25 years old
【ビッグコミック&ビッグコミックオリジナル 第10回青年漫画賞 ビッグコミックオリジナル編集長賞受賞作】雨の降る日、10年ぶりに会った新田と石山。ふたりは25才。新田は「25になったら、脳の能力は低下する一方だ」と言い出し…(ビッグコミックオリジナル2024年5月増刊号)
50 YEARS LATER
『BLUE GIANT』の石塚真一氏&NUMBER8氏、完全新作”SF”読切! ある朝、空から降りそそぐ陽光と共に、その電話は男に降ってきた…… 未来からの声は何を語るのか。『BLUE GIANT』の石塚真一氏&NUMBER8氏が贈る新作SF読切!!(ビッグコミックオリジナル2024年13号)
ひねもすのたり日記 番外編
ビッグコミックで連載中の「ひねもすのたり日記」が、オリジナル創刊50周年を祝して出張掲載!あの名作のラストシーンや、巨匠漫画家との交流など、50年前の記憶を綴る特別読み切り!(ビッグコミックオリジナル2023年16号)
何を隠そう私も自分の描いた漫画を第11回青年漫画賞に応募していたのです。とはいえ私は記念受験のようなものなので箸にも棒にもかからないのですが…それでも言わせて下さい、私のライバルって中原とほるだったのかよ!!と。いや〜でもこれは完敗です。だって全編を通して「漫画を描くのが楽しい」って感じだったじゃないですか。働きながら漫画を描くのは大変です。やりたいことがあるのは幸せだけど、休みの日なんかに一人で引きこもってコツコツ描いてると「誰にも求められてないものをこんなに一生懸命やって何になる?」と虚しくなります。それよりも情けないのは描きたいから描くのではなく「漫画家になりたいから描いている」という気持ちのブレが起きてしまうことです。それでは本末転倒なのです。だからこそ作中で叔父さんが言っていた『表現を続けなさい』というセリフに胸を打たれて勇気づけられました。それは連載デビューを経験された後も医師として働きながら投稿を続けられたご自身に対しての言葉なのかもしれませんが、私もこんな風に漫画と向き合いたいと思わされる姿でした。いつか私の漫画を中原さんに読んでもらいたい。漫画で話したいです!