その他の感想・レビュー3417件<<96979899100>>コロナ禍の状況と重なる方舟 しりあがり寿hysysk※ネタバレを含むクチコミです。GORO連載当時は人前で読めない漫画でした実験人形ダミー・オスカー 小池一夫 叶精作名無し生身の人間と区別がつかないダミー(人形)の制作者である度胸俊介が、日米で巻き起こす様々な事件を経て、気弱な俊介と強気でエロいオスカーと言う2重人格を乗り越える刺激的な漫画です。性描写が過激なため、GORO誌に連載されていた当時は人前では読めない漫画でした。初老となった今読んでもそこそこ刺激的。人間不信になりそうミスミソウ 完全版 押切蓮介名無しこのミスミソウですが、ギャグなしのホラーサスペンスです。押切蓮介氏がギャグ作家だと思っている人も多いと思いますが、実はもう一方でホラーサスペンス作品も描かれていて、その中でも群を抜いて陰鬱な漫画です。 主人公が周囲からいじめられるシーンや、信頼していた人間による裏切りなど、人間の醜さにスポットが当たっていて、自分の嫌な思い出がフラッシュバックするかのようです。 どこまでも後味が悪い、そんな怪作です。魅力的な7人ワイルド7 望月三起也名無し※ネタバレを含むクチコミです。 不器用な家族の再生物語BABY BLUE HEAVEN 堤谷菜央ルマンド家族がテーマのお話です。登場する人たちが全員不器用なのがいいなと思います。家出して妊娠して帰ってきた妹も、家族の為に自分を犠牲にしてきた姉も、頑固な小説家の父も、みんな不器用です。実はそうなってしまった悲しい理由があるのですが…。不器用でもいいじゃない!人間だもの!と肯定してもらえる話でした。堤谷さんの絵柄がとても可愛いです。ハリスの旋風70年代後半版!?おれは鉄兵 ちばてつや名無し端的にいえば、人の道を外れたような野生児、本能のままに行動する悪ガキの成長を描いた物語が『俺は鉄平』。アラフィフ前後の方にとっては思い出の漫画として記憶に残している方も多いでしょう。 特になにごとにも囚われぬ鉄平の自由さに引き込まれた方も多いはず。 視聴率は低迷したもののゴールデンタイムで放送されたアニメの主題歌は有名、軽快なリズムから“カエル、カエル、カエルのおへそに花活けて~それでもダメならダイナマイト、ドン”このサビの転調が印象的でした。 アニメは見たことがあるけれど内容は覚えていない、主題歌は知っているけれど内容は覚えてない方は読んでみることをオススメします。 『ハリスの旋風』を1970年代後半にアレンジしたような印象の作品です。おもしろかった恋愛不感症ーホントはもっと感じたいー【単行本版】 anzu アキラ名無し見た目が派手で遊んで見られる主人公とクールに見える不器用な上司との恋。絵がとにかく美しくて気になっていた作品です。ベタベタな恋愛漫画でもなく、エロ漫画でもなく、話として読ませる内容でした。不器用で純粋に生きている人に読んでほしい作品です。恋愛不感症というタイトルとはちょっと違う内容とも感じましたが、面白かったです。 最強に可愛い癒し漫画猫の菊ちゃん 湊文むずっとツイッターの漫画見てましたが、書籍出るんですねー! 可愛いよくいる三毛猫ですが、おじいさんとおばあさんが飼われてて、その3人暮らしが最高に癒し!可愛いです…やっぱり猫は正義です…やめられないとまらないまいったカッパは目でわかる 桐島いつみ名無しなんとも言えない味わいのシュールなギャグマンガです。「カッパ笛」という謎の道具が存在し、カッパ笛を吹くとどこからともなくカッパが現れます。現れたカッパは特に呼び寄せた人を助けるわけでもないし、何か役に立つわけでもありません。常にマイペースなカッパが面白いです。人物はわりとしっかり描き込まれてるのに、カッパだけ単純な線でのほほんとした表情をしているのがまた良し。わかる…目に入れたら痛いです。 花津ハナヨ名無し子育ての辛さとかしんどいところとか育児あるあるネタを、ユーモアを交えて書いているので、ほっこり読めるいい作品です。子育ての漫画は、結構愚痴がきつめだったり、ツッコミが荒めだったりしますがら、こちらは柔らかい表現で描いてあるので、大笑いできるわけではないけど、愛らしい登場人物を見てクスッと笑える作品です。どのストーリーも短いコマ漫画のなかにギュッと凝縮されていて笑いを誘うものばかり。子育ての大変さが、このコミックでずいぶん気分が紛れました。どこも同じように苦労して子育てしているんだということが分かります。 懐かしい!THE 3名様 ~壊れかけのド深夜編~ 石原まこちん名無しTHE 3名様、懐かしの漫画‥と思いきや過去の作品にリメイクを加えているようですね。 漫画の中にFacebookとか出てきますが、さすがにFacebookは20年前にはなかったと思います。 オリジナル作品との違いを楽しむのも良いと思います。エフネコエフネコ 間佑知名無し事故で死にかけた野良猫が博士の手によって改造されたという設定で、4コマ漫画で描かれています。それぞれブラックユーモアを織り交ぜながらのストーリーなので深く考えずに、爆笑しながら読み進めることができます。奥行きは無いですがシンプルなだけにハマりやすいと思う。梶原一騎さんに感謝します。吹けよ!カミカゼ 梶原一騎 古城武司名無し漫画原作者・梶原一騎さんは「あしたのジョー」「巨人の星」「タイガーマスク」を世に送り出し、私はいずれの作品も雑誌で、そしてテレビで夢中になって見ていました。その梶原さんの遺作「吹けよ!カミカゼ」も名作です。プロレスファンでありながらリアルタイムでは見ることのできなかった力道山、16文キックのジャイアント馬場が登場し、それだけでもお宝作品です。ストーリーも秀悦で、力道山がプロレスを教え込んだ神風大助が繰り広げる悪役レスラーとの激戦は、ついつい力が入ります。プロレスの礎をつくった頃の熱を感じさせてくれるこの作品を、ぜひ今のプロレスファンに読んでほしいと思います。 霊能力に目覚め記憶と感情を失った青年と探偵事務所の人々霊界案内人 はざまもり名無しスピリチュアル系の話が好きなので、表題作の「霊界案内人」の感想。 最初の展開がとてもテンポがよくすぐにその世界の設定を受け入れられる出だしでした。 事故にあって、記憶と感情を失った青年を加害者が兄弟の経営する探偵事務所のバストイレつきの仮眠室に住まわせるところからお話は始まります。 そして、霊能力を使って誘拐されたという子供の遺体をみつけた主人公。あなたが犯人じゃないかといわれますが感情の起伏がないので坦々と事件について、その関係者の身近の子供を守るために行動します。 そして、意外な犯人になくなった子供の霊に話をさせて自白させます。霊を使って自白させるというパターンは初めて読んだので新鮮で面白かったです。おどろおどろしい画風の裏に、心地よいカタルシスを感じることのできる秀作おどろんばあ 日野日出志名無し骨董品商の般若堂に置かれている品物にまつわる逸話の数々。そこにはさまざまな人のさまざまな思いがこもっています。店を訪れて品を買い取ろうとする客に、般若堂のご主人はその品の持つ逸話を淡々と話し始めます。少し古めかしくて、おどろおどろしいタッチの怪奇漫画的画風で、好き嫌いが分かれると思いますが、エピソードを読み進めていくうちに、その品にまつわる恐ろしかったり、悲しいお話の裏側に、愛情や良心が満ちていることがわかり、少し切ない気持ちになったり、温かい気持ちになったり、ほろりとしたりします。癖のあるホラーチックな画風とは裏腹に、読み終わった後に心地よいカタルシスを感じことのできる秀作です。衝撃的ブス界へようこそ 河野大樹名無しブス界へようこそというタイトルからして衝撃的ですが、内容は想像していた衝撃的でした。始めにブスであることをコンプレックスにしている女の子がでて来ますが、美人を食べれば食べるほどそのコンプレックスがなくなるという世界へ向かっていく様がとても恐ろしいです。 男女ともに楽しめる学園ドラマOPEN SESAME 河方かおる名無し美少女が学園を仕切り、男子が従う学校が舞台というハーレム設定のラブコメ。槙も葵もアイドル並みの可愛さで、そんな彼女達に好かれる大和ってどれだけカッコいいのか?大和の一人勝ちよりも同レベル以上のライバルが登場してくれたらもっと面白くなると思う。とは言っても大和は努力してる。今どきのラブコメ主人公の男子も彼の様に強くなって欲しいと思う。それにしてもスミレちゃんが可愛い過ぎる。この作品にはもれなくスミレちゃんの癒しという特典が付いてくる。稲妻カットが完成されていない頃の高木義志も悪くないです押忍!! 空手部 高橋幸慈名無し長く続いたこの作品をハードな格闘技バトル学園物と思っておられる方も多いだろうが、連載当初は「花の応援団」に近いギャグ満載のナンセンス漫画であった。その頃の荒っぽくてハレンチな高木義志を是非見て貰いたい。私個人の趣味としては、高木が大阪魂として活躍する、関東に進出する前の大阪篇程度の喧嘩の盛り上がり方が好きです。将軍orDIE! 敗北を生き抜いた男 #1巻応援将軍足利義昭 信長を一番殺したかった男 しまたけひとあうしぃ@カワイイマンガ足利義昭……室町十五代将軍として無理矢理担がれ、織田信長に翻弄され、姑息に諸大名を動かそうとしながら尽く裏切られた将軍として、織田信長や明智光秀の物語では情けなく描かれる人物。 その基本路線は、この作品でも踏襲されている。ただ他と違うのは、この物語が足利義昭の立場に立っているという点。たったそれだけのことで、義昭にあっさりと感情移入できてしまうのは、描かれた彼の心情に「勝者ではない」私達に響く普遍性があるからだろう。 一握りの勝利からこぼれ落ちた私達に必要なのは、敗者の物語……敗戦後を充実して生きるための指針なのだ、と作者は宣言し、どこまでも英雄とはかけ離れた義昭の、出立から敗走後の人生までを、現在と過去を行き来しながら辿る。 何しろ義昭は、状況に翻弄されすぎる。将軍にならなければ死ぬ他ないという、究極の選択。その中で必死に立ち回るうち、したたかに、しかし次第に狂気を伴って、小物ながらそれなりの人物になっていく物語は、同様に小物である私達に消えない爪痕を残してゆく。その敗北に塗れて歪んだ人生も、覚悟を決めて駆け抜けた義昭には上々だったのだろうかと、考えさせられる。 義昭の最期と作者の旅の終点には、お仕着せの感動の代わりに、淡々とした感傷がある。 勇気をくれる野球漫画キャプテン ちばあきお名無しキャプテンは単なるスポコン漫画ではなく、チームメイトとの信頼や友情関係を育み全国レベルの高校に変貌してゆく様を描いている野球漫画です。野球は下手でも責任感と仲間への想いをかてに地道に努力すればきっと報われることを証明してくれます。ちょっと古めの漫画ですし、派手なアクションやスーパーヒーローなどとは無縁ですが、我々が忘れかけていた何かを思い出させてくれるストーリーのため、今の若い方には是非とも読んで頂きたいと思います。何か壁にぶつかったり悩んだりしている時にこの漫画を読むことで勇気を与えてくれるからです。再プロポーズから始まる三角関係サイコイ【単話版】 式縞鳴名無し別れを告げた元旦那が東京にやって来て再プロポーズ。でも実弦にとっては過去の話?そうでもない感じなのに即やり直す気が無いのは元カレで長年の友、加賀谷の存在があるからなのか。実弦の今の生きがいは仕事とトカゲグッズ。実弦の近くにはずっと加賀谷が居て、そこへ元旦那の藤が参戦。実弦は最後にどっちを選ぶのか、どっちも選ばないのか、結末がとても楽しみ。式縞鳴先生の可愛い絵が登場人物をより魅力的にしてくれる素敵なラブコメ。押忍!!空手部押忍!! 空手部 高橋幸慈名無し学校が不良たちであふれかえっている80年代を思わせる高校の物語です。パシリでいじめられている男子高校生がなめられないように空手部に入るところから始まり、いきなり下ネタ全開の特訓をさせられたり、実践として街でカツアゲをしたり、他校の空手部と街中で戦ったりと破天荒な不良漫画です。男気溢れるセリフ回しと、ギャグっぽい部分のギャップが面白いです。 愛すべきマリオとなりの外国人 宮本福助名無し観光で来る外国人が増えた日本、マリオのように日本が好きで引っ越して来る人も少なからず居るはず。そんな日本ファンの一人、マリオが楽しくて面白い。時代劇で習ったという日本語が上手過ぎるとは思うけれど、とても粋な設定だと思う。確かに外国人は敬語はあまり使わない、しかし誰に対しても時代劇のタメ語には笑ってしまう。お餅を白い悪魔と呼び、皆で入るこたつに愛着、忍者を信じて駄菓子を買わされているマリオ(笑)。イタリア人にとって日本は全く違う文化を持った国。それにいちいち感動してくれるマリオが愛おしくなる。外国に興味のある人には特に面白い。昨今、誰もが外国人に会う機会があると思うので是非多くの人に読んで欲しい作品。 壁越しのコミュニケーションおとなりボイスチャット こじまなおなり名無し大学入学とともに事故にあったことで出遅れてしまい、ぼっちになった男子大学生が主人公になります。タイトルからみて、ぼっちのやつがネットで交流していく話し方思っていたのですがまさかの展開でした。顔の見えないマンションのお隣さんと壁越しにおしゃべりする物語展開なのです。ここから2人の関係がどう移り変わり、最後はどこに行き着くのか、楽しんで読んでみてください。<<96979899100>>
※ネタバレを含むクチコミです。