完結したマンガの感想・レビュー16282件<<625626627628629>>山こわい・・・岳 石塚真一麻婆この作者のブルージャイアントがとても面白かったので、以前の作品のこちらも読んでみたらとてもいい作品でした。 以前、小栗旬主演で映画化していたので、爽やかな作品なのかと思っていましたが、全く違っていて、山の過酷さが描かれています。 漫画的に描かれているのではなく、救助しても命が助からないケースがとても多いです。その分、命が助かったケースはとても感動的です。 この作品を読んで、山登りってこえぇ・・・中途半端な覚悟でするもんじゃねぇな・・・って思いました。主人公は山っていいね!とよく言いますが。6巻!どっちの立場もデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 浅野いにおバナ戦う人、怯える人、そそのかされる人、助かりたい人、日常を続ける人…。いよいよあの子が動く!?(大葉くんかっこいいな)”男”の漫画男の条件 梶原一騎 川崎のぼるなまこデラックス男の五箇条は有名だし、読んでからのお楽しみでもあると思うから割愛するが、ストーリーは、とある工場で旋盤工をしていた旗一太郎が不世出の漫画家男谷草介に弟子入りし、漫画家を目指すというもの。 男谷草介から漫画家としての技術を学ぶ様子よりも「男」として生きるための条件は学び取る場面の方が多く、旗一太郎は自分の行動が”男”に相応しくないと感じればすぐにそれを改め立派な”男”へと成長していく(と同時に漫画家としても成長していく)姿からは、漫画家漫画というだけでなく”男”の漫画という印象を強く受けた。 今となっては漫画家漫画はたくさん出てきたが、当時はちょっとしたタブーだった的なことが前書きとして書かれているので当時はかなり珍しかったのだと思う。また、ストーリー漫画として面白いが、一般読者よりもこれから漫画家になる人や漫画家を念頭に置いてメッセージを送っているように感じた。 磯部流包丁術はすごすぎるマリー・アントワネットの料理人 白川晶 里見桂マンガトリツカレ男主人公 磯部小次郎が料理を極めようとし、渡欧してマリーアントワネットのお抱え料理人して働いているところから始まる。 お抱え料理人になるまで話はほとんどなく、お抱え料理人になっているところから始まり、政治的な問題を磯部流包丁術を駆使した料理で全て解決する。 磯部流包丁術がすごくて、鴨を血を流さないようにさばくなどがあって夢がある 歴史的な事実とは異なるけど、関連付けされている部分も多く楽しめるが、気になる点は、擬音が独特で登場人物の顔が妙に怖い。 原作者の名前に覚えがあったけど、「必殺!!闇千家死末帖」、「喧嘩寿司~元祖すし職人 華屋與兵衛~」の原作の人か 魅惑の水草水槽世界にタナカカツキがのめり込んでいく部屋へ! タナカカツキ地獄の田中今では世界水草レイアウトコンテストで4位に入賞しているタナカカツキが水草水槽の世界に足を踏み入れ、どんどんハマっていった姿を描いているマンガ。 水草を育てるのは結構簡単だよ!というのと、水草水槽は本当に綺麗だよ!っていうふたつがガンガン押し出されていて、読んでいると水草水槽をやりたくなる。これを読むまで知らなかったが水景画というのも納得なほど水草水槽は絵画のような美しさがある。漫画の合間に水草水槽(タナカカツキ作品もある)の作品がカラーで載っていてとても綺麗なのでこちらも必見。 そして、漫画家タナカカツキが水草水槽にハマっていく漫画だと思っていたので、序章で語られたタナカカツキの高校生の頃の話(表紙の「さようならじゃ!」って言っているシーンとか)が妙に浮いているなと思っていた。だが、あの「さようならじゃ!」って言っていた少年がどうなったのか…という形で最後締めくくられ、漫画としての後味もとても良かった。無口な女の子が少しずつ心を開いていく様がいい真昼のポルボロン 糸井のぞ片桐安十郎主人公の少女るつぼが自身の初めて会う父親と共同生活する話。自身の父に対して憎しみにも近い感情を持ってるるつぼが父と周りの人に少しずつ心を開いていく様がすごくいい!! 無口でほとんど喋らないんだけど表情がコロコロと変わって年頃の女の子って感じですごく可愛い。 でも少し父親が何かを抱えてるようなのでそこも気になる。早く2巻が読みたい。この前テレビで3年後の姿を森田先生が描かれていたのでROOKIES 森田まさのり冷やしタンタンこの前テレビで3年後の姿を森田先生が描かれていたので、懐かしくなりました。 連載当時は、私も中学生だったので、生徒側に自分を反映させていましたが、今読むと教師の川藤に自分を重ねて読んでしまいます・・・。川藤のまっすぐさは今の自分にはぜったいむりだなぁ。。。 当時は、本編でも本格的に野球を始める前で、ヤンキー漫画が強かったので、クラスのヤンキーたちが、バイブルとしていました。あのヤンキーたちは本編で野球をやりだしてからも読んでいたのかは今は謎です。。。 林さんと中村くんのやり取りが甘酸っぱい!!中村くんの金パは柔らかい 熨斗目ナオ片桐安十郎見た目がどう見てもヤンキーなので周りから恐れられているがお菓子作りと裁縫が得意な男の子中村くんがクラス一の優等生林さんに惚れるという話。 林さんに色々な女子力の高いプレゼントをしたりするんですがそのプレゼントに喜ぶ林さんの顔と照れる中村くんが初々しくて可愛い人助けを生業とした流浪のヒーロー牙走り 小池一夫 ながやす巧starstarstarstarstarウマタロ1972年の週刊少年サンデーに掲載されていた劇画ヒーローもの。 主人公は「牙走り百文」と名乗り、困った人を助ける代わりに百文を貰って生活している青年で、 よく乞食に間違われるほどみすぼらしい風貌をしている。 カムイ伝のように、農民の虐げられ方がえげつない時代設定になっており、そんな時代に牙走りはとある信念によって困った人を助けるため全国を放浪している。 牙走り自身は温厚な人間ではあるものの、人助けの最中にどうしても盗賊や悪い商人が湧いて出てくるので戦闘は避けられない。 剣術はかなりの腕前なので、大抵の荒事は乗り切れるが、人を守り切れずに死なせてしまうケースも多い。この世の残酷さに苦悩し続ける主人公。。 ちなみに牙走りは剣術のみならずDIYも得意。 持ち前の器用さと機転によって、生活道具や武器を作り出す。 「いすぱにあの投石機」なんてものまで自作してしまう謎のスキルまで持っている。 後半では、少しずつ牙走りの出自の謎が明かされていくのだが、ここが一番面白かったりする。 男に生まれたからといって男になれるわけではない男の条件 梶原一騎 川崎のぼるアルマジロ本作では、ある種トンデモな展開でアツく男の条件が語られていますよね。 みなさんは、男であるための条件はなんだと思いますか? 2感発売、結構全容が明らかになってきたLIMBO THE KING 田中相地獄の田中1巻の終わりがかなり気になっていたから2巻も楽しみにしていた。 1巻の最後にダイブした眠り病の治療の続きだけでなく、眠り病とは?という話まで踏み込んでいってる。 もともとスケールの大きい話ではあるけど、軍の闇的なところにも踏み込んでいきそうな感じで、スケールの大きさに一本筋が通った。 3巻が早くも楽しみ 池球征服をすると言うバクネの狂気的な悪が見所バクネヤング 松永豊和ハリネズミモモンガ池球(地球のこと)征服をするというバクネが大阪城を占拠し100兆円をよこせと籠城する話。完全版では蓮華編が加筆されて完結をしている。 とくに見ものなのがバクネがパチンコ屋でヤクザを殺してから、大阪城で籠城するまでのあいだ。幼稚だが狡猾で、容赦無く人を殺すのに自分ルールで目溢しもする、チグハグで狂気的な悪が凝縮していて圧巻。 セリフやコマ割り、感情表現も独特でこの漫画でしか見られないようなものも多い。雰囲気としてザ・ワールド・イズ・マインとかに近しいものがあるが、もっと人の理解を拒むようなものがある。「彼女をスマホで撮りたくて」特集の特別読み切りがスピリッツ掲載あげくの果てのカノン 米代恭名無しスピリッツの青山裕企のグラビア特集「彼女をスマホで撮りたくて」と連動して読み切りが掲載されている。 話的には『あげくの果てのカノン』3巻の北海道旅行でカノンが先輩のことを盗撮しまくるっていう話。わりと先輩が好きすぎるカノンのコミカルな面が押し出されている感じ。 柱のところとかで、スマホでの撮影テクニックも紹介されている。 企画と被写体が男女逆転しているのも面白い 急展開の4巻!次の巻が待ち遠しい約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすか名無し物語はどんどん佳境になっていってますね。ママとの激闘がどんどん盛り上がっているところです。ノーマンは出荷されてしまうのか?ママの目をどうかいくぐるのか?この辺りが見どころじゃないでしょうか? 特に4巻の後半ではあっと驚く展開が待っていて、そこからは最後のページまで一気に読んでしまうほどのスピード感があって4巻は最高でした。次の5巻発売が待ち遠しいですね。カゲの軍団と戦うブルードラゴンを宿した少年のアクションファンタジーBLUE DRAGON ラルΩグラド 小畑健 鷹野常雄名無し昔ジャンプでやっていたが4巻で打ち切られてしまった。同時期に出た鳥山明キャラデザの「ブルードラゴン」というゲームのコミカライズ作品だった記憶がある。 光の世界へ侵略を始めた闇女王が率いるカゲの軍団を、ブルードラゴンのラルどという伝説級の強さをもつカゲを身に宿した少年ラルの冒険の話。人間を、というよりも女を救うべく立ち上がったラルは、道中で女をはべらせてお目付役のミオを困らせるのだが、久しぶりに読み返して「ああ、やってんだな」とわかった。(当時はわからなかった) 鳥山明のデザインを採用せずに独自のキャラクターを作り上げていて、カゲの軍団の造形はALL YOU NEED IS KILLに引き継がれているようにも感じる。ストーリー的には少し中途半端なところがあるにはあるが個人的な思い入れもあって久しぶりに読み返して面白いと感じた。高座に上がる噺家たちの生き様を見事に描いている寄席芸人伝 あべ善太 古谷三敏地獄の田中昭和の落語家たちの生き様を描いている漫画。基本1話完結で、それぞれ違う落語家が主人公になるが、そのどれもが面白いというすごい漫画。 前座・二ツ目・真打(一人前)・名人と全ての段階の噺家たちを描くだけでなく、名人と言われる人付きの人力車を引く男や、帳簿係にもスポットを当てていて、寄席に関わる全ての人のドラマを描いている。 一生かけて磨いて行く芸だから、どの段階でも苦しみや壁やおごりがあって、それと自ら向き合ったり、師匠の助けを得たり、あるいは蕎麦屋が助けてくれたりして道を切り開いて行く様は、人生を学べるような深みがある。 個人的に好きなのは、「三流の真打になるくらいな一流の前座になる」って行ってお情けの昇進を蹴り続けた男の話とか、技を磨き切って噺の全てを誤差秒以内でいつも話切る「秒の勝負橘屋文吾」の話だな。 双(石直球)賭ケグルイ双 河本ほむら 斎木桂mampuku 「賭ケグルイ」本編は変態同士のマジキチ変顔バトルといった様相である一方、前日譚にあたる外伝の主人公・金髪ツインテールこと早乙女ちゃんは(比較的)人間らしいキャラクターで、作品内では珍しく庶民育ち。もうこっちが本編でいいんじゃないか・・・ ときにカッコよくときに無様で、本気で悔しがる姿が最高にキュートな早乙女ちゃん、、本編序盤で夢子にぶち転がされた後もしぶとく活躍する彼女をこれからも末永く見守りたい一番アホらしいグルメ漫画目玉焼きの黄身 いつつぶす? おおひなたごう冷やしタンタン誰かと一緒に食事をして、こいつ育ちわるいなぁっておもったことありませんか?僕は細かい性格のせいか、自分と違う食べ方をしていたら、こいつ育ち悪いなーとすごく思ってしまいます。というような自分と食べ方が違うことで主人公がめちゃくちゃショック受ける漫画です。 目玉焼きの黄身をいつつぶすかに始まり、ショートケーキの苺いつ食べるかや、カレーをぐちゃぐちゃにして食べるとか、いろんなことにショック受けて、彼女と別れたりもしてアホやなぁ、、、クスッと笑えるとこも好きです。 自分にしか見えない幻覚だと思っていたが実は…虚ろう君と 白土悠介 古川一名無し久野知理には自分にしか見えないため幻覚だと思っていた秘密の友達さなかがいたが、実は虚人という特定の人間にしか認識できない存在で、その虚人(さなかとは別の)に襲われたことをきっかけにさなかとともに友達とかを守るために行動を始めるというストーリー。 イメージとしては「亜人」の少年誌版という感じのマンガ。さなかはわりと友好的で話ができるが、話が通じなかったりちょっと精神構造が歪な奴もいたり、虚人を使って悪いことしようとする奴らも出てくる。アクションシーンも派手なので楽しくチャンピオンで読んでるマンガ。 ラーメンを通じて男たちの人生を書いた漫画として読みたいばりごく麺 能條純一starstarstarstarstarマンガトリツカレ男「ばりごく麺」をネタ漫画として読むか、「ラーメンを通じて男たちの人生」を書いている漫画として読むかで全然楽しさが違う。 おっさんの良い顔が無茶苦茶うまいし、他の料理漫画とは全く違って、料理のうんちくはほとんど出ないで「湯切り」が勝負のほとんどを決まる 台詞周りはいつもの独特の言い回しで、「まずいが・・・最後の一滴まで変わらぬまずさが痛快だ!! 名付けて痛快ラーメン」など名言が多い やはり料理漫画はこういう荒唐無稽な無茶苦茶な方が好き 「榊原麺太」このセンスの名前は昔読んだラーメンの特集本に掲載されていた、ビッグ錠の「免馬麺平」以来だね。第3巻はこれまでと比べ物にならないダークさど根性ガエルの娘 大月悠祐子名無しTwitterでも話題になっていた15話目もさることながら、全部通してなかなかダークが溢れている。 これまでの1・2巻は優しかった父とDVする父の二つ面を描く感じだったが、どちらも過去の終わった話として描いていた気がする。しかし、3巻ではかなり最近のことまで描いていて、ああ終わっていないんだなと地獄が増した感じがある。 ちなみに第3巻の最後が18話で、ヤングアニマルDensiに19話が公開されているから、最新話に追いつけて、19話で闇が抜けたかな…って気がしてちょっと救われた。まだわからないけど。 3巻、闇が強いけど面白かったよ。4巻発売!どんどんドロドロしてきました!骨が腐るまで 内海八重名無し脅されている相手の情報はまだ全然つかめていないけど、新しい情報の入手先は手に入った。まだ全然脅してくる奴の情報はわからないけど明つながりでこれから少しずつ明らかになってきそうな感じがある。 一方で仲間割れフラグがぷんぷんでこれまでは外に敵がいる状態だったけど、これからは身内に敵がいる感じで話が進んでいくのかなと思う。4巻になって新しい展開も出てきたし楽しいね。 作者の精神年齢がすごく高そうな漫画亜人ちゃんは語りたい ペトスmampuku 講談社漫画賞でファブルに敗れ惜しくも受賞を逃した模様。とはいえかなりの高評価で、審査員の赤松健先生は「のけ者はいない」けものフレンズを例に「多幸感」という表現をしていました。 確かにこれを読んだとき、そしてアニメ版を見たとき、「けものフレンズ」と同じ種類の感動を覚えました。同時期に放送していた「小林さんちのメイドラゴン」も同様なんですが、本当の意味で優しい世界なんですよね。多様性とか種族間のどーたらとか、語りだすと堅苦しい長文になっちゃうのでやめときますが・・・ 高橋先生やひかりのように優しくて心の強い人と、そうでもない周りの人々とが、苦しみもがきながらしながら理解を深め合っていく。こういった苦しみはけもフレにはない要素で、けもフレよりも見ていて疲れる部分ですねw遠征版 別冊マガジン2017年8月号将国のアルタイル カトウコトノ名無し『将国のアルタイル』遠征版が別マガ8月号に掲載されていた。この前、マガジンに掲載されていた出張読み切りと同じく十人長時代の話だが今回は盗賊ではなくひったくりを捕まえる話。 ただ、出張版ではマフムートが1人目立つ感じだったが、遠征版ではカリル・パシャとの交流がメインの話だったので、懐かしかったし、いい話だったのでどちからというとこちらの話の方が好きだった。 <<625626627628629>>
この作者のブルージャイアントがとても面白かったので、以前の作品のこちらも読んでみたらとてもいい作品でした。 以前、小栗旬主演で映画化していたので、爽やかな作品なのかと思っていましたが、全く違っていて、山の過酷さが描かれています。 漫画的に描かれているのではなく、救助しても命が助からないケースがとても多いです。その分、命が助かったケースはとても感動的です。 この作品を読んで、山登りってこえぇ・・・中途半端な覚悟でするもんじゃねぇな・・・って思いました。主人公は山っていいね!とよく言いますが。