その他の感想・レビュー3417件<<979899100101>>すげぇ発想で面白い!カラダ電気店ノーカット版 馬田イスケ名無しタイトル通り従業員が修理期間中の代行品としてカラダで様々な電化製品を提供しているというお話。 いくら何でも断れよと突っ込みながら、何故か受け入れてしまっている登場人物たちが可笑しくて笑えます。 最後には心温まるお話が待っており、感動する事間違いなし。 今までになかった斬新な発想なので、新たな刺激が欲しい方にお勧めしたい作品です。うしとら+ARMS+ガッシュベル的なクロザクロ デジタル新装版 夏目義徳さいろくタッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。平成の名作マンガの一つですね「セキララ」シリーズ けらえいこホニャララ小学生の頃から「セキララ」シリーズを愛読しておりました。別に結婚に憧れがあるから読んでいる訳ではなくて、子供でも共感できるあるあるネタがたくさんあって楽しかったんだと思います。あらすじにも元祖結婚エッセイと書かれていて、確かにそれについて描かれてるんだけど…それだけではくくれない面白さがあるんですよね。簡単に言っちゃうとけらえいこ先生の人間観察力がズバ抜けているということなんですが。結婚して一緒に暮らし始めて見えてきたお互いのあれこれを描いていても、夫だから妻だからって感じはあまりないですね。でも「オット」「ツマ」の呼び方は発明だと思ってます。機会があれば真似したいです。少年の夢がつまっていたラジコン探偵団ラジコン探偵団 すがやみつる名無しすがやみつる先生といえば「仮面ライダーV3~ストロンガー」のコミカライズや「ゲームセンターあらし」の印象が強いですが、この“ポルシェ934”を操る「ラジコン探偵団」もアラフィフ世代の方は印象に残している方も多いはずです。 それは本放映が一旦76年で終わった仮面ライダーシリーズよりも世間を風靡した“第一次スーパーカーブーム”の末期に書かれた作品でもあるからです。 劇中のポルシェ934は後年の先生の作品でも多々登場しており、すがや先生の作品を代表するアイテムと言っていいでしょう。 当時の少年にとってはスーパーカー、ラジコン、〇〇団(少年ライダー隊など連載しているテレビマガジンでは募集)の憧れの要素の詰まった作品で人気も抜群でした。 人気の絶頂のまま連載が終わったため、無駄な引き延ばしもなくテンポよく読め楽しめる良作です。 感想パン屋さんのおいしいレシピ 坂口みく名無しベーカリーの奮闘記というか、パン屋さんの大家族の物語。主人公のくるみがとても明るく爽やかな努力家だったので、読んでいるこちらも元気がでました。タイトルの通り、パンのレシピやパンを使った惣菜などのレシピが出てくるかと期待していたので、そこは少し期待外れだったかな。幼稚園のおしごと先生大好き! 三谷美佐子名無し90年代の漫画ですが幼稚園の仕事が大変なのは、昔から変わらないようです。親との様々なトラブル、先生同士の関係など、幼稚園では毎日のように問題が起きます。それを果敢に乗り越え、頑張る主人公を見ていると幼稚園の先生に対する敬意の気持ちが芽生えてきますね。作品の雰囲気はほっこりした感じで、子供達は可愛い存在として描かれてますし、職場恋愛についても、バランスよく両立してる作品だと思いました。あらゆる超能力者を持つ、へんな子へんな子ちゃん 週刊女性版 赤塚不二夫名無しへんな子ちゃんは、超能力などのスーパーパワーを持っている不思議な女の子です。そんな女の子が透視能力、予知能力、破壊能力などの超能力パワーを駆使しながら世の中の悪をぶった斬るという爽快な内容です。子供なのに大人のような、変わった子どもに見えますが実は精神的には大人顔負けの冷静さがあり、そのギャップが面白かったです。 ゲスの極み漫画ヤラセテおじさん 赤塚不二夫あほえもん赤塚作品の中では、最もゲスい部類の漫画じゃないだろうか。 その名も「ヤラセテおじさん」。 ハーメルンの笛吹きのように、尺八を吹くと人を意のままに操ることができるエロアイテムを使い、飲み屋などで下世話なエロ話をしては、最後は女性に対して「ヤラセテ!!」と無邪気にお願いして持ち帰るまでが一連の話のパターンとなっている。 ときには若者を諭すようなチョット良い話もあるのだが、大抵はゲスの極みとしか言いようがないネタばかりである。 絵面がゲスいわけではなく、とにかく発想がヤバいのである。 一体どういう考え方をしたら、こんな酷いネタを思いつくのか…。(褒めてる) まさかこれが少年誌に?と心配になり、掲載誌を調べてみたところ、1987年の「週刊大衆」であった。 なるほど。ラブコメの元祖翔んだカップル 柳沢きみお名無し柳沢きみお先生といえば「特命係長 只野仁」を筆頭に男性週刊誌の少しお色気の入ったストーリー漫画しか連想できない方も多いでしょう。 今の作風とは真逆の存在がこの『翔んだカップル』であり、「月とスッポン」と並んで80年代のラブコメブームの基盤を作った作品だと言えます。 ドラマ、映画化もされ薬師丸ひろ子さんの初主演作でもあり、当時のマガジンの顔として認知されていました。 今読むとよくある話だなと思う方もいるでしょうが、それはこの作品が“時代の先駆者”だったからだと言えるでしょう。 後年の青春群像劇に大きな影響を与えた作品です。 「新・翔んだカップル」や「続・翔んだカップル」、21世紀に入ってから連載された「翔んだカップル21」と勇介達の後日談を描いた作品も充実しているだけに、まとめて読んでみるのもオススメです。少女漫画はこうして作られる!超貴重なアシスタント目線のエッセイ薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記― 笹生那実まるまる日本の少女漫画文化の礎を築いた名だたる作家たちのアシスタントをつとめ、数々の「シュラバ」を経験した著者から見た、知られざる少女漫画制作の裏側。 その裏側には、薔薇が舞いアハハ..ウフフ...と笑顔が輝く少女漫画(例えが薄っぺらくて申し訳ない)イメージとは正反対の、寝食を限界まで犠牲にする作家とアシスタントたちの姿がありました。 ただ本書で描かれるのは、そのシュラバが如何に地獄だったかとかそういう話ではなく、いまやレジェンドと呼ばれる作家たちの名作誕生秘話や、それぞれの人柄がよくわかるエピソードなどです。 大変なこともたくさんあるけど、何よりみんな漫画が好きで描くのが楽しくてしょうがないというのが伝わってきます。 衝撃的だったのは、萩尾望都先生自ら作詞、作曲、歌、ナレーションをこなしたアルバム「エトランゼ」に収録された「アシスト・ネコ」の歌詞。シュラバの混沌をそのまま歌詞にした内容(のよう)です。聞いてみたい…。 あとは美内すずえ先生に、著者が新人の頃に犯した失敗を7年越しにお詫びしたときに放たれた言葉。これには本っっっ当に痺れました…!!! どんな言葉だったかはぜひ本編で確かめてください。 アホで笑える漫画幕張 木多康昭名無し主人公達がどこまでもアホで笑えます。自分の青春時代を思い出して読むと面白いと思います。感情が伝わってくるところが好きですね。思春期の頃って特別な思い出。色々と自分の昔を思い出させてくれるような漫画で面白いです。辛い時に読むと辛さを忘れてしまいます。教育に携わるすべてのひとに読んで欲しい漂流教師 パルコキノシタnyae著者自身の経験を元に描かれているのですべてがノンフィクションではないものの、教員という仕事の実態をかなり赤裸々に語られている1冊かと。叶うならば、教育に携わる立場になって読んでみたかった。 この漫画では主人公の木下先生が教師として思うこと、問題だと考えることを頭と体を最大限につかって自らが思う正解へと導こうと努力しますが、そんな単純ではないのが教員の仕事。生徒の数だけ答えがあると言ってもいいくらいに、教員という仕事のやり方に正解はないようです。そしてそれを常に読者にも問いかけてきます。 この漫画の舞台は2000年くらいなので今から20年前。多分ですが、20年前と今を比べても教育界って殆ど変わってないんじゃないかと思いました。毎日のように発生する問題の数々を、すべて現場にいる先生たちに委ねられているという現実、仕方がないにしても重荷がすごすぎる。問題に向き合わずに適当に誤魔化して続けるか、一生懸命向き合って病むかの二択といっても過言ではなさそう。 著者の本業は現代美術家ですが、臨時教員以降もなにかしら教育に携わっているようです。そんな彼の目線で描かれる職員室のタブーとは…。ちょっと中途半端なところで終わっているのだけ惜しい。赤塚不二夫ワールド炸裂大日本プータロー一家 赤塚不二夫あほえもんその日暮らしのプータロー一家の生活を、おもしろおかしく描いたまさに赤塚不二夫ワールド炸裂といった感じの作品。 家族全員が仕事を持たないプータローという設定なので、どのキャラも全員ぶっ飛んでる。 食べていく為に、常識では考えられないような方法で金を稼ごうとする家族は、たくましくも可笑しくて仕方なかった。 自然を冒とくすると恐ろしい事になるザ・グリーンアイズ 巻来功士名無し自然界を愛し、自然界の力を身に着け、悪の企業と闘う物語。アマゾンに登場する生き物が不気味で、子供心にアマゾンには絶対行きたくないと思わせてくれた。登場する敵はグロいものが多く、現在では年齢制限がかかってしまうかもしれないが、大人になって読んでもみてもキツい。短期間で終わった作品だが、個人的にはもっと続けてほしかったと思っている。ネコ人形ニャンダとミミの冒険ニャンニャンニャンダ 赤塚不二夫あほえもん導入はほぼピノキオ。猫の人形であるニャンダとミミちゃんが命を吹き込まれ、二匹の人形が繰り広げる明るく楽しいギャグ漫画となっている。 赤塚作品において、ネコキャラ中心の作品は安心して読める印象がある。やはりネコ好きだからだろうか。赤塚流ロミジュリ?ロメオとジュリー 赤塚不二夫あほえもん題名は「ロミオとジュリエット」を意識したものだけど内容は「醜いアヒルの子」に近い気がした。 自分をブスだと思っている女の子のところへ、醜いモノが美しく見えてしまうハンサムな青年が現れ、お付き合いをするという設定で、世間とは反対の価値観を、巧妙に笑いに変えてくる手法は流石である。 主役のジュリーがパワフルに動き回り、ロメオはお下品ネタで責め、親父はキ○ガイ発言ばかりブッ込んでくる。 そして、飼い牛のポン助が後半になるにつれ存在感を増し、主役より目立つマスコットに変化する様は、ニャロメやウナギイヌを彷彿とさせるものだった。 パロディ、時事ネタ、ダジャレ…これぞ赤塚ワールドギャグ21世紀 赤塚不二夫名無しパロディ、時事ネタ、ダジャレ、さらに下ネタで埋め尽くされた作品ですが、もちろん赤塚流に料理されており、とてつもない赤塚ワールドが炸裂しています。ただ私のような初老の人間にはパロディや時事ネタの元になった事象が分かるのですが、残念ながら令和の若者には意味不明なものもあるかもしれません。作風としては、同時期に少年誌に連載されていた作品と比較してコマ割りがかなりダイナミックになっており、全体にモダンな印象を受けます。地味だけど良作の予感 #1巻応援私たち家族に必要な時間 こじまなおなり六文銭読んでまず、すごく丁寧につくっている作品だなという印象でした。 自分が好きな作家八十八良先生(「不死の猟犬」「ウワガキ」)のようなやわらかい絵柄で読みやすく、昨今のストーリー漫画に多い、飽きさせないようにやたらとヒキをつくり「がち」なものが、この作品にはない。 (ない…は言いすぎたが、無理がなく、仰々しくもない。) 悪く言うと地味なのかもしれないが、家族を題材とした内容とよく合っており、個人的に好感がもてる。 さて、大まかなストーリーだが、地元でワルだった父親と娘の二人の話。 母はすでに他界しており、いない。 素行不良だった父親のせいで、周囲から孤立してしまった娘は、いつしか父親を恨み、避けるようになる。 父親も父親で「過去は変えられないから」と、昔に何があったか話そうとしない。 そんな父親の煮え切らない態度が原因で大喧嘩をし、父親が出ていってしまう。 数日後、帰ってきたときは、なぜか赤ちゃんになっていて…という話。 赤ちゃんになった父親とともに現れた、死神を自称する猫サンシロウ。 なんでも彼がミスったことが原因で、父親の肉体までもリセットしてしまったという。 しかも、成長速度が早い状態で。 そんな感じで、子供に戻った父親と娘の、少し変わった親子の物語。 面白いなと思うのは、娘に育てられてワルだった父親はどう変わるのかということと、結果娘と父親の関係はどうなるのかというところ。 過去は変えられないという父が、子供からやり直し、何かを変えていくのか。 父親がいなくなったことで、少しづつ明らかになる、子供になる前の父親の素顔と、それに伴って起きる娘の心境変化。 親子関係を中心に面白くなりそうな仕掛けが色々あり、どう転ぶのか楽しみです。また娘が現実を受け入れながら、学校と育児をこなして成長していく姿は、素直に応援したくなります。 大変で、愚痴るときもあるけど、何だかんだ頑張ってしまう姿は、リアリティあってグッときます。 久しぶりに完結まで続いて欲しいと思った作品でした。古き良き日の少年ギャグ漫画タトルくん 赤塚不二夫名無し土管を積んだ空き地で子供たちが野球、町の小さな果物屋さんやケーキ屋さんなど...懐かしい光景ですね。1977年の作品だそうですが、赤塚ギャグの素晴らしさとともに、描かれている風景の懐かしさに大きな郷愁を感じました。設定やギャグのぶっ飛び方とは逆に、コマ割りはカッチリしていて、作品としてはオーソドックスで手堅い印象です。 やはり赤塚不二夫氏は不世出の天才漫画家なのだひみつのアッコちゃん 赤塚不二夫名無し言わずと知れたギャグマンガの帝王、赤塚不二夫氏の遺した少女漫画です。何故かおっさんである私の記憶の中にもしっかり残っているのは、TVアニメ化された物を見ていたからだろう。漫画も読んでいた筈なのですが、今回のGWにかけての無料公開で読み返させて頂き、変身に使うのがコンパクトでなく立派な鏡だったり、「テクマクマヤコン」を唱えない事を再発見し、大いに驚きました。懐古趣味からでなく、偶然昔読んだ漫画に出会って、その頃の気持ちの戻るって良いですね。えげつないけど面白い新ナニワ金融道 青木雄二プロダクション名無しお金が絡んだ時に現れる人間の本性がえげつなく描かれていてとても面白かったです。絵柄は独特でクセがありますが、この絵柄だからこそ人間の本性がより生々しく伝わってきます。また、この作品を読めば金融や民法の知識がかなりつくので、高校生や大学生には社会に出る前に一度は読んでおくことをおすすめします。可愛くて、あっけらかんと残酷わんぱく天使 赤塚不二夫名無し『わんぱく天使(エンゼル)』は1976年に秋田書店の月刊プリンセスで連載されていた赤塚不二夫の作品。美人のお姉さんと、酷いイタズラばかりする弟キヨシが巻き起こす、わちゃわちゃしたドタバタコメディです。 整形、首吊り、いじめ、恐喝、暴力など、アブナイ話題ばかりですが、それは時代もあってか、あっけらかんと描かれています。姉さんを慕う犬が、ハンドバッグにされて、最後は姉さんに愛用されて良かったね、なんて残酷でシュールな話でしょう笑 でも、そこが面白いです。 はたして当時の少女読者にどこまで受け入れられたかわかりませんが、少なくとも最終話のオチを見る限りでは、いいお話だったように思います。 わかるかなぁ~わかんないだろうなぁ~?赤塚不二夫 1950年代作品集 赤塚不二夫名無し赤塚先生のギャグ漫画で、時折登場する目のキラキラしたバカボンやイヤミ、彼らの源流になったのがこの50年代に描いていた少女漫画群である。 作品中にも出てくるが、石ノ森章太郎先生との合作及び伝説のトキワ荘の面々がペン入れをしたと思われるコマもあり、ストーリーだけでなくこのあたりを想像するのも楽しいものだと言える。内容としては短編でクラシックなものなのだが、セリフの独特の言い回しが面白い。この“ん?”と思わせる読者を引き込む力はやはり赤塚&石ノ森&トキハ荘といったところに思えた。赤塚ワールドが炸裂する創世記B.C.アダム 赤塚不二夫名無し赤塚不二夫流解釈で綴られる、ギャグにびっしり包まれた旧約聖書・創世記といった趣の作品で、そのギャグも下ネタ、ダジャレ、楽屋落ち連発で、飲み屋で構想されたのでは?といぶかってしまうようなレベルのものが殆どという、まさに赤塚ワールド炸裂の作品です。この漫画は1975年発表ですが、今の感覚で見るとコマ割りが素直で、背景の書き込みが少なく、画面全体が白く感じられます。ギャグの破天荒さとともに、意外なほどオーソドックスで手堅い画面構成も印象に残りました。<<979899100101>>
タイトル通り従業員が修理期間中の代行品としてカラダで様々な電化製品を提供しているというお話。 いくら何でも断れよと突っ込みながら、何故か受け入れてしまっている登場人物たちが可笑しくて笑えます。 最後には心温まるお話が待っており、感動する事間違いなし。 今までになかった斬新な発想なので、新たな刺激が欲しい方にお勧めしたい作品です。