真面目なテーマをハートフルに紡ぐ名手・福田素子の全3話の短編集。
3話目の「ウィズは知っている」がとても素晴らしい作品でした。
ウィズという愛犬と、子供のいない夫婦の絆を描いていた作品です。
比較するわけではないですが、谷口ジローの「犬を飼う」を彷彿とさせる内容で、犬と暮らしてきた人には特に刺さるのではないでしょうか。

ところで作品について調べてたら、以下のPinterest投稿を見つけました。
ウィズは、福田先生の愛犬がモデルだったんですね。

うちの最初のペットラブの「ウィズ」 この絵はその子を老衰で見送った後に 描いた作品のカラー うちの子は黒ラブでしたが(^o^) タイトルは「ウィズは知っている」 彼等に教わることは多いです #イラスト #illustration #漫画 #ワンコ #もと #もとpfukudamotoko20...

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特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」

「ヒロシマのおばちゃん」を読みたくて購入

特装版「女が叫ぶとき~戦争という地獄を見た~」
ひさぴよ
ひさぴよ

https://www.shogakukan-cr.co.jp/book/b110795.html 『漫画が語る戦争 焦土の鎮魂歌』(小学館クリエイティブ)で読んだ曽根富美子の短編「ヒロシマのおばちゃん」が衝撃的だったので、もう一度読みたいと思って電子書籍版を探してたら、この短編集に収録されていた。 「ヒロシマのおばちゃん」以外の短編は、戦争の話というよりちょっと昼ドラっぽい話が多いものの、それでも表題作を読むためだけに買っても損はないと思う。 作品の詳しい時期は分かってないのだが、状況からして1990年代頃の設定と思われる。広島での戦争体験を語り継ぐの”一人のおばちゃん”を通して、戦時中の自身の半生を振り返るところから物語は始まる。巧みな語り口と、曽根先生お得意の、不幸で陰湿な心理描写にグイグイと引き込まれてゆく。そしておばちゃんは不幸のドン底と同時に、原爆の日を迎えるのだが…。 変わり果てた広島の街を、怨念そのものとも言える鬼気迫るタッチで描き出し、一度目にしたら忘れられないような光景がこの漫画にはある。おばちゃんは最後に「あれは地獄だったよ」とだけ語る。と同時に、この出来事が教科書の中のたった数行に収まってほしくない、と願うのだった。 個人的には「はだしのゲン」と同じく、ぜひ読み継がれてほしい戦争漫画の一つだ。

【素敵なロマンスコミック】晴美の育児戦争(ウォーズ)

すてきなろまんすこみっくはるみのいくじうぉーず
著者:福田素子
ジャンル:恋愛・ラブコメ
最新刊:
2015/10/30
すてきなろまんすこみっくはるみのいくじうぉーず
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ゲストハウスの恋人【新装版】

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クラウンは氷の仮面で愛を語る【新装版】

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