服部半蔵の下で働く最強の江戸幕府おん密・伊賀忍群。なかでも影丸は天才忍者としてその名をとどろかせていた。そんな時、薩摩藩の命を受けた影の一族が半蔵に挑戦状をたたきつけた。影丸をはじめとした7人の伊賀忍者VS影の一族!手に汗握る、横山光輝の大長編忍者コミックス!!
かつて人々が神に近づかんと建造したといわれるバベルの塔。それは地球に不時着した宇宙人が作ったものだった。5000年の時を経て運命のままに塔に導かれ、超能力を授けられてバビル2世となった少年・浩一。三つのしもべを連れたバビル2世は、世界征服をたくらむヨミの野望を打ち砕くべく立ち上がった!
人間とお友達になりたくて魔法の国からやってきたお姫様、それが「魔法使いサリー」。人間界にお屋敷を建てて学校に通い始めたサリーだが、パパの帝王はそれが気に入らなくてなんとか魔法の国へ連れ戻そうと四苦八苦。さらにはいたずら小僧のカブまでやってきて…?少女向けテレビアニメ第1号となったメモリアル作品!
ロボット漫画の決定版が原作完全版となって帰ってきた。抜群のストーリー展開、小気味いいテンポ、今なお新鮮なエピソード。読むほどに、不朽の名作のトリコとなる。
時は春秋戦国時代の中国。「鬼王」と呼ばれた斉の王を父に持つ文竜は訳あって父を殺害、斉の国を捨て、亡き母の国・倭を求めて流浪の旅に出る。唯一友とするのは、幼少より愛で育てた1頭の獅子・崑崙。彼の行く手には何が待ち受けるのか?広大な中国の大地を舞台に辻真先と横山光輝が組んだ入魂の大河ロマン!
大海原を漂流していた上杉(うえすぎ)は、あけぼの丸の乗員に救出されるが、息子・健児(けんじ)に日記帳を渡してくれと頼んで絶命する。その日記帳を船長から届けられた健児は、航海に出る前の父親の様子を思い出しながら港に佇んでいると、父親の救出に関わったナイフの辰(たつ)をはじめとした3人組に声をかけられる。上杉が死ぬ前に言った「海に眠る巨万の秘宝」という言葉を聞いていた彼らは、健児の行動を監視して……!?
2014年生誕80周年を迎えた横山光輝。現在でもたくさんのフォロワーを産み、後の世代に大きな影響を与えた“巨匠”の足跡を、各界著名人の寄稿文、インタビュー、対談で振り返ります。また、単行本未収録の『おてんばトリオ』、『鉄人28号』『三国志』『伊賀の影丸』など代表作の美麗カラーイラストを収録。主な寄稿者:今川泰宏、岡本賢一、神崎将臣、京本政樹、幸森軍也、タケカワユキヒデ、武田鉄矢、辻真先、津原泰水、戸田泰成、中野晴行、野口賢、藤川桂介、藤原カムイ、ゆうきまさみ(五十音順)
1956年から1966年まで連載された「少年」(光文社)の看板作品にして、横山光輝の本格的な月刊誌デビュー作である『鉄人28号』。2016年は、そんな『鉄人28号』が「少年」に登場してから60年目の節目を迎えます。それを記念して企画、制作したのが本書です。『鉄人28号』の数多くのエピソードのなかでも『鉄人28号 原作完全版』が発売されるまで単行本化されていなかった「ロビー編」と、復讐を交えて兄弟の絆を描いた「超人ケリー編」を完全収録し、『鉄人28号』にインスピレーションを受けた当代を代表する3名のクリエイター・安彦良和、瀬名秀明、さとうふみやへのインタビュー、横山光輝本人が生前書き遺した『鉄人28号』創作にまつわるエッセイ、昭和文化のコンシェルジュ・泉麻人が綴る『鉄人28号』へのコラムを収録。収録内容:『鉄人28号 原作完全版』より「ロビー編」「超人ケリー編」を完全収録 / インタビュー:安彦良和、瀬名秀明、さとうふみや / 特別収録:『鉄人28号』創作にまつわるエッセイ(横山光輝)、イズミ少年の漫画日誌『鉄人28号』編(泉麻人) / 解説:知能を持つロボット二体(幸森軍也) / カバーイラスト:藤原カムイ
忍者!おん密!!特殊技能!江戸時代!!城!将軍家!!半蔵!!旧国名!!忍び文字(暗号)!わたしの子供の頃の好きな要素がいっぱいすぎて、多分小学生の頃に読んでいたら、わくわく夢中でどハマりしていたと思います。 しかもさすが横山先生だけあって無駄のないシンプルな作風で読みやすさも抜群。全15巻の超大作ですが、不思議と読み疲れなどはありません。 三重マンガランキング2位もうなずけます。 当時はかなり画期的な作品だったようなのですが、この作品が凄すぎてフォロワーが多く生まれ、多くの作品からベンチマークの扱いを受けたことによって、今見ると少し普通というか、王道すぎてもう一捻り欲しい気がしてしまいます。なので、名作であることは重々承知しつつも、今の子供たちにあえてこれを薦めるかというと、少し微妙な気もします。 あと、私の大好きな男塾に通じる要素も結構出てきて、それも見応えがありました。宮下先生に影響を与えてるのかもしれません。男塾は関係ないですが、途中、影丸の一人称が「影丸」になったのも面白かったです。 ちなみに個人的な一番のお気に入りシーンは、敵を攻撃する用に手懐けているふくろうが、敵が繰り出したネズミを捕まえるのに夢中になってしまって敵を攻撃しなくなる場面です。ふくろうの顔も可愛く描かれており、忍者という暗い宿命を負った者が主人公の作品世界で、ほんわりとした気分にさせてくれます。 あとはおまけコンテンツとして「ムササビ」という作品が収録されてます(影丸の話ではないです)。これは、天正伊賀の乱で信長に滅亡に追い込まれた忍者の生き残りが、本能寺の変の裏側で糸を引いていたという魅惑の歴史ifストーリーで、こちらも戦国時代ファンには見逃せない出来でした。