料理人マンガの感想・レビュー191件<<45678>>懐かしい!真・中華一番! 小川悦司名無し舞台は十九世紀の中国。主人公マオが味修行の旅を終え、広州の陽泉酒家に帰ってきたところから始まります。魅力的なキャラクター達と、まるで魔法のように豪華絢爛な中華料理を作る味バトルにワクワクが止まりません。マオ兄、相変わらずかっこいいです!伊橋の成長物語味いちもんめ あべ善太 倉田よしみ名無し「味いちもんめ」シリーズ始めの作品。まだ駆け出し時代の伊橋が、新宿の料亭で板前料理人として頑張っています。派手さはありませんが、板前としても人間としても少しずつ成長していく様は、心に響くものがあります。板前修業や料亭の日本料理の技など細かいところまで知ることができるので、読んでいる側も知識が深まります。料理人達を応援したくなる心温まる作品です。抜群の面白さ信長のシェフ 西村ミツル 梶川卓郎ねこうさぎいわゆるタイムスリップものだが、史実、実在のキャラクターとフィクションが料理を介して絡み合う面白さが抜群。再現可能な料理が満載ミスター味っ子 寺沢大介名無しストーリーはもちろんのこと、ミスター味っ子の魅力は何といっても、その再現性。作品で紹介されている料理のほとんどを、手軽に再現することができちゃいます。私自身、かつ丼、カレー、スパゲティ、ハンバーガー・・、などなど挙げていけばきりがないほどに、再現してまいりました。で、そのどれもが美味しいのなんのって。今まさに漫画に出てきている料理を、食べている自分って、なんて幸せなんでしょうか。こんな感じで、ミスター味っ子は、自分で料理する楽しみもあるので、まさに一石二鳥なのです。 最近流行りの異世界料理もの異世界でカフェを開店しました。 野口芽衣 甘沢林檎名無し最近流行りの異世界料理ものです。女神様に食環境の改善を目的に召喚されるというのは、ありそうでなかった設定ですが、話の進み方は、もはや様式美に近いです。すごい名門貴族の養女として迎えられ、小さなトラブルはあるものの不安なく認められ、世界を変えていくという感じです。話の間に料理の作り方などのトピックもあり、とても読みやすいです。おせんのキャラが際立っている作品おせん きくち正太名無し老舗料亭の女将・おせんが主人公の作品です。10年以上前ですが蒼井優さん主演でドラマ化もされました(漫画とはだいぶ違います)。一応、和食グルメ漫画ですが、グルメに限らず江戸文化が随所に出てきて勉強になりました。何より、おせんのキャラクターが立っています。メガネをかけた着物姿で一人称は「わっち」。どこか花魁のような雰囲気もあり、コミカルなお色気シーンも。それでいてストーリーは趣旨が明確でピシッと締めてきたりもします。多面的な魅力を兼ね備えた、興味深い作品でした。料理+禅問答漫画最後のレストラン 藤栄道彦野愛死ぬ前に何が食べたい?を具現化してくれるレストラン。 歴史上の偉人たちが死の間際にタイムスリップして、彼らの最期の望みを叶えてくれる。 偉人たちのキャラクターが画一的でないところがまた魅力的。ヒトラーはこう、ジャンヌダルクはこう、土方はこう…という見方を覆すというほどではないけど(カエサル≒江頭2:50、ガンジー≒波平には覆されたけど)人間らしい解釈で描かれているのが面白い! 普段は超絶ネガティブで割と駄目人間な園場さんがわがままなオーダーに素晴らしい料理で答えていく様は、もはや禅問答。生とは?死とは?という根源的な問いにあくまでも軽やかに答えていく。 料理漫画なのに壮大だなと思ったけど、食事は生命活動の根本であり喜び。美味しいものを美味しいと食べられることに、生きていることに感謝したくなる漫画です。 ホタルイカのブランダードめちゃくちゃ美味しそう ホタルイカの干物ってライターで炙って食べる以外にもこんなすてきな食べ方があるんだね鮭じゃがドックのフォント買いたい極食キング 土山しげる野愛食キングよりもスピード感と強引さが増して、再建できてよかったねと思う余韻すら与えてくれない。めちゃくちゃ殴られた後にダジャレだけ残して嵐のように去っていくような読後感です。それはそれで最高です。 修行ののちに与えられる再建メニューが全部ダジャレで、滑ってる店のやつですやんって思うけど見開きページで北方の真剣な顔と共に見せられると何とも味わい深くてたまらないんですよね…。 でも1番笑ったのは「鮭じゃがドック」です。フォントで笑わしにかかるなんてずるいぞ。 そしてラストではまさかのあの人を再建し、史上最もとんでもないお笑い修行ですよ。 北方さんエンタの神様出たら売れそう、鮭じゃがドックのフォント流行ると思う最近のグルメ漫画とはまた違う良さザ・シェフ 加藤唯史 剣名舞名無し読んでみたいなぁと思いつつ中々チャンスがなかったやつ。 1話目からもう面白かったです。この主人公・味沢の無愛想だけど悪い人じゃない感じってブラックジャックと同じ人種だな!!??!とすぐに思いました。料理とはミスター味っ子 寺沢大介名無し※ネタバレを含むクチコミです。根本的成長や解決は望まないミスター味っ子 寺沢大介野愛ピンチの店を救うにしても陽一が全部アイディアから調理までこなして腕を見せつけて終わっちゃう。ライバル店に勝ってもそれって陽一だけの力じゃん?いいの?なんて思うのは食キングを読みすぎちゃってるからだな… そんなことはさておき料理が美味しそうでアイディアがはちゃめちゃででも真似したくなるのが素晴らしい! フライ定食のご飯をフライにするのかよ!パスタ茄子で巻いちゃうのかよ! と実現不可能そうだけど食べてみたいと思わせる力と、悲壮感のない明るい天才・陽一の魅力が合わさって夢中で読んでしまう。ぺかりん!ってかわいいかよ!お母さんもかわいい! やっぱりご飯って明るい気分で食べたいもん。明るい飯漫画最高。居酒屋大門に行きたい…ハルの肴 本庄敬 末田雄一郎野愛居酒屋大門に行きたい。ハルちゃんの突き出し食べたい。 出てくるお料理がどれも美味しそうだし再現したくなる! けどやっぱり大門に行って食べたいし、ハルちゃんの故郷の寿都の食材が食べたい。ビューだね!って言ってハルちゃんに笑ってもらいたい。 でもマグロのゴマ揚げとヅケ茶漬けはいつか作ろう…。 料理漫画だけどただ美味しいご飯を見せるだけでなく、ヒューマンドラマとしてもすごくよい。 ハルちゃんが料理人になろうと決意するに至るまでがなんとも絶妙に優しくて厳しくて素晴らしい…。 やりたいことをやればいい的な甘言ではなく、ひとかどの者になれというメッセージが常に鳴り響いていて、優しいけどしっかり芯がある作品だなあと心惹かれました。 読めば読むほどもじゃ髪に超太眉のハルちゃんがものすごく可愛く見えてくるからふしぎ…訛りも可愛い!! 伝説の料理人が潰れか…食キング 土山しげる野愛伝説の料理人が潰れかけた飲食店を超剛腕で建て直していくストーリー…ではありますが想像する5000兆倍むちゃくちゃです。 ザ・シェフが死ぬほど丁寧で優しく感じられるほどに無茶しか言いません。 ひたすら料理を作らせたり雑用させたりなんてことはしてくれません。卓球させられたりお相撲さんマッサージさせられたりゲーセンのダンスゲームやらされたりサーカス団入れられたり…しかも質問するなって言うし。ご無体な。 でも腹を括った料理人達はちゃんと修行した後、料理人として大切なことを取り戻し、あの修行にはこんな意味があったのか!と気づくんですね。SP(察しポイント)が皆さんお高い。 こんなむちゃくちゃなのに圧倒的なパワーとスピード感と謎の説得力に殴られながら夢中で読み進めてしまい、超大盛りのこってりラーメン食べちゃった…みたいな頭の先からつま先まで満たされた気持ちになるのです。 土山しげる先生すげえや人生の最後に何を食べるか?最期の食卓 鈴木あつむマンガトリツカレ男ホスピスで患者が最後に食事を医師であり料理人である主人公が作る漫画 読みやすいし感動を押し付けない感じがよかった。 主人公の髪型をあえてこれにしたのは強い意志を感じる大使閣下の料理人大使閣下の料理人 かわすみひろし 西村ミツル名無し2015年の新春ドラマスペシャルにて、嵐の櫻井翔主演で映像化されてから、ずっと前々から気になっていたので読んでみましたが、料理と人の気持ちの繋がりを感じる、とても良い作品でした。主人公が有名料理店を辞め、ひょんなことからベトナムで大使公邸の料理人になるお話です。序盤のうちは、格式が高くて身近に感じることのなかった世界でしたが、読み進めるうちに美味しそうな料理や人間模様の描写など楽しめる部分が多くなってきて一気に読み進められました。愚直さとラーメンばりごく麺 能條純一名無し主要人物が素朴でそこがよかった。主人公の愚直さが料理において大切な才能というとこは名場面だなぁ。巻の終わりごとにラーメン屋が紹介されているのも楽しい。いい漫画だった寝る前に読むのは最高怒りのグルメ 土山しげる霧兵衛良かった点 ・主人公 細井守がまずい飯を食って噴飯男の変身して食い物に関連した必殺技で、店を懲らしめるパターンだが、必殺技が絶妙でいい ・少しだけ登場するライバルキャラのネットマンが好き 総評 ・初期の方では、懲らしめる後店から金を回収していたが、途中から回収しなくなったり、ライバルキャラのネットマンが登場したが出番が少なかったりと色々不思議に思うところがあるがそんな細かいことを考えるだけ無駄と思わせるだけの傑作死ぬまで恋は必要だ、男も女もGENTE オノ・ナツメさいろくとはルチアーノの言葉。ルチアーノのとは表紙の一番←の青いキャラ。 オノ・ナツメ作品を読み返しながらクチコミ書いていこうと思ったけどGENTEはその中でも少し異色。 連載誌のカラーが出ていると言えばなるほどという感じではあるんだけど。 簡単に言うと老眼鏡の初老のカッコいいオッサンを好む妻のため、新しいリストランテのオーナーであるロレンツォはスタッフを老眼鏡のベテランだらけにしてしまう。 いわゆる"枯れ専"のための作品なのだけどこれがまた素晴らしい。勝手に彼らの背景をいっぱい想像しながら妄想しつつ読んでいくと最高の作品と思えてくる。 GENTEはそんな枯れ専や腐女子にもオススメ。飲んでポア~ンと酔ってこそ、酒なのかものんdeぽ庵 イタバシマサヒロ なかはら・ももた名無し自分は酒好きではあるが、 酒の味が判っているという自信は無い。 利き酒で銘酒を飲み分けられる舌も持たないし、 そもそも銘酒を飲み比べた経験も乏しい。 かといって酔っ払って気分が良くなればいいからと、 安酒をチャンポンでガブ飲みする訳でもない。 一番好きな酒、一番美味いと思う酒をあげるなら、 汗をかいた後のビール。 そして気心の知れた居酒屋で適度に会話したり 店の雰囲気を味わいながら飲むビール。 そしてビールにあう肴が食べられれば嬉しいと感じる。 それでも「のんdeぽ庵」は、読み始めるまでは 酒や酒肴を扱う漫画としては勝手に軽んじていた。 女性向け漫画らしいし、どうやら 女性が女性向けに経営している酒と食の店、 創作酒肴料理の店、オシャレな店、 そんな店を舞台にした感じの物語らしかったので。 もっとハッキリ言えば、 いかにお酒を明るく楽しくオシャレに味わうかを追求した 軽い内容の漫画なのだろうな、と想像していた。 実際に読んで、そう感じる面も一部にあったが(後述)、 意外に感じた点も多々あった。 ・思ったより日本酒、焼酎等に関する本格的な話が多いこと ・酒と肴自体の美味さも重視はしているが、飲食したうえでの 酔ってポワ~ンとなる感覚を重視していること ・疑問点もアルが、商売としての居酒屋、酒屋、酒蔵の経営に つっこんだ話題がわりとあること などだ。 そして意外なほどに自分の酒の飲み方と比較してみて 考えさせられる内容だった。 オシャレ感覚漫画どころか、寧ろ自分なんかよりも よっぽど酒と肴を味わっている漫画なのでは無いか? そう思わされた。 ただ美味しいだけ、なら色々な食べ物が世の中にある。 ポワ~ンと酔い気分になる美味しさがあり、 それを味わってこその酒食・酒席・飲み屋なのではないか、と。 自分はまだまだ本当の酒の味を、味わい方を、 最高のポワ~ンとなる気分を勿体無いことだが いままで味あうことはなかったかもなあ、と そう考えたりもしてしまった。 ただ、後述すると この漫画に出てくる料理は 「ホントに美味いのか?酒と合うのか?」 という疑問も感じた。 なんだか洋風傾向のオシャレな創作料理が中心で、 やたらと濃い味にしている感じの料理だったり、 ちょっと高級な食材だったり馴染みがない味付けを した料理が多い感じで、自分には 登場する料理の味が想像しがたかった。 別の意味で「ポワン」とした疑問も感じた(笑)。 そのへんは、やはり自分がオッサンなんだから なのかもしれないが。 長いようであっという間食戟のソーマ 附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀名無し36巻も出ていたんですね。知らない間に完結していたので一気読み。最初からぶれない原作と美麗な作画に癒やされつつ、男女別け隔てなく読めました。美女が剥がされるだけでなくイケメンもなぜか剥がされるのが面白い。最終回予測スレ美味しんぼ 雁屋哲 花咲アキラキンタマーニ双子が雄山派と山岡はに分かれて争い合う、スターウォーズエンドを希望しますむちゃくちゃ面白くねーか?花板虹子 笠太郎starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男何気なく試し読みして1話読んだけど、むちゃくちゃ面白い。 料亭漫画だと「味いちもんめ」の初代シリーズが至高だと思ってたけどこれもおなじくらい面白い。 女性が主人公なので男社会の料亭での苦労が現実にありそうな感じで書かれていたり良い感じで人情話もあってよかった。 面白くて一気に全巻買ったけど、こっちのバージョンはどうも完全版ではなく、途中までしか出ていない版なので、花板虹子【合冊版】を買った方がいいぞ!!予想外の内容だったが楽しめた味極道料平 たがわ靖之マンガトリツカレ男「パチンカー血風録」の作者だからむちゃくちゃな感じだと思ってたが、上京した主人公 味倉料平が味極道の親方・不知火に鍛えられてる修行の日々を送りその修行も厳しい中にも師匠の優しさが入ってる良い話ばかりだった。 小学生くらいの時に読んだ思い出の漫画天才料理少年 味の助【新装版】 宗田豪名無し父親が読んでいたマガジンの中から読んでいた記憶。 ハンバーガーの話が面白かったと思い出し、絶版漫画図書館Zで読み直したけど、熱々のハンバーグに手を押し付けて「肉汁がっ、この肉汁がっ」とキレる味の助くんの勇姿が見れた。 ハイテンション料理漫画にしてもスゴイけど、このクレイジーさが少年心を掴んでいたんだろう。最高だった<<45678>>