NUMBER10」という作品で、本作同様に宇宙の法則が乱れたような展開で、光の速さで終了しましたが、ソムリエールで長期連載しております。 何が起きるかわからないものです。好きだったのに終わってしまった作品ガウちゃんといっしょ 河上大志郎 河上だいしろう六文銭同著者『シガレット&チェリー』と同時期くらいに連載開始していたが、こっは先に終わってしまった作品。 どっちも好きだっただけに・・・正直いえば、こちらのほうが好きだっただけにちょっと残念な作品。 内容は、ガウチョ侍というガウチョズボンをはいた侍(もうマンマ)のようなキモカワな生物ガウちゃんと過ごす日常系漫画。 ガウちゃんは、宇宙からやってきたとか、主人公にしか見えないとかそういう特別な生物ではなく、漫画内では犬猫のようにごく当たり前に生息している設定。 主人公以外も、飼っている人がいて、またガウチョ侍の種類も手が長いとか姫タイプとか色んな種類がいる感じ。 これが、妙にかわいいんです。 外見はちっちゃいおっさん風味なんで、ちょっとイラッとするところもありますが、それも含めて不思議と愛嬌があって、みていて飽きないんです。 また、生態系が微妙に謎なので、何しでかすかわからない危うさもありますが、まぁ人類を滅ぼすとかそんな大層なこともなく、ゆるゆると日常を過ごす感じは癒やし系ともいえます。 好きだったのに4巻で終了。 さくっと読めるので、ガウちゃんに会いたくなって、たまに読み返してます。 あと『シガレット&チェリー』のキャラが巻末のおまけに登場するなど、同時連載ならでは試みもありますので『シガレット&チェリー』が好きな方はこちらも必見かもです。殺しで自分らしさを取り戻す元気が出る漫画幸せカナコの殺し屋生活 若林稔弥六文銭やっていることはエグいのですが、読んでいると不思議と元気になる作品です。 主人公カナコはブラック企業を辞めて殺し屋に転職。 しかも殺しの才能があったことで天職だったという流れ。 仕事がうまくいくと少しづつ自分にも自信がもてて、 卑屈だった性格が前向きになっていく成長物語もあって、これが良い塩梅です。 いじめられていた暗い過去があり、偶然、昔のいじめっ子に会った際、ささやかながらも抵抗したシーンはちょっとうるっときました。 恋愛要素もほんのりあるのですが、あんまり発展していかないのが、カナコクオリティ。 個人的には職場の上司桜井さん(ツンデレ)と、つかず離れず、でもちょっと気になる程度でやっていってほしい。 ウソウソウソウソ コツメカワウソ みたいな動物ダジャレが随所にでてきて、最初は虚無の境地で読んでましたが、最近は新しいの出てこないかなと期待するほどクセになってしまってます。 出オチではない、正統ギャグ漫画極主夫道 おおのこうすけ六文銭ドラマ化ということで読んでみました。 タイトルをみた当初「極道×主夫」のギャップを狙った出オチ感が否めないと思っていましたが、5巻まで読んでそれが己の未熟さゆえの先入観だと痛感する。 ・・・普通におもしろい。 普通ってなんだよ、と思いますが、 この奇をてらった設定だけでなく、ギャグ漫画として普通に面白いということです。 1話1話テンポ良くて、5巻一瞬で解けました。 奥さんが、サバサバしてて、全く家事できないのもベタだけど魅力的。 まだ二人の馴れ初めが出てこないのですが、超気になるくらい魅力的。 そのうちでることを期待しちゃってます。 極端な設定なので、なんとなくドラマ映えしそうです。(ドラマみてないけど。)息を吸うように不倫する人たち爪痕―それでも結婚、続けますか?― 石川オレオ ななしなあめ子六文銭男目線で、まず読んで思ったのが、息を吸うように不倫するなぁってこと。 普通、もっと罪悪感とか、後ろめたさとかあるもんじゃないのか?と思っていましたが・・・逆にこれがリアルなのか?と一周まわって納得してしまいました。 原作者が「不倫サレ日記」など実録エッセイを描かれた方なので、説得力マシマシなのも理由かもです。 内容としては、幼馴染2人の既婚女性を中心とした物語。 高校時代は、流行り物が大好きで同級生のなかでも中心人物だったが、今は専業主婦で家庭を大事にする「なつき」 二人目は、その友人でキャリア志向でバリバリと働く「さやか」 一見、家庭に仕事にと順風満帆な二人だが、すべからく夫が不倫しているという状況。 なつきに至っては、高校時代の同級生が、その相手という地獄絵図。 なんという泥沼。 不倫している二人の夫も、それぞれ理由が異なる。 専業主婦なつきの夫は、妻や子供、家庭のために、自分を犠牲にしてきたことに疲れ、ありのままの自分を認めてくれる相手に走る感じ。 バリキャリさやかの夫は、いわばリア充モテ男のゲーム感覚で不倫している感じ。 理由は、それぞれですが、嘘をつき相手を裏切る行為が平然とできる神経は、純粋に胸糞悪いですね。 表面上は、奥さん側に何か落ち度があるわけでもない(もしくは何も知らない状態)のが、より悲哀を加速させてくれます。 何も知らない子供が一番可愛そうです。 こういう人間は、結局、誰であろうと同じことするんじゃないかとか思ってしまう。 今は不倫相手に優しくても、一緒になれば、また別の相手に逃げるんだろうと。繰り返しますよ、根っこが同じなんで。 最新刊では、何事もなかったかのようにそれぞれの家庭へ戻ろうとしますが、自分のなかで、こんだけヘイトが溜まっているので、なんとなく、不倫相手からの報復展開を期待しちゃってます。 « First ‹ Prev … 40 41 42 43 44 45 46 47 48 … Next › Last » もっとみる
ポンコツ可愛い+ウザさ で面白さ倍増悪魔のメムメムちゃん 四谷啓太郎六文銭1巻から読み続けてます。ダメ可愛いメムメムにずっとやられてます。 キリッとしているキャラが、実はポンコツだったという設定でギャップ萌えの作品もありますが、本作は、もう見た目からダメさが漂ってきて、そしてそのまま期待を裏切らないダメっぷりで、まずここが面白ポイントです。 淫夢とか使って男を骨抜きにして魂を奪う悪魔なようですが、絵柄通りの悩ましい体型によって、まぁうまくいかない。 何より、メムメム本人がエロに耐性がない。むしろ苦手。 (この幼児体型によって、ある方面には安心設定) そしてこのポンコツ可愛いものに「ウザさ」が加わってより面白くなります。 例えば、 ・少しうまくいくと調子にのる ・言い訳が多い ・他人への要求は厳しい ・弱いものには執拗以上に強くでる ・やたらと声だけはる(特に偉い人の前) などなど、小物感満載のウザさで、これがたまらないのです。 なんか小さい子をみてるような目線で、だんだん微笑ましくなってきます。謎の慈愛をもって読めるんです。あらあら、どうしたの?みたいな。 これがクセになります。 とはいえ、個人的には正直この設定で11巻まで続くとは思わなかったです。 11巻になると魔界の魔王様とかも出てきて、メムメムの正体(存在理由?)も明らかになって、ただのおバカギャグ漫画からシリアスな展開に・・・いや、特に変わんなそうですね。 安定のメムメムで、引き続き安心して読めます。 メムメムのダメっぷりはひどいのですが、それでもポジティブで前向きな姿をみると不思議と元気がでますので、日常で凹んだ時読むと良いかもです。六文銭1年以上前「アゴなしゲン」以来、平本アキラ先生が好き過ぎる小生。 (しかし、画力の進化がハンパない漫画家ランキング1位だと思います。知らない人は、アゴなしゲンを読んで欲しい。) 監獄学園の次はヒーローものかぁと楽しみにしておりましたが、まさかの完結。 内容も現代っぽい雰囲気の中に、能力のあるヒーローや怪人が登場するなどSF要素も入れつつ、一方で平本節とも言えるおバカなギャグは健在。 真骨頂のエロティックな描写もあって、さぁどう転ぶかな?と思っておりましたが…完結は残念です。 最終巻まで読みましたが、ストーリー的には若干未消化な感じを受けますね。 怪人の属する特解戦線とヒーローが率いる正義管理部、それぞれの動機や狙いとかも語られていない部分が多く曖昧でした。 なぜ特殊能力が出現しているのかとかも。 とはいえ、クライマックスにむけての怒涛の展開やドンデン返しの連続は、スパイ映画のようでスリルと爽快感があって面白かったです。 だからこそ続いてほしかったなぁ。 あと、1巻と最終巻で同じ描写があるのですが(ビルの爆発のところ)、時系列的に繋がっているってことなのかな?RaW HEROエロとギャグの融合は健在1わかる六文銭1年以上前「サンクチュアリ」 「ザ・ファブル」 とかですかね。 個人的には、悪堕ちも好きです。自由広場ダークヒーローがかっこいい漫画を教えてください9わかる予想以上に登場人物全員クズでたまげた連ちゃんパパ【合冊版】 ありま猛六文銭話題になっていたので、読んでみたが色んな意味でたまげました。 まがりなりにも主人公は高校教師であったにも関わらず、 嫁さんがパチンコで借金をし、挙げ句失踪してからの堕ちっぷりがすんごい。 本人もパチンコにハマって~くらいの情報だったのだが、読んでいくうちに、もう人間としてどうなの?というくらいの堕ちかたは、空中きりもみ降下してドブの中という感じ。 ただ思いつくまま、欲のまま生きている。 嫁さんの行動もよくわからない。 ある時は、すべてを捨てて逃げ出すのに、そのまま舌の根も乾かぬうちに子供が大事みたいな素振りもする。 主人公も嫁も、まともそうに見えるから、そのギャップが逆にすごい。 真顔でクズな感じは、一周回ってホラーに近かったす。 ふりまわされる息子がホントに可愛そうだなぁと思いました。 そんな息子以外の登場人物全員がクズなのですが、1人だけ、そう1人だけまともな人がいます。 借金取りの金融屋です。 仕事はまともなじゃないし、風体もまるっきりヤクザのそれなのですが、クズ親以上に主人公の息子を気にかけたり(昔、この金融屋も同じ境遇だったから共感しての行動。これもまた泣ける。)人情深い行動をして、ひたすらこの漫画の癒やしでした。 口や粗暴は悪いですが、ここぞという時に、ちゃんと助けてくれる感じ、好きですね。 最後の最後まで、良い人なのも良かったです。 しかし、この良い人には…名前が…ないのです! (この漫画の本当に恐ろしいのは、人間がパチンコにハマって堕ちることよりも、こういうところなんじゃないか?) 思わず何回も読んだり、ネットでも調べましたが、名前が「金融屋」以外ないっ…。 クズにしか名前がつかない世界線なのか?とさえ思いました。 全般的に胸糞悪い展開が続きますが、こんな人生もあるのかと社会見学のつもりで読むと非常に面白い作品だと思います。 俗称パチンカスの末路は、存外こういう感じなのかもですね。孤島に住む民族の崩壊までを描いた物語鬼虫 柏木ハルコ六文銭本作の孤島もそうなのでですが、限界集落など外部から孤立した場所で、独自に築き上げてきた風習や文化を扱う作品って地味に好きなんですよね。 テクノロジーが発展していない時代に、災害や病など、原因不明なことに対する「不安」とどう立ち向かっていったかとか、知的好奇心とは違う人間の根源的な部分を刺激してロマンをかきたてます。 加持祈祷や人身御供などに頼らざるをえない感じも、今となっては哀愁漂いますし。 そして、孤立した環境下で発展した独自の文化を壊すのは、いつだって外部からの異分子だったりします。 本作も、平安時代の孤島「鬼島」を舞台に、そこで暮らす人と漂流してきた女「マナメ」を中心に描かれます。 そのマナメは、主人公トラゴが幼少期、自身の過失で海の向こうへ行方不明になってしまった実の姉タナと瓜二つ。 実際は赤の他人なのだが、過去の負い目からなのかこの外部からの異分子でもトラゴは保護し、これが島にとって問題となる。 この島にある火山の噴火や自然災害など良くないこと連続すると、この手の孤立した環境下ではよくあるように、外部からの存在が原因とされ、島全体でマナメを殺そうとする。 逃げるマナメとかくまうトラゴ。 また、マナメという外部の存在によって、外の世界を知った島の住民たち。 こうして統制が保たれていた島全体にも、少しづつ亀裂が起き、火山の本格的な噴火も助けて、やがて島から脱出という崩壊へと繋がっていくという流れ。 5巻と比較的短いながらも、歴史・文化・風習などを扱った民俗的な濃厚ストーリーでした。 そして何より、それらを形作る「人間」を描いた作品だと思います。 随所にリアリティや神話のモチーフもあるようで、舞台青ヶ島かな?とか最期はノアの方舟をイメージしているのかな?とか考えると、それもまた楽しいです。 著者は、似たようなテーマで村の風習を扱った「花園メリーゴーランド」という作品もあり、こちらもオススメです。これもう好き同士でしょ(憤慨)氷属性男子とクールな同僚女子 殿ヶ谷美由記六文銭と、言いたくなるような話でした。 雪女の末裔の氷室くんとクールな同僚冬月さんのオフィスいちゃラブコメ的な内容です。 当人同士はそんな風に思っていないかもだが、ハタからみるとそうとしか思えない、いや、絶対そうだ!と断言できる内容です。 ここまでイチャつくやりとりしていて、なんで付き合っていないのかが、逆に不思議になる感じ。 また、雪女の末裔・・・ということで、緊張したり、嬉しくなったりすると周辺が吹雪いたり、雪だるまが出たりするという、なんともわかりやすい感じなのだが、それでも氷室くんの気持ちに冬月さんは気づきません・・・え、どんだけ鈍感なの?というツッコミは、まぁ野暮として、暑いと小さくなる「ちび氷室くん」は可愛いので、この設定にもいささかの妙味があります。 また、小さくなると、急におねショタ要素も出てくるので一粒で2つ美味しい感じが良い。 (しかし、まだ1回しか出ていないので、もっと出て欲しいっ!と願ってやみません) 他にも「妖狐」や「フェニックス」の末裔など徐々に出てきて、物語を愉快にしてくれます。 ただ、その設定よりも、一体どういう職場なんだ?という疑問が強くなってきますが…そういう人が集まりやすい職場なのだろうか? 3巻まで刊行されていますが、付き合うどころか告白もしておりません! もうGOALはみえているというか、むしろGOALはガラ空きな状況なので、ここまでくると、どうやってオチつくのか逆に気になってきました。地味だけどいい話の宝庫島さん 川野ようぶんどう六文銭1話無料で何気なく読んでしまった本作ですが、コンビニ店員を通して日常におきるちょっとしたことを取扱い、派手さはないけど、ジンワリと響く話が多くて一気に全部読んでしまった。 何も変わらない毎日って、当たり前だけど、当たり前じゃない。 誰かが変わらないように頑張っているんだなと月並だけど思いました。 コンビニだって、いつも品物がスカスカではなく、きちんと並んでいますが、これだって島さんのような店員が陳列補充して頑張っているからだと思ったら、全てに感謝したくなりました。 ちょっとよくわからないかもしれませんが・・・そういう意識にもっていかれる作品だと思います。 島さんの背中の秘密や過去の話が、どこかで語られるのかな。 まだ、その片鱗すら出てこないけど、すごく楽しみです。ネタ化されているが、正統派な少年漫画だったロケットでつきぬけろ! 松井勝法六文銭ネット上で一部ネタ化されているが、自分自身思春期にリアルタイムで読んでいたこともあって思い出深い作品でもある。 ・・・思い出深いというか、色んな意味で衝撃的な作品だったというほうが正しいかも。 電子化されていることにたまげて、懐かしさに思わず読んでしまった。 読んだ感想なのですが・・・あれ?意外とまともな少年漫画じゃん、ということ。 昔、感じた衝撃とは別に、通して読むと至極真っ当な感じをうけました。というか、ちょっと面白いぞとすら思った。 本作は当時、週刊少年ジャンプで連載されていて1巻完結ということは「お察しください」の類なのは周知だと思いますが、内容もその感じで、超展開が凄まじいのです。 特に7話→8話。 なんの前置きもなく数年後の世界へといざなわれ、謎のヒロインがさも当然のようにいたり(そう、いるのです。登場シーンも紹介もなく「いる」のです。知らないこっちが悪いみたいな勢い。)世界線が変わった感じで、読んでいて混乱をきたすでしょう。 初見なら特に。 二回目の自分ですら、やばかったです。 当時、これを雑誌連載で追っていたので、 あれー1号飛ばしたかな? みたいな感覚におちいって、前号を読みなおし、 ・・・やっぱ、これ続話だ!? の突き抜けた衝撃はハンパなかったのです。 友人とこの衝撃を共有したメモリーが色鮮やかによみがえりましたよ。 懐かしい。 この突如現れたヒロインについては、作品内で作者から補足があり、20年越しに真実を知れて、それもまた感慨深かったです。 (単行本欲しかったのですが、田舎では品薄で手に入らなかったので。) さて、内容なんですが、端的にいうとレース漫画です。 レーシング能力に才能ある主人公が、日本で最高峰だった赤城選手に触発されてF1を目指していく王道の少年漫画。 ただ、上述のように、超展開につぐ超展開で、努力・友情的なものはざっくり削除され、勝利だけが残って、あっさりF1選手になって終了します。(これがタイトルとともに、ネタ化されているわけですが、通して読むと・・・そこまで違和感がないか?と思います) いわゆる、ルフィに代表されるジャンプの主人公っぽい描写は、個人的に嫌いじゃないんですけどね。 竹を割ったような性格で、仲間思いで、勝つことよりも、競技自体を純粋に楽しむ姿勢とか。 また、最終話の最後、謎のノスタルジーがあって(思い出補正とも)、このキャラたちがどうなっていったのかなぁとか、描かれなった行間に思いを馳せてしまいました。 余談ですが、同著者は「NUMBER10」という作品で、本作同様に宇宙の法則が乱れたような展開で、光の速さで終了しましたが、ソムリエールで長期連載しております。 何が起きるかわからないものです。好きだったのに終わってしまった作品ガウちゃんといっしょ 河上大志郎 河上だいしろう六文銭同著者『シガレット&チェリー』と同時期くらいに連載開始していたが、こっは先に終わってしまった作品。 どっちも好きだっただけに・・・正直いえば、こちらのほうが好きだっただけにちょっと残念な作品。 内容は、ガウチョ侍というガウチョズボンをはいた侍(もうマンマ)のようなキモカワな生物ガウちゃんと過ごす日常系漫画。 ガウちゃんは、宇宙からやってきたとか、主人公にしか見えないとかそういう特別な生物ではなく、漫画内では犬猫のようにごく当たり前に生息している設定。 主人公以外も、飼っている人がいて、またガウチョ侍の種類も手が長いとか姫タイプとか色んな種類がいる感じ。 これが、妙にかわいいんです。 外見はちっちゃいおっさん風味なんで、ちょっとイラッとするところもありますが、それも含めて不思議と愛嬌があって、みていて飽きないんです。 また、生態系が微妙に謎なので、何しでかすかわからない危うさもありますが、まぁ人類を滅ぼすとかそんな大層なこともなく、ゆるゆると日常を過ごす感じは癒やし系ともいえます。 好きだったのに4巻で終了。 さくっと読めるので、ガウちゃんに会いたくなって、たまに読み返してます。 あと『シガレット&チェリー』のキャラが巻末のおまけに登場するなど、同時連載ならでは試みもありますので『シガレット&チェリー』が好きな方はこちらも必見かもです。殺しで自分らしさを取り戻す元気が出る漫画幸せカナコの殺し屋生活 若林稔弥六文銭やっていることはエグいのですが、読んでいると不思議と元気になる作品です。 主人公カナコはブラック企業を辞めて殺し屋に転職。 しかも殺しの才能があったことで天職だったという流れ。 仕事がうまくいくと少しづつ自分にも自信がもてて、 卑屈だった性格が前向きになっていく成長物語もあって、これが良い塩梅です。 いじめられていた暗い過去があり、偶然、昔のいじめっ子に会った際、ささやかながらも抵抗したシーンはちょっとうるっときました。 恋愛要素もほんのりあるのですが、あんまり発展していかないのが、カナコクオリティ。 個人的には職場の上司桜井さん(ツンデレ)と、つかず離れず、でもちょっと気になる程度でやっていってほしい。 ウソウソウソウソ コツメカワウソ みたいな動物ダジャレが随所にでてきて、最初は虚無の境地で読んでましたが、最近は新しいの出てこないかなと期待するほどクセになってしまってます。 出オチではない、正統ギャグ漫画極主夫道 おおのこうすけ六文銭ドラマ化ということで読んでみました。 タイトルをみた当初「極道×主夫」のギャップを狙った出オチ感が否めないと思っていましたが、5巻まで読んでそれが己の未熟さゆえの先入観だと痛感する。 ・・・普通におもしろい。 普通ってなんだよ、と思いますが、 この奇をてらった設定だけでなく、ギャグ漫画として普通に面白いということです。 1話1話テンポ良くて、5巻一瞬で解けました。 奥さんが、サバサバしてて、全く家事できないのもベタだけど魅力的。 まだ二人の馴れ初めが出てこないのですが、超気になるくらい魅力的。 そのうちでることを期待しちゃってます。 極端な設定なので、なんとなくドラマ映えしそうです。(ドラマみてないけど。)息を吸うように不倫する人たち爪痕―それでも結婚、続けますか?― 石川オレオ ななしなあめ子六文銭男目線で、まず読んで思ったのが、息を吸うように不倫するなぁってこと。 普通、もっと罪悪感とか、後ろめたさとかあるもんじゃないのか?と思っていましたが・・・逆にこれがリアルなのか?と一周まわって納得してしまいました。 原作者が「不倫サレ日記」など実録エッセイを描かれた方なので、説得力マシマシなのも理由かもです。 内容としては、幼馴染2人の既婚女性を中心とした物語。 高校時代は、流行り物が大好きで同級生のなかでも中心人物だったが、今は専業主婦で家庭を大事にする「なつき」 二人目は、その友人でキャリア志向でバリバリと働く「さやか」 一見、家庭に仕事にと順風満帆な二人だが、すべからく夫が不倫しているという状況。 なつきに至っては、高校時代の同級生が、その相手という地獄絵図。 なんという泥沼。 不倫している二人の夫も、それぞれ理由が異なる。 専業主婦なつきの夫は、妻や子供、家庭のために、自分を犠牲にしてきたことに疲れ、ありのままの自分を認めてくれる相手に走る感じ。 バリキャリさやかの夫は、いわばリア充モテ男のゲーム感覚で不倫している感じ。 理由は、それぞれですが、嘘をつき相手を裏切る行為が平然とできる神経は、純粋に胸糞悪いですね。 表面上は、奥さん側に何か落ち度があるわけでもない(もしくは何も知らない状態)のが、より悲哀を加速させてくれます。 何も知らない子供が一番可愛そうです。 こういう人間は、結局、誰であろうと同じことするんじゃないかとか思ってしまう。 今は不倫相手に優しくても、一緒になれば、また別の相手に逃げるんだろうと。繰り返しますよ、根っこが同じなんで。 最新刊では、何事もなかったかのようにそれぞれの家庭へ戻ろうとしますが、自分のなかで、こんだけヘイトが溜まっているので、なんとなく、不倫相手からの報復展開を期待しちゃってます。
六文銭1年以上前「アゴなしゲン」以来、平本アキラ先生が好き過ぎる小生。 (しかし、画力の進化がハンパない漫画家ランキング1位だと思います。知らない人は、アゴなしゲンを読んで欲しい。) 監獄学園の次はヒーローものかぁと楽しみにしておりましたが、まさかの完結。 内容も現代っぽい雰囲気の中に、能力のあるヒーローや怪人が登場するなどSF要素も入れつつ、一方で平本節とも言えるおバカなギャグは健在。 真骨頂のエロティックな描写もあって、さぁどう転ぶかな?と思っておりましたが…完結は残念です。 最終巻まで読みましたが、ストーリー的には若干未消化な感じを受けますね。 怪人の属する特解戦線とヒーローが率いる正義管理部、それぞれの動機や狙いとかも語られていない部分が多く曖昧でした。 なぜ特殊能力が出現しているのかとかも。 とはいえ、クライマックスにむけての怒涛の展開やドンデン返しの連続は、スパイ映画のようでスリルと爽快感があって面白かったです。 だからこそ続いてほしかったなぁ。 あと、1巻と最終巻で同じ描写があるのですが(ビルの爆発のところ)、時系列的に繋がっているってことなのかな?RaW HEROエロとギャグの融合は健在1わかる
1巻から読み続けてます。ダメ可愛いメムメムにずっとやられてます。 キリッとしているキャラが、実はポンコツだったという設定でギャップ萌えの作品もありますが、本作は、もう見た目からダメさが漂ってきて、そしてそのまま期待を裏切らないダメっぷりで、まずここが面白ポイントです。 淫夢とか使って男を骨抜きにして魂を奪う悪魔なようですが、絵柄通りの悩ましい体型によって、まぁうまくいかない。 何より、メムメム本人がエロに耐性がない。むしろ苦手。 (この幼児体型によって、ある方面には安心設定) そしてこのポンコツ可愛いものに「ウザさ」が加わってより面白くなります。 例えば、 ・少しうまくいくと調子にのる ・言い訳が多い ・他人への要求は厳しい ・弱いものには執拗以上に強くでる ・やたらと声だけはる(特に偉い人の前) などなど、小物感満載のウザさで、これがたまらないのです。 なんか小さい子をみてるような目線で、だんだん微笑ましくなってきます。謎の慈愛をもって読めるんです。あらあら、どうしたの?みたいな。 これがクセになります。 とはいえ、個人的には正直この設定で11巻まで続くとは思わなかったです。 11巻になると魔界の魔王様とかも出てきて、メムメムの正体(存在理由?)も明らかになって、ただのおバカギャグ漫画からシリアスな展開に・・・いや、特に変わんなそうですね。 安定のメムメムで、引き続き安心して読めます。 メムメムのダメっぷりはひどいのですが、それでもポジティブで前向きな姿をみると不思議と元気がでますので、日常で凹んだ時読むと良いかもです。