月刊ビッグガンガンの感想・レビュー58件<<123>>ダ・ヴィンチ・恐山というインターネット『くーろんず』シリーズ 空論基礎 ダ・ヴィンチ・恐山野愛ダ・ヴィンチ・恐山をダ・ヴィンチ・恐山として認識したのはいつ頃だったんでしょう。RTで何かしらのネタツイートは見かけているはずなのに記憶にあるのはにぅまさんのツイートばかりだし、オモコロで記事を見ているはずなのに永田さんの女装姿とかARuFaさんの奇行ばかり脳裏に焼きついています。 それが今更ながら恐山大好き。匿名ラジオ毎週聴いてるしオモコロチャンネルも見てるし一回だけ復活したオールナイト虚無も聴きました。 なので読んでみました。 めちゃくちゃ恐山。今も昔も恐山。 恐山すぎる〜という喜びによってさらに面白さが倍増してる気はしますが、それを抜きにしても面白い。インターネットという観念がここに凝縮されています。 乳首がもし取れたらの話はほぼ大喜利だし、それに付随する言葉遊びがめちゃくちゃインターネットです。「#名作に一文字足して台無しにする」みたいなのみんな好きでしょ? 今年の干支ってウサギだっけ?メスゴリラだっけ?っていうのもVIPのスレタイに絶対ありそうです。 巨人になってしまったら踏みつぶさないように新宿御苑にって話は匿名ラジオでもしてた!恐山だ〜!!やった〜!!とARuFaさんのようなテンションになってしまいました。 古参の恐山ファンは間違いなく読んでると思いますが、わたしのような新規の恐山ファンも間違いなく面白いですし、恐山のことはよく知らないけどインターネットが好きなひとにもおすすめです。 匿名ラジオもぜひ聴いてみてほしいです。もしも好きな人の死ぬ日が視えたなら。僕はまた、君にさよならの数を見る 永椎晃平 霧友正規兎来栄寿霧友正規さん原作のライトノベルのコミカライズです。作画を担当するのは『星野、目をつぶって。』の永椎晃平さん。 様々な物語を見てきている人であれば、この作品の根幹となる「他社の寿命が数字として頭の上に見える」という設定に既視感は覚えるでしょう。 『デスノート』ではまさに同様の設定がありましたが、最近でも『プランダラ』や『ドクザクラ』など寿命でなくとも何らかの情報を示す数字が人間の上に浮かぶ演出がなされる作品というのは数多く存在します。 また、キャラクター造形も脇役に至るまでよく言えば卒がなく、悪く言えば没個性という感じで突き抜けた魅力というのは感じ難いかもしれません(永椎晃平さんの絵の美麗さによってヴィジュアル的にはとても魅力的です)。 『100日後に死ぬワニ』の大ブレイクにインスパイアされた数多くの作品によって、「限られた命や時間をいかに生きるか」という命題にやや食傷気味の人が多いのも逆風かもしれません。 しかしながら、こうした珍しくない素材を使ってはいてもその調理方法は非常に丁寧であるという印象を受ける作品です。ライトノベルというジャンルが基であるならば、むしろこれがあるべき姿と言ってもいいでしょう。多くの人が安心して楽しめる、笑って泣ける恋愛+αの物語がここにあります。恐らく、中学生の時に全然物語に触れずにこの作品に出会っていたなら、大きく感銘を受けた気がします。誰かにとってのそういった体験になり得る作品です。 個人的には、特に創作という行為がひとつ物語において重要な意味を持っているところが好みでした。 全2巻で綺麗に完結しているので、ストレートで感動的な恋愛エンターテインメントを摂取したい方にお薦めします。#1巻応援 小学生ママ真琴の本当の気持ちが気になるママごとー小学生ママと大人のムスメー つづら涼Pom 小説家の柚と、隣人の小学生真琴との交流を描いたお話。 真琴は、汚部屋で生活する柚を見て自分がママになると言ってお世話し始める。 しかし真琴が本当は何を考えているのか分からない。。 ママと言いながら、やっぱり子供な真琴と、柚がどんな風に信頼関係を築いていくのか、二人の本心など興味深い話だなと思います。福岡の島で目覚めた「カカシ」の第二の人生ほとめくかかし たつひこ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 表紙の雰囲気が最高にオシャレブサメンガチファイター 弘松涼 上月ヲサムななし※ネタバレを含むクチコミです。「更生」した渋い奴らの魅力たっぷりBADON オノ・ナツメstarstarstarstarstarさいろくヤッカラ、バードンという地名はもうACCAでおなじみ。 今回はヤッカラから出てバードンで心機一転を目指す4人の渋い男たちの物語。ACCAとは地名以外は関係ないのかな?と思うぐらい現代臭さがある。 (ACCAは若干SFっぽさがある気がする) あ、でも「デカい人の地区」もあるので地名だけではないのかも。 ハート、ラズ、リコ、エルモ+リリーの5名の暮らしが始まった。楽しみで仕方ない。 今回はACCAより更に好みなテイストなので長期連載になってくれるといいなぁ… エルモとハートは2巻まででいいとこがあったので、次はリコかな。 ラズの話が先に来てくれたらなんとなく長続きする気がするんだけどなぁ 2022/1/26 追記:5巻発売!ということで4巻の感想。胸がいっぱい、本当に良い。もっとオノ・ナツメ作品を知らしめたい・・・ ついでに画像添付。ラズの話が5巻で来てくれた、理想通りの展開。そして5巻、涙が出る。ハートもラズもたまらない。ただの異世界ハーレム物じゃない結婚指輪物語 めいびい名無し最初はタイトルからロード・オブ・ザ・リングかな?と期待していなかったのですが、いい意味で予想を裏切ってくれました。 異世界ラブコメものですが、ストーリーが面白くてどんどん次が気になっていきます。深淵王との戦いの行方も気になる良質なファンタジーだと思います。 あと、作者めいびいさんの描くヒロインはやはり上手い&可愛い。 薬オタク女子可愛い薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこ名無し主人公は薬学の知識のある女の子。またこれが可愛い可愛い。最近こういった、ちょっとオタク気質な女子ものって流行ってるのかな?(俺は好きだけど、、)薬オタクの知識が色々な問題を解決して行くのが、見てて気持ちいし、なんとなく恋愛興味なさそうだけど、こっから発展しそうなフラグあるのも好き。絵がかわいいので、昔…薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこaico絵がかわいいので、昔のもののストーリーって単語がピンとかないからよみにくいの多いけど、これは読みやすい。女性の美に関する話題も好きなので、おもしろい!12世紀モンゴルを舞台に絡み合う史実とファンタジーフェンリル 赤松中学 大西実生子sogor25主人公は12世紀モンゴルのある部族の少年テムジン。彼が湖で「フェンリル」と名乗る美しい女性の姿をした"何か"と出会った所から物語は始まる。 世界史に明るい方なら"モンゴル"そして"テムジン"というキーワードである程度察するかもしれない(私は全くピンときてなかったけど(´・ω・`)) そんなテムジンが主人公の物語で、基本的には彼がその地を股に掛け躍動する大河ロマンなのだが、フェンリルの存在により、テムジンが当時ではあり得ないような知識を身につけていくことで徐々に史実から物語が分岐し始めてゆく。ファンタジーとフィクションに史実と現代の知識が折り重なり、先の読めない一大戦記へと物語が拡がっていく予感がある。 1巻まで読了 絶対バレてはいけない「同居生活」ペコロス シバユウスケあうしぃ@カワイイマンガ高校生と小学生の「青田姉妹」×こちらも高校生と小学生の「菜原姉弟」。幼馴染の両家は、ある秘密を抱えていた。一見隣同士の二つの家。しかし実は、二つの家は中で繋がっていた! 両親が揃って旅行中の両家は、子供達だけで共同生活を送っている、というお話。 この物語を面白くしているのは、その同居生活を「絶対誰にも知られてはいけない」という鉄の掟。そのためにわざわざ回りくどいことをしたり、友達を家に呼ぶかどうかの攻防戦が繰り広げられたり、というシチュエーションコメディが展開され、ゆるい雰囲気の中でのドタバタ劇がかわいくも可笑しい。 個性豊かなカワイイ女の子の集団に振り回される、一人男の子の菜原蕗の存在もまたかわいらしい。彼をめぐる恋愛地獄絵図(笑)と、彼の小さな恋の行方を愛でつつ、あまり深く考えずに楽しみたい漫画。 そして表紙や扉等、ポップなデザインも目に楽しい!中国皇帝専用ハーレムの名探偵薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)次にくるマンガ大賞2019コミックス部門1位にランクインしていたのが手に取ったきっかけだけど、絵がかわいいなと思って気になってはいた。 僕は歴史にはとんと疎いけどそれでも楽しんで読めるようになっているし、どの程度史実通りに描いてるのか分からないけどそれでいいと思う。 薬師をやっていた少女が薬草の調達にいった先でさらわれて、昔の中国の宮廷の後宮で働かせられる様子を描いた話なんですが、思ってもいなかったのがわりとお話がミステリー仕立てなんですね。 主人公の少女は、毒とか薬に関しては好奇心旺盛で、自分の体でどんどん実験して毒に強くなったり痺れるのを楽しんだり左腕がボロボロになってしまうほど。 このキャラ造形がとてもよくて、基本的によっぽどのことがなければ動じない性格で、興味もったことに対しては頭をつっこんでしまう。 この時代では毒も薬も表裏一体で医食同源で、後宮という皇帝専用のハーレム、つまり隔離された空間で女同士の政治は毒殺で動いたりするもので、毒味役に抜擢されたことで毒の発見から原因の解明も処方も、手口の究明もすべてお手の物というわけで名探偵のできあがり。 名探偵特有のゆるさやどこか抜けた感じも持っていていいし、活躍するたびに本人の意志とは別に「こいつやるな」ということでどんどん株が上がっていくのは「小説家になろう」らしさがある。 薬師としての能力をもったまま後宮にいくというある意味チートなわけですね。 後宮というのが画面が華やかでとてもいい。 主人公が男だったら男ばっかり診て、後宮にいくにはソレを切らなきゃいけないわけで読者は無駄に辛くなってしまう。 宦官(かんがん)が出てきて、あー、歴史で習ったことあるな、女の園に入って仕事するためにイチモツ取った男の人達だ、そうだそうだ、という感じでなかなか楽しい。 タイトルにひとりごとと入っているくらいは、周囲をよく観察して一人で考えているシーンが多い。 やはり高貴な人たちが集まる場所には高度な政治とミステリーが発生して人間関係などの謎解きが行われる楽しさは癖になる。 他の漫画だと「Landreaall(ランドリオール)」は主人公が王城の貴族の学校へ行ってから話のテイストがガラッと変わるけど、そこからが面白い。 血筋、産まれ、階級、王位争奪、そんな要素があれば権謀術数うずまくものだ。 5巻まで読んだのでこれからも楽しみ。オノ・ナツメの描くクールなニヒルとダンディの塊ACCA13区監察課 オノ・ナツメstarstarstarstarstar_borderさいろくこれまで絵がオシャレだったから気取ったオシャレなマンガを描く人なんだろうと勝手に思ってたけど、ACCAで初めてオノ・ナツメ作品を読んでバッチリ惚れてしまった。 某スペースカウボーイのような世界観もあり、私としては大好物の塊だった。男の友情を描くのが上手いし、話も面白い。 続編というかスピンオフ?のPSもオススメ。好き。 チャングムっぽい薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこやむちゃ※ネタバレを含むクチコミです。「今となっては…死ぬほど愛してるぜ!」ハイスコアガール 押切蓮介猫あるく作者の押切先生が自分と同世代ということもあり作中の当時のゲーム少年あるあるが本当に細かくてすっかりノスタルジーに浸ってしまいました。 そしてかなりベタで甘酸っぱい恋とオタク的なアイコンだった頃のゲームにここまでの親和性があるとは思わなかった。 ゲームのキャラクターが実世界に導入してくるってかなりファタジーですよね。 最終巻の感動は、ゲームが本当に楽しめていたあの頃。僕達がピコピコ少年だったあの頃に少し戻してくれた気がしました。 押切先生!最高のラブコメ、最高のゲーム愛ありがとうございました!!タイトルに違わぬポップなコメディー&アクションCANDY POP NIGHTMARE 氷川へきるmampuku 「ぱにぽに」終了後即はじまったという氷川へきるの作品。公開を急いだのは、「まどマギ」前後に起こった魔法少女ブームに合わせたものと思われます。 あらすじとしては、かつて現れた地球への侵略者とそれを迎え撃った魔法少女の後日談という今となってはポピュラーな設定。「魔法少女特殊戦あすか」をはじめ元・魔法少女のストーリーは数多いですし、最近では世界を救った後の勇者の日常モノも流行っていますね。 ただしそこはさすがの氷川へきる先生作品、凡百のそれとは一味違います。アクションものでありながらギャグでもあり境目が曖昧(というか巧妙に切り替えてくる)なので、ギャグ演出だからこそできる『そんなのアリかよ』と叫びたくなる展開をシリアスな本筋ストーリーに取り入れながら進んでいくのでガチで展開が読めない! なによりポップでキュートでスタイリッシュな絵柄ですよね。 古き良きガンガンの系譜を受け継ぐファンタジーフェイク・リベリオン ささきゆうちゃんsogor25この作品に興味を持ってくれた人は、まず1話の試し読みを読んでみてください。世界観や主人公の能力を端的に説明し、登場人物のキャラクターも見せてくれて、それでいて導入部としての物語の盛り上がりもある、そして読み終わるとタイトルのハマり具合に膝を打つ、まさに作品の魅力を集約した見事な1話です。 2話以降も、主人公の属性をちゃんと活かしつつ想像以上にサクサク物語が進行していくので、ストレスなく読み進められます。主人公の華宮とキッカの関係性もしっかり描かれているので、物語の初めから登場人物に愛着を感じる事ができます。 この作品、設定が割とハードモードなのに全体の雰囲気は明るい、でも何処となく懐かしい感じがあって不思議だな―と思っていました。読み進めるうちに気付いたのですが、「鋼の錬金術師」「東京アンダーグラウンド」「ソウルイーター」等、2000年代のガンガンっぽさを全面に感じられる作品に仕上がっています。なので、物語自体はがっつりファンタジーなのに、なぜかノスタルジックな雰囲気を感じられるレアな作品だと思います。 1巻まで読了中世和風な「アカメ」外伝ヒノワが征く! タカヒロ strelkamampukuアカメシリーズは大好きなのですが、この表紙の絵にイマイチときめかなくて今まで手を出していませんでした。いざ読んでみるとさすがはアカメといった練られたストーリー。絵も粗削りではあるものの、キャラの意志の強さを感じさる不思議な魅力は実際に中身を読んでみないと(表紙だけでは)わかりませんね。線の綺麗さ、背景の書き込み、少女漫画ばりのトーン使いなどどれをとっても、ジャケ買いで食わず嫌いした己を恥じ入る出来。フィクションと事実の織り交ぜかたが巧みな作品薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこsogor25狂科学者っぽさのある薬師の主人公・猫猫(マオマオ)が宮廷内で起こる様々を解決するという物語。作品の雰囲気は「応天の門」にも近いが、そちらが時代考証も交えつつ日本の史実に基づき物語を編んでいるのに対し、今作は中世の中国を思わせる架空の世界観の中に現実世界に即する事実や通説を見事に溶け込ませるストーリーの巧みさがある。2巻の園遊会の話では現代人であればすぐにピンとくるテーマを上手く織り交ぜたり、かと思えば4巻では最近話題になったある食べ物を物語のキーに置くという、バックグラウンドの知識があればあるほどニヤリとできるニクい構成になっている。 要所要所でハードな設定が織り交ぜられつつも重くなりすぎないように雰囲気が作られている点や、ぶつ切りのようにも見える個々の事件が絶妙にリンクしているのもポイントが高い。 主人公の猫猫が薬師というのもあるけど、主人公の猫猫が謎を解く思考の過程が面白い作品でもあるので、理系の人に特に刺さりそうな作品。 最新4巻で原作1巻を消化したようなので、新規開拓するなら今。 ちなみにどうやらビッグガンガン版とサンデーGX版があるらしいけど、どちらも原作準拠でストーリーはほぼ同じっぽいので絵の好みで選べばいいのかも。 4巻まで読了 世界にもっと雨野さやかさんという才能を知って欲しいナナホシとタチバナ 雨野さやか兎来栄寿2015年に短編「星の砂」が発表された時からずっと応援しており、2018年にようやく初単行本が出た私的イチオシ新人である雨野さやかさん待望の新刊です。 この『ナナホシとタチバナ』は幼い二人の双子の少女たちが営む不思議な美味しいパン屋さんを中心に、主に1話完結型の物語が描かれて行くファンタジー作品となっています。心理描写の巧さが光る雨野さやかさんらしく、この物語でも心に響く人情ドラマが展開され見所の一つとなっています。 また毎回のお決まりである様々な美味しいパンを作るシーンはシズル感たっぷり。クロミカンとチョコレートのみつあみパンや、黒と白の悪魔と天使のバゲットなど実際に食べてみたくなります。 かわいい絵柄と作風が実にマッチしており、とても心温まる作品です。 ……というだけでは終わらないのが、『ナナホシとタチバナ』の魅力。単行本の表紙と裏表紙のコントラストにも込められた秘密が解き明かされる時が楽しみです。 雨野さやかさんの世界にまだ触れたことのない方も、ぜひここから入場してみて下さい。雨野さやかさんが満を持して送る長編ファンタジーナナホシとタチバナ 雨野さやかsogor25※ネタバレを含むクチコミです。猫猫が可愛い薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこむ宮中で起こる事件を冷静に分析して解決へと導く猫猫いいキャラ… 1巻読了時に「えっ面白いじゃん!」となりました。 ねこクラゲ先生薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこ名無しねこクラゲ先生の絵がとても好きです。最新巻(9巻)を読んだハイスコアガール 押切蓮介名無し「名作にはトラブルがつきもの」なんて言葉はないが、思わず付けたくなるほどトラブルを乗り越えた作品だと思う。 トラブルがあっても、最終的に変わらず作品を楽しむことができる喜びを噛み締めました。押切先生、ありがとうございます。 最終巻、いよいよクライマックス楽しみです。 <<123>>
ダ・ヴィンチ・恐山をダ・ヴィンチ・恐山として認識したのはいつ頃だったんでしょう。RTで何かしらのネタツイートは見かけているはずなのに記憶にあるのはにぅまさんのツイートばかりだし、オモコロで記事を見ているはずなのに永田さんの女装姿とかARuFaさんの奇行ばかり脳裏に焼きついています。 それが今更ながら恐山大好き。匿名ラジオ毎週聴いてるしオモコロチャンネルも見てるし一回だけ復活したオールナイト虚無も聴きました。 なので読んでみました。 めちゃくちゃ恐山。今も昔も恐山。 恐山すぎる〜という喜びによってさらに面白さが倍増してる気はしますが、それを抜きにしても面白い。インターネットという観念がここに凝縮されています。 乳首がもし取れたらの話はほぼ大喜利だし、それに付随する言葉遊びがめちゃくちゃインターネットです。「#名作に一文字足して台無しにする」みたいなのみんな好きでしょ? 今年の干支ってウサギだっけ?メスゴリラだっけ?っていうのもVIPのスレタイに絶対ありそうです。 巨人になってしまったら踏みつぶさないように新宿御苑にって話は匿名ラジオでもしてた!恐山だ〜!!やった〜!!とARuFaさんのようなテンションになってしまいました。 古参の恐山ファンは間違いなく読んでると思いますが、わたしのような新規の恐山ファンも間違いなく面白いですし、恐山のことはよく知らないけどインターネットが好きなひとにもおすすめです。 匿名ラジオもぜひ聴いてみてほしいです。