コミックZERO-SUMの感想・レビュー72件<<123>>異世界転生して"勇者の追っかけ"はじめました #1巻応援勇者の嫁になりたくて( ̄∇ ̄)ゞ 山朋洸 鐘森千花伊sogor25この作品の主人公は18歳の冒険者ベルリナ・ラコット、みんなからベルと呼ばれている女の子。実は彼女は前世の記憶を持ったまま転生したいわゆる異世界転生者で、孤児院の6歳の子供に転生した彼女は前世の記憶を駆使して大きな不自由をすることなく都会で暮らしてきました。 そんな彼女が15歳の時、たまたま彼女が住む街を訪れた勇者クライスに一目惚れ。その瞬間からベルはクライスの"追っかけ"として勇者一行の旅路を追いかける生活が始まります。 この作品、いわゆる"なろう小説"が原作のコミックなんですが、小説原作のコミックとしては珍しく小説版のイラスト担当の方がそのままコミカライズも担当しているという作品です。 また、導入こそ異世界転生という形をとっていますが、この世界では冒険者の能力やステータスがパラメーターとして認識できるようになっており、転生自体よりもむしろ主人公ベルが転生後に習得した特殊スキルを駆使して活躍していきます。 この作品の面白いところは勇者の追っかけであるベルの存在がすでに勇者一行に思いっきり認識されている、というところにあります。 それどころか、勇者一行に物資を提供したり時にはダンジョン探検に同行したりと、ほぼパーティーの一員のような立ち位置にいます。ですが、あくまでベルは勇者クライスの一途な思いを胸に彼の追っかけとして一定の距離感を保とうとする、まるでアイドルとそのファンのような絶妙な距離感を保ったままクライスたちに付いてきます。そしてそのことに対して勇者一行も疑問に思いつつもそのまま冒険を進めていきます。 この不思議な関係性のまま、行く先々で様々な事件が発生し、その度にベルとクライスの距離が近づいたり近づかなかったり…?というコメディ作品です。 1巻まで読了お洒落な西部劇×ダークファンタジー!荒野に煙るは死の香り 牧野圭祐 ザキコたかかねてよりファンだったザキコ先生が商業で単行本を出されていることに気付き買った作品。絵は言うまでもなく超美麗…!主人公のドールのような顔立ちと、虹彩の筋が美しいガラス玉のような瞳にはうっとりしてしまう。 舞台はダークという怪異が蔓延る19世紀のアメリカで、「西部劇×ダークファンタジー」という世界観が超スタイリッシュ。スティール・ボール・ランとD.Gray-manを足してゼロサムで割ったという仕上がりで、ハマる人には絶対ハマるお洒落でかっこいい作品になっている。 全2巻と短いけどすごく雰囲気があって、もっとこの世界を見ていたかった。百合に見えるが…VRおじさんの初恋 暴力とも子名無し※ネタバレを含むクチコミです。次にくるマンガ大賞にランクインしてたので…空気が「読める」新入社員と無愛想な先輩 鳥原習ぺろりん読んでみました。 かなりバズったマンガらしいけど知らなかったです。しかし読んで納得これはみんな好きなやつ……。1話1話読むたびに「ンフッ」と笑えて癒やされました。いろんな人の感情がケサランパサランみたいな物体で表されているのが可愛い。 最近は「すれ違わないラブコメ」が主流になってきてますかね。安心して読みたいという気持ちわかります。そんな人にぴったりだと思います。 ゼロサムオンラインで読めます! https://online.ichijinsha.co.jp/zerosum/comic/kuuki かつてなく「第一部 完」という結びが似合う作品 #1巻応援ロメロは世界を救わない のがみちsogor25世界が滅び、"動く屍"が街中を跋扈するようになってから半年。とある青年とその上司の女性はショッピングモールで生き存えていた。そこに唐突に現れた"生きた女性"ロメロ。彼女が危険な街中を旅している理由、それは…「映画のDVDを観るため」だった。 ゾンビものにしてはコメディチックな導入から始まる作品。しかし、ショッピングモールで生きてきた2人の、そして突然現れたロメロの、それぞれの秘密が明らかになると、その導入の見え方が変わってくる。同じ滅びゆく世界の物語だけど、青年たちにとってはこの物語は心に刻まれた"愛"の物語であり、ロメロにとっては"自分が生きたいように生きる"物語になっている。 同じ場所にいたというだけでそれぞれの物語は決して交わらないんだけど、最後にはある1点の結末へと収束していく。1巻完結で素晴らしい結末が待っているんだけど、他のどんな作品よりも「第一部 完」という結びの一言が相応しく思える、そんな作品。最近よくあるやつだけど動物好きならいいかもしれない引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番 まち 山田桐子 大庭そとさいろくまだ1巻しか読んでないですが、絵柄も最近っぽさがある中で上手だし、ギャグ表現が少し安心する古臭さもあって読みやすかった。 すごく乙女ゲーな内容なんだが聖獣がいっぱい増えてもっとファンタジー寄りになってくれるといいのだけど。VRバ美肉おじさんVRおじさんの初恋 暴力とも子名無し※ネタバレを含むクチコミです。 アニメ化するようなので読んでみた乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 吉村佳 ichinomi ひだかなみ 山口悟 nishi名無し4月よりアニメになると知り、面白いのかな?と興味を惹かれ読んでみました。ゲームの世界での悪役令嬢になってしまった主人公が、ゲームのバッドエンド回避のために奮闘する話で、まず主人公カタリナちゃんが可愛いですね。面白さもあるし魅力あるキャラだと思います。乙女ゲーム、悪役令嬢、転生、ハーレムなどの設定に慣れがないと読みづらいかもしれません。ただ、漫画自体はおもしろいので、そのへん詳しくなくともコメディとして十分楽しめる話だと思います。久しぶりに読みました魔界王子 devils and realist 雪広うたこ 高殿円名無し以前アニメがやっていた時にハマって見ていて、懐かしくなって漫画も読んでみました。 悪魔が題材なのにキャラクターが魅力的で、女性が好きな絵柄なので読みやすいです。 とくに主人公のウイリアムがかわいい!そしてかっこいい! キャラクターがかっこよくて絵柄がきれいなありがちな漫画と見せかけて結構泣けます。美しい少年LOVELESS 高河ゆん名無し高河ゆん先生の美麗な少年たちの切ないストーリーです。 記憶を失い?別人格になってしまった少年、何者かに殺された優しい兄、壊れた母親... テーマは重いです。ナチュラルにボーイズラブも出てくるので苦手な方もいるかもしれません。 切なく美しい世界観が好きな方にオススメです。 キャラクター皆幸せになってほしいです。 ここまできたか騎士団長 島耕作 弘兼憲史 宮本福助 別府マコト名無しどこまでいくのかなぁって思ってたけど、ついに異世界で騎士団長とかかっこよすぎない?島耕作ファンのおっさん達、異世界転生モノって普段読まないだろうけど、これなら楽しく読んでるかなって思うと勝手にほっこりする。 欲を言えば転生前はいつもの絵が良かったな「バ美肉おじさん」の恋物語VRおじさんの初恋 暴力とも子mampuku皆さんは「バ美肉」という言葉をご存知だろうか(知らない人はググってくれ) VRチャットやVtuberの隆盛でもはや珍しいことでもなくなってきたバ美肉おじさんが主人公の恋物語です。VRテクノロジーが進歩した、まさに今どきなサイバーパンク(楽園追放やSAOなど)世界で、現実に疲れたおじさんがVR内で謎の美少女アバターに恋をするところから始まります。 正直「VRおじさん」をテーマにこんなに美しく切ない物語が書けるのかと、漫画家すげえな、漫画すげえなと感心してしまいました。LEONの表紙みたいなイケおじだけがおじさんじゃねえんだ。みんな今を生きているんだ。最近広告見るけど二人は底辺 小西明日翔名無し※ネタバレを含むクチコミです。 全人類必読の巨大感情がここにある宝石商リチャード氏の謎鑑定 雪広うたこ あかつき三日 辻󠄀村七子 辻村七子たか※ネタバレを含むクチコミです。複雑な感情の移ろいを描くのがうますぎる春の呪い 小西明日翔にわか先生の作品は、来世は他人がいいから入ったがやはりいい。 誰もが思うことだろうが、まずなにより死んだ妹の恋人と付き合うというキャッチーな導入を設定として使い潰さずに、主人公と恋人、双方の複雑な感情と、変化を「漫画」で描いたのが見事だった。登場人物の動作、表情も上手く、キャラが立っているため感情移入もできた。てか上手すぎでは? 個人的にはSnsの使い方もスゴイ。 妹をとても好きな姉として主人公を描いているからこそ、ツイートを見て、実際のエピソードを回想する。 この形式がsnsを作中に使った場合に生じやすい安っぽさを消していた。 うん、文句なしの短編だと思う。タイトル通りの最高なコメディトリップした先がクリア済み乙女ゲームだったから推しとは絶対付き合える あああたかオタクならタイトルだけで内容が全部理解できるはず。タイトルに偽りなしのハイテンションコメディで、読めば元気になること間違いなしです…!! ちあき(本来の主人公)と友情を育んだり、モブと仲良くなってしまったり、肝心の赤羽先輩と全然いい雰囲気にならなかったり。 「推しとは絶対付き合える(※付き合えるとは言ってない)」状態なのが最高に面白い…! 作者のTwitterで5話まで読めてしまう(1巻には7話+描き下ろし収録)ので、気になる方はぜひ…! https://twitter.com/sorenaramy/status/1143105050761293824 少年進化論新装版 少年進化論 くさなぎ俊祈時を駆けるアラサー最終進化的少年と最終兵器彼女とごっちゃになるんですが、少年進化論。 父親が売れっ子で美形の芸能人(29)でその息子として苦悩する少年の話です。 芸能人の息子でほぼ瓜二つなのでたまに入れ替わったりできるというとんでも設定。 芸能人のスキャンダラスさと、父と息子、バレてはいけないという三要素がよかったんですよね〜 懐かしくなって再読しました。まずは(というにはハードルが高いが)13巻までを2回読んでもらいたい!Landreaall おがきちかアファームドBキャラクターや世界観の作り込みが凄い作品。 一回読んだだけでは読者に伝わらないくらい細かいところまで作者の中で設定が作られているように思う。 二回目に読んだ時にはキャラクターの性格や行動原理が掴めてきているので、「ああ確かにこいつはこういう行動に出るわ・・・」と妙に納得する。 キャラクター同士の掛け合いはこの作品の大きな魅力の一つ。 ストーリー上に張り巡らされた伏線がすぐに回収されたり、しばらく後で判明したりと一時も目が離せない。 竜が出てくる中世風の世界、いわゆる王道ファンタジーだが、学園物的要素、寮生活のわちゃわちゃ感も色濃い。島耕作、異世界に転生騎士団長 島耕作 弘兼憲史 宮本福助 別府マコトたか部長昇進を打診された島耕作が目を覚ますと、異世界で騎士団長コーサク・シマになっていた話。 ファーストターフ王国というネーミングは芝生える。 よくある「トラックに轢かれて異世界に転生・転移」かと思いきや、怪しげなトラックは島の目の前を華麗に通過! 島がいつ亡くなって、なぜコーサク・シマが前世「課長島耕作」の記憶を取り戻したのか超気になる。 転シマと違い、こちらは本物の島がシマに生まれ変わっているため非常にスムーズにベッドイン。 シマコーの手腕が異世界でどれだけ通用するか楽しみ 画像は雑誌の表紙の島。 ヒプマイと最遊記と並んでいても違和感がないぞ! 異世界ハードモードに転生したはずがいつのまにか逆ハーレム状態に乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 吉村佳 ichinomi ひだかなみ 山口悟 nishimampukuプレイ中の乙女ゲームにそっくりな世界に転生してしまった元女子高生。ゲームのシナリオ通りならバッドエンドしか待ち受けていない"悪役令嬢"としての第二の人生で、ゲームの記憶を頼りに奇跡のハッピーエンドを目指す。 「悪役令嬢」ブームのかなり先駆け的な作品じゃないでしょうか(詳しくないので断言できませんが)やはりこういった人気ジャンルを切り開くような作品は間違いないです。前世がただのオタク女子高生に過ぎないにもかかわらず、気づいたら来世で逆ハーレムを作ってたという展開にご都合を感じなくもないですが、「リゼロ」や「無職転生」のように苦悩する話もあれば、こういう快楽のエッセンスみたいなお話があってもいいと思います。 個人的に、「頭を打った拍子に前世の記憶を思い出す」という、考えつく限り最もスマートな異世界転生の第一話だったのが好感でした春の呪い、久しぶりに読んだ春の呪い 小西明日翔名無し※ネタバレを含むクチコミです。ドスのきいてる関西女子たまらん二人は底辺 小西明日翔む来世は他人がいいの前に描かれてるやつだったかと思います。 この方の描かれるちょっと狂った男とドスの聞いた血管を浮かせてキレるような関西女子の組み合わせ最高だなと思っていて。 この話でもやはりブチ切れる女の子が出てくる! 「底辺」とか「どうせ私らなんかろくな死に方しない」とか卑下した言い方で自分たちのことをいうシーンが多い気がしますが、そういう外れもの二人が合わさるから化学反応起こって両方キャラが立ってる気がします。 関西弁で捲したてる着物美女とかかっこいい〜 pixivで話題らしい1冊彼女の腕は掴めない 理央ひろりんぬ生まれつき腕女子高生を、腕がないことに興奮を覚える性癖(アポテムノフィリアというらしい)の男が誘拐する話。純粋な愛と言ってるけどどうしても純粋だとは思えないし、この話において腕がなくてはいけない理由がまだわからないけどまだ1巻だから続きも読んでみようと思った。話題なので遅ればせながら読んでみたぞ春の呪い 小西明日翔ヒュンケル※ネタバレを含むクチコミです。<<123>>
この作品の主人公は18歳の冒険者ベルリナ・ラコット、みんなからベルと呼ばれている女の子。実は彼女は前世の記憶を持ったまま転生したいわゆる異世界転生者で、孤児院の6歳の子供に転生した彼女は前世の記憶を駆使して大きな不自由をすることなく都会で暮らしてきました。 そんな彼女が15歳の時、たまたま彼女が住む街を訪れた勇者クライスに一目惚れ。その瞬間からベルはクライスの"追っかけ"として勇者一行の旅路を追いかける生活が始まります。 この作品、いわゆる"なろう小説"が原作のコミックなんですが、小説原作のコミックとしては珍しく小説版のイラスト担当の方がそのままコミカライズも担当しているという作品です。 また、導入こそ異世界転生という形をとっていますが、この世界では冒険者の能力やステータスがパラメーターとして認識できるようになっており、転生自体よりもむしろ主人公ベルが転生後に習得した特殊スキルを駆使して活躍していきます。 この作品の面白いところは勇者の追っかけであるベルの存在がすでに勇者一行に思いっきり認識されている、というところにあります。 それどころか、勇者一行に物資を提供したり時にはダンジョン探検に同行したりと、ほぼパーティーの一員のような立ち位置にいます。ですが、あくまでベルは勇者クライスの一途な思いを胸に彼の追っかけとして一定の距離感を保とうとする、まるでアイドルとそのファンのような絶妙な距離感を保ったままクライスたちに付いてきます。そしてそのことに対して勇者一行も疑問に思いつつもそのまま冒険を進めていきます。 この不思議な関係性のまま、行く先々で様々な事件が発生し、その度にベルとクライスの距離が近づいたり近づかなかったり…?というコメディ作品です。 1巻まで読了