good!アフタヌーンの感想・レビュー202件<<45678>>百七不思議の少女と新米教師のゆかいなホラー漫画 #読切応援スイカ(読切) 森とんかつstarstarstarstarstar_borderかしこ自称どこにでもいる関西人の新米教師が赴任した丑光高校には百七不思議が存在する!いやいや107ってありすぎだろ、こりゃ完全にギャグ漫画だなと思ったら意外とちゃんとホラーでビックリ。というかハイレベルなシュールギャグだった!大きな黒目がまことちゃんを彷彿とさせる謎の小学生スイカちゃんは百七不思議の一つ。彼女に振り回される新米教師の慌てふためきようがもっと見たい。人間と蚕の共存を願った男の話御蚕様改良記録 光秀日量名無し蚕に対する圧倒的熱量を感じる読み切り。これぞ四季賞というテーマかと。虫がとにかく駄目な人にはきついかも知れませんが、蚕はとっても可愛く描かれています。それゆえに、違法繁殖させる悪徳業者が増え、主人公も命以外を全て失ったといっていいような展開は悲しかった。 繁殖や遺伝子改良について全く知識がないので、主人公が人間と蚕の共存を願って行動したことが正しいのか間違っていたのかわかりません。ただもっとこういう誰も描かないようなテーマの漫画を読みたい …と思っていたら作者の次回作が、ファンタジック・マンガ業界コメディ『パクリ戦争』と書いてあってズッコケました(超絶楽しみです)納骨ドタバタファミリーコメディ #読切応援骨壷の小鳥ちゃん 藤原ミナモnyaeこの読切は、ただ骨壷の蓋のあたまに付けた小鳥のオブジェが大きかった、ただそれだけのことに大人数の大人たちがふりまわされる話なんですが、とてもコミカルで重くも暗くもない。山田洋次監督が撮る映画のような雰囲気があります。 さすがの四季賞、こういうワンシチュエーションでどんどん話が広がる漫画を描けるのってすごいと思いますし、主人公とおじいちゃんの関係性も話の流れのなかでよく分かる。霊媒師が出てきちゃった時は「まじかよ」と声に出してしまいました。最後のあの見開きにはまさに一件落着!という言葉がぴったりです。 料理もさることながら150年前の武士と現代の女性との邂逅が面白い半助喰物帖 草香去来 灯まりも名無し150年前の武士が井戸に落ちて、現代の東京にタイムスリップしてくるといった所で、どんな料理を作るのか気になって手に取りました。 半助さんの反応がいちいち面白く、すごく適応力が高い人だな〜と思いました。 歴史を知る楽しみ、料理のレシピを知る楽しみもありますが、全体を通して気持ちがあたたかくなる作品です。 高レベル過ぎるすれ違いラブコメ #読切応援ありがとうございます、富田さん。 交田稜餅※ネタバレを含むクチコミです。ダイビングの漫画なのにダイビングではないぐらんぶる 井上堅二 吉岡公威名無し建前上はこの作品はダイビングについての作品のはず。 しかし実態はダイビングというよりも大学生活に重点を置いた青春漫画というのが近い。 それでも面白いのはシリアスな笑いを誘うようにデフォルメして書かれているからだと思います。 そしてとにかく脱ぐのがウリの漫画にもかかわらずいやらしさがなくむしろ笑いや感動を誘うというのも珍しいと思います。 純真無垢(?)な学生がこのように「染まっていくのだな」というのも感じました。 系統の近い作品は「新テニスの王子様(テニプリ)」をおいてほかにないでしょう。 「ダイビングがあまりないダイビング漫画」と「テニスとは名ばかりの格闘漫画」。そう考えると似ています。 また主人公たちがテニスの試合をする場面があったのですが、まさにテニプリを彷彿とさせるような感じがそこにありました。 何をしでかすかわからない、そういうシーンが多くこれも引き込まれる理由だと思います。すぐ気絶する漫画たおれて尊し! 尾玉なみえnyae打ち切りだったのかどうかは知らないけれど、凄いヤケクソな終わり方をしてるので、そこがこの漫画の最大の魅力です。 小山鋭角というキャラがいて、小山ゆうのおれは直角が元ネタかなと思ってますが、真偽は不明です。 それにしても尾玉なみえ先生は今何をしていらっしゃるのか…新作はもう読めないんだろうか。なにか情報持ってる方がいたら教えてください。 必殺技はサメパンチ!サメガール 雪本愁二nyae巨大化した海洋生物が襲ってくる街に暮らす男子高校生、夏蔵。 ある日、サメのイラストが描かれたパンツを履く少女、一花が転校してくる。 彼女はサメパペットを手に巨大海洋生物と戦う、サメガール! 「自分に近づくな」と、人と距離をとろうとする一花だが、普段はコケたり物にぶつかったりと少々ドジな様子。そんな一花の強気な態度とは裏腹に、毎日の命がけの戦いに恐怖で震えて泣いている姿を見てしまった夏蔵。 彼女の勇気に触発された夏蔵は、彼女を助けるために、強くなる決心をするのだった。 巨大なマグロが街を破壊しながら襲ってくる状況は、どう考えても学校なんて行ってる場合じゃないのだけど、一花のサメパンチをくらったマグロは、大トロや中トロなど美味しそうなお刺身になって散るという、夢みたいな世界。羨ましい。 もしかしたらサメガール以外にもたくさんヒーロー&ヒロインが出てくるかも…!と期待しております。 強がり戦闘少女meets正直少年 #1巻応援サメガール 雪本愁二あうしぃ@カワイイマンガ転入生の深田一花は、巨大魚の脅威と闘うヒロインだった!彼女は転入早々「私に近づくな!」と宣言する。しかし、隣の席の海月夏蔵は見てしまった。勇敢に巨大魚に立ち向かう一方で、闘いを恐れて泣いている一花の姿を……。 「彼女を守る!」と側にいようとする夏蔵と、彼にツンツンしながらも助けられる一花の、ドタバタバトル&ラブコメディ、面白カワイく進行中! ★★★★★ 「国家公安 対巨大海洋生物治安総局所属、サメガール!」と名乗りを上げて闘う一花は、一瞬、カッコいいのだが、それまでがどうも締まらない。 敵の巨大魚は、様々な魚種の性質が意外と面倒臭く、何処か抜けている一花は簡単に翻弄されてしまう。 それをサポートする夏蔵だが、特別な能力もない彼は、攻略法を見つけるまでに二人で翻弄されながら、いつもエッチなハプニングを起こしてしまう。 日常でもバトルでも、何とも締まらない二人が起こす笑いと、思春期的ドキドキ感が、可愛らしくて面白い! しかし要所で機転と漢気を見せる夏蔵と、それに応えて決める一花のコンビは、何となくいい感じ。そして馬鹿正直に、真っ直ぐに一花に接する夏蔵に、一花は困り、照れ、怒りながらも、彼を信頼し始め……。 このツンデレ、最高やで! 例えば『事情を知らない転校生がグイグイくる。』の川村拓先生や、山本崇一朗先生、または「ツイ4」に見られる様なラブコメを好まれる方には、「こういう先生方がバトル物を描かれたら、こんなかなぁ」という感じで是非読んでみていただきたい。 世界観的には、あらゐけいいち先生や、『不思議なゆうなぎ』の大庭直仁先生が好きな方にもおすすめ! サメのぬいぐるみを装着して繰り出す「サメパンチ」の決め絵が、凝ってて可愛くてすごくいい!安心してください!鬱展開は(今のところ)ありません! #1巻応援能力 主人公補正 鬼頭莫宏 当麻sogor25見るからにモブキャラな高校生、その名も加藤凡(ぼん)。そんな彼が通学中に助けた妖精からお礼として"能力 主人公補正"をもらった所から始まる物語。 (通学中に妖精と出会ってる時点でもう主人公属性アリなんじゃないの?)と思う人もいるかもしれませんが、実際に読んでみると、"能力 主人公補正"を授かる前と後で明確に(具体的に言えば1話22ページから)加藤が主人公補正の恩恵にあずかって変わっていることがわかります。 そこから加藤の身に訪れるまるでマンガのような展開。こうして彼が主人公の学園ラブコメストーリーが始まる…と思ったら、さすがにそこまで旨い話ではなくて。だって一口に"主人公"と言ってもいろいろありますよね…? ただ安心してください!恋愛要素はちゃんとありますし、1巻の最後までドタバタで楽しい展開がずっと続きます!「原作 鬼頭莫宏」の名前に怯える必要はありません! 鬼頭さんが"主人公補正"という言葉を最大限に拡大解釈して紡いでいるストーリー、そこに緩急自在でクオリティの高い当麻さんの作画が加わり、誰にでも薦められるエンタメ作品に仕上がってます。 ※ なおこのクチコミは1巻発売時点のものです。2巻以降の展開については保証しかねますのでご了承下さい。 ぶっとび系ヒロインがとても魅力的 #読切応援目をあけてねれるよ 佐倉旬nyae叶えたい願いのためなら悪魔を召喚してしまう山田さんと、真面目で心優しい田中くんの過激だけど真はとてもピュアなお話。 ふたりともお幸せにな…という気持ちです。これからも山田さんは突飛なことをしてしまうと思うけど、ぜんぶ田中くんが受け止めてくれるからきっと大丈夫。のはず。 人間の興味関心は結局…無声アイドル ウタマロちゃん コユリ名無し「何百万人のファンがいても救われない俺と そんな俺の笑顔ひとつで救われる女の子」 アイドルという仕事を端的に表したセリフかもなぁと思いました。 生死にも関わりかねない問題だらけの社会で、時間稼ぎのように芸能ニュースを垂れ流すワイドショーに嫌気がさす一方、人間の興味関心というのはいつでも他人のプライバシーに向くのだなと思い知らされる。 ウタマロちゃんの性別なんてどっちだって良い、という正解がわかっているのに、自分は最後までウタマロちゃんの性別を知りたがってしまった。人間はきっと、死ぬまでずっとこうなんだろうな…。 でも最後の最後で、そんなふうに諦めたら終わりだなと思い直せるような希望も描かれています。「龍捕り」という職業としての群像劇空挺ドラゴンズ アフタヌーン編集部 桑原太矩名無し現在、アニメが絶賛放映中ということで読んでみた。取り上げられ方としては、流行の「ファンタジーと美食」というジャンルで推し出されていた気がするが、それは一端でしかない。ミカという主人公は配置されているものの、エピソードごとに中心となるキャラクターは決まっており、物語が展開される。そこに通底しているのが「龍捕り」という職業。彼らの生き様それ自体が物語となっており、ドキュメンタリーのように生き方に触れられるのが魅力だと思う。 ページをめくる手が止まらない亜人 桜井画門 三浦追儺たもり久々にマンガに没頭できました。 戦闘シーンも戦略も矛盾がなく、変な引っかかりなく最高。癒され感たっぷりでした。やさしいヒカリ 中村ひなたPom ほっこり癒されました。 慌ただしい日々と闘う三宅君が、月輪島へ行って郵便局の局長を任されて生活するお話。隣に住む綿里家の皆も柔らかい雰囲気で、日和子は笑顔も本当に可愛くてとっても素直な女の子。 居心地が合う場所で生活するって大事なことだな。 ただただ、ゆるくのんびりと進んでいくからなのか、読んでいて心地良い気持ちになった。不思議ペン画の微エッチ純情百合SF #1巻応援不思議なゆうなぎ 大庭直仁あうしぃ@カワイイマンガ要素が多い! ……とにかく独特な点が多くて、斬新な表現を見ているはずなのに、最終的に「可愛いし、ホロっとくる!」と誰もがほっこり納得してしまう……これいいですね! ●大好き同士の女の子、ユウとナギは、ナギの体質のせいで(とユウは思っている)お互いの身に不思議なことが!どんな困難も友情力で解決する、ほんわか百合が堪能できます。 真っ直ぐに互いを求める百合尊い! ●問題が起こるたび、二人は裸が見えてしまったりするのですが、いやらしくならず、互いの秘密を共有する表現になっています。 でもちょっぴりエッチに扱われるお尻もあります。 ●均一なペン画で、幾何学的な背景やメカ的なSF表現がされる一方、背景の木や雲などは屏風絵から発想を援用したような感じか。ユウとナギの髪が版画的な表現でアクセントになっており、几帳面なタッチながら、絵のアイデアが豊かで楽しい! ●不思議事件に巻き込まれるうち、次第に行動範囲が広がり、不思議な街の秘密が二人の目の前に。これ、続刊がめっちゃ楽しみなやつだ! 石黒正数先生やつばな先生が好きな方は、たぶん好きかなぁ。 不思議世界に翻弄される二人と、少しずつ縮まる様でいて実は両想いでしょ?な二人の距離を、目から星をキラキラさせて楽しみましょう! 1巻は2月7日発売。 出たばっかりだよ!読もう! (すみません、当初 #1巻応援 のタグを入れる場所を間違えていたのですが、改めてタイトルに入れました。実は2巻で終了、しかも2巻は電子書籍のみというアナウンスがありました。非常に残念ですが、せめて2巻が売れて大庭直仁先生の応援になればと思います。本当に面白いのでみんな読んで!) 凡人くんが突然主人公になったら…!能力 主人公補正 鬼頭莫宏 当麻名無し※ネタバレを含むクチコミです。フィルムカメラの良さを再認識できるファインダーの先のきみ すずしろわか名無し家の火事で命を落とし、同時に思い出が詰まった写真も燃えてしまった幽霊の女の子と、はじめてフィルムカメラを手にした男の子の交流のはなし。 現像しないとどんな写真が撮れているかわからないことは、写ルンですの再ブームがきているように、若い世代にとって当たり前ではないことであるのと同時に「撮った」という体験が記憶に残りやすいのかも知れない。 フィルムは取り直しや削除という概念がないことで、一枚一枚の写真に意味や気持ちがより上乗せされる。今だからこそ、スマホでは撮れない写真の面白さ、大切さを再認識できた。 相方に解散を告げられたら…二度目の行列 久保田かどnyaeタイトルがいい。お笑いという業界に身を置く者にとって「もう一度あの行列に並びなおす」ことには想像を絶する難しさや葛藤、覚悟があることがひしひしと伝わる漫画でした。 がむしゃらに汗水たらして突き進むのではなく、自分を俯瞰するような冷静な目線がリアル。 自分はその業界のライトがあたってるところしか見たことがなくて、その影には果てしなく長い行列がなしていることを想像すらしなかった。 絵も上手いし、非常に読みやすい。ついでに前作「背に負はば月影の重き」も読みましたがそちらも芸人と就職の間で揺れる大学生の話でした。こちらも面白いです。 生きることは演じることブタイゼミ みかわ絵子名無しそれを理由に読むのを避けたり軽視したりは一切していない事実を大前提で捉えていただきたいのですが、女性作家の漫画を一定以上好きになる機会がほとんどない中でこの作品にはかなり胸を打たれました。衝撃が突き刺さる。 むしろ女性だからこそたどり着けたであろうあまりにも奥行き深い表現の連続で 怒り、憤り、悔しさ、ままならなさ、悲しみなど 人間の負の部分と、そこからどう立ち上がるか、向き合っていくかという強さとが同時に力強く描かれていて「圧」を感じます。 全2巻と尺は短めですがいわゆる打ち切り感はなく、綺麗な結末を迎えています。 おすすめです。ポーターズポーターズ 桐山古舟名無し世界観とかもいいし、絵も上手いし、キャラデザとかストーリーも完成度が高くて面白かったです。 少し物足りなさを感じたのは、主人公2人の人となりがあまり伝わってこなかったからかもしれません。もっとアクが強いとか、忘れられない特徴があるようなキャラクターだったらもっと印象に残ったかなと思いました。鳥肌…!父娘の島 ショウ名無しすごいもの読んだな〜と、いい意味でゾワッとした読後感。心のなかで拍手。 気が利いた言葉が見つからないけど、愛と正義と夢が詰まった作品だと思います。 四季賞新人戦枠の掲載みたいだけど、レベルは新人のそれじゃないです。連載作家として再登場する日も近いんじゃないでしょうか。 異世界×こたつこたつ聖戦 仲代役名無し異世界と自宅のこたつが繋がってしまい、魔王と勇者がこたつから抜け出せない状態から物語が始まります(笑) 一度囚われたら出られない「こたつ」の魅力をめっちゃ活かした設定がナイスです。こたつを囲んでの会話シーンは笑いの連続で、主人公の塩対応ぶりや、魔王達の反応がいちいち面白い。 異世界に戻れるまで、最後までダラダラ過ごすと思いきや怒涛のラストへ…。 意外と、緩急の激しい漫画でした。 愚直なバスケ男子の青春ここにあり凡天 倫の助名無しバスケ好き不器用な男子と身体能力抜群イケメンの組み合わせ。いやぁ〜青春してるなぁ〜!噛ませの他校の不良部員たちも良い仕事してます。飛び抜けて絵やストーリーが優れているわけではないものの、扉絵の萩尾望都先生のコメント【爽やかで楽しい!コメディセンスもgood!です】というシンプルな感想が全てだと思いました。<<45678>>
自称どこにでもいる関西人の新米教師が赴任した丑光高校には百七不思議が存在する!いやいや107ってありすぎだろ、こりゃ完全にギャグ漫画だなと思ったら意外とちゃんとホラーでビックリ。というかハイレベルなシュールギャグだった!大きな黒目がまことちゃんを彷彿とさせる謎の小学生スイカちゃんは百七不思議の一つ。彼女に振り回される新米教師の慌てふためきようがもっと見たい。