名無し
7ヶ月前
連投スマンがついでに最終話・結末についての予想を投稿するね。随分前に大穴って書いたけど結局自分の中では山内=多重人格説に落ち着いた。本屋敷先生の足元にも及ばないド素人なんで大目に見てね。 - 仮面の人物は遥人の母だった。彼女にとっては山内=唯一息子の味方をしてくれた人間。一度は感謝するも轢き逃げ犯だと聞かされクロスボウで狙撃する。だが人を殺せるはずもなく、泣き崩れる母親。山内は自首を約束するも「その前に“やること”がある」。 学校に乗り込む山内、なりふり構わずイジメのけじめをつける。そして自首。これで終わりかと思いきや、遥人の母親が4件の殺人を否認していること・あれ以来連絡がつかなかった晋太郎が他殺体で発見されたことを珠緒から知らされる。 夜、山内は考える。「一体誰が晋太郎を?そもそもあの母親が全ての犯行を行えるのか?」その時なぜか仮面の男が現れる。全ての殺人は自分であったことや動機を聞かされる。「お前は誰だ」仮面を引っぺがすと自分だった。直後に記憶が蘇る。山内は逃げまどうが、今まで殺した者たちが死体の姿で次々現れ、取り押さえられる。そして最後にゾンビのような遥人が襲いかかってきて…。翌日、山内の変死が報道される中、遥人の葬儀が行われる。棺桶の中では遺体が人知れず笑っていた。 補足…山内は中学卒業前後、遥人の家に行った時にザシスを盗み見た
兎来栄寿
兎来栄寿
7ヶ月前
多様性の時代である令和。最近はメイドも多種多様です。 ひたすら食べるだけの子もいれば、アキバで抗争するメイドもおり、ゴミ捨て場で拾われるヒゲ面メイドもいます。 そんな中、こちらはスケボーで空中を舞うメイドのお話です。 世の中、掛け算が大事で。単体ではありきたりであっても、掛け合わせることによって独自の組み合わせとなりそこに魅力が生じてくるのは人間でも作品でも同様です。 「スケートボード」×「メイド」。 通常では交わることがほとんどないであろうふたつの要素をどちらもこよなく愛する筆者によって、唯一無二の作品が誕生しています。レースを振り乱しながら、激しく華麗なトリックを決める姿が新感覚です。 すずしろさんの画力がとにかく高く、女の子はそのままラブコメにしても問題がないくらいかわいいのですが、そのかわいさを保ったまま少年マンガのアクションのように格好良く迫力のあるスケボー捌きを見せてくれます。表紙絵だけでも伝わるであろう、躍動感と疾走感がたまりません。大胆に見開きや大ゴマを駆使して目だけで楽しませてくれます。 個性豊かで魅力的なメイドたちのみならず背景も美しいのですが、西洋風の街並みの中に現代的なスケボー専門店が存在しており、細部の部品まで精緻に描かれているのに愛を感じずにはいられません。 「好き」は最強ですが、この作品には確かな「好き」が溢れています。 描きおろしでも見られる、スケボーから離れた日常の部分だけでも彼女たちの息遣いが感じられて好(ハオ)です。 マンガでも十分面白い作品ですが、アクションが非常に動画映えするであろう作品なのでアニメ化されたら海外などでも大ブレイクしそうで今後の展開が楽しみです。
兎来栄寿
兎来栄寿
7ヶ月前
創作者にとって、その喜びはいかほどでしょうか。 自分が生み出したものを目の前で泣くほど感激してもらえるというのは。 フォロワーは何万人もいても絵を描くこと以外に人生に何もないし、その絵についてもいつまで経っても納得はいかず好きにもなれないイラストレーターの青年・むらさめ。ある日、彼に「Vtuberになりたいので絵を描いて欲しい」というDMと共に自撮り写真が届きます。見た目はパリピで美人なものの、中身は破滅的で「インターネットにしか居場所がない」と語る女の子・みなカス。後の人気Vtuber貴峰あーくとなる彼女との関係が始まっていきます。 見ただけでも解るし、話してなお解るみなカスのヤバさ。関わらない方がいいということは、理性的に考えれば瞭然としています。しかしながら、それでも彼女がくれたのは創作者にとっての最大の悦楽。 中学生以来、女の子と喋ることもなく孤独に荒んだ人生を歩んできた人間が、こんなことをされてこんな言葉をもらってしまったらそれはもう無理でしょうというものをみなカスは的確に与えてくれます。 どれだけ危険な沼でもその甘美で魅惑的な芳香には抗えず自分から進んで嵌り沈んでいくしかない。そんな破滅をもたらすファム・ファタールのような魔性の魅力を彼女は感じさせます。 ″なんかさ きれいなものをきれいに描くより 汚れてるものをきれいに描ける方がすごいじゃん?″ という配信の中のさりげないほんの一言が、むらさめにとってどれだけ救いになるか。社会で上手く生きるには向いていないからこそ、彼女もそんな要素を持っているからこそ、より深い部分まで突き刺されすべてを捧げたくなってしまう。現実で関わってしまったら恐ろしいですが、物語として見ればその危うさは非常に魅力的です。 SNS、配信画面、コメント欄、スマホやタブレットの画面など物語中でもとにかくデジタルなもの、現実空間ではないものが演出含めて多く描かれているのも特徴的です。閉塞感、虚無感、刹那的な悦楽、承認への渇望。現代的かつ今のリアル感を生み出しています。 花守ゆみりさんが出演するPVも公開されましたが、BGMが「愛の夢第3番」なのも象徴的で良いです。 夢幻のような世界と、それを縁に紡がれる愛のような何か。シンデレラのように、遠くない終わりの刻限がある夢物語。 他の人気Vtuberなども登場して疾走していくストーリーは、果たしてどこへと向かい辿り着くのでしょうか。この妖しさと危うさから目が離せません。 https://x.com/ichijinsha_info/status/1769559357782696273?s=46&t=S5wm4E-TmT39NBg4BgQsPA
ミホ
ミホ
7ヶ月前
最近BL専門のアプリを読み漁ってて 見つけた一冊。 1話目から、初恋、という感情を キラキラしてわかりやすく描いてる作品でした。 恋愛漫画だとおもっていたら だんだんと背景が変化していって 傷つくような出来事を経験した登場人物たちが 流れるような展開で進み、 純粋な気持ちを描き続けるような そういう美しい漫画でした。 ただ、 主人公のような完璧な善人は、 人を苦しくさせる要因にもなるし、 正しい行動は、相手にとっては 正しくない事もあるなあとも思っていて 真っ直ぐすぎて 共感できないことは多くあったけど またそれも救いになる人もいる。 という、 そういう気持ちがたくさん入ってる 漫画でした。絵も非常に美しい。 個人的にBLはよく読むけど すぐに身体の関係になっちゃうのとか わりと多い印象。 いや、 BLとは本来そういうものなのかもしれない。 私の読み方がちょっと違うのかもしれない。 官能的なエロっていうのは 熱い恋愛とか 描き方によっては 美しい恋愛のように感じたりしてしまうけど 自分の、その感覚はある意味 錯覚でもあるなと思っていて エロで相手への気持ちの強さなども表現できてしまうし、それで完結してしまうこともある。 要は関係性を描きやすい。 そして、『いや、早すぎやろ』と 毎回突っ込んでしまうのだ。携帯を見ながら。 だからこそ、エロ抜きで、 相手を思う気持ちとか、愛とか、気持ちとかを 表現してるブロマンス漫画に出会うと なんていうか すごく感動してしまうんですよね ちなみにこの漫画も エロ要素はありますが、 主人公の内面の気持ちを表現するためでも あって、こういう描き方もあるんだなぁと 勉強になりました。 優しさが溢れてたように感じます。 この漫画、本当に素晴らしかったです。 夜中に、1話から完結まで読んでしまいました。 予想外の出来事が飛んできます。