花がたり 天璋院篤姫
生まれ育った薩摩を離れ、頼る者もいない遠い遠い江戸へ。世は幕末。薩摩・島津家の分家に生まれながら、篤姫は徳川十三代将軍・家定に嫁ぐこととなった。篤姫は「薩摩のため」に島津家の血を引く世継ぎを一刻も早くもうけ、徳川との結びつきを深めるよう言い含められていたけれど、夫である家定は床を共にしてもただ添い寝するだけ。手を出してこなくて…? 時代の波に翻弄されながらも、信念をもって動乱の世を生き抜いた薩摩の才女・篤姫の生涯。
【素敵なロマンスコミック】愛の分岐点
果林の恋人、弦は同じバレエ団のプリマ、葵の相手役。果林は群舞の中の1人。親友の緑は、公演後もレッスンに行っているらしい。緑は主役の座を狙っている。「ほんとは果林のほうが上手くて主役につくのがそう遠くないって分かるから、よけいくやしいんだわ」「気を付けないと果林、今に追い越されちゃうわよ」「ショックか…?」聞いて来る弦に「…かなり…」と答える果林。そんな果林に弦は「欲、出せよ。根性見せてみろよ。俺の所までよじ上って来いよ」と言った。「俺は忘れてはいない。オマエに約束したあの日の事を」約束したあの日。弦が葵のパートナーに選ばれた時。「俺はお前とペアを組む事が目標なんだ。惚れてるお前と踊りたいんだ。待ってるからな」
いぬいるところにいたところ
内田かずひろ先生の徒然なるワンコ漫画♪散歩の途中でいつも会う犬友だちに会えなくてショボンとするワンコを慰めつづけるおばあちゃん、ご主人さまを待っているワンコはスーパーの入り口で凛々しく待ちポーズをし続け忠犬アピール、高い塀から顔だけピョンピョンだすワンコの姿はさながらモグラ叩き!? 先生が出会った個性的なワンコたち&飼い主たちのちょっとした何気ない一コマを淡々とそれでいてクスッと笑えるワンコ日常記。
【素敵なロマンスコミック】ほっかポッカ牧歌
早春の北海道にやって来た万知。雄大な自然に目を向けず、雪解け水で荒れる河を見つめている。こんな川に落ちたら、ひとたまりもないかな…。そんなことを思っていると帽子が川に落ちてしまう。拾いに行こうとした万知は、足を滑らせ流されてしまう。溺れそうになった万知を救ったのは、ラフティング中のレオだった。万知のリストカットの痕を見た医師、悦子はレオに家に置いて面倒を見ろと言う。ようやく元気になった万知にレオが言う。「どんな理由があっても自ら命を絶つ人のことを僕は許せません」それに対し万知は「あたしも生きたくて。もう1度生き直したくて旅にでたんです」と答えた。万知は結婚式の場で婚約者に結婚できないと言われ自殺を図っていた!
【素敵なロマンスコミック】戦乙女(ワルキューレ)の抱擁
ずっと思ってた。結婚するならケンカの強い人がいい。私を守ってくれるから…。そうして苦節23年。私はついに理想の人に出逢えた。でもケンカが強いと言う事は、ケンカっぱやい、と言う事でもある。「文彦ったら、またケンカしたの?」「失礼なっ、犯人と格闘したんだ! これは仕事!」文彦は自称「腕利き刑事」。でも周りからは「暴力刑事」と呼ばれている。今日は初めて文彦をパパに紹介する日。心配なのは私が赤ん坊の時にママが亡くなったため、パパ1人で私を育てたと言う環境。それでなくても花嫁の父は複雑だし…。笑って許してくれますよーに! と願っていたんだけど、案の定…!?
行け行けマドンナファイターズ!!
「私、町内会のママさんソフトボールチームに入ることにしました」家事はなんでも満点★と夫も子供も認めてる絵里子はある日、町内会の会合で「リッパな主婦になりたいなら彼らを自立させなきゃ! チームに入ることが夫や子供への愛情よ!」とレクチャーを受け目からウロコ… 『マドンナファイターズ』の一員になった。続くわけないと思っていた家族だったが、仲間に追いつこうと傷だらけでカゲ練する絵里子を見て、改めて彼女の魅力に気づく。そして都大会出場を賭けた宿命のライバルとの試合が始まり――!? 一生懸命ってカッコイイ! 強く優しくしたたかなパワフル主婦に元気をもらえる傑作!
【素敵なロマンスコミック】ナイト気分で囁いて
バイト先の宝石店で、商品紛失の責任を負わされた上、2千ドルの借金を背負ったリネット。こうなったらパトロンを見つけるしかないわ! その時、友人のしている高価なアクセサリーが目に付く。出資者(パトロン)のプレゼントだと言う。BFはBF。パトロンはパトロン。「金持ちなのよ、。週に1、2回付き合うだけで色々プレゼントしてくれるわ」「付き合うって!?」「決まってんじゃない。お手々つないでトランプするだけじゃ、お金は入らないわ」リネットは思わず「私にもお金持ちを1人紹介してよ!!」
【素敵なロマンスコミック】ロマンス
楠城物産社長、博文39歳。姉の夫。姉が13年前に亡くなってからずっと兄妹として暮らして来たけれど、私はお兄さんが大好きだった。博文は、ある日見合いをすることになった。実は妻の妹の沙也香を嫁に出すのが目的だったのだが、妹達は「あたし達を追っ払って再婚しようなんて甘いわよっ」。娘でさえも「あたしの気に入らない女の人なんて絶対許さないから」というありさま。13年間、博文の事を秘かに想い続けていた沙也香の本心は複雑。ところが秘かにどころか皆に博文との結婚を勧められて…!?
母体保護法指定医 森下光子
出産だけじゃない!! 体も心も幸せになるために、女性による女性のための森下レディースクリニック、開院!! 「女なんてつまんない」そんな言葉はゴミ箱に。私は私が大好きだから。私、森下光子、27歳。つい先日「森下レディースクリニック」を開業したばかり。母は祖母の助産院を産婦人科医院として開業した人で、私にもそのあとを――と期待していたようだけど、私はそれを蹴って独立開業した。おかげで20代というのに分不相応な借金王。ま、親の土地に間借りだけど。私はひどい生理痛持ちだった。私は自宅が病院だったから母さんに診てもらっていた。じゃなければ産婦人科ってドアを開けにくかったと思う。私は産むためがメインじゃない女の病院を作りたいの。――カルテ1「性感染症」、カルテ2「生理痛」収録。
囚われの家政婦【合冊版】
【この作品は同タイトルの合冊版です】エイミーが慈善オークションの商品になったのは、ルームメイトに頼まれたから。ううん、本当はお金が欲しいからだった。リストラに遭い今は仕事もないけれど、競り落とされたら夏の6週間、家政婦として働ける。その間に仕事を探せばいい。エイミーはこうして自ら商品になり、ハリム・ロゥダと名乗るいかにも上流階級の男性に落札された。でも彼女は思いもしなかった。アラブの王族である彼に、冷たい瞳で「6週間、一歩も屋敷から出てはならない」と要求されるなんて!?
花嫁の真白き秘密【合冊版】
【この作品は同タイトルの合冊版です】国中が噂した。アリシアが大貴族ラインフェルトの当主と結婚するのは、義母に金で売られたからだと。アリシアの亡き母は王の姪。その血筋だけを望まれ、彼女は親子ほど年の違う男に嫁いだのだ。五年後。夫が亡くなってもアリシアは自由の身とはならなかった。すぐにつぎの夫があてがわれ、子作りを命じられたのだ。相手は亡き夫を慕い、アリシアとも親しかった若く有能な青年エミリオ。彼女には信じられなかった。まさか彼が美しい瞳に軽蔑をたたえ、アリシアの肌を蹂躙しようとするなんて…!
花がたり 天璋院篤姫
生まれ育った薩摩を離れ、頼る者もいない遠い遠い江戸へ。世は幕末。薩摩・島津家の分家に生まれながら、篤姫は徳川十三代将軍・家定に嫁ぐこととなった。篤姫は「薩摩のため」に島津家の血を引く世継ぎを一刻も早くもうけ、徳川との結びつきを深めるよう言い含められていたけれど、夫である家定は床を共にしてもただ添い寝するだけ。手を出してこなくて…? 時代の波に翻弄されながらも、信念をもって動乱の世を生き抜いた薩摩の才女・篤姫の生涯。
ゴースト城の秘密の恋人たち【単行本版】
処女の生き血を絞り取る魔物が棲む―― ウィルたちの村の領主様が住む城にはそんな噂がある。実際、何人ものメイドが城から姿を消しているし、村人でご領主様の姿を見た者はここ十数年いない。なのに、そんな城に双子の妹が奉公させられるって!? 嫌がる妹と好奇心に押され、ウィルは妹の代わりに女のふりしてメイドとして城に奉公することに。そこでウィルが見た城主リィンは、まだあどけなさの残る少年に見えたが…。近づいてはいけない城の秘密にウィルは触れてしまい!?
リリー・プリンスと薔薇の姫【単行本版】
「あなたとキスしたい…」「君を汚すわけにはいかない、僕は自分がだれかもわからないんだ」まもなく父の決めた婚約者と結婚させられる貴族の娘レイラ。彼女はある日、意識をなくした男性を川で拾う。しかも目覚めた彼は、記憶をなくしていた! 今、この国は戦争中で素性の知れぬ者を邸に置くわけにはいかないが、なんとか助けたい。レイラは一計を案じて彼に女物のドレスを着せ、リヴィと女の名をつけて介抱する。けれど、どれほど美しい女に見えようとも、彼の男としてのたくましさがレイラの心を乱してゆき…?
無垢なる姫にくちづけを~偽りの夫にかしずかれ~
突然現れた大富豪ナッサルに、自分が遠い砂漠の国の姫だと聞かされたサラ。それもただの姫ではなく予言の力を持つ巫女姫で、中東のクルスーム王国は、はるか昔からそうした姫の力で富み栄えてきたという。確かにサラの占いはよく当たると評判で、最近立ち上げた占いサイトは大人気だけれど、まさかこの力のせいで怪しい男たちに狙われ、出会ったばかりの大富豪にプロポーズされるなんて! ナッサルは魅惑的な美しい瞳でサラに告げた。「僕と結婚するんだ。君は必ず僕が守ってみせる」
真面目なテーマをハートフルに紡ぐ名手・福田素子の全3話の短編集。 3話目の「ウィズは知っている」がとても素晴らしい作品でした。 ウィズという愛犬と、子供のいない夫婦の絆を描いていた作品です。 比較するわけではないですが、谷口ジローの「犬を飼う」を彷彿とさせる内容で、犬と暮らしてきた人には特に刺さるのではないでしょうか。 ところで作品について調べてたら、以下のPinterest投稿を見つけました。 ウィズは、福田先生の愛犬がモデルだったんですね。 https://www.pinterest.jp/pin/474144667004081418/