名無し1年以上前人生で出会った漫画ではベスト1、抜群の作品でした。名シーンは数々あり、文中の、眼鏡の描写にページを費やしたり、ロンドンからやってきたウィリアムを発見して激走するエマも印象的です。何といっても、結婚の誓約書の苗字の欄に[ストウナー]とサインする場面が忘れられません。ケリーとの思い出が一気に蘇る演出には、2人の強い絆が感じられます。番外にケリーの若い頃のエピソードがあったのも、彼女の人生に厚みを加えて効果的な構成になっていました。マンバ通信マンガの中のメガネとデブ【第35回】エマ(森薫『エマ』)6わかる
Pom 1年以上前まぁまぁ年のいったおじさん、ササポンとシェアハウスとはどんな内容だと思ったけれど、ササポンの言葉を始め、大木さんの友人や精神科医の言葉もとても響いて、個人的には最初のイメージ以上のものを得られたなと思いました。面白かったです。 何よりも元アイドルで人生行き詰まった大木さんが、ササポンに出会いシェアハウスをし、右葉曲折ありながら、最後地に足つけて独り立ちしていく姿がかっこよかったです。つんドル!~人生に詰んだ元アイドルの事情~56才ササポンの影ながらの応援。5わかる
かしこ1年以上前2匹のわんちゃんを飼っているまんきつ先生のペットエッセイ。同じくSPA!で連載されていた「湯遊ワンダーランド」に比べると穏やかな内容になっていますが、ペットを飼ったことがない私にも心底伝わる愛情を感じました。ちなみに刺激強めがお好みな人は「そうです、私が美容バカです。」がオススメです。 愛犬家の漫画家として小田原ドラゴン、沖田×華・桜壱バーゲン夫妻も登場しますが、保護活動を30年間している主婦の方や犬の学校の先生達の話が勉強になりました。特に保護活動をされてる主婦の方はすべて実費で行っているのもすごいですし、その覚悟に圧倒されました。生き物の幸せについて考えるきっかけになる一冊だと思います。犬々ワンダーランド愛犬家まんきつ先生のペットエッセイ #1巻応援3わかる
Pom 1年以上前トキタさんの食生活、とっても緩かった。 こだわりすぎない力を抜いたご飯って最高ですね。 毎食栄養や彩りなど、考え過ぎても私はしんどくなるので(笑)これくらい良い意味で適当感が心地よかった。 月曜日からの1週間、色々ありつつも最後夜ご飯で締める。そして、また次の日を迎える。 そうそう、毎日この繰り返しなんだよなって時田さんの日常を自分の生活と重ねながら読ませてもらいました。 #1巻応援トキタさんのときどきgohan【コミックス版】力まないトキタさんの食事風景。3わかる
ママ子1年以上前表紙のデザインと文字の面白さで選びました。おばあちゃんちの雰囲気だからこそゲームのアイディアが浮かぶこともありそう。最新の高層マンションでは思いつかないような発想が出てきて大ヒットのゲームが作れそう…と勝手に漫画の続きを妄想しながら読みました。お試しだけではなく続きが気になります。ここは鴨川ゲーム製作所漫画の続きを勝手に妄想しました3わかる
兎来栄寿1年以上前新海誠さんの『秒速5センチメートル』は2007年公開。 この『秒速5000km』は2010年に出版。 タイトルをどれだけ意識して付けたのかは不明ですが、少なくともこの両作品の間には『君に届け』と『島耕作』くらいのスピード差があります。それは、実際の日本と海外における恋愛の速度差がかなり如実に表れている部分で興味深いです。 ただ、どちらも作品を彩る独特の色合いのセンスが抜群で、かつ存在する男女感の甘苦さという点で共通しているのは面白いです。この重なりから、場所を隔てても変わらない人間の本質が浮き彫りになってきます。 本作は2011年のアングレーム国際漫画祭最優秀賞を受賞した作品で、ここマンバでも原正人さんがかねてより注目しており邦訳化したいと仰っていた作品でもあります。今回、この日本語訳版が出たのは海外マンガファンからすれば念願が叶ったというところでしょう。 透明水彩で描かれるオスロのフィヨルドや、エジプトの黄砂に咽せるような熱気と夜の寒さは非常に鮮やかです。筆者のマヌエルさん自身が「知らないことについて語ることはできない」という教えからオスロやヴェネツィア、また建築家としてアスワンに住んでいた経験を元に描いており「たぶん、漫画を描くことを通じて、これらの土地をより深く、それまでとは違った仕方で理解するようになるのだと思います」と語っているのは興味深いです。 求めていたはずの幸せをどこかで見失いながら生きる人間たちの姿は、国境を越えて読む者の胸に響きます。 「私はまた息ができるようになった」 のような印象的な言葉のセレクトが、そうした感情を増幅させています。 普段、海外作品にはあまり触れないという方もこの機会にいかがでしょうか。秒速5000km恋愛における速度差が浮かび上がらせる本質4わかる
さいろく1年以上前モブでさえ素晴らしい。 このシーンなんか2コマ目どっちもモブぞ。 そんな高校生男子達の何気なく過ごす日常。 日常系なんだけどこれはもはや日常ではないのではないか?尊くて。 だって3年間しかないんだよ!儚い!! 何にしても、とても良いということです。 永遠に続かないかなーーーサラウンド言い得て妙な緩さ、サラウンド。4わかる