ナベテツ1年以上前南紀の台所(三重) あかまつ(福島) 南風原カーリングストーンズ(沖縄) とりあえず挙げられてない県で。自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場2わかる学ぶ機会を貰えた作品ZOOKEEPER 青木幸子ナベテツ実家にいた頃から動物を飼ったことがなく、生態に対して疎い人間なのですが、この作品は勉強になりました。 主人公は特殊能力を持っていますが、決してそれに頼る訳ではなく、知恵と愛情で動物に接しています。 作中には様々な動物が登場しますが、キシリトールが動物にとって毒になる可能性があることは知りませんでした(猫に与えていけない食べ物がある、くらいしか知りませんでした)。 自分が動物を飼う日が来るかは分かりませんが、人間と異なる生態に対して意識を持つきっかけになりました。一人と孤独は少し違うおひとり様物語 谷川史子ナベテツ一人でいる時に感じる孤独より、群衆の中で感じる孤独の方が真の孤独だ、といった言葉を以前何かのエッセイで読んだ記憶があります。 一人でも誰かと繋がっていることは多分あるんじゃないかと思いますし、誰かが側にいても孤立することも多分あり得ます。ただ、一人でいることも、そんなに悪いことじゃないと教えてくれる作品も世の中にはあって、谷川先生は一人でいるあなたの背中を押してくれるんじゃないかと思います。 作品に登場する男女はみな、なにがしかの事情で一人です。でも、彼ら彼女らは決して孤独ではないし、あなたも多分そうでしょう。 孤独であることに心が挫けそうな時、一人でいることも満更でもないと、心を軽くしてくれる物語です。ナベテツ1年以上前今日思い出したタイトルは ハルカの陶(岡山) 誰が為に鋼は鳴る(兵庫) どっちも職人さんに関わる漫画ですね。自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場1わかる燃える漫画家の原点燃えよペン 島本和彦ナベテツこの作品の存在を知ったのは中学時代だったのですが、地元の書店では購入出来ず、政令指定都市で買えたのが良い思い出でした。 最初の竹書房版は帯の推薦文が高橋留美子先生で、他の版では収録されていない写真を使ったマンガもあります(中津賢也先生も参加してました)。 デジタルが導入される前の漫画の現場というのは、こんな修羅場が沢山あったのだろうと思わされる描写もあり、漫画史における貴重なドキュメントとしての側面もあるのではないかと(勝手に)想像しています。 逆境ナインと並ぶ、90年代の島本先生の代表作であり、未読の方に是非読んで欲しい作品の一つです。ナベテツ1年以上前彼女とカメラと彼女の季節(岩手) ORANGE(長野) どっちも高校生のマンガですね自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場4わかる強さと優しさとまっしろけ 竹谷州史ナベテツ他人を思いやり、共に笑ったり涙したり、そんな風に生きられたらなあと憧れたりするのですが、この作品は他人と寄り添って生きる姿が描かれています。 物語の冒頭、主人公の真白は両親を喪います(唐突ですしインパクトがありました)。そこから旅が始まるのですが、世知辛さと他人の優しさと、その両方のバランスが「良い感じ」だなあと思いました。 世の中は天国ではないかもしれないけれど、絶望するほど地獄でもない。弱さに背を向けず、生きることを諦めない。そんなポジティブさを感じる作品でした。ナベテツ1年以上前せきやてつじ先生の「僕たちの新世界」が自分が住んでる街を舞台にしてます(大体どの辺なのかよく分かる)。 あと、石渡治先生の「LOVe」の序盤が小笠原を舞台にしてます(去年小笠原に行ったので)。 一応、どちらも「東京」のマンガです(23区じゃないけど)自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場3わかる素敵なトリビュート蟲師 外譚集 漆原友紀 芦奈野ひとし 熊倉隆敏 吉田基已 豊田徹也 今井哲也ナベテツ音楽でもそうなのですが、トリビュート企画というものが好きで、クリエイターが自分の才能と愛で持って新たに作り上げる作品はまた違った魅力を見せてくれます。 この本を実際に手に取って貰えれば分かることなのですが、一流の漫画家さん達が「蟲師」という作品にがっぷり4つに組み合い、自分達のアレンジで、新たな作品を産み出しています。 外れの無いアンソロジー集であり、作者の手を離れた蟲師として一読の価値があります。銃を持たない「ゴルゴ」勇午 真刈信二 赤名修ナベテツ世界一の交渉人、別府勇午。ナンバリングされている22巻まではアフタヌーンで、その後はイブニングに掲載誌を移して完結しました。 国家の陰謀やテロとの交渉を行う勇午はその時々の世界情勢ともリンクし、異なる文化を垣間見せてくれます。 印象に残る交渉は多いのですが、自分が勧めているのは9・11後に描かれた「パリ編」です。 自分達が生きている世界は残酷で、血塗られている。サブタイトルの「Endless War」という言葉が、読後に深く胸に刺さります(巻数として20・21巻になります)。 いわゆる「グロ」描写もあるため読み手を選ぶ作品ですが、パリ編は比較的おとなしいので、多くの方に読んで欲しいタイトルです。変人達が、愛しいチナミの風景 野本明照ナベテツ表紙を見て、良さそうな作品だと思ったのですが、実際に読んでみて、その良さを伝えることを少し難しく思ったりもしました。 主人公のちなみちゃんは、町の変人達に巻き込まれペースを乱されますが、本人も十分「変人」の素質を持っています。 作者の野本先生のマンガは、この作品と短編集の「916」だけですが、どちらも不思議な魅力を持った作品です(絵柄は初期の松本大洋さんに近い気もしますし、ずれている人々の描き方は小田扉さんにも通じるものがあります)。 読むと、少しだけフワッと心が軽くなる。そんな作品でした。日本のファンタジーの代表作ロードス島戦記 ファリスの聖女 電子版 山田章博 水野良ナベテツ20年ぶりくらいに読みましたが、山田先生の絵の巧さを改めて確認しました。 作中、トーンを使っている所は数えられる程度で、白と黒で描かれた端正な絵に目を奪われます。 物語は、「ロードス島戦記」(英雄戦争)の30年前、呪われし島に魔神が顕在し破滅寸前に陥ったロードス島を英雄達が救った物語です。 原作となった「ロードス島伝説」やパーン達が登場する「ロードス島戦記」の物語を知らないと、恐らく理解するのは厳しいだろうとも思いますが、日本を代表するファンタジーのコミカライズであり、剣と魔法で紡がれる物語が好きな方は一読の価値があると思います。 « First ‹ Prev … 39 40 41 42 43 44 45 46 47 … Next › Last » もっとみる
ナベテツ1年以上前南紀の台所(三重) あかまつ(福島) 南風原カーリングストーンズ(沖縄) とりあえず挙げられてない県で。自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場2わかる学ぶ機会を貰えた作品ZOOKEEPER 青木幸子ナベテツ実家にいた頃から動物を飼ったことがなく、生態に対して疎い人間なのですが、この作品は勉強になりました。 主人公は特殊能力を持っていますが、決してそれに頼る訳ではなく、知恵と愛情で動物に接しています。 作中には様々な動物が登場しますが、キシリトールが動物にとって毒になる可能性があることは知りませんでした(猫に与えていけない食べ物がある、くらいしか知りませんでした)。 自分が動物を飼う日が来るかは分かりませんが、人間と異なる生態に対して意識を持つきっかけになりました。一人と孤独は少し違うおひとり様物語 谷川史子ナベテツ一人でいる時に感じる孤独より、群衆の中で感じる孤独の方が真の孤独だ、といった言葉を以前何かのエッセイで読んだ記憶があります。 一人でも誰かと繋がっていることは多分あるんじゃないかと思いますし、誰かが側にいても孤立することも多分あり得ます。ただ、一人でいることも、そんなに悪いことじゃないと教えてくれる作品も世の中にはあって、谷川先生は一人でいるあなたの背中を押してくれるんじゃないかと思います。 作品に登場する男女はみな、なにがしかの事情で一人です。でも、彼ら彼女らは決して孤独ではないし、あなたも多分そうでしょう。 孤独であることに心が挫けそうな時、一人でいることも満更でもないと、心を軽くしてくれる物語です。ナベテツ1年以上前今日思い出したタイトルは ハルカの陶(岡山) 誰が為に鋼は鳴る(兵庫) どっちも職人さんに関わる漫画ですね。自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場1わかる燃える漫画家の原点燃えよペン 島本和彦ナベテツこの作品の存在を知ったのは中学時代だったのですが、地元の書店では購入出来ず、政令指定都市で買えたのが良い思い出でした。 最初の竹書房版は帯の推薦文が高橋留美子先生で、他の版では収録されていない写真を使ったマンガもあります(中津賢也先生も参加してました)。 デジタルが導入される前の漫画の現場というのは、こんな修羅場が沢山あったのだろうと思わされる描写もあり、漫画史における貴重なドキュメントとしての側面もあるのではないかと(勝手に)想像しています。 逆境ナインと並ぶ、90年代の島本先生の代表作であり、未読の方に是非読んで欲しい作品の一つです。ナベテツ1年以上前彼女とカメラと彼女の季節(岩手) ORANGE(長野) どっちも高校生のマンガですね自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場4わかる強さと優しさとまっしろけ 竹谷州史ナベテツ他人を思いやり、共に笑ったり涙したり、そんな風に生きられたらなあと憧れたりするのですが、この作品は他人と寄り添って生きる姿が描かれています。 物語の冒頭、主人公の真白は両親を喪います(唐突ですしインパクトがありました)。そこから旅が始まるのですが、世知辛さと他人の優しさと、その両方のバランスが「良い感じ」だなあと思いました。 世の中は天国ではないかもしれないけれど、絶望するほど地獄でもない。弱さに背を向けず、生きることを諦めない。そんなポジティブさを感じる作品でした。ナベテツ1年以上前せきやてつじ先生の「僕たちの新世界」が自分が住んでる街を舞台にしてます(大体どの辺なのかよく分かる)。 あと、石渡治先生の「LOVe」の序盤が小笠原を舞台にしてます(去年小笠原に行ったので)。 一応、どちらも「東京」のマンガです(23区じゃないけど)自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場3わかる素敵なトリビュート蟲師 外譚集 漆原友紀 芦奈野ひとし 熊倉隆敏 吉田基已 豊田徹也 今井哲也ナベテツ音楽でもそうなのですが、トリビュート企画というものが好きで、クリエイターが自分の才能と愛で持って新たに作り上げる作品はまた違った魅力を見せてくれます。 この本を実際に手に取って貰えれば分かることなのですが、一流の漫画家さん達が「蟲師」という作品にがっぷり4つに組み合い、自分達のアレンジで、新たな作品を産み出しています。 外れの無いアンソロジー集であり、作者の手を離れた蟲師として一読の価値があります。銃を持たない「ゴルゴ」勇午 真刈信二 赤名修ナベテツ世界一の交渉人、別府勇午。ナンバリングされている22巻まではアフタヌーンで、その後はイブニングに掲載誌を移して完結しました。 国家の陰謀やテロとの交渉を行う勇午はその時々の世界情勢ともリンクし、異なる文化を垣間見せてくれます。 印象に残る交渉は多いのですが、自分が勧めているのは9・11後に描かれた「パリ編」です。 自分達が生きている世界は残酷で、血塗られている。サブタイトルの「Endless War」という言葉が、読後に深く胸に刺さります(巻数として20・21巻になります)。 いわゆる「グロ」描写もあるため読み手を選ぶ作品ですが、パリ編は比較的おとなしいので、多くの方に読んで欲しいタイトルです。変人達が、愛しいチナミの風景 野本明照ナベテツ表紙を見て、良さそうな作品だと思ったのですが、実際に読んでみて、その良さを伝えることを少し難しく思ったりもしました。 主人公のちなみちゃんは、町の変人達に巻き込まれペースを乱されますが、本人も十分「変人」の素質を持っています。 作者の野本先生のマンガは、この作品と短編集の「916」だけですが、どちらも不思議な魅力を持った作品です(絵柄は初期の松本大洋さんに近い気もしますし、ずれている人々の描き方は小田扉さんにも通じるものがあります)。 読むと、少しだけフワッと心が軽くなる。そんな作品でした。日本のファンタジーの代表作ロードス島戦記 ファリスの聖女 電子版 山田章博 水野良ナベテツ20年ぶりくらいに読みましたが、山田先生の絵の巧さを改めて確認しました。 作中、トーンを使っている所は数えられる程度で、白と黒で描かれた端正な絵に目を奪われます。 物語は、「ロードス島戦記」(英雄戦争)の30年前、呪われし島に魔神が顕在し破滅寸前に陥ったロードス島を英雄達が救った物語です。 原作となった「ロードス島伝説」やパーン達が登場する「ロードス島戦記」の物語を知らないと、恐らく理解するのは厳しいだろうとも思いますが、日本を代表するファンタジーのコミカライズであり、剣と魔法で紡がれる物語が好きな方は一読の価値があると思います。
ナベテツ1年以上前せきやてつじ先生の「僕たちの新世界」が自分が住んでる街を舞台にしてます(大体どの辺なのかよく分かる)。 あと、石渡治先生の「LOVe」の序盤が小笠原を舞台にしてます(去年小笠原に行ったので)。 一応、どちらも「東京」のマンガです(23区じゃないけど)自由広場ご当地マンガを語ろう!マンバ読書会@自由広場会場3わかる