ヤングマガジンの感想・レビュー498件<<1011121314>>90年代の暴走族雑誌「ティーンズロード」で連載していたバリバリのレディース漫画少女暴走伝説 Fair きらたかしstarstarstarstarstarウマタロ90年代の暴走族雑誌「ティーンズロード」で連載していたバリバリのレディース漫画。この頃はまだ暴走族系の雑誌が残っていたが、時代の流れとともに雑誌自体が廃刊となり連載が終了。2008年に上下巻の完全版の発売を最後に絶版状態が続き、2021年5月に電子書籍でまた復刊された。 作者・きらたかし氏が、実在のレディースチームを取材したエピソードを元にしたストーリーで、小さい頃からいじめられっ子だった少女が暴走族に入り、徐々にたくましく成長していくという物語だ。レディースという存在をかなり本気(マジ)で描いてるので、バイクを改造するわ、殴る蹴るの暴力は当たり前、タバコ酒、クスリ、男絡みの喧嘩など過激な描写も少なくない。普通の漫画だったら、美談になりそうなエピソードであっても決してそうは描かないのはリアルさを重視していると思われる。きらたかし氏の描く女の子はみんな純情な雰囲気を持っているのだが、そういう子がグレていき立派な族になっていく過程の生々しさといったら凄いのだ。 レディースにはレディースの仁義があり、男の暴走族とはまた違った仲間意識だったり、流儀があることがこの漫画を読むとよくわかる。あとがきを読むと、レディースの方々からの評判はかなり良かったらしく、令和になった今でも電子書籍で復刊されたというのも、いまでも根強い支持がある作品なのかもしれない。 「赤灯えれじい」のチーコの原型となった作品とされてるが、個人的にはそれと切り離して読んだほうが良いと思う。チーコ的な何かを求めてこの作品を読もうとするのはおすすめしない。残酷なのに気持ちいいさくらの唄 安達哲starstarstarstar_borderstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。「どこから読んでも大丈夫」という安心感1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也さいろく11巻を購入して読了。 相変わらず面白いし気持ち良いテンポであるが、よくネタが続くものだと感心しつつ一息ついていたら、10巻を読んでいない事に気づいた。 さらに振り返ると5巻・8巻も読んでいなかったので5巻から読み返した。 どこから読んでも大丈夫だし、いつまでも読み続けられるのすごいんじゃないか?と思う。1巻のハンチョウがイカ持ってるのはそういうスルメマンガですよって意味かもしれない。とにかく「ちぃ」が可愛いちょびっツ CLAMP名無し小学生の頃に「カードキャプターさくらの人の漫画だ!」と思って読んでみたらすごくエッチだったのでびっくりした記憶があるちょびっツ。今回初めて全部読みましたが、ヤンマガで連載されてたことに一番驚きました。だからエッチな描写がちょいちょいあるんですね。納得。パソコンが人型をしている架空の世界が舞台で、人間とパソコンの間に恋愛感情が芽生えることをどう捉えるか?という話でした。主人公が拾ったパソコン「ちぃ」は「Chobits」と呼ばれる特別なシリーズで、「ちぃ」にしか『できないこと』と『できること』があるんですが、『できないこと』がまさかのそういうこと?!って感じで、流石CLAMPだなぁと思いましたね…。でも、とにかく「ちぃ」が可愛い。数あるCLAMPキャラの中でも特に好きかも。 素朴に疑問虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT- ippatu名無し「中国はお金すごいって話、多くの者は半信半疑だとおもうが、実際本当にいっぱいお金くれるし日本の下手すると30倍くらい高い。そんでしつこいぐらい契約書ちゃんと結んでくるし、その内容もこんなにメリットあっていいのかってくらいのものにしてくれる。具体的に言うと版権をこっちに残してくれる」とツイートしてるのに、何故日本で活動してんだろ。「諸刃の博徒 麒麟」…幕末喧嘩博徒 諸刃の麒麟 土屋多摩 村尾幸三starstarstarstarstarひさぴよ「諸刃の博徒 麒麟」の続編。江戸から京都へ舞台を移し、博打マンガから歴史マンガに軸足を移そうとしたものの、その結果は前作の良さであった快活さを失わせてしまったように思います。麒麟の顔も変わりすぎですし。 おそらく、前作を読んだ人しか手を出さないであろう作品です。よほどのファンを除いては。あのたわわの単行本が出たわわ月曜日のたわわ 比村奇石さいろくTwitterでも大人気で更新のたびにTLにRTが流れてきてたので自分はフォローしないでも済んでしまうというありがたいたわわでしたが、ついに単行本になっていたので試し読みしたらちゃんとストーリーがあってビックリした。 青版高いんだけど何が違うんだろ、と思ったら間違えて両方買ってしまった。。 でもページ数も同じで、青版はTwitterで流れている青での印刷っぽい感じのものでしたー 電子だと正直普通の方が読みやすいかなぁ…? 実体験を基にした新人オペ看成長物語オペ看 ミサヲ 人間まお名無し※ネタバレを含むクチコミです。毎週のお楽しみなんでここに先生が!? 蘇募ロウむエロい方向に振り切った最高のシチュエーションを持ってくる… 天才だと思います。毎回読むたびにエロい!と思えるのすごい曽根さんと瀬戸際くんのジワジワくる会話劇!憂鬱リサイタル てにおかひろし名無し※ネタバレを含むクチコミです。 妻とのなれそめを見るならはこれ!僕の小規模な失敗 福満しげゆきにわかストーカー扱い→妻の流れが面白い。分かるようでなぜそうなるか分からないなれそめだけど、味わい深いなぁ。ストーカーなのではと母に心配されている旨を綴った手紙が本物のコピーなのも含めて、最高によかった。手品先輩終わってもうた…手品先輩 アズ手品先輩終了を信じたくない男ずっと続くものだと思ってたけど本当に手品先輩終わってもうた…。 終わるのは寂しいけどお疲れ様でした。とても楽しかったです。エピローグまでで完成雪女と蟹を食う Gino0808名無し※ネタバレを含むクチコミです。 学校が監獄化してしまう話監獄学園 平本アキラ名無し題名と表紙が気に入ったので読んでみた。 主人公の女生徒が学校を支配していく様が面白かったです。読後感は▶︎オフィス街の定食僕はどこから 市川マサ漫画の海他人の文字を書き写すことで、その人の頭の中をトレースできるという主人公の能力が面白い。4巻で上手に完結してるのもいい。残酷青春絵巻さくらの唄 安達哲狐優曇華同作者のキラキラの延長にあるかのような漫画だと思います。 残酷を超えた何かを感じるこの感覚はなかなか他の漫画では味わえないですね。なんだろうこれ・・・。傑作。 痛い、苦しい、でも最高に笑える #完結応援夫のちんぽが入らない ゴトウユキコ こだまstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。妖怪たちがあつまる温泉コメディつむじまがり×すぷりんぐ 夢乃狸名無し主人公の泉が子供の頃によく訪れた、祖父が経営する温泉「繁の湯」には、個性豊かなヨーカイたちがいて泉の遊び相手をしてくれた。そこで出会った天邪鬼の娘と「今度来たら一緒に温泉に入ろう」と約束をしたけれど、それ以来祖父の家に来ることがなく高校生になった泉。しかし祖父が亡くなってそのままになっていた家で泉がひとりで暮らすことになるけど、そこであの天邪鬼とまさかの再会…! 泉は半分夢かと思っていた昔の思い出。しかし天邪鬼は約束を忘れずにずっと待っていました。そんな天邪鬼と同棲生活(&温泉復活?)がスタートするみたいです。他の妖怪たちもまた姿を現してくれるのか?7人のシェイクスピアについて語ろう7人のシェイクスピア NON SANZ DROICT ハロルド作石名無し※ネタバレを含むクチコミです。 雪女を蟹を食うエピローグを読んで雪女と蟹を食う Gino0808名無し※ネタバレを含むクチコミです。今川義元がかっこいいセンゴク外伝 桶狭間戦記 宮下英樹名無し名将であったことが分かる作品年初にして今年最高の読切に出会ったかもしれない #読切応援ホラー漫画家は激しく嗚咽する 玄黃武starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)苛烈でヒリつく素晴らしい読切…!! 駆け出しの漫画家は、友人の家族6人が家と共に全焼し、友人一人残されてしまった状況の先に何を見るのか。 ホラー漫画家としてそこから何を描き出すのか。 表現者としての葛藤と業、そして愛を描く短編。 https://comic-days.com/episode/10834108156738607471 作者さんの年齢が40歳なので、積み重ねた人生経験から来る厚みを遺憾なく発揮されているように思えます。 そして投稿作というのがまたすごいですね。 https://twitter.com/ym_shiraki/status/1219173090875211776?s=20 家族を火事で失ってもどこか当事者でないような友人は、必死にその事実に向き合わないようにして正気を保っている。 それはとてもリアルで、やるせない。 誰のために漫画を描くのか。 友人のため、自分のデビューのため、編集に言われたから。 なんとでも言える。言えるが、主人公はすべてを背負う。 その覚悟なしには描けないからだ。 過去の読切『四十九日、飯』(第1回ヤングスペリオール新人賞佳作) http://big-3.tameshiyo.me/49NICHI01SPE こちらもやはり家族を亡くし乗り越える話だ。 この作者には、はっきりと描きたいものがあるようで、そこが大好きだ。 この実力ならきっとすぐ連載するようになるだろうから、楽しみで仕方ない。 作者名が、「玄黃武」と「玄黄武」の両方出てくるのが気になる。旧字体の方とどっちが正式な表記なんだろう。 豪華タッグで描く山小屋で繰り広げる死の鬼ごっこ…!告白~コンフェッション~ かわぐちかいじ 福本伸行たか※ネタバレを含むクチコミです。映画パート2公開 間近!ザ・ファブル 南勝久六文銭何回読んでも面白い。 小難しい内容・展開もなく、テンポも良いのでサクサク読めるのが特徴。 主人公は、強すぎて伝説と化した殺し屋「ファブル」(もしくは組織の総称)が、1年間休業して一般人として日常生活を送ることからはじまる。 ただ、裏社会にいた人間がそう簡単に一般人と同じ生活ができるわけもなく、生活の支援を受けているのが大阪のヤクザ「真黒組」ということからも、色んなゴタゴタに巻き込まれていくという流れ。 ファブル・・・一般人としての名は佐藤明の、殺し屋としては天才的だが、常識的なことに関しては所々欠如しているため、少し変わった性格が素朴な人柄を生み出し、バトルの時とのギャップがたまらなくいいです。 特に、どんな相手も「瞬殺」という超強い設定が、みていて爽快なんですよね。 俺TUEEEとも言える設定ですが、力を誇示するわけではなく、 時にプロとして、時に大切なものを守るため、ただ淡々と処理していく感じが、変に飾らなくてまた格好いいんです。 プレゼンのうまい営業マンというよりは、職人っぽい感じ。 強すぎるゆえに相手を、自然に威嚇する感じも、またよき。 (添付のコマ画像参照。一生に一度は言ってみたいセリフ!) 映画がパート2公開間近ということで、再度読み直しましたが、やっぱり面白いです。 明、カッコよすぎです。<<1011121314>>
90年代の暴走族雑誌「ティーンズロード」で連載していたバリバリのレディース漫画。この頃はまだ暴走族系の雑誌が残っていたが、時代の流れとともに雑誌自体が廃刊となり連載が終了。2008年に上下巻の完全版の発売を最後に絶版状態が続き、2021年5月に電子書籍でまた復刊された。 作者・きらたかし氏が、実在のレディースチームを取材したエピソードを元にしたストーリーで、小さい頃からいじめられっ子だった少女が暴走族に入り、徐々にたくましく成長していくという物語だ。レディースという存在をかなり本気(マジ)で描いてるので、バイクを改造するわ、殴る蹴るの暴力は当たり前、タバコ酒、クスリ、男絡みの喧嘩など過激な描写も少なくない。普通の漫画だったら、美談になりそうなエピソードであっても決してそうは描かないのはリアルさを重視していると思われる。きらたかし氏の描く女の子はみんな純情な雰囲気を持っているのだが、そういう子がグレていき立派な族になっていく過程の生々しさといったら凄いのだ。 レディースにはレディースの仁義があり、男の暴走族とはまた違った仲間意識だったり、流儀があることがこの漫画を読むとよくわかる。あとがきを読むと、レディースの方々からの評判はかなり良かったらしく、令和になった今でも電子書籍で復刊されたというのも、いまでも根強い支持がある作品なのかもしれない。 「赤灯えれじい」のチーコの原型となった作品とされてるが、個人的にはそれと切り離して読んだほうが良いと思う。チーコ的な何かを求めてこの作品を読もうとするのはおすすめしない。