その他の感想・レビュー3417件<<99100101102103>>お祭りは露天があってこそ鉄火!おたの申します 嶋津蓮名無し嶋津蓮(島津蓮)氏の、漫画雑誌デビュー作の読み切り。 おじいさんの意思を継ぎ、露天商という商売に一生懸命打ち込む少年の物語です。 主人公・鉄火は若いのにしっかりしてるし、真面目に仕事に取り組む姿勢があり好感度が高かった。 「香具師」のような馴染みのない、露天商ならではの専門用語も知れてけっこう興味深いお話でした。難しいジャンルだったスケボーロッキー あさいもとゆき名無しファミコンロッキーで一世を風靡したあさいもとゆき先生待望の続作が、この「スケボーロッキー」だったのですが、、当時は特にスケボーブームは起きませんでしたね。ローラースケートは流行りましたけど。 ミニ四駆やファミコンと違って難しいジャンルだったのかと思います。つい稲川さんの声で読んでしまうコミック稲川淳二のすご~く恐い話~霊は復讐する~ 桜水樹 野口千里 瀬河美紀 稲川淳二 谷口トモオ 枝松亜紀 荘屋美登利 河崎千名無し稲川淳二さんの恐い話のマンガ化シリーズ。 怖いもの見たさで読んでみましたが、なかなかリアルな描写で、漫画ならではの恐怖感に満ちています。 最後は背中がゾクっとするような恐怖が待ち受けています・・・・。 あれっ、あなたの後ろに・・・・。 なんてね。つい稲川さんの声で読んでしまうのは何ででしょうね…笑パグ犬のなんともいえない表情パグリ 楠木あると名無しパグ犬・パグリのなんともいえない表情が、とても可愛くてキュンとしてしまいます。ストーリーとしては、作中の漫画家Kさんが離婚し、母子家庭になった中でパグリとの出会いを通し、明るい毎日が送れるようになるというエッセイ風マンガとなっています。ショート完結のコメディ漫画なのですが、結構読み応えがありました。 山と共に生きるマタギマタギ 矢口高雄かしこ山と渓谷社から出版された文庫版で読んだんですけど、いや〜風景描写の素晴らしさに圧倒されますね!初めはなんで山と渓谷社からマタギが?と思ったんですが、読むと山に登りたくなる、自然に還りたくなります!それと同時に、山の恐ろしさと有り難みも学ぶことが出来ます。山そのものが神なんだ!と。 マタギなので動物を狩るのですが、むやみやたらな殺生はしません。そこには技術と知恵と代々伝わるかたい掟があるのです。熊の恐ろしさはもちろん、猿も大群で襲ってきたり、人間と動物の戦いではいつも手に汗を握りました。どんなに熟練のマタギであろうと一筋縄ではいきません。でも私が一番興奮したのはニホンオオカミとカモシカの戦いです。野生同士の戦いにおいて人間はただの傍観者でしかありません…。これが大自然です…。 最後の湖に現れた巨大生物には驚きしかありませんでしたが、何が起こったって不思議じゃない、山ってのはそういう神秘を含んでいるんだ!と、納得させられたのも事実です。やっぱり風景描写がすごいからでしょうか。探そうぜ!石油王#1巻応援このなかに石油王がいます 竹葉久美子六文銭原油価格が下落している昨今(2020年4月時点) それとは全く関係ないが、石油王のマンガが探していたら出会った本作。 しかも、石油王から言い寄られるとか、愛した彼が実は石油王だったとか、某ハーレクイン的展開とは違って、会社の中にいる石油王を【探す】という話。 あ、自分から行っちゃうんだという、この新鮮さ。 しかも、主人公は重度の2.5次元オタクで借金100万円ほどこさえているという、なんともリアリティ溢れた切羽詰まった感じもあって、 なんといいますか、恋愛系では女性は追われる立場が多いなかで、この焦って捕獲しようとする肉食具合が見てて心地よいのです。 もはや、 探さない、待つの(ブルゾンちえみ) じゃないのだ。 会社の中にいる候補として、チャラそうな営業のイケメン、仕事に厳しい直属の上司、推しのアイドルに似ているイケメンなどがおり、いったい誰が石油王なのか仕事をしつつ探っていくラブコメ展開。 推しに似てるイケメンが石油王じゃなかったことに安心するシーンがあり、オタクにありがちな複雑な信仰心が描かれていて、この点も味わい深い。 (ただ、これも決定的な証拠があるわけではなく、ミスリードかもしれないので、依然として誰が石油王かわからない感じ。) 石油王を探すだけでなく、漫然とやりすごしていた仕事にも、趣味の知識を生かしてやりがいを感じ初め周囲にも認められて…と面白くなってきたところで1巻終了。 うーん、今後どう展開するんだろ。 仕事で順風満帆になって、石油王なんて必要なくなるENDかな?とにかく泣けますくじらの親子 くりた陸名無し母親を事故で亡くし、主人公と小さい妹とお父さんの3人で暮らしているお話なんですが、とにかく泣けます。お父さんが仕事の間は、杏が母親代わりになり桃の世話をします。まだ遊びたい盛りの歳なのに、妹の世話があるから遊びにも行けない、家事もやらなきゃいけない。失敗をやらかしたりで妹に対して気持ちが爆発することも。けど妹が可愛いくて、結局許してしまう杏にすごく感情移入してしまう。登場人物がみんな良い人でほっこりします。誰が読んでも楽しめる漫画だと思います。 一に練習、二に練習、とにかく頑張るイレブン 七三太朗 高橋広名無しちばてつや氏やちばあきお氏のご兄弟である七三太郎氏原作のサッカー漫画ですが、内容は、あの「キャプテン」のサッカー版と考えて貰って差し支えないです。 キャプテンで主人公は、よその学校でも球拾いではあるが野球部だったと言う実績がありますが、こちらのイレブンでは、父親の育成方針で中学までは陸上部に在籍していたため、本当にゼロからのスタートとなります。 主人公の青葉茂はルールも知らず、ボールの蹴り方もきちんと知りませんし、ドリブルもこなれていません。 それを練習に次ぐ練習で克服していき、弱小だった高校サッカー部を成長させ、世界から侮られていたジュニアユースでブラジルの度肝を抜き、五輪の選抜ではセリエAからの引き抜きを受け、Jリーグでは怪我を克服してチームに勢いを持たせる。 最後には父親の夢だった五輪の日本代表にまで上り詰める。 素人がそんな所まで行けるものかと思うかもしれませんが、コミックス全43巻の内容は全て主人公の練習と試合中の試行錯誤なので、ステップアップしていくのに不自然さを感じません。 この漫画のラストシーンの、名も知れぬサッカー部員のセリフがこの作品の事を端的に表現しています。 「俺も青葉茂みたいになれっかな」 「頑張ればきっとな!」「奇妙な味」の果実ラタキアの魔女 笠辺哲短編集 笠辺哲(とりあえず)名無し笠辺哲をなんと評価すれば良いだろう。 なに気にキャリアのある人で、もう期待の俊才などと言うのも失礼だろう。 「ゼロ年代コミティア系の良心」? いや、別にコミティアに「悪心」が他にあるとも思っていないのだが。 SF的なテイストだと宮崎夏次系のほうがハードコアだが、笠辺哲には独自のつかみどころのない気持ちよさがあって、とにかくいつ読んでも絶妙に「宙ぶらりん」な読後感を味わわせてくれる。 絵柄も話も、少しユルいヌケたところがあって、それなのに描いている世界はちゃんと棘があり、読み重りがする。 かつての小説界であれば、「奇妙な味」というのが相応しいような、貴重な才能だ。 それはともかく。 なんでこの人は、このペンネームなんだろう。 どう考えても映画監督・俳優のジョン・カサヴェテスから取って付けていると思うのだが、その作品に、カサヴェテスっぽさは特にない。 この作品集が刊行された時のインタビューがネットで見つかったが、そこでは、自分から「(アイデアの)ベースになりやすいのが映画」と話題を振って、好きなのはタランティーノ『パルプ・フィクション』、黒澤作品、デビッド・リーン作品、キューブリック作品、『天井桟敷の人々』とズラズラ列挙するのに、カサヴェテスのことはまったく触れていない。 音の響きが面白いから借りた…くらいのことなのだろうか? 不思議。 (もちろんそれで全然構わないのだが。自分のように、カサヴェテスの名前に惹かれてコミックス買っちゃったヤツもいて、その辺もまたつかみどころがない感じがして、なかなか良いと思います)サーキットの狼サーキットの狼 スーパーワイド完全版 池沢さとし名無し小さい頃に読んで衝撃を受けた作品です。 連載されていたのは昭和50年代頃で、まだカーレース系の漫画は少なかった。 この漫画のおかげでスポーツカーがめちゃくちゃ好きになりましたし、大人になったら漫画に登場するような車に絶対乗ってやろうと思ったものです。 ちなみに、池沢さとし先生は、車を描くのは凄く上手いのですが、、人物描写については好き嫌いが発生する作品かもしれません。 船宿のはなし船宿 大漁丸【合冊版】 ありま猛名無し父と息子で営んでいる船宿「大漁丸」での、ほのぼのとした日々が描かれている作品。宿を訪れる釣り客たち、そこで生まれる人間模様など細かく描かれており、釣りなど興味がなくても楽しめる内容でした。疲れた日にリラックスして読むのがいいです。おすすめです。16世紀ルネサンスラファエロ―その愛 里中満智子名無し当時の時代背景や実在するラファエロを始めとした画家たちの存在、美しい描写など読めば読むほど引き込まれ、最後にはすっかり作品の虜になってしまいました。教科書でしか知らなかった歴史の中にはこんな物語があったんだと感動し、もっと早くこの作品に出会いたかったと感じています。ハーレクイン作品のような2月は雨に濡れて 光崎圭名無し経緯は色々あって、大人な流れで、でも最後にはハッピーエンド。わたしの好きなハーレクインの世界のよう。儚く線の細い綺麗な感じの女性で、不幸ではないのでしょうけど、最後の瞬間までは余り幸せではない感じが何とも言えませんが、どれも、最後には素敵な結末なので、読み終わってハッピーな感情が残ります。 タイトルにつられて…ロリショタ戦記 まつもと千春年代不詳短編集 まつもと千春名無し読みました。表紙の女の子は、男の子でした…。レオンという男の子が女の子に変身していて、ロリショタというのはそういう意味でした。ショタが好きな人は読んでみてもいいと思います。男として考えさせられる作品七瀬ちゃんSOS 坂本しゅうじ名無しお嬢様育ちの七瀬ちゃんが野獣のような男達からエッチな攻撃を仕掛けられるも、運良く攻略していく様子が男として少し残念!? 気が付けばエッチな展開を期待しながら読んでいる自分を冷静に振り返り、「ああ、俺もこの漫画に出てくる男と同じなんだなぁ。」と笑えてしまいました。 昔の時代にありがちなセクハラのオンパレードですが、そこまでエッチな内容も生々しい描写はないので、安全?に楽しめる作品だと思います。神秘的なお話が好きな人にムー大陸の7人 井出ちかえ名無し幻のムー大陸の石を祖父からもらった女の子、優は、仲間とのキャンプの海で遭難して、荒れたムー大陸にたどり着きます。そこで出会ったバッファローは、優の夢に出てきた男性で…というお話。絵はバリバリの昔の少女漫画ですが、すごく綺麗で背景も描きこまれています。設定も伏線もしっかりしていて、読み応えあり。神話や伝説など、神秘的なお話が好きな人におすすめです。 幻の光として新装版 度胸星 山田芳裕(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。やはり大陸はでかかった、という話情熱大陸への執拗な情熱 宮川サトシ 宮川さとしnyae母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。を読んでからこれを読むと「元気そうでよかった」という、読む上でとくに必要のない感情が生まれてしまいました。 それはさておき、この漫画はひとりの(当時)マイナー漫画家が、情熱大陸に強く憧れ、いつか上陸(出演)するときのための準備にいそしむ様子を描いたドキュメンタリー漫画です。 準備というのも、ひとり胸に秘めてというレベルのものではなく、度々家族をゾッとさせるような行き過ぎたものもあり、それが非常に笑えます。彼は本当に「本気」なんだなというのは痛いほど伝わるんですが、大陸のデカさに気付くのに少し時間がかかってしまった。 そしてそんな彼をいたずらに振り回すような要素も多すぎた。 地元の同級生に上陸を先越されたり、上陸済の綾野剛とバイトで一緒だったことがあとから判明したり(遅ッ)、情熱大陸の公式Twitterに漫画に関してコメントされたり… しかし私自身もこんなふうに書いてますが、この漫画が連載されている時には「こんなこと描いてるけど、なんだかんだ話題になってるし、そのうち上陸するでしょ」なんて思っていました。要は私も大陸のデカさを全くわかってなかったんです。改めて読んで、やっぱでっかいなァ…と再認識したところです。後のせかつよ?1・2・3でキメてあげる 大宮直依名無し1・2・3と書いてカウントスリーと読むそうです。 昭和、平成初期にかけではプロレスをゴールデンタイムで見ることが多かったですね。昭和プロレスと言う言葉もありますからね。 「1・2・3でキメてあげる」も、そのブームに乗った女子プロレスをテーマにした漫画です。 エロ要素なしで、純粋に青春を描いています。 もっと読みたいプロレススーパースター列伝 梶原一騎 原田久仁信名無しすごく懐かしい。80年代の漫画なので登場するレスラーの中にはすでに他界されていて、久しぶりに名前を聞いたレスラーも多いです。プロレスが好きなので以前に読んだことがあるのですが、記憶があいまいなのでまた読んでみようと思います。タイガーマスクが好きなので探してみます。おぎのひとし1995~2006短編集おぎのひとし1995~2006短編集 おぎのひとし名無しコロコロコミックやハイパーコロコロなどに掲載されてきた初期作品や中期作品など、おぎのひとし氏が手掛けた選りすぐりの短編作品がギュッと凝縮されている一冊です。どの作品も、懐かしいものばかりで、時間を忘れて読み漁りました。これ一冊あれば繰り返し楽しめると思います。圧巻の下ネタギャグ作品いつかバカになる日 ニシムラマコジ名無し表紙からある程度想像できますが、最初から最後まで下ネタ連発の作品です。あまり元気無く落ち込んでいる人、普段下ネタが言えない環境でストレスがたまっている人が読むといいと思います。作者のニシムラマコジ先生の世界観が凄いです。人間ウォシュレットなど、よくこんなに下ネタが思いつくなあ。時事ネタは古く知っていれば懐かしく楽しめます。 決して大袈裟な事ではないああ不妊治療 8年・1000万費やしたアラフォー漫画家の体当たりコミックエッセイ 榎本由美名無し不妊治療経験者の立場からこの作品を読んでみると決して大袈裟な表現ではなくかなり現実的な内容だと感じました。 現在は不妊治療中や子供が出来ず不妊治療をしてみようと考えている方には是非おすすめ。 不妊治療のヒントになったり、不安を和らげる助けになるなど、読んで損はないかと思います。旧車好きに読んでほしいKING しんむらけーいちろー名無し今ではあまり見かけないような旧車が多く出てきます。カーバトルで峠を攻めているシーンなどとても迫力があり、旧車好きには特におすすめしたいマンガです。<<99100101102103>>
嶋津蓮(島津蓮)氏の、漫画雑誌デビュー作の読み切り。 おじいさんの意思を継ぎ、露天商という商売に一生懸命打ち込む少年の物語です。 主人公・鉄火は若いのにしっかりしてるし、真面目に仕事に取り組む姿勢があり好感度が高かった。 「香具師」のような馴染みのない、露天商ならではの専門用語も知れてけっこう興味深いお話でした。